ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【雑記・お題】『チャンピオン』について!!ロックバンドQUEENのあの名曲!!サッカーチャンピオンズリーグなど!!DIT井上さん率いる知求倶楽部のお題でっす!!

☆2月の知求倶楽部のお題!!ヒロ氏『チャンピオン』について語る!!☆

 

ブロ友のDIT井上さんが主催されているはてなブログの部活『知求倶楽部』がな、な、な、なんと!!

2月で1周年を迎えました!!

いやー、めでたい!!

 

毎月、様々なお題を通じて「より良いBlogLifeを・より良いBloggerをテーマに運営されています。

素晴らしい。

知を求めるというところも、良いですね。

どちらかというと地に落ちて、血にまみれて、恥をもとめている僕にとっては眩いテーマであります。

 

普段、どちらかというと役に立たない系の記事ばかり書いているので、たまにはためになる、知性を感じさせるような記事を書いてみたい!!

そんなふうに思って入部させていただきました。

 

今なら入部費用・年会金・事務手数料が全て無料です!!

*いや、ずっと無料です。

なんなら僕のハグ付きです!!

抽選で僕のセミヌードの生々しい生写真付きです!!

tiwomotomeru.hatenablog.com

 

 

ところでセミヌードとヌードの境目はどこにあるのでしょうか?

冷静と情熱のあいだがどこにあるのか?

中年と初老の境目はどこにあるのか?

浮気はどこからが浮気なのか?

そんなことは今回のブログのテーマには全く関係ありませんが、誰か教えてBOYS BE・・・。

 

 

 

☆チャンピオンと言えばQUEENのこの曲でしょう!!☆

 

チャンピオンというお題を目にして真っ先に脳裏に浮かんだのがこの曲。

QUEENの『We are The Champion』でした!!

うん、超名曲!!

チャンピオンと言えばこの曲でしょう!!


www.youtube.com

 

2019年に映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されて、再注目されているイギリスの伝説的なバンドQUEENの超名曲。

シンプルな歌詞が沁みますね~。

 

We are the champions、 my friends
And we’ll keep on fighting till the end

We are the champions
We are the champions

No time for losers
'Cause we are the champions
Of the world

 

俺たちはみんなチャンピオンなんだ 友よ
そして俺たちは戦い続ける 最後まで

俺たちはチャンピオン
俺たちはチャンピオンなんだ

戦いから逃げた奴らに
構うことはない
俺たちこそが
この世界のチャンピオンなんだ

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

☆サッカーのチャンピオンを決める戦い・・・。それがチャンピオンズリーグ!!☆

 

昨年末のワールドカップの熱狂が記憶に新しく、ワールドカップのチャンピオンになったのは、リオネル・メッシ率いるアルゼンチン代表でした。

実は、3月24日に行われる日本代表の親善試合の相手がアルゼンチン代表になるかもだそうです!!

現在、交渉中みたいですが実現したら楽しみですよね~。

メッシも来日するかも!?

hiro0706chang.hatenablog.com

 

しかし、ワールドカップとはあくまで国の代表チームの戦い。

真の意味でサッカーにおけるチャンピオンを決める戦いが他に存在します。

それが『UEFAチャンピオンズリーグ』です。

チャンピオンズリーグ(以下CL)は、クラブチーム同士の戦いで、ヨーロッパのクラブチームで上位に入った選ばれたエリートクラブのみが出場できる、ヨーロッパのトップオブトップを決める最高峰の戦い。

それがCLです。

 

CLで優勝したチームが今世界で最も旬で強いサッカーチームと言って過言ではないでしょう。

どうしてもヨーロッパのリーグの優勝争いはビッグクラブ数チームのものになりがちですが、CLでは常に勢力図が入れ替わり、どこが優勝するかは全くの予測不能

近年はイングランド・プレミアリーグが優勢ですが、スペイン、ドイツ、イタリアの各チームも虎視眈々と優勝を狙っています。

 

ちなみに今回の決勝トーナメントはっ!!

 

ライプチヒ VS マンチェスター・C

クラブ・ブリュージュ VS ベンフィカ

リヴァプール VS レアル・マドリー

ACミラン VS トッテナム

フランクフルト VS ナポリ

ドルトムント VS チェルシー

インテル・ミラノ VS ポルト

パリ・サンジェルマン VS バイエルン・ミュンヘン

 

の8試合です!!

第1試合が2月15~16日で、第2試合が2月22~23日に開催されて、ホーム&アウェイの2試合の結果で次に進むチームが決まります!!

リヴァプール VS レアル・マドリー

パリ・サンジェルマン VS バイエルン・ミュンヘン

とか、決勝戦でもおかしくない、いきなりのビッグマッチがありますね~。

こりゃ楽しみです!!

