小川洋子
1、作品の概要 1994年に刊行された小川洋子の長編小説。 2019年に英訳版が出版され、全米図書賞翻訳部門と、2020年ブッカー国際賞の最終候補に選出される。 文庫版で402ページ。 何かが少しずつ消滅していく島で怯えながら暮らす人々と、消滅を補完すべく権…
1、作品の概要 『ミーナの行進』は、小川洋子の長編小説。 2006年4月に中央公論新社より刊行された。 文庫版で352ページ。 『読売新聞』で、2005年2月12日から同年12月24日にかけて毎週土曜日に連載された。 第42回谷崎潤一郎文学賞受賞、第4回本屋大賞第7位…
1、作品の概要 『あとは切手を、一枚貼るだけ』は小川洋子・堀江敏幸共著の全14通からからなる往復書簡の小説。 2019年に単行本が刊行され、2022年6月に文庫本が刊行された。 『アンデル ちいさな文芸誌』2017年7月号~2018年8月号に掲載された。 奇数回は小…
1、作品の概要 『ブラフマンの埋葬』は、2004年4月に刊行された小川洋子の中編小説。 群像2004年1月号、2月号に掲載された。 単行本で154ページ。 第32回泉鏡花文学賞を受賞。 架空の小動物ブラフマンと「僕」の交流を描いた。 2、あらすじ 芸術家が集まる「…
1、作品の概要 『海』は2006年に刊行された、小川洋子の短編集。 7編の短編と、自身の著作へのインタビューが掲載されている。 2、あらすじ ①海 結婚の承諾を得るために泉さんの実家を訪れた、僕。 彼女の弟の彼の部屋に泊まることになった僕は、そこで彼の…
1、作品の概要 2022年2月に公開された日本・台湾合作の映画。 監督・脚本は奥原浩志。 主演は永瀬正敏、陸夏(ルシア)。 原作は小川洋子の『ホテルアイリス』 少女と初老の男との倒錯した愛を描いた。 2、あらすじ 海沿いのリゾートホテル『ホテルアイリス…
1、作品の概要 1996年に刊行された小川洋子の長編小説。 少女と初老の男との間のエロスと支配について描かれた。 2022年2月に監督・奥原浩志、主演・永瀬正敏で映画化された。 2、あらすじ 母親が経営する古ぼけたホテル・アイリスで働く美しい17歳の少女マ…
1、作品の概要 2012年に刊行された10編からなる連作短編集。 「BE・LOVE」連載コミック『最果てアーケード』の原作として書き下ろされた。 世界で小さなアーケードで大家兼配達係りとして働く女性と、風変わりな店主達の物語。 表紙の装画を酒井駒子が担当し…
1、作品の概要 2009年に刊行された小川洋子の長編小説。 『文學界』2008年7月号~9月号に連載された。 2010年本屋大賞5位に入賞した作品。 人形を操ってチェスを指す少年の一生を描いた。 2、あらすじ のちにリトル・アリョーヒンと呼ばれる少年は、生まれつ…
1、作品の概要 2003年に刊行された。 小川洋子の長編小説。 第55回読売文学賞、第1回本屋大賞受賞。 2006年に深津絵里主演で映画化。 映画【博士の愛した数式】 CM 2006年 2、あらすじ 家政婦の「私」は、記憶が80分しか持たない数学の天才である「博…
1、作品の概要 2019年に刊行された小川洋子の最新の長編小説。 書き下ろし。 2、あらすじ 「私」は元幼稚園だった建物に1人で住んでいる。 幼稚園の講堂には、子どもを亡くした親たちが想い出を納めた『小箱』が置いてあり親たちは子供達と触れ合うために幼…
1、作品の概要 小川洋子、8作目の中編。 1994年10月に刊行された。 表題の『薬指の標本』と『六角形の小部屋』の2編の中編が収録されている。 『薬指の標本』は2005年にフランスで映画化された。 2、あらすじ 『薬指の標本』 工場でサイダーを作る仕事をして…