ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【映画】『正欲』

1、作品の概要

 

『正欲』は日本の映画。

原作は、朝井リョウの小説『正欲』。

2023年11月10日に公開された。

監督は、岸善幸。

主演は、稲垣吾郎、新垣結衣。

磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香

Vaundy『呼吸のように』が主題歌。

上映時間は134分。

2026年4月現在、U-NEXTで見放題無料配信中。



 

 

2、あらすじ

 

検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)は、息子の不登校の問題への対処で妻と意見が食い違い、苛立ちを抱えていた。

やがて他の不登校の子供と一緒にYouTubeチャンネルを開設するが・・・。

 

桐生夏月(新垣結衣)は30歳を超えても恋人も作らず、実家に暮らしながら寝具店の販売員をしていた。

彼女の秘められた欲望を理解するのはただ1人。

中学生の時の同級生・佐々木佳道(磯村勇斗)だけだった。

同窓会で彼と再会した夏月は・・・。

 

大学生の神戸八重子(東野絢香)は、学祭でミスコンを廃止して、多様性を重視するダイバーフェスの開催を企画していた。

パフォーマンスを依頼していたダンスサークルにいた諸橋大也(佐藤寛太)のことが気になる八重子は・・・。

 

普通とは何か?自分らしくあることとは何か?多様性を尊重することとは何か?

ひとつの事件を通して、3つの運命が交じりあっていく・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

原作は未読なのですが、この映画は以前から気になっていました。

多様性をテーマにしているっていうのも、現代的でいいっすね。

たまたまU-NEXTで見放題配信が始まっていたので、ソッコー観ました。

主題歌はVaundy『呼吸のように』だったんですね。

内省的な感じがピッタリでした。


www.youtube.com

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

いや、もうガッキーが○○で○○するシーンが衝撃的でもう。

これまでの役柄のイメージを覆す、だいぶ癖強な役でしたね。

水に性的興奮を覚えて、男性に性的欲求を感じることができない夏月。

 

LGBTQどころの騒ぎじゃありません。

だいぶ性癖が突き抜けていますね。

職場でも人間関係がうまくいかず、実家でもいつまでも結婚しない娘を訝しむ両親。

 

彼女が唯一心を許せたのは、同じ性癖を持つ中学生時代の同級生の佳道でした。

こんなニッチな性癖を持つ他人と偶然巡り合う可能性ってどんだけなんでしょうね?

だからこそ、大人になった彼が女のことを自宅に連れ込んでおせっせしようとした時に、窓をかち割ってまで止めようとしたんでしょうね。

「そっちに行かないで!!私を1人にしないで!!」

という、渾身のメッセージだったのでしょう。

いや、フツーに犯罪ですけどね(笑)

 

佳道と偽装結婚する夏月ですが、いやガッキー偽装結婚好きやなって、逃げ恥デジャヴが起こりました。

普通の人として擬態するための結婚。

同じ性癖を持つ同士として分かり合える存在の2人。

もしかしたら、通常の愛し合う男女より絆は深く、お互いのことを強く必要と感じていたように思います。

佳道が逮捕された時の夏月の反応。

彼がいないと生きていけないというその態度は、尋常なものではなく、マイノリティに厳しいこの世の中で、お互いがどれだけ得難いパートナーだったのかを痛感させられる場面でした。

 

 

もう夏月と佳道のエピソードが良すぎて僕的には2人のエピソードでお腹いっぱいではありましたが、寺井のエピソードも子供を持つ父親として考えさせられる部分が多かったです。

現在、全国で増え続けている不登校児。

僕の身の回りにも何人かいます。

 

多様性を広く認める現代社会。

学校に行かないという生き方も、「個性」として認めるのか?

学校に行けない、行かないの理由にもよると思いますが、僕はわりと古い人間なので行くべきと思うほうですね。

そこにいじめなどが絡んでいたら、また違いますが・・・。

 

寺井も同じタイプというか、検事らしく理屈で相手をねじ伏せてしまう感じがしました。

子供に対しても、正論でバキッとやってしまう。

いや、でもわかるよ~。

なんでもかんでも子供に共感しちゃうのは簡単だけど、そんなんで将来やってけるのかとか、社会人になってもやっていけるのかとか心配になるんですよね。

それもまた愛のカタチではあると思うんですよ。

 

でも、もうちょっと対話すべきだったようには思いますね( ;∀;)

しかし、一昔前では寺井のような父親ばかりだったように思いますね。

父親というか、家庭自体が学校行かないのはあり得ないみたいな対応で。

フリースクールとか、通信制の高校とか、全日制の高校にも不登校だった子のケアをする科ができたりとか、幅広いセーフティーネットが築かれているのはいいことのはずなのだけれど・・・。

ゆたぼんとか、不登校ユーチューバーも出てきたりとかしてる時代ですしね。

 

 

神戸八重子のエピソードはぶっちゃけ、映画の中ではちょっと印象が薄かったですね。

でも、彼女が男性恐怖症というか、男性の性的な目線に生理的嫌悪を抱いていて、おそらく過去に何かしらのエピソードがあったことが窺い知れます。

原作ではそこにも触れられていたのでしょうか?