 

って、CLは現在のところWOWOWOに加入しないと観られないのですがね(^_^;)

どうしようかな~。

ちなみに僕の推しチームのバルセロナはまさかの予選敗退。。

日本人選手は、フランクフルトの鎌田大地と長谷部誠が出場予定です。

 

 

 

ドラゴンクエストチャンピオンズ!!スマホゲームdeドラクエ!!☆

 

あまりゲームはやらないヒロ氏ですが、過去にはサッカーゲームはよくやっていたり、ドラクエはたまにやったりしていました。

スマホゲームの『ドラクエウォーク』には一時期ハマってましたね!!

10日で飽きちゃいましたが(^_^;)

 

そんななんちゃってゲーマーの僕ですが、新しいドラクエスマホゲーム『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』はちょっと面白そうだなって思ってます。

多数のプレイヤーによる乱戦バトルっていうのが面白そうですね。

www.dragonquest.jp

 

ドラゴンボール超の力の大会みたいなバトルロイヤルが繰り広げられるんですかね?

オラわくわくすっぞぉ!!たぶんフリーザとかセルみてぇた強者がゴロゴロいるんだろうなぁ!!

んじゃ、来週もぜってぇ見てくれよな!!

 

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【映画】『LAMB』~甘美な悪夢~

1、作品の概要

 

『LAMB』は2021年に公開されたアイスランドスウェーデンポーランドの合作映画。

上映時間は106分。

監督・脚本はヴァルディマル・ヨハンソン。

主演はノオミ・ラパス

第74回カンヌ国際映画祭ある視点でオリジナリティ賞を受賞。

 

 

 

2、あらすじ

 

片田舎で牧羊を営むマリア(ノオミ・ラパス)とイングヴァルの夫婦は、娘のアダを亡くした過去を持っていた。

ある夜に何者かが羊小屋に侵入し、のちに人間でも羊でもない「何か」が生まれる。

夫婦はその「何か」に娘と同じ名前のアダと名付け自分たちの子供のように大事に育て始める。

金銭のトラブルの末、昔のように家に転がり込んできたイングヴァルの弟のペートゥルは異形のアダに驚き、一度は銃で撃ち殺そうとするが、思いとどまる。

マリアはアダを溺愛し、アダの母親の羊を銃で撃ち殺し埋めてしまう。

幸福に暮らしていた4人だったが、何者かの影が迫っていた・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

以前から気になっていたこの映画。

気になっていた矢先にmiyakoさんの感想を読んで、面白そうだったので観てみました。

www.421miyako.com

 

R5年2月現在、アマゾンプライムビデオで配信しています。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

『LAMB』でネット検索をすると関連で出てくる映画が、多くの人々を恐怖のどん底に陥れた『ミッドサマー』だったりします。

『LAMB』の内容も推して知るべしですね(笑)

かなりザワザワする不穏な内容になっています。

北欧が舞台で、白夜が描かれているという点にも共通点があると思います。

 

荒涼としたアイスランドの自然。

夫婦2人きりの生活で、見渡す限り民家も全くなく、荒涼とした地肌が剥き出しになった山々に四方を囲まれている環境。

白夜で、夜でも沈まない太陽。

とても美しい自然なのですが、夫婦2人きりの生活はどこか寂しくうらぶれていて、2人の心の中で少しずつ何かが壊死していくように僕には見えました。

 

それは一人娘のアダを亡くしてしまった寂しさによるものでもあったのでしょうか?

映像も青みがかっていて寂寥感を掻き立てられるような感じです。

自然も美しくて、映像も好きな感じなのですが、どこかゾッとするような寂しさを感じされました。

 

しかし、本当にゾッとさせられるのはアダと名付けられた「何か」が生まれてからでした。

まずマリアが、その「何か」に「アダ」と亡くなった娘の名前を名付け溺愛し始めます。

訝しみ、違和感を感じつつもマリアに引き摺られるようにアダを溺愛し始めるインヴァル。

 

閉鎖し、完結した小世界。

幸福という名の狂気。

もしこれが普通の街での出来事であったなら、社会の中でこんな異常な存在は認められずに、少なくともアダは自由に外を歩くことは叶わなかったでしょう。

しかし、人里離れた環境であることが幸い(あるいは災い)し、社会から断絶していることで夫婦は共同幻想に身を任せてアダを2人の「幸せ」と認識するようになります。

 

弟のペートゥルの登場はそんなふうに隔絶されていた社会や、常識を思い起こさせるようなものでした。

異形のアダへの嫌悪と、マリアとイングヴァルの態度への違和感。

ここでアダの全身が初めて映し出されますが、個人的には生理的嫌悪がマックスなシーンでした。

にこやかに「幸せ」を連呼するイングヴァルに対してペートゥルが感じた強い拒絶。

僕も同感でしたよ(^_^;)

わかるぞ!!ペートゥル!!

 

しかし、一時は2人の目を覚まさせるためにアダを銃殺しようとした彼も、いつの間にかアダを愛でるようになっていきます。

閉鎖された環境では多数派の常識が主流となっていき、外の世界では異常と思えるようなことも常識としてまかり通るようになる。

そういうことなのでしょうか?

