ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

その他の本

【本】李龍徳『死にたくなったら電話して』~2人は破滅へと突き進む~

1、作品の概要 『死にたくなったら電話して』は、李龍徳(イ・ヨンドク)のデビュー作の長編小説。 『文藝』2014年冬号に掲載されて、2014年11月に単行本化された。 第51回文藝賞を受賞。 単行本で256ページ。 大学受験を2度失敗している徳山は、圧倒的な美…

【本】2023年上半期の本ベスト約10冊!!村上春樹、川上未映子のあの1冊もランクイン!!

☆2023年上半期の本ベスト約10冊☆ ツィッターの読書垢で話題になっている、2023年上半期の本ベスト約10冊のハッシュタグ。 みんなやっていたんで、僕もやってみました。 小学生の頃に「クラスのみんな持ってるんだよ!!持ってないのは僕だけだよ!!」って言…

【本】ガブリエル・ガルシア=マルケス『コレラ時代の愛』~村上春樹はなぜ『街とその不確かな壁』の参考文献としてこの作品を引用したのか?~

1、作品の概要 『コレラ時代の愛』はコロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説。 同書は1985年に刊行された。 ガブリエル・ガルシア=マルケスは、1967年に刊行された『百年の孤独』が世界的な大ヒットになり、1982年にノーベル文学賞を受…

【本】古書のにほひ♪古本屋さんの話。

☆本の香り☆ 本屋さんの匂いが好きです。 新しい紙の香り。 明るい店内に積まれた真新しい本から匂い立つ蠱惑的な香り。 手が切れちゃうんじゃないかってなぐらいに真新しい紙。 店員さんのPOPの文章を見るのも楽しいです。 そして、好きな作家の本が並んでい…

【本】再読のススメ!!好きな本を繰り返すし読むことの意味について。

☆皆さんは好きな本を繰り返し読んだことがありますか?☆ 読書家にも色んなタイプの人がいて、めっちゃ速読する人、ゆっくりマイペースに読む人、幅広いジャンルの本を読む人、気に入った作家や作品を繰り返した読む人。 など、いろんな読書の仕方があると思…

【本】凪良ゆう『汝、星のごとく』~暮れゆく空に輝く夕星のような忘れられない存在~

1、作品の概要 『汝、星のごとく』は、凪良ゆうの長編小説。 2022年8月4日に講談社より刊行された。 『小説現代』2022年5.6月号~7月号に掲載された。 2023年本屋大賞受賞、第168回直木賞候補作。 瀬戸内の島で出会い、お互いに惹かれ合いながら成長し、すれ…

【本】朝倉かすみ『平場の月』~50代のリアリティを追求した大人のラブストーリー~

1、作品の概要 『平場の月』は朝倉かすみの長編小説。 2021年に光文社より刊行された。 第32回山本周五郎賞受賞作。 公開日、キャストは未定だが、映画化することが決定している。 2、あらすじ 青砥健将は、地元の病院の売店で、中学時代の同級生・須藤葉子…

【本】2023年本屋大賞は凪良ゆう『汝、星のごとく』に決定!!本屋大賞について語ってみる♪

☆本日、2023年本屋大賞が発表になりました!!☆ 読書好きの皆さんの間で話題になっていた2023年本屋大賞。 1月にはノミネートの10作品が発表されて、今日大賞と順位が発表になりました。 映えある2023年本屋大賞を獲得した作品はぁ~~~。 凪良ゆう『汝、星…

【本】町田康『夫婦茶碗』

1、作品の概要 『夫婦茶碗』は町田康の全2編からなる中編小説。 1998年に新潮社から刊行された。 『夫婦茶碗』『人間の屑』が収録されている。 町田康の第2作目の小説。 『人間の屑』が2000年に村上淳主演で映画化された。 2、あらすじ ①夫婦茶碗 働かずに家…

【アート】Casa BRUTUSで草間彌生の特集号が!!世界的に有名な水玉のカボチャのおばちゃん。

☆Casa BRUTUSが草間彌生の特集をしていて、本屋で「ブルータスお前もか」とほざいた件について☆ はい、と言うわけで今回は草間彌生さんの話です。 いや、話つってもそんな詳しいわけでもないので、「草間彌生さんの特集をしていたCasa BRUTUSを買いました。…

【本】中上健次『十九歳の地図』~鮮烈な感性が描き出す放熱の軌跡~

1、作品の概要 『十九歳の地図』は、中上健次の短編小説集。 『一番はじめの出来事』『十九歳の地図』『蝸牛』『補陀落』の4編からなる。 1974年に刊行された、中上健次のデビュー作。 文庫本で241ページ。 『十九歳の地図』が芥川賞の候補作にノミネートさ…

【本】2022年に読んで印象的だった本について!!

☆2022年の読書はどんなかんじ?☆ 2022年に読んだ本の振り返りをしてみま~っす。 読んだ本の数は、たぶん40冊ぐらいかな? これだけでシリアスな読書家の皆様には「ケッ、カスがっ!!」とか言われてしまいそうですが、まぁそんなお気楽な感じです。 ぶっち…

【本】高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』~まったくゴハンが美味しく感じられない物語。閉鎖された職場でのざらついた人間関係。~

1、作品の概要 『おいしいごはんが食べられますように』は、高瀬隼子の中編小説。 第167回芥川賞受賞作品。 『群像』1月号に掲載され、2022年3月に刊行された。 職場内の閉鎖的な人間関係と、その摩擦を描いた。 2、あらすじ 二谷は、埼玉営業所に異動になっ…

【本】500記事達成記念!!愛媛の中心で読書愛を叫んだケモノ!!好きな作家さんと読書への愛を語りまくる!!

