ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

村上龍

【本】村上龍『ユーチューバー』

1、作品の概要 『ユーチューバー』は、村上龍の長編小説。 2023年3月29日に幻冬舎より刊行された。 4編からなり、表題作の『ユーチューバー』は書下ろしで、あとの3編は文芸誌に掲載された。 169ページ。 有名な作家・矢崎健介は、ホテルで「世界一モテない…

【本】村上龍『イン ザ・ミソスープ』

1、作品の概要 『イン ザ・ミソスープ』は、1997年に読売新聞社より刊行された村上龍の長編小説。 1997年1月27日~7月31日まで、読売新聞の夕刊に連載された。 1998年に読売文学賞を受賞。 1998年に幻冬舎より文庫版(304ページ)が刊行された。 外国人向け…

【本】村上龍『MISSING 失われているもの』~幻想的な世界の中で、自己の深層心理へと潜っていく~

1、作品の概要 『MISSING 失われているもの』は、2020年3月に刊行された村上龍の長編小説。 村上龍が主催するメールマガジン『JMM』にて2013年~2019年に連載され、『新潮』2020年1月号に掲載された。 幻想小説のようでありながら、私小説的な内容でもあり、…

【本】村上 龍『美しい時間 冬の花火』~たいせつな人と一緒に眺める一瞬の光~

1、作品の概要 『美しい時間 冬の花火』は村上龍の中編小説。 ネスカフェ プレジデント25周年を記念して書き下ろされた。 小池真理子『美しい時間 時の銀河』も同時に刊行された。 写真は横山孝一が担当した。 モナコで自殺した知人の最期の言葉「冬の花火」…

【本】村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』~聞こえるか?僕の、新しい歌だ~

1、作品の概要 『コインロッカー・ベイビーズ』は1980年に刊行された村上龍の長編小説。 書き下ろしで、上下巻で刊行された。 彼の3作目の作品で野間文芸新人賞を受賞した。 日本のサイバーパンク作品の先駆けとして、多くのクリエーターに影響を与えた。 2…

【本】村上龍『69 sixty nine』~おバカでポップな青春小説!!~

1、作品の概要 1987年に集英社から出版された村上龍の7作目の長編小説。 1969年の長崎を舞台に、自伝小説的に自身の高校時代をコミカルに描いている。 「MORE」に連載されていた。 2004年に脚本・宮藤官九郎、主演・妻夫木聡で映画化された。 2、あらすじ 長…

【本】村上 龍『13歳のハローワーク』子供たちがこれからする仕事を考える時に

村上 龍が2003年に刊行した「13歳のハローワーク」の紹介です。 13歳ぐらいの子供向けにどういった職業があるかの紹介をした本です。 はまのゆかさんのイラストもほのぼのして可愛いですね。 写真は、2010年に刊行された改訂版「新13歳のハローワーク」です…

村上龍『限りなく透明に近いブルー』

1、作品の概要 1976年に刊行された村上龍のデビュー作。 群像新人文学賞、芥川賞受賞。 村上龍が脚本で映画かもしている。 『限りなく透明に近いブルー』になる前のタイトルは『○○○○○にバターを』あまりに卑猥なので伏字。 新装版 限りなく透明に近いブルー …