 

すべての根源はマリアの母性の暴走にあったのでしょうが・・・。

そのために産みの母親である母羊を殺し、埋めてしまいます。

この行為がラストシーンの悲劇を生む因果となることも知らずに・・・。

公式サイトの感想をザク読みしましたが、「神話的」というフレーズが出ていて、なるほどと思いました。

半獣人というのも、ミノタウロスや、ケンタウロスの神話の登場人物を想起させます。

 

結局、歪んだ形で手に入れた幸せは長続きしないということなのでしょうか?

死んだはずの娘の名前をつけた半獣人のアダは、あるべき処に帰っていき、悲劇が夫婦を襲いました。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

5、終わりに

 

最後に出てくる半獣人が禍々しくてヤバかったです。

「羊男」っていうと村上春樹の可愛いあの方を想像してしまいますが・・・。

ヤツが羊とまぐわって誕生したのが、アダだったのですね。

miyakoさんの感想にもありましたが、僕もしかしたらイングヴァル異種交配したのかとも思ってました。

そっちもだいぶおぞましいですね(^_^;)

 

最近、観る映画の供給会社がA24のことが多いです。

いや、ここが手がけている映画はハズレがないように思います!!

『ミッドサマー』『WAVES』『ムーンライト』『レディバード』なんかもA24でした。

 

『LAMB』もだいぶ後味が悪い映画でしたが、印象に残る映画でした。

まぁ、こういう後味が悪いラストも好きだなぁ。

hiro0706chang.hatenablog.com

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【本】西 加奈子『ふくわらい』~それを恋というのなら、こんなに美しい感情はない~

1、作品の概要

 

『ふくわらい』は、西加奈子の長編小説。

2012年に朝日新聞出版より刊行された。

第1回河合隼雄物語賞受賞、「キノベス!2013」1位。

文庫本で294ページ。

特異な環境で育ち、愛も友情も知らずに育った編集者の鳴木戸 定(なるきど さだ)が、彼女なりに世界を愛し始めるまでの物語。

f:id:hiro0706chang:20230206193247j:image

 

 

 

2、あらすじ

 

鳴木戸 定は、感情の表出があまり見られない一風変わった女性で、幼少の頃に熱中した福笑いが唯一心動かされることで、大人になってからも、空想の中で他人の顔を福笑いのように解体して楽しんでいた。

母親の多恵からは深い愛情を受けて育つが、病弱な母は早逝し、冒険紀行家の父について世界中を回る旅をしていた定の感覚は周りの一般的な日本人とは違ったものになってしまう。

特に人間の死肉を食べた経験は周囲の人間を定から遠ざけていた。

編集者としては敏腕で、職場の評価も高かった定は職場でできた初めての友人の小暮しずくや、自分以上に不器用に生きて剥き出しの言葉で語るレスラー守口廃尊、定に一目惚れし執拗に求愛する盲目の男性・武智次郎と出会い、少しずつ変化していく。

 

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

『ふくわらい』は、7年前に文庫化された時に読んだんだったと思います。

西加奈子の作品を読み始めたのはたしか『きいろいゾウ』からだったと思いますが、『サラバ!』で涅槃の彼方までぶっ飛ばされたぐらいの時に、この『ふくわらい』も読みました。

当時は正直、西加奈子が何を書きたいのかよく理解できていなかったけど、何か形容し難いような感情が心にグサグサと突き刺さったことを覚えています。

別に言語化しなくていいんだと思いますが、その独特の鋭利な感情の感触がとても印象的でした。

今回読み返して、改めて本当に魂の深いところまで訴えかけてくる「声なき叫び」のような痛切な物語でした。

 

 

 

4、感想・書評

 

西加奈子の作品って、とてもエモーショナルで剥き出しの感情がやたらめったら心にぐさぐさと突き刺さります。

とても好きな作家の一人ですが、彼女のように感情に、心に直接訴えかけてくるような「熱い」作家は他にいません。

唯一無二の激情型の作家さんだと思います。

 

とても感情的で情熱的な文章なのですが、それでいて作品の根底に流れているのは人間への深い愛情。

特に生きにくさを抱えていて悩み苦しんでいる人達へのとてもとても優しい眼差しだと思います。

いや、もうこんだけ書いてて泣きそうになってくる。

なんだろうこの感じ?