 

そんな彼女が大也に対して平気だったのは、女性に対して性的関心がなかったからなのでしょうね。

でも、大也にとっては彼のプライバシーに入り込んで来ようとする彼女はとてもうざったくて。

ダンスで表現していたのもそうであったように、彼が感じていたのは強い怒り。

こういうふうにしか生まれてこられなかった自分に対しての社会との隔たりそのものを表現していたように思いました。

 

そして、事件が起こってしまって・・・。

とてもやるせない気持ちになりました。

世界の片隅でひっそりと自らの特異な性癖と向き合っていただけなのに・・・。

 

 

 

5、終わりに

 

様々なテーマが散りばめられていて、とても興味深い映画でした。

ガッキーの演技も良かったですが、磯村勇斗の演技も雰囲気から滲み出てくるようななにかを感じられて良かったです。

原作も読んでみたいですね~。

 

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【音楽・雑記】奈良山は燃えているか?其の一!!野外フェス開催への道!!

☆パイセンからのDMで走り始めたマイレヴォリューション☆

 

あれは令和も8年に突入した1月の末のことでした。

関東にいた頃にお世話になっていたYパイセンから「野外パーティーやるんだけど、DJやんない?」みたいなDMが来ました。

最近、DJとか全然やってませんでしたが、野外とかなんか面白そうじゃん!!って、酔っぱらっていたため軽いノリで「やります!!」と返信しました。

人生の大半は、酔った勢いのノリで決定されていっているマイライフですわ。

 

「とりあえず、1度打ち合わせしよう」ということで、実家に帰るついでにYパイセン家で打ち合わせをすることになりました。

2月8日にアポを入れていましたが、実家に泊まって翌日目覚めると、そこは一面の銀世界でした。

WHY?

あれ?EHMって南国のはずなんじゃ・・・?

まあまあ気合が入った積り方で、Yパイセンのお宅の鬼北町まで行けるか心配でした。

 

これ延期したほうがよくね?

でも、次にいつ来られるかわかんないしな・・・。

ってなわけで、いちかばちか行ってみることにしました。

ちなみに車はノーマル装備でした。

 

鬼北町は、ヒロ氏の実家の宇和島より山沿いで雪がさらにやばめ。

高速を降りた瞬間、「あ、死んだ」って思うレベルの豪雪でした。

帰ったほうがよくね?って思いながら、それでも進んでみました。

 

 

 

☆パイセンの実家が霊山だった件について☆

 

ドノーマルタイヤでおっかなびっくり進んでいくヒロ氏。

こういう時は、停まったら終わりなんすよね。

止まったら死んじまうマグロ状態なんです。

 

パイセン家はまあまあな坂道で、雪の坂道っていうだいぶ危険が危ない感じでしたが、ローギアでゆっくりゆっくり昇っていきました。

ようやくYパイセンのお宅に辿り着きましたが、「えっ、こいつこんな雪の日にマジで来たの?」って雰囲気でした。

DAYONE~。

 

Yパイセンに連れられて行った先は、奈良山等妙寺歴史交流館。

以前は、天台宗の等妙寺の旧境内があったという土地。

交流館の館長さんにいろいろと案内されつつ、車で雪の中山頂まで連れて行っていただきました!!

大雪の中、車を運転してもらって感謝でした。

その時の風景がこちら。

 

いや、愛媛じゃねえだろがいっ!!

東北かっ!!

 

交流館では、こちらの動画も見せて下さいました。

かっこよかったっす!!


www.youtube.com

 

そんなパワースポット。

霊山を眺めながら開催されるイベント。

奈良山フェス2026。

こちらの画像が奈良山を臨む会場の風景。

DJ&ライブで盛り上げます。

www.instagram.com

 

Yパイセンは最初、スピーカーとかどうしよっかな~とか言っていたので、最悪フツーのコンポとかでやるんかと思いきや、「なんかもらった」とかでデカいスピーカーとミキサーをタダで調達してきました。

いや、そんなんもらえたりするんや(笑)

f:id:hiro0706chang:20260414214319j:image

 

さすが、元敏腕オーガナイザーのYパイセンやで!!

