ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【雑記】おうちカレーでインド人もビックリ!!~毎日がスパイシー!!圧力鍋でカレーを大噴射!!キャンプのカレーにフナムシを混入!!ヒロ氏の華麗なるカレーの記憶・・・。だけど今は加齢臭・・・。~

☆miyakoさんからナイスパスキター!!今こそ「おうちカレー」の素晴らしさをかたろうじゃぁないか!!☆

 

どもども!!

人生がスパイシー!!

もう辛(から)いんだか辛(つら)いんだか、よくわがらねぇ!!

毎日滂沱に流れる涙の海でマンゴーラッシー!!

そんなカレー大好きヘンテコブロガー、ヒロ氏ここに降臨ですよぉ(๑≧౪≦)

はい、今日も支離滅裂!!焼肉定食!!

もちろん酔ってます!!

安定の酔拳ブロガー面目躍如でございます!!

 

なんかさぁ~。

真面目な記事が続くとさぁ~。

ふざけたくてムラムラしすぎなムラ上春樹状態なんですよ!!

やれやれ。。

 

そんなおふざけ雑記ネタを探していた時に、miyakoさんからナイスなパスが!!

お題目は、おうちカレー!!

こりゃ、書くっきゃねぇ!!

インド人もビックリなカレーネタをなぁ!!

ってな感じです~。

www.421miyako.com

 

 

 

☆実家のカレー&給食のカレー☆

 

いやー、カレーって本当に良いものですね!!

昔は今みたいに美味しいものがたくさんないし、「カレーライス」と言えば昭和の子供たちにとってはご馳走でした!!

野山を駆け巡って遊び、友達に別れを告げて辿る家路。

どこからともなく漂ってくるカレーの匂いに心をときめかせたものでした。

それが、自分の家から漂ってくる匂いだったとしたらもう・・・。

テンションマックスでしたよ!!

 

実家のカレーはオーソドックス過ぎて特に言及することもないんですが、ちょっと変わった食べ方として、生卵を落としてカレーに混ぜて食べていました。

最近はやんないですが、子供の頃は好きな食べ方でしたね!!

 

それと、給食のおかわりカレー争奪戦。

食べ終わった人からおかわり可だった小中学生の給食。

カレーのおかわりと言えば、いつも争奪戦。

男子はかき込むように給食を完食し、カレーの鍋にダッシュして、おかわり奪取。

給食の黄色いカレーのために戦いが繰り広げられていました。

 

今現在ではあんまり子供たちはそんなリアクションしないですね(^_^;)

 

 

 

☆カレー鍋が大噴火!!カレー汁をぶち撒けたあの日のこと☆

 

パンドラの箱の語源はギリシャ神話にあります。最高神であるゼウスがあらゆる不幸や災いが入った箱を地上最初の女性であるパンドラに渡し、「絶対に開けてはならない」と命じます。

しかしパンドラは好奇心から箱を開けてしまい、中にあった不幸や災いが飛び出してしまいました。パンドラはすぐに蓋をしましたが、箱には「希望」だけが残りました。

この神話からパンドラの箱は「触れてはいけないもの」の例えとなりました。

 

僕もパンドラの箱を開けてしまったことがあります・・・。

しかし、中から飛び出してきたのはカレー汁で、箱に残ったのは人参とじゃがいもでした。

それは、あるいは希望であったのかもしれません・・・。

そのパンドラの箱の写真がこちらです↓

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圧力鍋。

奥様が、「圧力鍋を使うとカレーなんてあっという間にできる」という言葉を間に受けて、圧力鍋を使ってカレーを作ろうと思ったのが悲劇の始まりでした・・・。

その日奥様は不在でしたが、僕は「所詮鍋なんだし、まぁ恐ることもなかろう」と舐めくさった態度で圧力鍋を使用しました。

 

圧力鍋に逆に圧力かけてやんぜオラァ!!

ってな感じの圧力団体と化していたヒロ氏でしたが、その後に起こる悲劇も知らずに暢気にローリエなんぞを鍋に投入していました。

強火でプシューってなって、弱火に切り替えてしばし待つ・・・。

うん、もうぼちぼちいいっしょ!!

ってな感じでオープンザ鍋!!

 

次の瞬間・・・。

火山が大爆発しました。

ボルケーノ!!ボルケーノ!!ポンペイ!!ボルケーノ!!

 

ぶっっしゃぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁあぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ふなっしーのぶっしゃぁぁぁなんて目じゃないぐらいの噴き上げ方。

しかも、熱湯のカレー汁(ルウ投下前)です。

ええっ、あちぃあちぃ!!

ええっ????????

ってな感じでパニック状態ですよ。

鍋が熱湯を噴射した時に誰が冷静さを保てるでしょうか?