なんか菩薩かっ?ってなぐらいの包容力で魂や存在そのものさせ慰撫されているように思えてくるんです。

 

そんな西加奈子の優しさがたくさんの人たちの人生へと降り注いでいるのが今作『ふくわらい』ですし、この国に生きていく上での「あたりまえ」や「フツー」とは違った何かを抱えた人たちの生きにくさに光を当てながら、「そのままでいいんだよっ!!」って言ってくれているように思います。

鳴木戸定は名前からすでにマルキ・ド・サドを模していてとてもユニークで普通じゃなくて、父親との海外の旅で、完全に日本の常識から逸脱した存在になっています。

 

では、定の変化はそんな「逸脱から日本的な常識への回帰」なのか?っていうとそれも違う気がしていて、西加奈子は定のユニークでオリジナルなところを肯定して愛しつつも、彼女が友情や愛情を彼女のペースで知っていき、世界の全てを光の下で味わうことができるようになるその過程を描いたのではないかと思っています。

定はもともとゆっくりペースでひとつひとつ確かめながら自分の内に取り入れていっていたのではないかと思っていて、だから小暮しずくとお友達になるのにも時間がかかって、守口や武智次郎との関わりの中で愛とは何かを知るのにも定なりの時間が必要だったのだと思います。

 

大器晩成。

なんて言葉もありますが。

何かの概念や言葉を自分の中に落とし込んで咀嚼するのに時間がかかるタイプの人もいるのだと思います。

生育環境が普通と違っていたらなおのこと。

でも、それは悪いことなのでしょうか?

表面だけさらって理解できている感じを装って、かえって本質から離れていってしまっている現代の日本人を風刺しているようにも思います。

 

定の稚拙さを笑う誰かは。

本当の意味での友情や愛情を。

理解していると、胸を張って言えるのでしょうか?

 

定が手に入れた宝石のような純粋な感情の結晶。

始まったばかりの世界で、生まれたままの姿で、世界への「I LOVE YOU」を叫んだ彼女の姿はまばゆく輝いていたのでしょう。

 定は、世界に恋していた。

 目に入るもの、耳に飛び込んでくるもの、唇を撫でるもの、すべてが眩しく、そして、くすぐったかった。今定は、世界を、これ以上ないほど、クリアに見ていた。定と世界の間には、お互いを隔てるものは何もなく、そしてそのことがまた、定を、くぐったい思いにさせるのだった。それを恋というのなら、こんなに美しい感情はない、と、定は思った。

 

 

5、終わりに

 

感覚的な感想の書き方になりましたが、「考えるな!!感じろ!!」との教えに従って書いてみました。

この物語はどくどくと脈打ちながら生きている感じがとてもしました。

この世界に散らばっているたくさんの要素を、何度も何度も組み合わせて新しい意味を作り出すそんな「ふくわらい」

そうして時間をかけて作り出した彼女だけの世界。

この物語は世界に高らかに産声を上げた2度目の誕生。

自我の誕生を高らかに祝う物語であったのだと思います。

 

 

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【雑記・お題】今月のお題『かける』について!!夜に駆ける!!ワインをかける!!人生を賭ける!!マグカップが欠ける!!

今週のお題「かける」☆

 

はてなブログさんの今週のお題は「かける」だそうです。

「かける」で書ける?って、とんちが効いてるじゃあないかぁ?

はてなブログさんよぉ・・・?

 

「かける」がひらがななのがミソで、たくさんの使い方ができます。

賭ける、掛ける、駆ける、欠ける、書ける・・・。

かけるにはたくさんのバリエーションがありますね!!

おもしろっ!!

 

そんなわけで、ヒロ×かけるのエピソードの始まりです~。

 

 

 

☆夜に駆けるってめっちゃいい曲だよね~☆

 

夜遊び大好き不良中年のヒロ氏ですが、最近はわりと借りてきた猫みたいに大人しく日々を送っています。

お酒と女性が絡まなけれなわりといい夫であり、父であると思うのですよ。

ぶっちゃけ。

 

そんな僕が駆けるといえば、チョイスするのはやっぱり『夜に駆ける』ですね~!!

まぁ、YOASOBIなだけにね。

きゃりーぱみゅぱみゅをプロデュースしている中田ヤスタカ的な感じの四つ打ちハウス寄りポップスですが、ピアノがピロピロしていて良いですね~。


www.youtube.com

 

最近あまり駆けていませんが、ぼちぼち駆けていかなければなりませぬね。

「駆ける」って躍動感があって良い言葉だな~って思います。

 

 

 

☆奥様のご尊顔にワインをかける☆

 

いやー、いやいやいやいや。

これも実は実話なのですが、過失により奥様の顔面に赤ワインをぶっかけたことがあります。

えっ、そんなことあるの?って思うかもしれませんが、この世界において起こりえないようなことが当たり前に起こってしまうのだから気をつけておくないまし・・・。

 

えっ、喧嘩したの?

だからワインをぶっかけたの?

って思われるかもしれませんが、全くそんなことはなく、普通に家でワインを飲んでいたのですよ。

当時僕はワインにハマっていて、ソムリエに憧れていたのですが、ソムリエのようにワインを注ぎたくて日夜研鑽を積んでおりました。

 

ソムリエがボトルからワインを注ぐときのワインボトルの持ち方をご存知でしょうか?

ボトルの底を持つ感じてワインをサーヴして、最後にクルッとボトルを回転して、ボトルに雫が垂れないようにするあの優雅な仕草・・・。

あれに憧れて、僕も練習していたのですよ。

 

その時に起きた悲劇は、ワインによる酩酊のせいだったのでしょうか?

