ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

川端康成

【本】川端康成『伊豆の踊子』

1、作品の概要 『伊豆の踊子』は川端康成の短編小説。 初期の代表作で、新潮文庫版だけで338万部売り上げた。 1926年に『文藝時代』1月号、2月号に掲載され、翌年1927年に刊行された。 校正を梶井基次郎が担当した。 6度映画化され、NHK連続テレビ小説などで…

【本】川端康成『少年』~美しい少年との愛の回想~

1、作品の概要 『少年』は、川端康成の自伝的随筆作品。 1948年に鎌倉文庫の雑誌『人間』で発表された。 単行本では刊行されず、『川端康成全集第14巻』に掲載された。 2022年に川端康成没後50年を機に、新潮文庫より刊行された。 川端自身の中学生時代、美…

【本】川端康成『雪国』~美しい山里の風景と人間模様を情緒的に描いた名作~

1、作品の概要 1948年に刊行された川端康成の長編小説。 1935年から断片的な断章が書き付けられて、13年をかけて最終的な完成に至った。 新潟県の湯沢温泉を舞台に山々や木々の美しい自然と、芸者の駒子との日々が語られる。 世界中で翻訳されて高い評価を得…

【本】川端康成『眠れる美女』~眠れる美女達の身体を通して浮かび立つ夢幻と破滅。魔界への誘い~

1、作品の概要 1961年に刊行された後期の中編作品。 第16回毎日出版文化賞を受賞。 日本で2度、海外で3度映画化された。 「男でなくなった」老人限定で、薬で深く眠らされた娘と添い寝できる秘密の家の物語。 川端康成のフェティシズムや、耽美、夢想などが…