 

勢いよく熱湯を噴き上げ続ける圧力鍋を呆然と眺めながら、茶色く汚染されていく白い壁を見やっていました。

ああ、汚されていく。

この鍋は開けてはいけないパンドラの匣だったのだ・・・。

この世の全ての災厄が飛び出してきている・・・。

 

ようやく噴出が止まった後に残されたのは。

呆然と鍋を眺める加齢臭溢れるオッサンと、カレー汁に汚染された「ヘブンズキッチン」ならぬ「ヘルズキッチン」でありました。

 

その時に受けたトラウマからしばらく圧力鍋を使うことができなかったです(^_^;)

皆さんも、圧力鍋の使い方にはご注意を!!

 

 

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【映画】『ショーシャンクの空に』~誰にも奪えない心の中にある希望~

1、作品の概要

 

1994年に公開されたアメリカ映画。

スタンド・バイ・ミー』『IT』で知られるスティーブン・キング刑務所のリタ・ヘイワース』が原作。

監督・脚本がフランク・ダラボン

主演ティム・ロビンス、助演モーガンフリーマン。

アカデミー賞で7部門にノミネートされた。

無実の罪で投獄されて男が、希望を捨てずに生き抜いていく様を描いた。

 

 

 

2、あらすじ

 

銀行員のアンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人を殺した冤罪でショーシャンク刑務所に終身刑で収監されることになった。

調達屋のレッド(モーガン・フリーマン)と懇意になったアンディは、彼に小さなロックハンマーの調達を依頼する。

刑務官のハドリーの遺産相続の問題を解決してから、刑務所内で所長や刑務官からも重宝がられる存在になっていく。

やがて所長の不正蓄財の片棒を担ぐようになったアンディだったが、自由を得るために行動を起こすのだった・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ

 

20年以上前に観て、深い感動を覚えたこの映画。

そろそろ観直してみようかなと思っていた時に、金曜ロードショーで放送するとのニュースが!!

ノーカットじゃないしどうしようかなと悩みましたが、気づいたらテレビの前に座って名作『ショーシャンクの空に』を楽しんでいる自分がいました。

うん、やっぱり最高の映画でした!!

 

 

 

4、感想

 

銀行員で超エリートのアンディ。

殺人の罪で裁かれて終身刑になった彼は、収監されることになります。

エリート人生から、地獄のような刑務所へ。

真っ逆さまな転落で、フツーお先真っ暗になるところがアンディはめちゃくちゃ鉄メンタルで、劣悪な環境にも動じずに自分を貫いて生きていきます。

 

刑務官にも物怖じしないアンディは、その知識と人間性から刑務所ないで誰からも一目置かれる存在へと変貌していきます。

ハドリー刑務官に協力した見返りにビールを振舞われて、自分は飲まずに仲間たちが喜んでいるのを微笑みながら見ているアンディ。

うん、めっちゃイイ奴じゃん!!

そんなアンディだったから最初はエリート臭漂う彼を敬遠していた他の囚人達も心を開いていきます。

特にレッドとは親友とも言える関係になっていきます。

 

アンディが放送室に立てこもって、モーツァルトフィガロの結婚』を刑務所中のスピーカーを通して爆音で流す場面はこの映画屈指の名場面ですね~。

『音楽は決して人から奪うことができない』

それは希望だったりもすると思いますが、心のなかにあるものがどんなに権力を持った人間でも奪うことなんてできないのでしょう。

 

僕の好きな音楽漫画『BECK』でも『ショーシャンクの空に』のこのシーンについて言及しています。

この漫画も近々ブログに書いてみたいっす。

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アンディは絶望的とも思える塀の中でも力強く咲き誇るたんぽぽみたいに劣悪な環境のなかでもしっかりと根を張って自分を貫いていました。

彼は自分のやり方と信念で図書館に古書を寄贈させて、予算を勝ち取り、誰にも悟られることなくコツコツと脱走の為のトンネルを掘り続けていて。

その諦めない姿勢とどこに置かれても咲き続けるしなやかで力強い生き方に強い感動を覚えました。

 

20年あまり周到に準備して機会を待ち続け、汚水をくぐって嵐の中手に入れた自由を謳歌する彼の姿はとても眩しかったです。

自由や希望がどれだけ人間の心にとって必要なものか・・・。

折しもかの極北の国の独裁者がウクライナに対して暴虐の限りを尽くしていますが、それでも心の中にある希望や自由を望む心は奪うことはできないし、完全に支配して押さえつけようとしてもそんなことはできはしないのだと思います。

彼もこの映画を観て、そのことに気付いて一刻も早く無益な戦争をやめてくれれば良いのですが・・・。

 

アンディが抑圧の中でも自由と希望を失わない人物だとしたら、レッドは自らが抑圧されることに安寧を感じて自由を恐れるような人物でした。

対照的な二人ですが、だからこそ友として惹かれあったのですし、最終的にレッドはアンディの力を借りて自由と希望に満ちた世界を謳歌しようと決心することができたのだと思います。