☆500記事達成!!読書ブログのはずなのに読書記事少ないよねぇ・・・☆ 500!! 500!! 500!! 500ぅぅぅっぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 500記事達成やでぇぇっせぇぇ…

【本】野沢尚『龍時』~高校生の超絶ドリブラーがスペインリーグに挑戦!!唯一無二の傑作サッカー小説!!~

1、作品の概要 『龍時』は野沢尚の小説。 2002年に01-02シーズンが刊行されて、02-03シーズン、03-04シーズンの3冊が刊行される。 作者急逝のため未完。 漫画版が作画・戸田邦和でワールドサッカーキングで連載されて、全16巻で完結した。 スペインのサッカ…

【本】オンライン読書会に参加してみた!!「食欲の秋!料理・食事の描写が印象的な小説」について♪

☆読書会に初参加!!そしてZOOMの利用も初だった件☆ ツィッターでフォローさせて頂いている方がオンライン読書会を企画されるということで参加させて頂きました。 テーマは、「食欲の秋!料理・食事の描写が印象的な小説」で、天高くヒロ肥える秋にピッタリ…

【本】永井みみ『ミシンと金魚』~花はきれいで、今日は、死ぬ日だ。消えていく記憶と、忘れられない痛み~

1、作品の概要 2022年2月に刊行された、永井みみのデビュー作。 第45回すばる文学賞受賞作。 第35回三島由紀夫賞にもノミネートされた。 認知症を患う女性の目線で、彼女の壮絶な人生を振り返る。 2、あらすじ 安田カケイは、認知症の独居高齢者でヘルパーと…

【本】町田康『屈辱ポンチ』~独特のリズムと文体から繰り出されるシュールな物語~

1、作品の概要 『けものがれ俺らの猿と』『屈辱ポンチ』の2編中編からなる作品。 町田康2作目の作品。 永瀬正敏主演で映画化された。 屈辱ポンチ (文春文庫) 作者:町田 康 文藝春秋 Amazon 2、あらすじ 『けものがれ、俺らの猿と』 脚本家の佐志は、妻が留学…

【本】白石一文『火口のふたり』~絡み合う蔦のように離れがたく愛欲に溺れていくふたり~

1、作品の概要 2012年に刊行された白石一文の長編小説。 東日本大震災後の未来が不確かになったこの国で、いとこ同士の男女が淫欲に堕ちていくさまを描く。 2019年に柄本祐、瀧内公美主演で映画化される。 2、あらすじ 兄弟同然に育った従兄弟の直子の結婚式…

【本】山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』~受け入れるのか?それとも立ち向かうのか?~

1、作品の概要 2012年に刊行された山内マリコのデビュー作。 8編の短編からなる。 R-18文学賞読者賞受賞作『16歳はセックスの齢』も収録されている。 2018年に、橋本愛主演で映画化した。 2、あらすじ ①私たちがすごかった栄光の話 主人公の「私」は東京から…

【本】カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』~消えゆく古い世界を抱き締めて~

1、作品の概要 2005年発表のカズオ・イシグロ6作目の長編小説。 原題『Never Let Me Go』 2010年イギリスで映画化され、日本では2016年にTVドラマ化された。 2017年に日本にルーツを持つカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したことで、日本でも注目を浴…

【本】僕の読書歴~あなたが初めて読んだ本はどんな本ですか?~

☆読書との出会い☆ そのうち書こうと思っていたテーマなのですが、僕が読書するようになったキッカケや、これまでに読んでいた本なんかをユルく紹介しながら僕の読書歴を振り返ってみます。 いや、おもしろいかどうかはわかりませんが(笑) まぁ、仮にもブロ…

【本】唯川恵『啼かない鳥は空に溺れる』~籠を飛び出した鳥はどこに向かって飛ぶのか?~

1、作品の概要 2015年に刊行された唯川恵の小説。 歪んだ2組の母娘関係の物語。 2、あらすじ 千遥は、地方の裕福な家に生まれながらも母親から精神的な虐待を受けて育った。 東京で就職して一人暮らしを初めても、異常な物欲を感じるなど母親の影響から逃れ…

【本】宮下奈都『太陽のパスタ、豆のスープ』~どこまでも優しくて美味しそうな、喪失と再生の物語~

1、作品の概要 2010年1月に刊行された、宮下奈都3作目の長編小説。 「青春と読書」に2008/6~2009年に連載。 2、あらすじ 結婚式直前に婚約者の譲から、突然婚約解消を言い渡されてしまった明日羽。 叔母の六花より「ドリフターズリスト」なるやりたいことリ…

名刺代わりの小説10選

ツィッターでやってた企画ですが、名刺代わりの小説10選です!! 一言コメントと、選外だけど好きな小説も書いてみます♪ 1、村上春樹 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫) 作…