このスピーカーゲットだぜ!!案件は、かなりテンションあがりましたわ。

そして、2回目の打ち合わせ。

ミキサー、ターンテーブルを持って音出しへと向かいました。

 

つづく

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【回顧録】ヒロ氏の大学入学!!地獄の予備校寮での生活から、天国な大学生活なるか?

☆春の新しい生活のスタート!!☆

 

いやー、4月ってなんか新しい生活の始まりって感じで良いっすよね~。

まあ、僕はなんも変わんないんすけどね?

ヒロ家では、長男氏が高校生から専門学校生にジョブチェンジして、新生活をエンジョイしています。

学校行くのも、私服だしね~。

髪も染めちゃったりとかさぁ~。

いいねいいね!!フレッシュ!!

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社会人になっても転職とかありますが、学生の頃の4月って毎回フレッシュでしたよね。

なんかこの時期って、出会いと別れが交錯して、胸キュンハートブレイクですね。

僕もなんか変化とか進化したいんですが、むしろ鈍化とか退化してしまうこの昨今。

誠に遺憾ながら、イカンことです。

ワイもフレッシュしたいで!!

フレーーーーッシュ!!

はい、飲んでます。

 

 

 

☆思い出フラッシュバック☆

 

何回か書いた感じもあるけど、春の新生活といえば、やはり大学入学した春が思い浮かびますね。

愛媛から東京&横浜にある大都会の大学に進学したヒロ氏。

いや、親になった今ならわかるけど、クッソ金かかるやんけ!!

今、人生やり直せたら死ぬ気で勉強したと思うけど、ふわっと遊んでてごめんね父ちゃん母ちゃん。

いや、長男氏の専門学校でもたいがい金むしられてますがね。

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入学式には、おばあちゃんに買ってもらったアニエスベーのスーツとシャツで臨みましたが、やはりはじまりはいつも雨でした。

ちなみにいまだにそのスーツと靴を着用していたりします。

まあ、そんなにスーツ着ないしね。

エレキギターもおばあちゃんに買ってもらったし、どんだけおばあちゃん子全開だったんやろって感じです。

 

入学式ではコーラス部がハレルヤを歌っていましたが、ヒロ氏もこのコーラス部に入部して翌年からは入学式でハレルヤを熱唱してました。

学部ごとに入学式、卒業式あるからどんだけ?ってぐらいハレルヤ歌いまくっていて、作曲したハイドンもにっこりだったと思います。

 

1,2年生のうちは戸塚キャンパスということで、戸塚の大学近くに部屋を借りましたが、まさかこのあとずるずると社会人になるまで住み続けるとはお釈迦様でも知りますまい。

大学まで徒歩5分という好立地で、当然溜まり場になりました(笑)

 

 

 

☆オリエンとサークル☆

 

オリエンテーションがあって、だいだいの履修を決めたあとに衝撃的だったのがサークル勧誘。

いや、ちょっと怖いからってなぐらいに、オリエンの教室から出てきた新入生をサークル勧誘のパイセンたちが猛禽類の視線で見つめていました。

ヒロ氏はドン引きして、わき道から逃げ出しましたが、翌年木乃伊取りが木乃伊になるじゃないですが、自分も熱烈にサークル勧誘していました。

 

サークルはめっちゃ悩みました。

サッカーもやってみたかったし、バンドもやってみたかった。

でも、まあ高校の時に合唱部だったし、サッカーとか軽音のみなさんの陽キャぶりにビビったのもあって、合唱部に入部しましたわ。

かくして、サッカー、ロック、文学好きな合唱部員の爆誕となるわけです。

 

しかし、学科の友達は皆無で、我ながら浮いていました。

1浪して、太宰読んで、村上春樹『ノルウェイの森』読んで、NIRVAN聴きすぎた影響だと思います。

知らんけど(笑)

今考えると、学科の友達も作って合コンとか行っておけば良かったな~、とか思うけどあとの祭りっすね。

早朝の山でリスを追いかけたりとか、奇行を繰り返してました。

 

アルバイトはセブンイレブンのバイトしてました。

結構、バイト同士で仲良くなったりもあったりでいい職場でしたね。

よく一緒に入っていたお姉さんが面白い人で、よくいじられていました。

バイト辞める時に何かプレゼントして、電話でやり取りとかもしたような。

なんか元カレと会うから一緒に来てみたいなこと言われたことあって、ビビッて無理って言ったのですが、行ってたら月9並みの劇的展開があったんでしょうかね(笑)

 

地方から上京した経験がある人に観て欲しい映画。

岩井俊二監督の『四月物語』はマストです。

松たか子主演。

何度も見ましたが、あのころのフレッシュな気持ちが擽られます。

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最後は、その松たか子の『明日、春が来たら』を聴きながらお別れしようと思います。

さよなら、さよなら、さよなら。

フレーーーーーーーーーーーーーーーーシュ!!!!!!!!!!!!!!