ラストシーンの深い感動は、絶望と暗闇に満ちた物語を通り抜けた末に得られた光だったのでしょう。

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、映画って本当に良いものですね~。

って、水野晴郎になりそうなぐらい良い映画でした。

幸運はどんな泥濘の中でも希望を捨てない人間のもとに転がり込んでくる。

そんなふうに改めて思いました。

 

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【映画】『LEON』~お互いの心の欠損を埋めるように寄り添っていく2人。心のさざなみは幾重にも繊細な波紋を描いて~

1、作品の概要

 

1994年に公開されたフランス・アメリカ共同制作の映画。

ニキータ』『グラン・ブルー』『ジャンヌ・ダルク』のリュック・ベッソン監督作品。

主演ジャン・レノナタリー・ポートマン。ゲイリーオールドマンらが出演。

主題歌はSTING『SHAPE OF MY HEART』、挿入歌にBjork『Venus as a Boy』が使われている。

殺し屋と家族を殺され復讐を誓う少女の交流を描いた。

 

 

 

2、あらすじ

 

家族を麻薬組織と、その組織に癒着している刑事・スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)に殺された12歳の少女・マチルダナタリー・ポートマン)は、アパートの隣室のレオン(ジャン・レノ)の部屋に逃げ込む。

レオンが殺し屋であることに気付いたマチルダは家族への復讐をするために自分にも殺しの技術を教えて欲しいと懇願する。

初めはマチルダを疎ましく思うレオンだったが、彼女の本気に心を動かされて、次第に大人びた彼女の振る舞いに翻弄されるようになっていく。

レオンの「掃除屋の仕事」を手伝うマチルダは殺しの技術のレクチャーも受け、徐々に2人の絆は強くなっていく。

ある日家族を殺した仇・スタンスフィールドを見かけたマチルダは、彼を尾行して復讐しようとするが・・・。


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3、この作品に対する思い入れ

 

20数年前に観て10本の指に入るぐらい好きな映画。

たぶん高校生か大学生の時にビデオでレンタルしたんだったと思いますが、久々に観てあらためて強く惹かれました。

レオンの部屋やファッションのオシャレ感、哀愁を誘うような切ない音楽、ナタリー・ポートマンのハンパない目力と演技、ゲイリー・オールドマンのクレイジーな演技など。

色褪せるどころが新たな魅力を色々と感じました。


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4、感想

 ゲイリー・オールドマンのキレっぷり

まずそこからかいっ!!ってツッコまれそうですが、ゲイリー・オールドマン演じるスタンスフィールドのキレっぷりがめっちゃ印象的でした。

思えば『JOKER』のホアキンフェニックスと言い、僕はクレイジーなキレ役が好きかもですね(笑)

リアルでは絶対にお会いしたくないタイプの人間ですが、映画で観てる分にはとても興味深いですね。

 

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

スタンスフィールドはマチルダの家族を殺した仇であり、麻薬取り締まり捜査官でありながら白昼堂々お薬キメまくり、ラリりまくり。

実は麻薬組織を裏で牛耳る存在で、横流しにも加担している様子で正真正銘のクソやろうですね!!

 

実はレオンに殺しを依頼していたトニーの依頼元でもあったスタンスフィールド。

もしかしたらマチルダの家族を殺しに行く役目をレオンが担っていた可能性もあったのでしょうか?

それとも「女と子供は殺さない」というポリシーがあったから依頼が来なかったのかもしれませんね。

女子供も容赦なく殺すスタンスフィールドとは対照的ですね。

 

スタンスフィールドは頭もキレて用心深く警察組織の中でも一目置かれる存在だったようですね。

チルダは復讐を果たそうと尾行しますがあっさり見破られ・・・。

扉の陰からコンニチワからのお薬キメキメ(^_^;)

こわぁぁぁ~~~。。


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②徐々に縮まっていくレオンとマチルダの心の距離

金のためには躊躇なくターゲットの命を奪う冷酷無比で有能な殺し屋のレオン。

黒ずくめのファッションにサングラスと、とてもクールな出で立ちですが、私生活では飲み物が牛乳だったり、観葉植物が大事なお友達だったりと可愛い一面も垣間見えます。

 

それまで孤独でシンプルな暮らしだったのが、マチルダという異物が入り込んできたことによって生活が一変。

初めは疎ましく思っていたレオンですが、自由奔放で感情豊かなマチルダに翻弄され、私生活でも「掃除屋の仕事」でも欠かせないパートナーになっていきます。

この辺の描写も微笑ましくて良いですね~。

 

ただ、観葉植物のことを「俺と一緒で根がない」と言うレオンの態度は、過去に何かを抱えているものがあることを伺わせます。

それに対しての「大地に植えれば根を張るわ」というマチルダの返しが秀逸ですね!!