奥様のワイングラスに優雅に注いだはずのワインはなぜか奥様の顔面に注がれていました。

 

フランス映画のようなシーンから、一気にドリフのコントへと様変わりしていました。

これだから人生は恐ろしい。

だっふんだ!!

皆様もワインを注ぐ際はお相手の顔面に注がないようにどうかお気を付け下さいませ・・・。

 

 

 

☆人生を賭ける☆

 

まぁ、たいして人生を賭けるような瞬間はありませんでしたが、強いて言うならば大学受験の時だったでしょうか?

この時期はまさに人生を賭けて戦っている方たちもいるわけで応援していのですが・・・。

以前にも言ったとおり、所詮はゼロサムゲームでありまして・・・。

 

結局、身も蓋もないことを言うと誰かの失敗と敗北が、誰かの成功と勝利に繋がってしまうわけですよ。

世知辛い世の中ですねぇ。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

最近、次男氏がスケートを始めて、遅ればせながらわりといい線いってるのですが、それでもプロのスケーターとの距離は大きく隔てられているように思います。

才能とキャリアもありますが、一番大きいのは覚悟でしょうか?

愛媛出身の島田高志郎くんが、昨年全日本選手権で2位を取りましたが、彼の覚悟と人生を賭ける意気込みは並大抵のものではなかったようです。

 

愛媛には通年のスケートリンクがなかったために愛媛から岡山に移住。

そして、中学卒業と同時にヨーロッパのコーチに師事するためヨーロッパに渡っています。

アイススケートに人生を賭けていますね。

 

自分の息子がそうしたいと言われた時に、やっぱり止める気はしますが。

それでも、人生を賭ける何かがあるっていうのも、とても尊いことだとも思いますね。

 

 

 

☆欠ける☆

 

ちょっとわかりにくですが、お気に入りのマグカップの淵が欠けました。

某怖い系の番組だと「おわかりいただけただろうか?」って、アップを出すところですが、そこまでするのはめんどいので、フツーに写真を載せます。

右のほうが欠けちゃってます。

f:id:hiro0706chang:20230205214524j:image

 

飲む時にちょうど口が当たったりしてショックっすわぁ~。

お気に入りのマリメッコのマグなのに~。

 

まぁ、そんなわけでいろんな「かける」で記事を書いてみました~。

 

 

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【アニメ】『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』~ファーストガンダムの前日譚!!赤い彗星はいかにして生まれたのか?~

1、作品の概要

 

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』は、2015年に全6章で製作されたアニメ。

機動戦士ガンダム』の前日譚に当たる物語になっている。

2019年に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン) 前夜 赤い彗星』として、全13話に再編集されてNHKでTV放送された。

原作は、安彦良和の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』で、『ガンダムエース』に2001年から2011年に連載された。

コミックスは全24巻。

原作では、『機動戦士ガンダム』の物語全てをコミカライズしつつ、外伝的要素を付け足し、設定を見直している。



 

2、あらすじ

 

UC0068年、サイド3で宇宙連邦からの独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは演説中に倒れて帰らぬ人となった。

ダイクンの死後、ザビ家とラル家の間に激しい勢力争いが起き、ザビ家が実験を握る。

ダイクンの遺児であるキャスバル(後のシャア)と、アルテイシア(後のセイラ)はジンバ・ラルと共に地球へと亡命する。

テアボロ・マスに匿われて3年間平和に暮らしていたが、ザビ家の刺客が迫り、辛くも一命を取り留めるが、母の訃報を聞きエドワウ・マスと名前を変えたキャスバルは復讐を決意する。

友人と入れ替わり、シャア・アズナブルとしてジオン軍に入隊したキャスバル

赤い彗星の伝説が始まろうとしていた・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を観てから、僕の中のガンダム・ソウルに火がつき、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』も観ました。

いやー、めっちゃ面白かった!!

アマゾンプライムビデオでも全話観られるのでぜひです!!

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

4、感想

 

なぜシャアがザビ家への復讐を誓ったのか?

なぜあんなヘンテコな仮面を被っているのか?

そんな謎が明かされるのが『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』です。

原作では1年戦争編の内容も語られていますが、残念ながらそこまではアニメ化されなかったようです。

 

ただ、ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバルがいかにして赤い彗星シャア・アズナブルになったのか?

なぜジオン公国と、地球連邦軍が戦争状態に入り、熾烈な「1年戦争」を引き起こすことになったのか?

などが丹念に描かれる内容となっています。

 

いやー、観てて改めてガンダムって深いよなーって思いましたね。

この時代のロボットアニメで勧善懲悪ではなくて、しっかりとした「戦争」を描いたのは素晴らしいですし、ジオンが悪というわけでもないですよね。

シャアにはシャアなりの戦う理由と覚悟があるという点も興味深いですし、彼の圧倒的な知力と運動能力に改めて感嘆させられました。

シャア、すげえ!!

 

ザビ家への復讐を胸に、利用するものは何でも利用し、無関係な人間の命を奪うことも厭わない。

シャアの心の奥底で燃え盛る、怒りと憎しみ。

それがシャアをジオンの英雄、赤い彗星たらしめた原動力だったのだなと思いました。

 

立てよ国民!!

ジーク・ジオン!!


www.youtube.com

 

 

 

5、終わりに

 

勢い余って、アマゾンプライムビデオで『機動戦士ガンダム』を1話から観てます。

ええ、40年前ぐらいのアニメですよ(笑)

いやー、でも今観てもガンダムは面白いし、バックグラウンドを理解してから観るファーストガンダムは魅力が倍増しますね。

子供の頃はよくわからずに、ガンダムかっこええぐらいの感じで観てましたが(^_^;)

ストーリーや世界観、人物相関図が深すぎます。

このままZガンダムや、水性の魔女まで観てしまいそうな勢いですね(笑)


www.youtube.com

 

 

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【雑記・お題】節分の豆まき!!豆の植物性タンパク質が肝臓を救う!!マメなブログ更新!!の豆についての3本です!!

今週のお題「マメ」☆

 

さてさて、今週のはてなブログのお題は「マメ」です。

そして、今日は2月3日で節分。

となれば、書くべきお題は「節分の豆まき」1択でしょう!!

 

鬼といえば、近年大人気の漫画・アニメの『鬼滅の刃』での敵として出てくるので、そっちのイメージも強くなりましたね。

昔話のクラシカルな鬼だけではなくて、鬼の概念も変化しています。

そんなわけで、ヒロ家の去年の鬼のお面は・・・。

鬼滅の刃』の上弦の参・猗窩座でした(笑)

煉獄さんを殺した憎いあんちくしょうです。

f:id:hiro0706chang:20230203102731j:image

↑奥様が製作されました。

 

kimetsu.com

↑こんなんもあるみたいですね。


f:id:hiro0706chang:20230203102728j:image

↑「お前も鬼にならないか?」のセリフ付きです。これで君も猗窩座だっ!!

 


www.youtube.com

 

少年の心を持った中年ことヒロ氏は、全力で猗窩座を演じながら豆をぶつけられましたとさ・・・。

「お前も鬼になれ!!杏寿郎!!」とか言って、次男と寸劇を繰り広げました。

 


f:id:hiro0706chang:20230203102725j:image

↑こちらはクラシカルな鬼です。


f:id:hiro0706chang:20230203102722j:image

↑1歳ぐらいの時の次男氏。豆を食う。

 

 

さて、今年はどうしようかなぁ?

とりあえず、豆を買ってきます。

豆まきは楽しいけど、豆を片付けるのが大変なんだよなぁ・・・。

 

 

 

☆泥酔ライフを支える健康豆知識!!植物性タンパク質で肝臓を救済セヨ☆

 

皆さん、毎年血液検査をしていますか?

僕は、毎年職場の健康診断で血液検査をしています。

血液検査から得られる情報は様々ですが、飲酒癖がある方たちが気にしているのが、ガンマGTP、ALT、ASTの飲酒と肝臓に関する3項目と、尿酸値になるでしょう。

 

ガンマGTPは主に飲酒に関する値で、アルコール以外でも肝炎のリスクなど肝臓の機能に関するものです。

ALT、ASTも肝臓に関する値で、肝臓に障害があると上昇します。

飲酒をしているかしていないかに関わらず、この肝臓関連の値が上昇していると肝炎、肝硬変、肝がんなどに繋がっていくので要注意です。

しかも、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、自覚症状なく進行していることがあるので定期的に血液検査を行うことが大事だと思います。

 

ちなみにヒロ氏も数年前に肝臓の値が軒並み高めで、「このままでは死ぬんじゃ・・・」と思い、運動や、食生活を見直して現在では正常値に戻りました。

でも、ぶっちゃけ休肝日は最近設けておらずエブリデイ泥酔ライフを謳歌しているこの昨今。

そんなヒロ氏の肝臓を支えているのが、植物性タンパク質です。

 

肝臓の栄養はタンパク質であり、大豆は食物性タンパク質が豊富に含まれています。

なんで、納豆とか、豆腐を食べていれば肝臓の機能は低下することなく、健康なまま飲酒を楽しむことができるのですよ。

ビバ!!マメ!!

ただ、肝臓の機能には個人差があるので、やっぱり過度の飲酒を避けるのが一番ではありますね!!

自らの肝機能に応じた泥酔ライフを送りましょう!!

