ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

夏目漱石

【本】夏目漱石『それから』~懊悩と逡巡の先に至る破滅~

1、作品の概要 『それから』は夏目漱石の長編小説。 1910年1月に単行本が刊行された。 1909年6月27日~10月14日まで朝日新聞に連載された。 『三四郎』『それから』『門』へと続く、前期3部作の2作目。 文庫版で344ページ。 1985年に松田優作主演で映画化さ…

【本】夏目漱石『門』~なされなかった贖罪と、温き地獄。情愛の果ての薄暗い日常~

1、作品の概要 『門』は、夏目漱石の長編小説。 1911年に春陽堂より刊行された。 1910年に104回にわたり、朝日新聞にて連載されていた。 『三四郎』『それから』に次ぐ前期三部作の3作目の作品。 1973年に『わが愛』というタイトルで、1993年に『門-それから…

【本】夏目漱石『坊っちゃん』

1、作品の概要 『坊っちゃん』は、夏目漱石の長編小説。 1906年に俳句雑誌『ホトトギス』の付録として発表され、翌1907年に『鶉籠』に収録された。 処女作『吾輩は猫である』に続いて発表された2作目の小説で、夏目漱石の代表作となり、広く大衆に読まれた。…

【本】夏目漱石『三四郎』

1、作品の概要 『三四郎』は夏目漱石の長編小説。 1909年に刊行された。 朝日新聞で1908年9月1日~12月29日に連載された。 『それから』『門』に続く、初期三部作の第1作。 文庫本で337ページ。 郷里の九州から東京帝国大学に入学するために上京した三四郎の…

【本】夏目漱石『抗夫』~ある種の不完全さを持った作品は、不完全であるが故に人間の心を強く引きつける~

1、作品の概要 『抗夫』は夏目漱石の長編小説。 1909年に刊行された。 1908年1月~4月まで朝日新聞に連載された。 恋愛関係のもつれから出奔した若者が抗夫になろうとする。 実在のモデルがおり、小説とルポルタージュのあいの子のような作品。 2、あらすじ …

【本】夏目漱石『こころ』~罪と死の影を抱えながら~

1、作品の概要 『こころ』は、夏目漱石の長編小説。 初出時は『心 先生の遺書』であったが、後に改められた。 1914年4月20日~8月11日まで、朝日新聞に連載。 1914年、岩波書店から刊行された。 『彼岸過迄』『行人』に続く、過去三部作の最後の作品となる。…

【本】夏目漱石 『夢十夜』~「こんな夢を見た」で始まる10編の不思議な物語~

1、作品の概要 1908年に東京朝日新聞に連載された。 夢にまつわる10編のショートショートで、夏目漱石には珍しく、ファンタジーな作品。 『三四郎』と同時期に執筆された。 2、あらすじ 第一夜 死ぬ間際の女性に「百年待っていて下さい」と言われる。女の墓…