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【アニメ】『日本三國』が衝撃的におもしろい!!2026年覇権アニメ確定か!?『黄泉のツガイ』『あかね噺』も楽しみやで!!

☆『日本三國』の第1話が衝撃的に素晴らしかった☆

 

興奮冷めやらぬうちに書いておりますが、昨日見た春アニメの『日本三國』がめちゃくちゃ素晴らしくて衝撃を受けています。

予想の斜め上をいきまくる上方修正率300%ぐらいの衝撃。

すべてがかっこよすぎました。

 

いやー、冬アニメのラインナップが凄すぎてだいぶお腹いっぱいでね。

しばらくアニメはいいかなとか思ってたんすよ。

『呪術廻戦』『メダリスト』『推しの子』『葬送のフリーレン』『地獄楽』が一気に放送されてさ。

いや、雑な言い方すると全部良かったっすよ。

特に呪術はやっぱ良かったな~。

MAPPA様の圧巻の作画。

 

でも、春アニメのラインナップも悪くなくて、個人的には『日本三國』『あかね噺』『黄泉のツガイ』が気になっていました。

『あかね噺』『黄泉のツガイ』は原作は読んでましたが、『日本三國』は原作は未読。

気にはなっていて、買うかどうか悩んで本を手に取ったことはあったのですが。

 

『日本三國』のディザービジュアルがめっちゃ美麗で、これ好さげちゃうん?って楽しみにしていました。

そんで、昨日見て頭をぶん殴られた感じに衝撃を受けました。

 

 

 

☆演出、作画、テンポ、すべてが素晴らしかったアニメ『日本三國』☆

 

まずは、超美麗作画のOPを見ていただきましょう。

OP主題歌はキタニタツヤ『火種』です。

いやー、映像と合わせて最高にかっこよすぎる!!

かっこいいにもほどがあるわっ!!

もうOPの時点で、だいおいえじょいあじょfだいfじょえいじょあfじょあjふぉえあおmふぉえじょ!!!!!!!!!!!!!!

って、なってました。

もう一度言う。

くそかっこええ。


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タバコ嫌いなんですけど、『日本三國』の登場人物たちがふかすタバコはめちゃくちゃかっこええっすね。

ワイも、シガレットチョコとか咥えてみよかいっ、って思いました。

チョーシこいてガラムとか吸ってた時もあったのですがね。

ともあれ、こちらが予告。


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いや、かっこええ。

もう、かっこええしか言うてない。

けど、まあかっこええ。

テンション上がりまくりですわ。

 

ちなみにストーリーはコチラ。

未来の日本が舞台で、災害やらなんやらかんやらで国力と文化レベルが地に落ちて、明治時代ぐらいになった日本。

しかも、国が三つに分かれちゃったから、さあ大変。

主人公の三角青輝は、大和国の愛媛郡生まれの超秀才。

妻と平穏に暮らしていたが、とある出来事をきっかけに太平の世を作るため、知略を武器に軍師としてのしあがっていく。

ってな感じ?

明治時代の感じ+三国志っぽい感じの世界観なのかい?

まだ1話しか見てないからよくわからんがな。

でも、どちゃくそおもろいよ?

 

ただ、絵が美麗なだけじゃなくて、演出、ストーリーのテンポも秀逸。

なんか、うまく説明できんけど、見ればわかるさ!!

迷わず行けよ!!

123ダー!!的なやつです。

 

主人公の青輝がめっちゃ早口で喋るのも、頭がいい感じで好感ですね~。

主人公が軍師ってええっすわ~。

三国志で僕が一番好きなんって、やっぱ孔明だし。

軍師ってかっこええっすわ。

 

しかも、青輝が愛媛出身とかさ。

『アオアシ』の主人公のアシトも愛媛出身でしたが、これはEHMの時代来てんね~。

ワンチャン、作者が愛媛出身なんじゃね?

って、調べてみたら原作者の松本いっかさんは、愛媛県出身みたいですね!!

これは、愛媛県をあげて盛り上げなきゃじゃん!!

俺が盛り上げるわ!!

 

この羽のアレがまたいいっすね。

TVの埃も取れまっせ?

じゃなくて、戦場で指揮するんやで!!

 

軍師キャラに必要なのが武将キャラ。

阿佐馬っていうキャラが青輝のバディで、勇猛果敢に戦ってくれそうです。

 

もう今から本屋に走って、既刊を全巻大人買いしそうな勢いなのですが、とりあえずアニメを見てから原作を買う方針にしたことをここにご報告いたします。

これからの展開がめちゃくちