ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【雑記・お題】『手土産』について!!長男氏がの修学旅行のお土産!!実家に帰省するときに買っていく手土産。冥途の土産やら。

今週のお題「手土産」☆

 

はいはいはぁ~い。

今週のはてなブログさんのお題はぁ~~~~。

「手土産」です!!

まあ、ここは拡大解釈してお土産も含めて書いてみましょう。

関係ないけど、「バ~ニラ♪バ~ニラ♪バ~ニラ求人!!」の某求人トラックのメロディーで「は~てな♪は~てな?は~てなブログ!!アーフィリエイトで高収入!!」って、はてなブログのテーマソングを脳内で作ってしまったのですが、公式テーマソングにどうっすかね?

パクリだけどな。

このトラックEHMでも見たことあるでごたるなぁ。


www.youtube.com

 

いや、土産の話じゃん。

なんで、バニラ求人の話になってんだか。

土産と言えば、東京に修学旅行に行っていた長男氏が土産を買ってきました。

ド定番の東京バナナやら、八景島シーパラダイスのクッキーとか、家族用に買ってきてくれました。

僕は、あんまり甘いもの食べないので、全く食べないうちになくなってしまいそうですな(笑)

次男氏の修学旅行の時には、酒を買ってきてもらおうと思います。

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実家に帰る時の手土産は、オーソドックスですが菓子折りが多かったりします。

と言っても、手土産を持って帰るのは、正月とお盆ぐらいっすかねぇ。

大阪に住んでいる妹がわりとマメで気の利いたお土産を買ってきてくれたりしますが、以前実家に送ってくれた551の豚まんがめっちゃ美味しかったです。

大阪、美味しいもん多くてめっちゃええな~。

 

それと、昔のアニメであった冥途の土産。

主人公が悪役にボコられたあとに、突然悪役が余裕かまして「冥途の土産に教えてやろう!!」とか言って、普通は漏らさいないような重大な秘密を明かしてしまうという謎の言動です。

僕も、1度は「冥途の土産に教えてやろう!!」とか言ってみたいですね(どういうシチュエーション?)

 

そんな様々な土産。

土産って、字を連発しすぎて軽くゲシュタルト崩壊していますが、みなさまにとって土産はどんなエピソードがありますでしょうか?

 

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【本】太宰治『走れメロス』~『女生徒』『富嶽百景』らの名作が収録された中期幕開けのの名作群~

1、作品の概要

 

走れメロス』が太宰治の短編小説集。

1954年に刊行された。

表題作の『走れメロス』他、『ダス・ゲマイネ』『女生徒』『富嶽百景』など9作品が収録された。

文庫本で275ページ。

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2、あらすじ

①ダス・ゲマイネ

友人たちから佐野次郎と呼ばれる大学生の青年は、娼婦に恋をしていた。

甘酒屋で出会った奇特な青年・馬場とつるむようになり、2人は雑誌『海賊』の創刊をもくろむ。

馬場の親類の画家・佐竹六郎、新人作家・太宰治を巻き込み計画を練るが・・・。

 

②満願

伊豆の三島に滞在していた折に、仲良くなったまち医者。

肺を患っていた小学生の先生の若奥様は、ある時うれしそうにパラソルを回しながら歩いてゆく。

 

富嶽百景

「私」は師である井伏鱒二が滞在する、甲州御坂峠の天下茶屋に身を寄せ、創作に勤しむ。

富士があまりによく見えすぎる場所で、良い印象を抱かなかった私だったが、様々な場所で富士を眺めるにつけ、その印象は変化していった。

師のすすめで見合いをして、青年たち、茶屋の娘との交流を経て、その地を去る時に「私」が垣間見た富士はまた違った感興を呼び起こすものであった。

 

④女生徒

14歳の女生徒は、父を亡くして母親と2人暮らし。

ささいなことで空想を膨らませたかと思うと、怒りに捉われたり、寂しい思いをしたりと、まるで猫の目のようにくるくると変わる感情に翻弄される。

そんな彼女の起きてから眠りにつくまでの、とある1日の話。

 

⑤駆込み訴え

ユダが旦那様と称される人物にイエス・キリストの悪行を訴える。

混乱しつつも愛憎を交えながら彼の人の不実を暴こうとまくしたて、ついにその居所も暴露するが・・・。

 

走れメロス

妹と2人暮らしのメロスは、近々結婚する妹のために街へと買い物に出るが、圧政に苦しむ人々の活気のなさを見て、ディオニス王を諫める。

王はメロスを処刑しようとするが、妹の結婚のために3日の猶予を乞い、代わりの人質として、親友のセリヌンティウスを差し出す。

妹の結婚式を終えて、街へと戻らんとするメロスに様々なアクシデントが降りかかる。

果たしてメロスは、王との約束の時間までに戻り、親友を救うことができるのか?

 

⑦東京八景

東京での10年の生活。

東大に入学し、Hとの結婚と破婚、実家との断絶、幾度の自殺未遂・・・。

苦しい時期ながらしかし、眼裏に焼き付いた印象的な東京の風景があった。

 

⑧帰去来

実家から、長兄から勘当されて長らく郷里の地を踏まなかった「私」は、北さんと中畑さんの助力を得て、帰郷を果たすに至る。

長兄不在の実家は、放蕩息子の帰還を喜び、わずかな時間ながら家族との親密な時間を過ごす。

 

⑨故郷

『帰去来』の帰郷から1年後、母親の容態が急変したとのことで、「私」は妻子を伴い北さんと再び郷里の地を踏んだ。

母親と初めて対面する妻と子。

母の危篤に長兄の態度も緩やかに氷解し、兄弟が一室に居合わせる。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

太宰治は、19歳だった予備校時代に「これは僕の物語だ!!」と、完全に同化し読み漁った僕にとって特別な作家の1人です。

初読から28年以上経って、太宰の作品の新たな魅力や、別角度から味わえる作家としての天性の資質に気付かされているように思います。

 

短編小説集『走れメロス』は、ブックオフで110円で買いましたが、『走れメロス』ほか『ダス・ゲマイネ』『女生徒』『富嶽百景』などの名作のオンパレードでした。

太宰が安定した生活と精神を土台に、矢継ぎ早に紡ぎだした芳醇で芸術性の高い作品群を大いに楽しむことができました。

感謝多謝。

 

 

 

4、感想

①ダス・ゲマイネ

中期の作品が多い中で、ぽつんと収録されている初期の1935年発表の『ダス・ゲマイネ』ですが、尖ってる感じがこの短編小説集の中で異彩を放っていて良いですね。

ドイツ語で通俗性を意味する言葉であり、津軽言葉の「ん・だすけ・まいね」(それだからだめなんだ)の両方をもじったのではないかと言われているようですね。

うーん、さすがの言語センスと洒落っ気。

 

他の作品が丸みを帯びて、どこか余裕があるのに対して『ダス・ゲマイネ』は尖りまくっている感じがします。

ギザギザハートの子守唄的な?

ああ、わかってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか?的な?

 

主人公は佐野次郎的な学生ですが、馬場の存在がとにかく際立っていて味があります。

金持ちの音大生で、大ぼら吹き?かもしれない男ですが、風体も珍妙ですし、独特の感性と思想を持ち合わせています。

物語は佐野次郎と馬場の交流を中心に描かれて、珍しく太宰治本人も登場し、夢幻のごとく、「海賊」という雑誌を創刊すべく奔走します。

 

仄暗い青春と言うべきか?

佐野次郎の恋の相手も、娼婦ですし、どこか先行きの暗さが伺えます。

劇薬のような、はちゃめちゃな青春物語。

結末が悲劇的なのがまた良かったです。

 

②満願

とても短い作品ですが、一瞬の鮮烈な風景を浮かび上がらせるようなさまが印象的です。

病気のために子供を作ることを許可されなかった若い妻が、ようやく医師の許可が下りて、喜びに満ち溢れてパラソルをくるくると回しながら歩いていく。

とても美しく、清い一枚の絵画のような光景。

こういった純真性に対しての、太宰の信仰とも言うべき深い憧憬を垣間見たように思いました。

 

富嶽百景

放蕩と混乱を極めた太宰の20代の生活。

1937年に初代と水上温泉で自殺未遂を企てて、結局2人とも生きたが、離婚する結末に。

このあたりは著作『姥捨て』で描かれていますが、太宰にとってどん底だったと思います。

 

そこから心機一転富士山が見える山梨県天下茶屋に師の井伏鱒二を頼って訪れ、『女生徒』をはじめとする傑作を書き、作家として見事に成熟していくそのきっかけとなったのがこの天下茶屋の日々で、その日々を小説として描いたのが『富岳百景』になります。

初期のとげとげしく、自虐的な感じは身を潜めてどこかリラックスして、様々な角度で富士の風景を楽しみ、甲州の深まる秋を楽しむ姿に、豊潤な芸術を生み出した精神的な落ち着きを見て取ることができます。

 

完全に身から出た錆、なのですが大変な混乱と絶望の時期をくぐり抜けてきた。

たくさんの人に迷惑をかけて、自らの評判も地に落ちて、白痴扱いされるようになった。

身勝手な自己陶酔かもしれませんが、とにかく苦しいところをくぐり抜けて、2度の自殺未遂を経て、なお生きている。

とても、ささやかな自負ではありますが、このくだりはとても印象的でしたし、過去を真摯に受け止めつつも、等身大の自分で生きていこうとする誇りと気概のようなものを感じました。

頑張れ頑張れ、太宰治

私には、誇るべき何もない。学問もない。才能もない。肉体よごれて、心もまずしい。けれども、苦悩だけは、その青年たちに、先生、と言われて、だまってそれを受けていいくらいの、苦悩は、経て来た。たったそれだけ。藁一すじの自負である。

 

太宰の描いた富士はどんなものだったのでしょうか?

情景描写の美しさ、幻想的な感覚は川端康成に一日の長があり、豊かな語彙と、天才的なまでの表現の美しさを誇る三島由紀夫が白眉であります。

太宰の表現、描写の特異性と優れた点は、少女がうっとりと眺めているような素直さと、その感覚の平易さと繊細さにあるような気がします。

太宰は、作品にもよるかもしれませんが、ひらがなを多く使って意図的に平易でやさしい文体をこころがけているように感じます。

それと、句読点の打ち方がおそろしくリズミカルで音楽的。

文章にリズムがあって、平易で優しい文章で描かれる情景描写。

太宰の小説読んでいるときにときおり感じるなぞの心地よさはこの文体にもあるように思います。

おそろしく、明るい月夜だった。富士が、よかった。月光を受けて、青く透きとおるようで、私は、狐に化かされているような感じだった。鬼火。狐火。ほたる。すすき。葛の葉。私は足のないような気持で、夜道を、まっすぐに歩いた。下駄の音だけが、自分のものでないように、他の生きもののように、からんころんからんころん、とても澄んで響く。そっと、振りむくと、富士がある。青く燃えて空に浮かんでいる。私は溜息をつく。

 

「富士には、月見草がよく似合う」という名文。

この場面も繊細な太宰の感性がよくわかりますし、一瞬の黄金色の月見草の花の残像が消えずに残ったという表現が、淡い感じで好きです。

「おや、月見草」

 そう言って、細い指でもって、路傍の一箇所をゆびさした。さっと、バスは過ぎてゆき、私の目には、いま、ちらとひとめ見た黄金色の月見草の花ひとつ、花弁もあざやかに消えず残った。

 

④女生徒

『逆行』が第1回芥川賞に落選して、私生活を批判されて怨敵となった川端康成

文芸誌で反撃したりもしていたみたいですが、そんなニクイあん畜生の川端康成が褒めちぎった作品がこの『女生徒』でした。

「この女生徒は可憐で、甚だ魅力がある。少しは高貴でもあるだらう。(略)作者は「女生徒」にいわゆる「意識の流れ」風の手法を、程よい程度に用いている。それは心理的といふよりは叙情的に音楽じみた効果をおさめてゐる。」

2人とも、少女性への神聖さへの信仰みたいなものを感じることがありますし、わかりあえる余地があったのかもですね(笑)

でも、そう考えると宮崎駿村上春樹新海誠なんかにもそんな少女性へのリスペクトみたいなものを感じることがありますが。

 

とにもかくにも、川端パイセンの激賞もあり、売れ行き好調となった『女生徒』は、太宰の転機となった重要な作品でした。

女性の1人称の告白体。

私小説的な内容が多かった太宰の作品の幅を一気に広げる画期的な発明でした。

でも、『灯籠』が初だったのかな?

『千代女』『きりぎりす』『ヴィヨンの妻』『斜陽』と、これ以後もこの作風で多くの名作を生み出していきます。

 

どこにでもいるような14歳の少女の1日を綴った話。

それをこれだけみずみずしく描けるのはやはり才能。

少女のような繊細な感性を太宰が持っていた証左にほかならないと思います。

女生徒

女生徒

Amazon

 

⑤駆込み訴え

キリスト教の教えに傾倒していた太宰治

弟子のユダが、「旦那様」にキリストの不実を訴える作品ですが、ユダの訴えが錯綜しまくっていて、「ん?この人大丈夫なんかな?」って感じです(笑)

愛憎が交錯しまくっている。

 

走れメロス

言わずと知れた超名作。

ですが、太宰の作品の中では異色です。

再読しても、これ書いた意図はなに?ってなりますし。

 

芥川龍之介の影響で『杜子春』みたいな普遍的な教育臭い作品を書きたかったのでしょうかね?

まんまと教科書に載りましたし、小学生の道徳の時間にアニメビデオを見せられたりもしました。

なぜか、いまだにその時の主題歌を覚えたりしています。

ちなみに僕は、「走るエロス」と呼ばれていて、「エロスは来ます!!」と連呼するセリヌンティウスです。

エロは死なぬ。

 

⑦東京八景

なにか、地味に好きな作品で。

グダグダな過去を回顧する私小説的なアレなんですが、とてもリリカルで良いのです。

すごく辛くて、思い出したくないような時期にも印象に残るような風景はあって。

そんな過去の風景をこの『東京八景』で描き出そうとした太宰は、どこかこの時期を懐かしんでいるようにも感じました。

 

この作品を書こうとする太宰の意欲も並々ならぬものがあったように思います。

青春への訣別の辞、とは言い得て妙。

 

⑧帰去来

自らを卑下しながらも、教養の高さをちょいちょいアピールする太宰。

『帰去来』というタイトルをつけた今作も、そんな空気を感じました。

しかし、「かえりなんいざ」とは、とても良い語感ですね。

ただの帰郷に、それほどの大きな決意が籠められていたのでしょう。

 陶淵明の「帰去来辞」の「帰去来兮、田園将レ蕪、胡不レ帰」による語。「去」「来」は助辞。「かえりなんいざ」と訓じ、「さあ帰ろう」と自らを促す意 ) 官職を辞し、郷里に帰るためにその地を去ること。また、それを望む心境。きこらい。

 

⑨故郷

『帰去来』『故郷』『津軽』は帰郷三部作とも言える作品群かもしれないですね。

勘当されていた津島修治(太宰の本名)が、10年ぶりに帰郷する。

悪徳がたたって、おっかなびっくりですが、『故郷』では母親の病気の悪化もあり、妻子を連れての初めての帰郷となります。

 

なんでもないことを、膨らませて、たくさんの意味を持つ物語にすること。

それは、作家としての才能のひとつであるまいか、と思ったのがこの『故郷』でした。

母が危篤になって、勘当息子が妻子を連れて10年ぶりの帰郷するわけなので、なんでもないことはないのですが、周辺事情の膨らませ方と心理描写の巧みさが秀逸。

 

最後に期せずして兄弟が一室に集まる場面が、どう説明していいかわかりませんが、じんわりと良かったです。

ああ、やはり兄弟だよな。

そう、思いました。

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、本当に名作揃いの短編小説集でしたし、精神的に安定していた時期の作品が多かったので、なにかいい気持ちで読みました。

太宰治は暗いというイメージは、初期作品群と『人間失格』が主で、他の作品には違った芸術的な価値があると再認識させられる作品群でした。

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【回想録】書道教室に12年通っていた話!!書道7段だったのに、字が汚い残念な男がこの俺さ?

☆ブログネタ枯渇!?目指せ脱スランプと太宰治

 

汚いんですよ、字が。

ええ、僕の字の話です。

冒頭からの唐突な告白によって、酷薄な事実が明かされております。

 

最近はブログのネタも尽きそうになってきていて、2日間更新していませんでした。

スランプってやつですな。

いや、まあ1000以上も記事書いていたらそうなるわな。

 

別に収益化してるわけでも、壮大な目的があるわけでもないので、更新ペースが落ちたところで世界情勢にとって、どうということがないのですが、それでも月に20記事ぐらいは書いていたいと思うわけですよ。

もしかしたら、僕の知らないところで、僕のブログの熱烈なファンがいて、アップするのを待っていてくれるかもしれない(妄想)

こうしちゃいられない、今日は書くぜ!!と、謎の奮起。

 

とはいえ、めぼしいネタがないなぁと太宰治の短編集『走れメロス』収録の『東京八景』『帰去来』『故郷』を読んでいて、稲妻のようなインスピレーションが閃きました。

女性の告白体の物語も好きだけど、やっぱり時折自虐ネタを散りばめる私小説的なものも良い。

いっちょ、俺も得意の過去の自虐ネタを書いてみるぜ!!

と、なった次第です。

いや、太宰の短編にインスピレーションを受けて、ブログのくだらん回想記を書きましたとかいうと、ファンに刺されそうですがどうか大目にみて下さい。

 

太宰の私小説的な話って、自虐的ではあって内容は暗いようなのですが、どこかユーモアが散りばめられていて、自分の失敗談を滑稽に語っていたりして、なんか身近に感じながら読んでしまうんですよね。

僕の雑記もなるべく笑えるように書いていきたいと思っております。

はてなブログ太宰治」を目指しつつも、今はせいぜい「ダサいおさる」レベル。

いやいや、平身低頭。

また、前書きが長くなりましたが、そのようにして書道教室のネタを書こうと思い立ったわけです。

 

 

 

☆書道教室に12年間通っていたのに、字が汚いだと?☆

 

最近は、書道教室やそろばん教室も以前より少なくなってきていて、子供の習い事も多様化しているように思います。

うちの次男氏はスケートやってますし、ダンス教室から、プログラミング教室まで多種多様。

昭和には考えられなかったバリエーションの多さですね!!

僕らの頃といえば、そろばん、書道、ピアノなんかが主流だったように思いますね。

スポーツだったら、野球、サッカー、バスケとか?

 

ちなみに僕は、書道、そろばん、ボーイスカウト居合道などやっていました。

そろばん、ボーイスカウトは数年でやめてしまったのですが、書道はなんと12年間も通い続けました。

小学1年生から高校3年生ぐらいまで。

今考えても、なんでそんなに通っていたのかは謎ですね(笑)

 

通い始めたきっかけは、いとこのお姉ちゃんとお兄ちゃんがやってたからだったように思います。

習う前から、ついていっていたような気がします。

道教室はU先生の自宅の2階で、70歳過ぎのおじいちゃんだったように思います。

通う時間帯はまあまあファジーで土日のどっちかに行くみたいな感じだったような気がします。

 

12年通っていただけあって、いつの間にか7段とかになりました。

なんか、長くやっていればそのうち昇級していく感じだったように思います。

書道を長くやっていると言うと、さぞや美しい字を書くのだろうと思いますよね?

しかし、僕の字は・・・。

僕の字ときたら・・・。

真夏にアスファルトの上で干からびたみみず、のような字でした・・・。

おわかりいただけただろうか?

 

学生時代を通して、「書道習っているわりに字が汚いやつ」っていうこの上なく不名誉なテッパンイジリネタを会得してしっていましたわ。

書道の時間はさすがに無双していましたが・・・。

クソだらぁぁぁ!!!!!!!

 

おまけにですよ。

妹と弟も入塾していたのですが、U先生に「君が一番才能ないね」ってボソッと言われてさぁ~。

そりゃないぜ!!U先生!!

ちなみに妹は、新しく高速道路の橋が開通した時に「〇〇橋」って橋の名前を書いたプレートに字が使われました。

いや、すげーやんか!!

 

まあ、すぐにイタズラしたり、私語したりする落ち着きのない生徒だったんでしょうがないですがね!!

月謝を払ってくれた親にはたいへん申し訳ないが、無駄な投資だった可能性が大で、クソすみませんでした!!

ただ、精神統一とか?正座が上手になったとか?なんやらかんやらのメリットがあったと信じていておくれ。

 

 

 

☆そして現在も字が汚いことで肩身が狭い日々を送る初老ヒロ氏☆

 

めんどうくさがりで、短気な性格なんですよ。

そんなんで、よくちまちまブログとか書いているなと、我ながら思います。

字が汚いことも、この性格が影響していると思います。

早く書いてしまいたい。

もどかしい。

この気持ちが字を汚くさせているのではないかと自己分析。

ちなみに絵も下手くそです。

 

パソコン仕事が多くなってきて、昔よりは手書きの作業は減ってきていますが、訪問介護の記録は手書きで「これはなんて書いてあるんですか?」とよく聞かれます。

古代文字かっ!!

読める!!読めるぞっ!!BYムスカ

「なんて、失礼な!!ちょっと見せてごらんなさい!!」と記録用紙を見ても、「えっと、なんでしょうか?」と自分でも解読不能な始末。

もはや、文字を超えて暗号と化しています。

トラトラトラ。

ナチスの暗号機エニグマより、僕の字のほうが優れた暗号であるのかもしれません。

最強の個人情報保護。

保護しすぎて、書いた本人すら解読不能

 

10年前ぐらいですが、上司に、「君の字は非常に乱雑だから、書類は極力パソコンで書きなさい」と言われたあの日はさすがに赤面しました。

乱雑っていうワードが、なかなかなパワーワードでした。

乱雑上等だぜっ!!

どうせ、乱雑な人生を送ってきた乱雑者でさぁ!!

ああ、おかしい。

おかしいねぇ。

とか錯乱し、窓ガラスをぶち破って飛び出したかったですが、普通に米つきバッタのように頭を下げました。

 

ある時は、「子供みたいな字ですね」と大笑いされたこともありました。

これは、なんとか良い意味にも捉えられなくもないようには思えますが、まあ普通に悪口ですね。

子供の心を持っているのが、字にも伝わるのかもしれません。

ラファエロのように描くには4年かかったが、子どものように描くには一生かかった」

この言葉は、かの天才画家パブロ・ピカソの言葉です。

ピカソすら子供のように描くのに一生かかったのに、子供のように字を書ける僕も一種の天才なのかもしれません。

僕の字に翻弄される方々にとってはただの天災なのでしょうが・・・。

 

時々、実家に帰った時に書道教室の前を通りますが、今は別の方が住んでいるようです。

おそらくは、もうお亡くなりになったのでしょうね。

U先生は草刈り機で指を誤って切り落としてしまったらしく、指導の時に自然と指に目が行きました。

たぶん、右の親指だった気がするんですが、それでよく筆が持てていたなぁとか思います。

 

不詳の弟子ではありましたが、12年間雨の日も風の日も書道教室に通い続けたあの日々は、僕の中でなにかの形で実りになっていると信じたいです。

ちなみに、習い事といえば高校生の頃に居合道も習っていました。

受験勉強しろよって感じですが(笑)

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【音楽】MIX CLOUDとSOUND CLOUD!!好きな音楽のMIXを無料で聴けるアプリ!!50年の音楽の変遷を思う。

☆ここ50年の音楽の聴き方の変遷を振り返る☆

 

いやー、音楽の聴き方ってここ50年ぐらいの間に劇的に変化しましたよね~。

ヒロ氏が幼少のみぎりには、レコードとカセットテープが全盛でして、ウルトラマンの主題歌のレコードとか、ゴジラの本付きのカセットテープとか、擦り切れるぐらい聴いていましたよ。

実際、聴きすぎるとレコードは擦り切れたり、テープも劣化したりとかありましたしね(笑)

 

音源はデータではなく、カセットテープにダビング(録音)していました。

ダビングって若い子にはわかんないでしょね~。

ラジオ番組とかも一発録りで、失敗したらradikoみたいにアーカイブは残っていませんでした。

ハードな時代だったぜ!!

 

それから、CDとMDが誕生して、だいぶ音も良くなって音楽業界は1990年ごろはシングルが200万枚ぐらい売れたりとかピークでしたね。

MDはカセットテープの進化系でしたが、あっという間にCDがPCでコピーできるようになったり、データ化して取り込めるようになると姿を消してしまいました。

時代の進化は残酷ですなぁ(;^ω^)

 

CDでシングル、アルバムをだす形はまだ続いてますが、だんだんとデジタル配信の形も取られるようになってきました。

そして、YouTubeなどで無料で音楽が聴けるようになったため、CDの価値は落ちてセールスは落ち込み、一部の売れ筋アーティストしか生き残れないような雰囲気になってきているように思います。

 

米津玄師のアルバム買って、息子らに自慢してもですね。

反応が薄いわけですよ。

YouTubeで流れていない曲もありますが、シングルの曲なんかはほとんど聴けちゃうわけなんでね。

Spotifyなんかもありますし。

好きなアーティストのCDを予約して、お小遣い握りしめてレコード屋に走ったあの光景は今は昔。

まあ、時代の変化というものでしょうね。

 

ただ、いい音楽がネット経由で伝播していくスピード感は増していて、藤井風も、米津玄師もYouTubeニコニコ動画経由で話題になったので、地方にいてもクオリティの高い音楽をやっていたら、ネット経由でバズるのは良いところだと思います。

藤井風の「死ぬのがいいわ」「ガーデン」なんかが海外でバズったように、海外進出もしやすくなっているように思いますね。

 

 

 

☆DJのMIXが無料で聴けるMIX CLOUDが最高やで!!☆

 

通勤の時は、CDで音楽を聴いている時が多いのですが、ジムとか走ったりするときには、MIX CLOUD、SOUD CLOUDでDJのMIXを聞いていることが多いです。

MIX CLOUDは、別にDJとか知らなくても、ジャンルを「BLUES」とか、「CHILL OUT」とか入れたら、そのジャンルに合った雰囲気のMIXが聴けるので、BGMにおすすめですよ~。

YouTubeみたいに宣伝も入らないので、ノンストレスで音楽が聴けます。

 

プロのDJのかたもMIXや、ラジオの配信などもアップしていますが、素人でもDJプレイをアップすることが可能みたいですね。

ワイもそのうちMIXをアップしてみようかなとも思いつつ、めんどくさそうだから別にいっかみたいなやる気のなさです。

ちなみにMIXとはノンストップで曲を流していくDJのプレイを録音したものっす。

プロのDJだと、MIXがCDアルバムとしてリリースされたりしているので、MIX CLOUDで無料で聴けるっていうのはめっちゃありがたいですね~。

 

ちなみに僕が最近よく聴いているのが『DAZZLE DRUMS』の配信のThe Cabinnです。

『DAZZLE DRUMS』はNagiさんと、Kei Suganoさんが夫婦でされているHOUSEユニットで、DJとしての活動のみならず、楽曲制作もされている日本のダンスミュージック界を代表するクリエイターです。


www.youtube.com

 

青山0で毎週第2日曜日に主催のパーティー「BLOCK PARTY」をされていて、以前はよく遊び行かせていただいていました。

LOOP時代だから15年前ぐらいっすかね。

お二人のDJめちゃくちゃ好きで、毎回激踊りでした!!

おそれ多くも、僕が主催するパーティーにKeiさんにDJしていただいたりしたこともあって、良い思い出です。

 

直近に走ったマラソン大会、三豊マラソンでもDAZZLE DRUMSのThe Cabinnを聴きながら走りました。

4時間の番組なんで、切り替えしなくて走れるのも魅力的ですね(笑)

僕は、個人的にスポーツと音楽の関係って大きくて、走っててキツイ時も音楽の力で助けられて走り続けられたことも多々あります。

ジムでのU-BOUND、BODY COMBATのセッションもEDMみたいなアップテンポな音楽が爆音でかかっていて、やっぱテンション上がりますし、より高いパフォーマンスを発揮できている気がしますね。

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まあ、そんなわけで既存のCDに飽きたし、なんかBGMっぽい音楽を見繕いたいな、って時はMIX CLOUDがおすすめですよ!!

SOUND CLOUDは、MIXもアップされていますが、オリジナル楽曲やリミックス音源などもアップされていてこちらも面白いです。

これからは、こうしたアプリでも音楽が楽しめる時代になってきていますね。

古き良き時代も懐かしいですが、こうした進化もまた良いものだと思います。

 

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【雑記】11月29日はいい肉の日!!ということで、今日は肉を喰らいました!!Amazonのブラックフライデーが今日から開始!!BODY COMBATでライバル出現!?めっちゃいい笑顔でエクササイズしている眼鏡男現る!!の3本です!!

☆11月29日は、いい肉の日!!なので、肉を食べまする☆

 

毎月29日は肉の日とか言って、スーパーなんかで肉がお安くなっていたり、焼き肉屋でお肉が安くなるサービスがあったりしますが、11月29日はいい肉の日ということで、日本全国で熱烈な肉祭りが開催されておりますね!!

たぶん!!

焼肉屋とかでお得なサービスがあったら、焼き肉屋に行こうかとも思っていましたが、あんま見当たらなかったので、フツーにスーパーで肉を買ってきて、おうちde焼肉することにしました。

11月はいい夫婦の日(11/22)とか、いい風呂の日(11/26)、いいおっぱいの日(11/08)とか、いい〇〇の日がたくさんあっていいですね。 

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macっていうドラッグストアが、お肉が安かった印象があったので、行ってみたら国産牛のステーキが半額だったので家族1枚で4枚買ってきました。

豚トロもなにげに好きなのでGET!!

キムチと合うんだなぁ~。これが。

長男氏がホルモン好きなので、ホルモンもGET!!

あとは、外国産のカルビ肉が安かったのでGET!!

肉祭りの準備を着々と整えました。

 

みなさん、おうち焼肉どんな感じでしてますか?

ウチは、焼き肉でもあまり煙が出ないっていう鉄板を買っているんですが、まあまあ油が飛び散ったりするので、窓全開にして、新聞紙を床と机に敷き詰めたりしていました。

が、最近はそれがめんどくさくなって、キッチンのフライパンで焼いて小分けに出すスタイルになりました。

めんどくさいし、自分で焼けないので焼肉感は薄いのですが、これが一番汚れません。

換気扇も使えますしね~。

 

僕的に焼肉に欠かせないのが、キムチとにんにくハムニダ!!

韓国で本場のキムチと焼肉も食べてみたいですね~。

辛いもん大好きです。

ただ、キムチの食べ過ぎは、キムチ悪くなるので要注意ですね。

 

 

 

Amazonブラックフライデーセールが今日から開始!!☆

 

ショッピングモールなどでも、ブラックフライデーセールが始まっていますが、Amazonでもブラックフライデーセールが今日から始まりました。

今回買いたいものは、マラソン用の手袋と、プロテインと、この間ぶっ壊れたジム用のシューズですね。

って、運動関係のものばっかやんけー(笑)

 

早速、ジム用の手袋を買いましたが、40%オフぐらいに安くなっていてお得でした♪

欲しいものは、セール時期に合わせて買うのが吉っすね!!

Yahooショッピングも、ペイペイのポイント還元率が高い時があるんで、比較しながら併用しています。

けど、やっぱりAmazonのほうが安さと配送の早さで使いやすいっすね・・・。

 

ちなみに、急に最近ブラックフライデーとか言い出したけど、そもそもブラックフライデーってなんだっけと思ったんで調べてみました。

ブラックフライデーは、アメリカで始まったセールで、感謝祭(11月の第4木曜日)の次の日の金曜日に開催されるセールのことを言うようですね(12へ~)

なので、基本は1日限りのセールのようですが、日本では1~2週間やったりしています。

アメリカでは1年で一番の売り上げをあげる日で、儲かって黒字になる金曜日で、ブラックフライデーと呼ばれるようになったようですね。(38へ~)

 

ちなみに日本のブラックフライデーは、2014年にトイザらスが始めたのがきっかけで、消費喚起を狙って、現在では日本でも幅広く広まっていますね。

この期間中にボーナスが出る企業もあるでしょうし、クリスマスプレゼントの用意なんかもあって、上手に活用している人も多そうですね。

ちなみにヒロ家のクリプレは、子供ら2人とも現金なんですよ・・・。

いや、なんかつまらんなぁ。

枕元にプレゼント置いていたころが懐かしいっすわ。

 

 

 

☆ライバル現る!?ジムのエクササイズBODY COMBATでW眼鏡が躍動した日☆

 

11月29日はいい肉の日でもあり、いい筋肉の日でもあります。

というわけでもないのですが、今日お休みだったヒロ氏は朝ジョギングからの、15時からはジムで格闘技エクササイズBODY COMBATのレッスンに参加しました。

 

日曜日休みの時は、日曜日のレッスンに参加しているのですが、日曜日と金曜日で違う先生が担当されていて、プログラムも違うので新鮮で良いです。

金曜日レッスンにいつも来ている美女(推定30代前半で3歳と5歳の子持ち)がいるのですが、今日はいらっしゃらなかったのでブロークンハートでした。

その怒りと悲しみをレッスンにぶつけて、今日はなかなかの充実度でした。

あとで、肉を存分に喰らうためにカロリー消費しておきたいという思惑もありました。

 

僕の右隣がぽっちゃり眼鏡男子(推定30台前半で未婚、サービス業で実家暮らし)だったのですが、なかなかキレのある動きを見せていて刺激になりました。

しかも、超笑顔。

なんか、この日のレッスンにすべてを懸けているみたいな、モチベーションの高さを感じてヒロ氏もヒートアップ。

W眼鏡男子(片や初老)の共演と相成りました。

眼鏡が並んでパンチとキック。

眼鏡が並んでジャンプキック。

眼鏡が並んで回し蹴り。

眼鏡が・・・。

眼鏡が・・・。

 

あこがれの美女には話しかけられないヒロ氏ですが(うっかり仲良くなったら不倫案件だし)、ライバルのぽっちゃり眼鏡とはいつか交流してみようかと考えた今日のレッスンでした。

お互いの健闘を称えて、ユニフォームならぬ眼鏡交換みたいな心温まる展開もあるかもしれません。(いや、度が合わんからさ)

 

今日のレッスンは、アッパーを放つ場面が多く、最近力を入れているパンチだったので楽しくアッパーしました。

コツは腰の回転を使って、脇を擦るように突き上げることですね!!

真柴のアゴをかち割った一歩のアッパーをイメージして全身のバネをフル活用してアッパーを放ちます。

フックに続き、またしても必殺のパンチを習得した47歳初老。

ワンチャン、北斗の拳みたいに20XX年地球が核の炎に包まれて、暴力が支配する世界になったらワイのアッパーが火を噴くかもしませんね。

ほわたぁ!!!!!

 

レッスン終了後は、ジムの無料カフェで太宰治の短編集『走れメロス』を無料のコーヒーを飲みながら読み耽りました。

脳筋全開でアッパーしまくったあとに、地味に太宰治とか読んでてどんな振れ幅やねん!!って、脳内セルフツッコミをしながら30分ほど読書いたしました。

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【フィットネス】マラソン大会後のリカバリーに最適なU-BOUDND!!

☆愛媛マラソンまであと2か月ちょい☆

 

いやー、最近めっきり寒くなってきましたね~。

11月初旬はまだまだ半袖で過ごしていたような気がしますが、秋をすっ飛ばして一気に冬がやってまいりました。

そして、僕にとって初めてのフルマラソンの大会である、愛媛マラソンまであと2か月ちょいとなりました。

 

まあ、思っていたより順調に準備はできている気もしますが、ここからは走る距離を伸ばしていくことが大事で、12月には初の30キロ走もやってみたいと思っています。

30キロ走れたら、あとはまあ根性でイケる気がしますしねぇ。

ちなみに年内は大会にエントリーしておらず、年明けに西条うちぬきマラソンのハーフにエントリーしています。

 

ごごしま、久万高原、三豊と9~11月は毎月ハーフマラソンの大会に出ていましたが、12月はじっくり走る距離を伸ばして練習する期間にしたいと思います。

やっぱり、大会があるとそこに意識してコンディション調整しますし、走ったあとのリカバリーなんかもありますしね。

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☆大会後のリカバリーの難しさ☆

 

膝がポンコツな僕にとって、大会後のリカバリーはなかなか難しいですね。

久万高原のハーフのあとは、焦って中2日で走ってそこからあちこち痛くなって、また焦ってみたいな悪循環に陥ってしまいました。

果ては調整にも失敗し、三豊うらしまマラソンの大会当日も序盤から膝が痛くて苦戦を強いられましたが、なんとか走りぬくことができました。

 

次の大会が年内にないこともあり、中4日空けて再始動。

ちょっとは走りこんでいたこともあり、最近は調子よく走れています。

ラソンの大会後で、またはどこか故障を抱えていて、というシチュエーションでも有酸素運動をしたいという方におすすめなのがU-BOUND(ユーバウンド)です。

 

U-BOUNDは、トランポリンを跳ぶエクササイズですが、やってみるととてつもなくキツいエクササイズで、めっちゃカロリー消費できるエクササイズでもあります。

でも、だいぶキツイ運動量なので要注意です。

でも、変な跳び方をしなければ、身体を傷めずに有酸素運動をして、リカバリーできる神エクササイズだと思いますよ!!