 

あと、尿酸値はビールや海産物に含まれるプリン体の摂取量が増えると高くなり、痛風を引き起こしたりします。

僕はギリギリ正常値なのですが、ヒロ家のビールがプリン体ゼロのキリンビール『プラチナ・ダブル』を飲んでいることが大きいと思います。

まぁ、でも飲みすぎないことが一番ですが(笑)

 

 

 

☆マメなブログ更新してるぜっ!!☆

 

去年ぐらいからマメにブログ更新してますね。

1月も2~3日サボりましたが、ほぼ毎日更新。

目標は3日のうち2日ぐらい更新できれば良いかなと思っていますので、まあ上出来でしょう。

 

今後もできるだけマメにブログ更新したいっすね。

 

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【本】小川洋子『密やかな結晶』~たとえ失われていく運命だとしても~

1、作品の概要

 

1994年に刊行された小川洋子の長編小説。

2019年に英訳版が出版され、全米図書賞翻訳部門と、2020年ブッカー国際賞の最終候補に選出される。

文庫版で402ページ。

何かが少しずつ消滅していく島で怯えながら暮らす人々と、消滅を補完すべく権力を振りかざす秘密警察たち。

それでも心の在処を見定めようとする人々の物語。

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2、あらすじ

 

前触れもなく、存在や、それにまつわる記憶が消滅していくとある島。

消滅を完全なものにすべく、秘密警察が権力を振りかざして、人々を蹂躙していた。

彼らは消滅したものを消す「記憶狩り」に飽き足らず、消滅した記憶を抱える人々を捕らえていた。

わたしの母親は消滅した記憶を抱えていたため秘密警察に捕らわれて帰らぬ人となっていた。

小説家を生業としていた彼女は編集者Rが母親と同じ、消滅した記憶を抱えた人間だと知り、おじいさんと協力して自宅にかくまうことを決意する。

こうしてわたしと、R氏との奇妙な共同生活が始まるが・・・。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

なんかブックオフの正月セールで100円がさらに安くなって80円とかになっていて、小川洋子の長編で、SNSでよく見かけていた小説だったので買ってみました~。

てへぺろ、って感じでしたがめちゃくちゃ突き刺さるような作品で、見事に魂を打ち抜かれました。

いや、読書好きなんだったらちゃんと書店で買って売上に貢献しろ、と言われるとすみませんなんですが・・・。

今度ちゃんと新刊買うんでお許しを(^_^;)

 

まぁ、でも読書っていう趣味のコスパの良さは異常過ぎますね。

図書館だったらタダで借り放題だし。

中古でも100円で名作読み放題。

この世にある本なんて読み尽くすのは絶対に無理だし、ってか読み返すのも楽しみだし・・・。

 

って、感じで読んでみた『密やかな結晶』でしたが、今作でも小川洋子に心臓を貫かれました。

 

 

 

4、感想・書評(ネタバレあり)

①消滅とファシズム

この世界ではない異世界感が漂う物語。

小川洋子の作品のほとんどが、どこかこの世界とは違っている独特の世界観をもっていますが、『密やかな結晶』でもそんな特異な世界で物語が進んでいきます。

周囲から隔絶された「わたし」が住む島で、理由もなく突然何かの存在が失われてしまう「消滅」が前触れもなく起こります。

 

例えば、ある朝目覚めると、ビールが消滅してしまっています。

ビールそのものが消えてなくなるわけではないのですが、人々の脳裏からはビールという飲み物が何を意味していて、どんな味をしているのかが消滅してしまい、ビールにまつわる記憶さえも消え失せてしまいます。

ですから、目の前にビールがあったとしても、何も感情が動かないし、飲んでみたとしても味も泥酔もないという設定です。

 

この「消滅」の概念がとても独創的ですし、小川洋子らしいなと思いますね。

何かが突然消滅して、少しずつ心の中から無くしてしまっている人々・・・。

もう行間から喪失感が溢れ出している感じがたまりません。

とにかく物語の最初から最後まで失い続ける人々。

そこにある諦観と、氷点下の冷たい絶望。

 

そんな消滅に直面しても記憶を失わないのが「わたし」のお母さんであり、R氏でした。

消滅に左右されずに、心を失わないでいることはとても素晴らしいことですが、それを許さない人たちが秘密警察であり、彼らは記憶狩りによって消滅を補完しようとしています。

この秘密警察の存在も物語の暗さに拍車をかけていて、とにかく消滅に従わない人々を連れ去っていきます。

秘密警察が一番敵視しているのは消滅したものの記憶を失わない人間たちで、「わたし」の母親も彼らに連れ去られて命を落としました。

 

この秘密警察は第2次世界大戦下のナチスのようであり、ユダヤ人狩りのように記憶狩りを行い、多くの人々を連れ去っていきます。

彼らが何を目的に消滅を補完し、記憶狩りを行っているかは不明ですが、強大な権力を持って人々を恐怖のどん底に陥れています。

R氏が隠れ家に隠れている姿は『アンネの日記』を彷彿とさせ、『密やかな結晶』への影響を感じさせられます。

 