根無し草になってしまって殺し屋稼業で普通とは程遠い人生を送っているレオンですが、環境さえ整えば平穏な生活を送ることができる。

そういったメッセージにも聞こえますし、ラストシーンでマチルダが観葉植物を大地に植えることの意味にも繋がっているのだと思いました。

 

しかし、この映画は名言のオンパレードですね・・・。

チルダ「もう大人よ。あとは歳を取っていくだけ」というセリフに対しての、レオンの「俺は逆だ。歳は取ったが、大人になる時間が必要だ」というセリフは、年齢は幼いけれどしっかりとした自我を持っているマチルダと、年齢は重ねたけれど自我が未発達でアンバランスさを抱えているレオンという対照的な2人をよく表しているのだと思います。

助け合いながら、何かをお互いに与えながら不思議に寄り添うようになった2人はこういったお互いに足りないなにかを補うように寄り添うようになっていったのではないでしょうか?

 

③それは恋だったのか?お互いの心の欠損を埋めるように寄り添っていく2人。

スタンスフィールドに監禁されたマチルダをサクっと救出するレオン。

タクシーを待たせている間に助け出すとかカッコよすぎ・・・。

部屋に戻ったあとの「レオン、あなたに恋したみたい。初めての恋よ」のマチルダの唐突な愛の告白に牛乳ブーのレオン(๑≧౪≦)ですが、12歳ぐらいの女の子が父親みたいな男性に惹かれるっていうのは割にあることかもしれませんね。

でも、それは「はしか」みたいなものでこの年齢ぐらいの女の子が、しかも自分の父親がクソ野郎で殴られたりしていて、再婚した義母親とはうまくいってなかって、なんてことがあると余計に自分を庇護してくれる父親のような年齢の男性に「恋心のようなもの」を抱くのはわりと自然なことなだと思います。

 

ただ、マチルダの恋心を「はしか」と評したのは一時の熱病のようなもので、いつかは過ぎ去るものだと僕には感じられたからです。

レオンにもそのことがわかっていたから、熱病に浮かされたマチルダをあしらいますが、心は乱れます。

レオンはどういう心境だったのでしょうか?

30代ぐらいの男性であるレオンが、12歳の少女に恋心を抱く・・・。

というと、なんか倫理的に色々アカンと思いますが、レオンがマチルダに感じていた感情のさざ波は今のレオンではなくて、心の中にいる12歳の頃の自分の恋慕だったのではないかと思います。

 

一言では言い表せない感情の波が幾重にも重なってレオンの心を泡立てますが、その波は恋愛感情というよりはもっと暖かで穏やかなものだったのではないでしょうか?

自分の日常を色鮮やかに変えてくれたマチルダ

ずっと独りぼっちだったレオンは、そんなマチルダのことがとても大切でかけがえのない存在で、だからこそ彼女のことを「愛している」と感じたのではないでしょうか?

それは名前のない感情、愛情で。

美しくて、切実で、純粋で。

命を賭してマチルダを守るためにレオンを駆り立てる熱であったのだと思います。

 

「大地に根を張って暮らしたい。決して君を一人にしない」

レオンは最後にマチルダにこう投げかけます。

きっとレオンはマチルダに出会わなければ、ここで死ぬことはなかったのでしょう。

けれど、過去に愛していた女性を失ってから誰にも心を開かずに生きてきた彼は幸せだったのだと思います。

 

 

 

5、終わりに

 

映画を観ている時に村上春樹ダンス・ダンス・ダンス』の僕とユキの関係を思い出しました。

チルダとユキって大人びているけど、内面はとても傷ついている美しい少女で、早く大人になりたいって背伸びをしている。

そんな少女が興味を持つのは同世代の動物みたいな野卑な男子ではなくて、どこか哀愁を漂わせている枯れたオジさんなのでしょう。

ダンス・ダンス・ダンス』の僕がユキに感じていた感情は過去にいた少年の自分が感じていたざわめきのような複雑な感情でした。

レオンが感じていたものも、もしかしたらそういった種類の感情だったのかな・・・。

 

改めて素晴らしい映画でした!!

最後のSHAPE OF MY HEARTがマイハートに沁みました。

ちなみにこの曲のHOUSE MIXのレコードを持っていて、ちょくちょくかけてました~。


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【音楽】clean bandit~クラシック+R&B+エレクトロニカの融合!!~

☆最近好きになったR&Bグループ『clean bandit』☆

 

ここ数年、最新の音楽シーンから離れて古いソウル、クラシックなんかを聴いていることが多かったのですが、ここ1~2年音楽熱が個人的に高まり、新しい音も聴いてみたくなっています。

そんな中で出会ったのがイギリスのバンド『clean bandit』でした。

メンバーは現在3人で、ベース/サックス/キーボードのジャックパターソン、チェロのグレース・チャトー、ドラムのルーク・パターソンがメンバーです。

ファーストアルバムリリース後にヴァイオリニストのニール・ミランが脱退しています。

 

えっ、ヴォーカルいないじゃん!?ってなったあなた。

ヴォーカルは毎回違ったゲストが務めているのがこのバンドの面白いところですよ。

 

現在アルバムを『New Eyes』『What is Love?』の2枚リリースしている彼ら。

レーベルは何とあのATLANTICレコードです!!

うん、いいね!!

ちなみにあのレーベルロゴを見るだけでなんとなくテンションがあがります(笑)

ちなみに写真は2枚目のアルバム『What is Love?』のジャケです。

アーティスティックでオシャレですね!!

僕の頭の中にも、たぶんキノコとか生えてる気がします。

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☆clean banditのオススメ曲!!☆

 

まずはデビュー作の『MOZARTS HOUSE』です。

エレクトロニカ全開のオープニングから某有名作曲家の名曲がサンプリングされまくり(笑)

そして、ヴァイオリン奏でまくり!!


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初期の大ヒット曲『RATHER BE』はMVの舞台が日本です。

ストリングスから綺麗に始まってピアノと四つ打ちが絡んで、綺麗だけどめっちゃノリノリな超名曲です。


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アン・マリーとショーン・ポールフューチャリングした『Rockabye』は全英シングルチャートで9週間連続1位を記録し大ヒットとなりました。

ショーン・ポールのラップがレゲエっぽくていい感じッス!!

サウンドはキレイめなのにBっぽいテイストが新しい!!


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個人的にはイチバン好きな曲かも!?な『Symphony』です。

めちゃくちゃ壮大で美しい曲にウットリ・・・。

ヴォーカルのZaraの歌声も伸びやかで良いですねぇ。


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『Everything But You』は浮遊感あるサウンドとストリングス、A7Sの切なげなヴォーカルがいい感じです。

異星人との交流を描いたMVもユニークですねぇ。


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スタンダードなR&Bナンバー『Solo』ですが、めっちゃリズミカルでかっちょええです!!


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これからも要注目『clean bandit』は要注目なグループですね♪

 

 

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【雑記】ヒロズキッチン~旬の食材を調理してみた!!最強の西京漬けを作るの巻~

☆春の魚と言えば~?☆

 

春の魚と言えば、まずメバルが思いつきます。

「竹の子メバル」なんて言葉もあって、竹の子が取れる頃のメバルは旬の魚で、煮付けにすると身もプリプリで美味しかったりしますね~。

 

何年か前にメバルが上手いこと5~6匹釣れて晩のおかずに煮付けにしましたが、釣れたての旬のメバルはめっちゃ美味しかったですね~♪

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そして春の魚と言えばもう一匹。

読んで字のごとく・・・。

鰆(サワラ)でございます!!

魚へんに春って、もう漢字からKING OF 春の魚なんですよ!!

 

鰆は、白身魚で淡白なお味なのですが、上品な味わいで鯛とはまた違った魅力があります。

西京漬けなんかにすると絶品のお味ですね!!

 

 

 

☆ってなわけで、ヒロズキッチン☆

 

休みの日の夕食の給食当番。

スーパーで半額の鰆をGETしたヒロ氏は鰆の西京漬けを作る日を待ちわびておりました。

ちなみにスーパーで見切り品の食材、惣菜をGETするのが大好きです。

人呼んで「見切り品ゲッターヒロ」と呼ばれています(いません)

 

前日から解凍した鰆を味噌、酒、砂糖、みりんをファジーに混ぜん込んで袋に漬け込みます。

2~3日ぐらい漬け込むとさらに美味しくなるみたいっすね。

あとは、ひたすら某幼児アニメのパン屋のおじさんのように「美味しくなぁれ☆美味しくなぁれ」と呪いを籠めます。

なんなら領域展開しても構いません。

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ちなみにこの日は他にキュウリの酢の物と、中華風の野菜炒め、すまし汁のメニューでした。

キュウリをスライスして塩を振って冷蔵庫へ。

しんなりしたら、親の仇みたいに力の限り絞り上げます。

ここで手加減すると水っぽくなるので、全力でいきます。

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そこからなんやかんや。

あれやこれやして。

バーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

四万十川料理専門学校のキャシー塚本バリに勢いでいきます。

料理は愛情!!

女は度胸!!

坊主は読経!!


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旬の魚の鰆の西京漬けは最強に美味しかったですぅ♪

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☆旬の食材の大切さ☆

 

最近はハウス栽培や、冷凍保存などがありますが、昔は食材は旬の時期しか食べられず、食べ物と季節の移ろいが密接に関係していたと思います。

春の訪れでイチゴが実り、竹の子が生えてきて、夏はスイカやキュウリ、秋は秋刀魚にブドウ、冬は白ネギ、ブリなどが旬。

食べ物で旬を感じることができました。

 

野菜でも、果物でも、魚でも旬の食材はとてもメリットが大きいです。

栄養豊富で、新鮮。

しかも保存の心配がないので、スーパーなどでも安く売られていて手に入れやすいです。

 

旬の食材を食べるということはそれだけ理に適っているのですよ。

自然の恵みは偉大ですね!!

旬の季節など関係なく1年中いつでも食材がスーパーに並ぶようになりましたが、やっぱり旬のものを食べるのが美味しくて、栄養もあって一番!!

季節の移ろいを食べ物の旬とともに感じたいものですね~(๑≧౪≦)

 

 

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

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【漫画・アニメ】『SPRIGGAN』~Netflixでアニメ化!!超古代文明を守るスプリガン達の物語~

1、作品の概要

 

『SPRIGGAN』は、1989年~1996年に週刊少年サンデー週刊少年サンデー増刊で連載された少年漫画。

作画を皆川亮二、原作はたかしげ宙が担当。

全11巻で累計発行部数1000万部を突破している。

超古代文明の遺跡を悪用しようとする者たちと戦う組織「アーカム」と特殊戦闘員「スプリガン」の物語。

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2、あらすじ

 

主人公の御神苗優は、悪人たちから超古代文明が残したオーバーテクノロジーの遺跡を守る組織「アーカム」に所属するS級戦闘員「スプリガン」として、日々調査と戦闘を繰り返していた。

優は過去に両親を殺されたり、米軍の特殊部隊「COSMOS」に攫われて殺人機械として教育・洗脳されていたが、アーカムに保護されて少しずつ人間性を取り戻し、その高い戦闘能力を活かしてスプリガンの仕事をするようになっていた。

葛藤しながらも戦い、成長していく優は、やがて仲間と共に変貌し始めたアーカムの組織と対立していくようになる・・・。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ

 

僕が中高生の時にめっちゃ好きだった漫画が『SPRIGGAN』です。

10本の指に入るぐらい好きな漫画で、古代文明のロマン、激アツな戦闘シーン、予測不能な展開に夢中になりました。

敵味方合わせて濃いキャラクターも魅力的ですねぇ。

 

Netflixが製作し、6月18日よりアニメを放送するみたいですね!!

いやー、楽しみ。

Netflixに加入しようかと思うぐらい気になりますね!!


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ちなみに1998年に公開された旧劇場版がコチラ。

AKIRA』の大友克洋が総監修をつとめました。

酷評されていましたが、僕は好きでした!!


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4、感想

 

龍脈、レイラインノアの方舟、テスカトリポカ、バベルの塔バミューダトライアングル・・・。

古今東西古代文明ネタに、実はそれらが「オーパーツ」で現代の人間たちの文明を軽く上回るオーバーテクノロジーという胸熱設定。

いやー、やっぱりSPRIGGANは最高ですね!!

 

ちなみに「オーパーツ」っていうのは、その時代にあるはずのない物質のことです。

例えば1000年前の遺跡からテレビっぽいものとか、電池っぽいものが出てきたらおかしいですよね?

でも実際にそんな発見が古い地層からあったりするみたいで、例えば核ミサイルのような高熱でガラスが溶かされたものが発見されたりしているみたいですね。

めっちゃ不思議!!

SPRIGGANの世界のように、本当に太古の昔に滅んだ高度な文明があったのかもしれませんね!!

 

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超人的な能力を発揮するアマードマッスルスーツ!!GANTZのスーツみたいな感じっす。


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富士山から八岐大蛇がコンニチワ!!戦う相手もスケールが大きいです。

 

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生身でも能力が高い優はアーマードマッスルスーツを着るとさらに戦闘能力がアップ。しかし、彼には潜在能力が・・・。


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優の相棒のスプリガン・ジャン。彼は(獣人)ライカンスロープで自分の血を見るとモンスターに大変身(笑)


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優には米軍に攫われてキリングマシーンとして育てられた過去が・・・。そんな凄惨な過去を乗り越えて自らの潜在能力を発揮できるようになっていく優の成長も見所です。


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銃撃戦、ゲリラ戦もありますが、やっぱり男子はガチンコの殴り合いでしょう!!


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古代文明オーバーテクノロジーナチスのあの人も復活させてしまいますぅ(^_^;)


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なんかよくわからない仏像みたいなんとも戦います。


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人造キメラなんかも・・・。

 


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優の師匠で最強のスプリガン・朧。超強いっす。


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物語の終盤に、ついに優は自分を見失わずに潜在能力を引き出すことに成功します。

 

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そして、物語の最後にはお決まりのこの世の終わりが・・・。

優たちスプリガンは世界を救うことができるのか?

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、やっぱ最高の漫画っすねぇ。

僕の中で厨二病全開マックスですよ!!

皆川亮二先生の漫画は『ARMS』『PEACE MAKER』『海王ダンテ』など、どれも面白いです!!

 

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【本】宇佐美りん『かか』~母娘の愛情の混乱と産み直し~

1、作品の概要

 

宇佐美りんのデビュー作。

『文藝』2019年冬号に掲載され、2019年11月に刊行された。

第56回文藝賞を受賞。

第33回三島由紀夫賞を史上最年少の21歳で受賞し、話題となる。

2022年4月には文庫版が刊行され、文庫版のみ書き下ろしで『三十一日』が収録された。

 

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2、あらすじ

 

19歳の浪人生のうーちゃんは、浮気をされて離婚して以来アル中でおかしくなってしまった母親のかかとの関係に悩んでいました。

かかは、ととに捨てられて、自身の母親のババに愛されなかった痛みを持て余して家族にも暴力を振るっていた。

ある時かかが子宮の病気に罹ってしまい、摘出する手術をすることになる。

うーちゃんは、意を決してかかの入院を前に熊野へと旅立つ。

かかを産みたい、かかをにんしんしたい。

そんな想いを胸に抱いて・・・。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

以前から超絶話題になっていた文学界に彗星のごとく現れた若きニューカマー『宇佐美りん』って、表現がめっちゃ昭和感ある表現ですね(笑)

同期が遠野遥ってのも、若い才能が育ってきている感じして良いですね!!

第2作目の『推し燃ゆ』で芥川賞を受賞した宇佐美りん。

ツィッターのフォロワーさんも宇佐美りんの作品を好きな方が多く、めっちゃ気になっていました。

 

でも、オッサンのカビが生えたような古臭い感性で作品の良さを理解できなかったらどうしよう、単子葉、双子葉。

などと逡巡しまくりの春秋戦国時代を送ってまいりましたが、文庫化を機になんだかムラムラメラメラと読みたくなってしまい、本屋にダッシュして『かか』奪取。

えいやっ、と読んでみました。

痛みと、慟哭と、魂の叫び。

どこまでもエモーショナルな物語に、感情を揺さぶられた。

 

 

 

4、感想・書評 

①出産と性、痛み

川上未映子の『乳と卵』を彷彿とさせるような、出産と性について描かれた作品であると思いますし、短い文章の中で様々な角度で性について触れてその手触りについて書かれています。

『乳と卵』でも女性の性の在り方が生々しく描写されていましたが、『かか』ではされにリアリティを持って、19歳の女性の視点からの性が描かれていました。

10代始めの頃のようにセックスや生理に恐れや嫌悪はないかもしれないけど、その在り方に対して違和感を感じている。

流れる血に対して、痛みに対しての悼みがそこにあるように思えてくる。

 

ととが振るう暴力、かかが振るう暴力と自傷

『かか』は暴力と痛みが繰り返し描かれている作品でもありますが、かかがうーちゃんと出会うために、にんしんするために処女が破れて血が流れた性行為は、まるで暴力的なイニシエーションのように描かれていると思います。

その感覚は、単純にセックスを嫌悪するのではなくてそういった暴力的な男性の性の解放(射精)を通じなければ巡り会えなかった、かかとうーちゃんの邂逅への違和感を描いているように僕には感じられました。

かかをととと結ばせたのはうーちゃんなのだと唐突に思いました。うまれるということは、ひとりの血に濡れた女の股からうまれおちるということは、ひとりの処女を傷つけるということなのでした。かかを後戻りできんくさしたのは、ととでも、いるかどうかも知らんととより前の男たちでもなくて、ほんとうは自分なのだ。かかをおかしくしたのは、そのいっとうはじめにうまれた娘であるうーちゃんだったのです。

 

産むという行為に、自分の子供に会いたいという想いに、性が介入するのは何故なんだろう?

ただ、自分の子供に会いたいだけなのに。

男性の僕には理解できないフィーリングだと思いますが、そういった誕生に際してオスの存在って何なんだろうって考えました。

カマキリのオスは出産後にメスの栄養として食べられますし、サケなんかは卵に精子をふりかけた後に死んでしまいます。

遺伝子的にも、オスは不要なんだけど進化のための変異を起こすためのトリガーを持っているような話を聞いたことがあるような気がします。

出産を、『かか』においてのオスの存在を考えるにつけてこれらのエピソードはとても納得がいくもので、要するにオスは生命の誕生に関しては何かのトリガーや触媒のような存在に過ぎないということなのでしょう。

 

そんな余剰な存在でしかないオスの暴力性と傲慢さ。

そして誕生に際してのセックスへの違和感が語れているように感じました。

 

SNSと閉塞感、そして家族

うーちゃんを取り巻く家族関係もとても複雑で、家族がお互いに過剰なまでの愛憎をぶつけまくってます。

いや、こんな家疲れるわっ(笑)

ってな態度になっているのがみっくん=おまいなんでしょう。

 

この濃密な3世代の家族関係。

かかも、家を出て暮らせられれば、もっとババと距離を取ることができたらもっと違うふうに生きられたのかもしれません。

でも経済的な事情か離れられずに、過去に愛されなかった痛みを繰り返し自分でほじくり返しながら痛みを感じているのでしょう。

家族や、血縁はそういった時にまるで呪いのように付きまとって、時には誰かをスポイルしてしまうものでもあると思います。

 

歪んだ愛憎は人格を歪めて、それは子供たちにも継承されていく。

そういった閉塞感の逃げ道になるのがSNSだったりしますし、うーちゃんが言うように振る舞い方に気をつけていればネットの空間も暖かいものだと思います。

だけど浮かんでは消えていくTLとアカウントは諸行無常

心地よくてもやがて移ろい消えていくものなのかもしれません。

実際にうーちゃんは、わずかな動作で自分のアカウントを消して、それまでのSNS上での人間関係をリセットします。

 

そんなふうにもし現実の血縁関係、家族関係もリセットできたら?

そんなことは叶わぬ願いで、指先のタップでは消えない。

ずっと産まれても、生きても、死んでも、繋がりが続いていく。

その果てしなさこそが家族であり、血のつながりなのだと思いました。

 

③かかへの愛と憎しみ

母と娘について。

僕は男性で子供も2人とも男の子なので実感に乏しいですが、母と娘の関係はとても多彩で特別だと思います。

女性の作家さんで母娘の問題を描いた方は多く、僕が好きな作品では江國香織『神様のボート』、西加奈子『漁港の肉子ちゃん』などがあります。

 

母と息子、父と息子、父と娘の3パターンはそれぞれそれなりに同じような形式の物語になるような気がしますが、母と娘の物語となるととても複雑で周りからは理解できないような繊細な物語が展開されるように思います。

そんな中でも、かかとうーちゃんの物語は特異でこれまで触れてきたどんな物語より愛と憎しみに満ちていて、とても切実で痛みが溢れていました。

 

決して正しい考え方じゃないけど、子供は自分の分身だから、子供を罰することは自分を罰することで、自分を傷つけること。

歪んでいるけど、でも強い愛情がうーちゃんとかかを強く結びつけます。

その強い想いは「あなたしかいない」という、かかのうーちゃんへの強い執着に彩られているように思います。

 

そんな、かか。

愛されなくて壊れしまったかか。

うーちゃんは、この世界にバラバラに飛び散ってしまったかかの欠片を集めるように、彼女を再構築して産み直すことができるように。

熊野へ向かいます。

ここで信仰も絡めてくる。

うーちゃんが失ってしまったかかへの信仰をほんとうのかみさまによって取り戻すことができるのか?

宇佐美りん、この短い物語の中にめちゃくちゃ色んなものをブッ込んでくるんですが、僕の感覚としては全然詰め込みすぎな感じはなくてそんな信仰や、家族、性、愛、SNSなどの要素はごく自然に当たり前のように佇んでいるように感じました。

 

そして、愛と祈り。

かかとうーちゃんの関係はぐるぐる回っていて、終わりのないどこにもいけない円環みたいです。

そんな出口のない繋がりを断つために「かか」を産み直すために。

うーちゃんは熊野へと向かったのでした。

それに気いついたとき、うーちゃんははじめてにんしんしたいと思ったんです。しかしそこいらにいるあかぼうなんか死んでもいらない、かかを、産んでやりたい、産んでイチから育ててやりたい。

 

ノーガードで殴り合っているような、絡み合って崩れていくような。

そんな濃密な母娘関係。

うーちゃんは、かかのことを愛しているし、憎んでいる。

よく言われることかもしれませんが愛の対義語は憎しみではなくて、無関心だったりして、それはババのかかへの態度だったりもします。

だけど愛に対しての類義語は憎しみで、だからこそ近くて愛憎を感じる関係は危険も孕んでいるように思います。

 

うーちゃんは様々な想いと祈りを籠めて熊野の神様の元へと行きました。

彼女の想いはと願いは、神々への届いたのでしょうか?

 

 

 

5、終わりに

 

短いのに、濃い作品でした。

いやー、確かに特異な才能を持った作家が現れたようなそんな気がしてます。

こりゃ、続刊も読まなきゃー。

 

『かか』を読みながら頭の中では、NIRVANA『IN UTERO』のペニー・ロイヤルティーが鳴り響いていました。

あのアルバムも「痛み」に満ちたアルバムでしたし、かかとカートの病んだ魂が共鳴するように音楽と文章が混じり合っていくような気がしました。

 

正直、この作品の文章は読みづらいって思いましたが、2度目にざっくり読んでいるととてもエモーショナルに感じてきて・・・。

それも仕掛けなのかなと思いました。

 

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