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ラソン大会後のリカバリー、有酸素運動したいけどあちこち痛いっていうシチュエーーションでも、大きな効果がありました。

特に、U-BOUNDは、コンディション調整に最適的なエクササイズだと思いました♪

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【本】中村文則『私の消滅』~この記事を読めば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない~

1、作品の概要

 

『私の消滅』は、中村文則の長編小説。

2016年6月に刊行された。

2019年7月に文庫化されている。

文學界』2016年6月号に掲載された。

第26回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

単行本で166ページ。

ある精神科医の倒錯した人生と、復讐を描いた。

装丁の絵は、塩田千春『Trauma/日常』が使われている。

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2、あらすじ

 

コテージの一室で謎めいた手記を読む一人の男。

「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」そう書かれた手記は、これから彼がなり替わろうとしている小塚亮大の半生を記したものだった。

母親の再婚による儀家族との軋轢、妹への悪意がある事件を引き起こし、母親と「私」

の人生を大きく損なうことになる。

そして、繰り返される暴力と性。

その混沌に飲み込まれた「私」の自我は暴発する。

男は、コテージから病院へと連れてこられて精神科の医師に治療を受けるが、記憶はねじれて現実は混乱のうちにぼやけていく・・・。

自我と無意識、記憶とトラウマ、脳と精神医学。

多様なテーマで語られながら、物語は何度も覆り、驚くべき結末へとたどり着く。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

大好きな作家・中村文則の新作だったので、読みました。

『教団X』『あなたが消えた夜に』で衝撃を受けまくって、その勢いのままに読んだ気がします。

中村文則の新作を発売日に買ったのは、『私の消滅』がはじめてだった気がします。

 

短いながらも、複雑に込み合ったミステリー調の作品。

精神医学、脳、自我についてと複数のテーマをぶち込みながらも、純文学的な自意識の葛藤と心の歪みと闇を描いていました。

 

「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」という印象的な書き出しと、黒い線が絡み合うような不穏な装丁。

こうした暗さと狂気に惹きつけられる自分に、苦笑いしながら読み進めていきました。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

多くの文学作品は、別にネタバレしても関係ないというか、楽しめるというか、物語の本質に障りがないものが多いと思います。

人間失格』『金閣寺』『雪国』とか、いちおう「ネタバレあり」って注記しますが、「お前が最後に金閣寺が焼かれることをネタバレしたから、楽しめなかった!!どうしてくれるんだクソ眼鏡!!」とか言う人はあまりいないように思います。

ただ、『私の消滅』はネタバレなしで読んだほうが楽しめると思いますし、なおかつ再読にも耐え得る作品だと思うので、未読でこれから読んでみようかと思う方は、ここで一旦引き返して下さいませ。

 

中村文則があとがきで書いていた、デビュー作の『銃』から『私の消滅』まで続く一本のまたは複数の線。

使い古されて手垢にまみれているようだけど、生きづらさと、歪みというキーワード。

それは中村文則という作家がデビュー以来、試行錯誤しながら時には作風を大きく変えても、物語の根底に存在していた大事な要素だと思います。

 

いびつな家庭で育ったがゆえに刻み込まれてしまった「生き方」の歪み。

精神の髄にまで深く刻み込まれたそれを矯正するのは容易ではなく、中村文則の物語の主人公たちは時にその歪みに翻弄され、悩み苦しむこととなります。

彼・彼女らは、孤児であったり、壊れた家庭で生まれ育つことで、精神的に大きな問題を抱えている。

それが繰り返される中村文則の小説のモチーフで、彼はおそらくそんな歪んだ環境で育った人間ではないのに、大学で犯罪心理学を学んだためか、そのような人間の歪みと狂気を中心にした物語を書き続けています。

 

多種多様なテーマや、物語の展開の仕方を変えても、根底に抱えているものや、描きたいものは変わらない。

村上春樹も、「作家が一生で描くテーマは限られている」みたいなことを最近語っていましたが、なるほどそうんなんだろうなと思います。

 

それでも、同じモチーフを執拗なまでに様々な角度から書き続ける。

テーマや、物語の手法を変えながら書く。

偏執的であるように思いますが、そのような執念や怨念のような強い動機付けのような何かが、燃え盛る黒い太陽のような情念がないと、人を惹きつけるような物語は描けないように思います。

そんなことを『私の消滅』を読みながら感じました。

 

『教団X』の脳科学と自意識、『あなたが消えた夜に』の精神医学。

直近の2作での成果が生かされるように描かれた『私の消滅』は、人間の自我、「私とは何か」にギリギリまで踏み入った危険な作品でした。

まさに神の領域にまで。

 

純粋に物語としても楽しめる作品だと思います。

普段、あまりミステリー作品を読んでないので、こういう展開の仕方がミステリーファンにどう捉えられるのかわかりませんが、僕としては驚愕の連続でした。

主人公だと思っていた一人称の「僕」が実は物語の中では悪役で、罰せられるべき存在だったというのは衝撃の仕掛けでしたね。

 

そこで何が行われようとしていたのか。

逆算されていくかのように明かされいてく真実と、いくつかの人生、いくつかの不実。

渦の中心にいた小塚の生い立ちは、酷薄なもので、母親の再婚とその終焉にまつわるものでした。

彼らの運命を決定づけた、義妹の転落事故。

小塚が手を下したわけではないですが、まるで彼の悪意に触発されるかのように、現実が想像に浸蝕されていくように起こってしまった悲劇。

しかし、彼の無意識が。

義妹の転落を望んでいたとしたら?