小説が消滅した際の本を焼く場面は、ナチス焚書を想起させ、ハインリヒ・ハイネの言葉が引用されます。

焚書は序章に過ぎない。本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる。

本を焼く。

人類の叡智の集積と結晶を、暴力的に、無知で無造作に、焼き捨ててしうこと。

「物語の記憶は、誰にも消せないわ」と、叫んだ女性の悲痛な叫びが胸に突き刺さるようでした。

 

②R氏とおじいさん、親密で温かな小世界

消滅と秘密警察によって脅かされる人々の生活。

何か改善の余地があれば良いのですが、状況はページを繰るたびに崖を転がり落ちるようにどんどん悪くなっていきます。

食料が消えていくことで人々は飢え、冬が続くようになることで食物も育たないようになります。

 

季節が回らずにずっと冬のままになってしまった閉鎖された世界で、おじいさんとR氏

との3人のささやかで親密な関係と、自らが紡ぎ出す物語が「わたし」の心を励まし、支えます。

既に両親を失い一人ぼっちだった彼女は希望に似た何かを手に入れますが、R氏との関係にはどこか歪んだ支配のようなものを感じます。

 

秘密警察のせいだとは言え、妻帯者であり、これから子供が産まれる男性のR氏を自分のテリトリーの中に閉じ込める。

はっきりとは描かれていませんが、そういった形でR氏を手に入れて、動物を飼育するように愛でる。

そこには何か強烈なフェティシズムを感じますし、抑圧された淫靡さを感じます。

 

「わたし」が書いていた物語でも、タイピストの男性が見初めた女性をタイプライターの声を閉じ込めて、塔の1室に幽閉し、様々な人間的な能力を奪いながら彼女を支配していくという内容でしたが、それはR氏と「わたし」の関係性を暗示するような内容でもありました。

何もかも失われていく世界で、自分だけの宝物を、どこか目の届かないところに隠しておきたかった。

少しずつ衰弱していく彼を支配したかった。

そんな歪んだ愛情が垣間見えるような気がするのです。

 

あの隠し部屋にいる限り、大事な彼を誰にも奪われることはない。

そうやってR氏を飼育し、やがてお互いに愛し合うようになります。

R氏にとって「わたし」しかいないのですから、これはある種の支配であり洗脳のようなものでもあったのだと思います。

「彼はもう、あの部屋だけでしか生きていけないのよ。彼の心は濃密になりすぎているわ。外の世界に出て行ったら、無理矢理水面に引き上げられた深海魚みたいに、身体がばらばらにちぎれてしまう。だからわたしは、彼を抱きかかえて海の底に沈めているの」

こんなふうに海の底に沈められて、何もかも奪われて愛されるのも悪くないような気もしてきますね。(BY ドMヒロ氏)

 

③心と喪失

この物語で一番核として描かれているのは「心」だと思います。

消滅のたびに、何かが少しずつ心から消えていく人々。

それを食い止めようとすべく、R氏や、「わたし」のお母さんは消滅してしまった物たちを所持し続け、心の空洞に働きかけようとします。

 

何かが心の中から消えていき、失い続ける自らの生に諦観を感じる人々。

失うこと、奪われることに慣れて、抗うことや希望を持つことを諦めてしまっていますが、再び心を取り戻そうと叫び続ける人たちがいます。

僕は『密やかな結晶』を読みながら村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』を思い出していました。

消滅を繰り返す島の状況が、どこか『世界の終わり』の物語に似ているように感じたからです。

雪が降り積もっていて、心を無くして静かに生き続ける人々・・・。

そして、失った心を取り戻そうとあがく。

重なり合う部分が多くあったように思います。

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R氏は「わたし」とおじいさんの心を取り戻すべく。

失われたものたちを取り返すように心に強く働きかけます。

しかし、それは深い井戸に小石を放り込むような、どこか頼りない試みだったのかもしれません。

それでも、失い続けて抗うことを忘れた人たちに対して立ち上がり、心を持ち続けることの大事さを示唆するような行為だったのだと思います。

「いいや。そんな心配はないよ。心には輪郭もないし、行き止まりもない。だからどんな形のものだって受け入れることができるし、どこまでも深く降りてゆくことができるんだ。記憶だって同じさ」

 

結局、「消滅」は心を失くした人たちの存在そのものを消し去ってしまいます。

なかなかに衝撃的で救いのないラストですが、心を失くして失い続けることに対して諦めた人々の運命を辛辣に予言した作品であったのだと思います。

 

 

5、終わりに

 

いやー、素晴らしい小説でした。

ナチスドイツを彷彿とさせるような秘密警察を描きつつ、小川洋子版の『アンネの日記』な作品かと思いつつ、心についても描きつつ、フェティシズムとか色々盛り込んでもうお腹いっぱいです(笑)

唯一無二の世界観。

こんなん小川洋子にしか書けませんね。

読み始めてから、読後数日経った今でも、彼女の物語の檻に囚われ続けているような気がします。

僕はもしかしたらその檻に望んで入ったのかもしれないのですが・・・。

 

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