 

暴力と性が小塚の中に歪みを生んでしまっていましたが、母親の暴力を受け入れるような性質、そして環境が彼の何かを壊してしまっていました。

その結果、施設に預けられて義両親に引き取られて、精神科のクリニックを引き継ぐようになった。

そこで出会ったゆかりとの出会いが、この物語の根幹をなしていると思いますが、ゆかりさんがまあヘンメラ女で。。

でも、生い立ちを考えたらしょうがないし、彼女を必死に支えようとする小塚を応援している自分がいました。

#小塚頑張れ、的な。

そこで為されていた脳に電圧を流す機械・ECTでの治療は、神ですら成し得ない過去を改変することに挑む行為でした。

あの時の僕のしていたことは治療だろうか。脳の構造そのものへの挑戦に似た治療。違うだろう。僕はこの人生というもの、そのものに抵抗していたのだと思う、人はもっと静かに生きられると。たとえ世界が残酷でも、僕たちはやっていけるのだと。人生で不幸に見舞われたとしても、そんなものは消すことができるのだと。

 

でも。

そんな小塚の行いも、ある面では過去の自分の母親を治そうとこころみた代替行為だった。

別にいいんじゃないって、思いましたけど。

発端が偽善であっても、行為が善なら、僕は評価されるべきだと思いますし、結果と行為が全てなのではないかと思うのですが?

 

ECTにより、完全に記憶を消し去ったゆかり。

彼女は小塚から離れて、和久井のもとへ。

彼女を幸福にするために、忌まわしき記憶を消し去るために行った行為が、愛する人を失うことになってしまう。

これほど皮肉なことはありません。

そして、せっかく忘れていたおぞましい過去を蘇らせてしまい、ゆかりを自死へと追いやった間宮と木田への憎しみはいかばかりだったでしょうか。

その復讐の方法が、ECTで記憶を消して、間宮と木田を小塚自身と認識させて、その苦しみで発狂させるという凄まじいものでした。

遺族の怒りと悲しみをわからせるたいとか言いますが、これはまさに精神科医にしか思いつかないような究極の復讐のように思えました。

彼らのこれまで生きてきた人生をすべて破壊し、その代わりに、私の人生そのものをその闇と共に彼らの中に埋め込むのだ。彼らは私となり、私の経験した悪夢を自らのこととして経験し、その悪夢に内面を潰されればいい。

 

再読して、興味深く感じた人物は吉見でした。

かつて、ゆかりを治療した老いた精神科医

今まで作品でも描かれていた「悪」としての存在に当たるでしょうか?

人の運命を、記憶を、精神科医の立場を利用して改変する、悪意に満ちた男。

小塚も、吉見に存在しない母親と性交する記憶を埋め込まれて、性的不能者となってしまっていました。

ただの暇つぶしのように他人の運命を翻弄し続ける悪魔のような存在。

小塚は、そんな悪魔の力を借りて木田と間宮を地獄に落とす、自分を越えた何かへと変貌します。

「今私がそれをきみの中に復元したら、きみはもう、以前のきみではいられなくなるかもしれない。きみが好きだったもの、たとえば喫茶店で飲むコーヒー、音楽、初めて見る街の風景、そういったものを、以前のように温かな気持ちで体感できなくなるかもしれない。きみの中に復元される冷たい血と引き換えに。これは向こう側へ行く取引だ。願いを叶えるとは、他の何かを犠牲にすることだから」

『悪意の手記』で主人公が人を殺したあとに苦しみ続け、なにか温かいものに触れることができなくなる、今までの自分とは決定的に隔てられた別の世界の存在のようになってしまっていたことを思い起させられました。

小塚も同じように一線を越えて、別の何ものかになろうとしたのだと思います。

向こう側へ行くこと、その代償は大きく、取り返しのつかないものだったのですが・・・。

吉見のこれまでの行いに気付き、間宮と木田にゆかりの存在を教えたのが彼の仕業だったと気付いたとき、小塚が彼の命を絶つことも決意したのは必然だったのでしょう。

最後に吉見が吐いた呪詛の言葉が印象的でした。

「ああ、来たか。これでもう、きみはまともに生きられないな」

 

人間の悪意の象徴のように描かれている黒い線。

異常犯罪このような悪意の黒い線を社会に対して、無作為に撒き散らすかのような行為にも思えました。

装丁の塩田千春『Trauma/日常』は、作中で描かれていた黒い線の描写にピッタリの絵でしたね。

なにげに中村文則作品の中で一番好きな装丁かもしれないです。

 

「我思う、故に我あり」とはデカルトの言葉ですが、私たちが「私」と思っている自意識は実は脳によって作られたまやかしのような存在である可能性について触れたのが『教団X』でした。

いや、恐ろしい。

自意識がなくて、自己決定しているように思わされているだけだとしたら、だいぶゾッとしますね。

『私の消滅』でも、その自意識の曖昧さについて。

「私」の認識を消滅させて、別の何かに入れ替えるという恐ろしい発想を基に物語が展開していきます。

「私」とは何か。特定の方法下に置かれる時、それはもうわからなくなる。

確固たる存在だと思っている、私が私であるという意識。

実は、その認識は私たちが思っている以上に曖昧なものであるのかもしれません。

 

あまりにも救いのないような物語でしたが、最後に和久井が立ち直ろうとしていたところに希望を感じました。

小塚はたしかに彼が希望を持てるようになにかしらの治療を施したのでしょう。

そして、彼がまっとうに歩き出せるように、木田と間宮の殺害には直接的には関わらせなかった。

同じ女性を愛し、そして失ってしまった2人の男。

彼らの間に芽生えた奇妙な連帯、かすかな友情のようなものが物語の終末を少し明るいものにしていたように思います。

「あなたが死んでしまえば、もうゆかりを知る者がいなくなる。・・・ゆかりのことを、あなたの脳内にとどめておいてください」

 

 

 

5、終わりに

 

再読してみて、あらためて短いながらもとてつもなく濃い内容だなと思いました。

印象的な出だしから、複雑に絡んだ糸が少しずつほぐれていくような物語の展開の仕方も秀逸でした。

そこに描かれていたのはやはり深い闇や狂気だったのですが、最後に感じた仄かな希望は中村文則という作家ならではの描き方だったと思います。

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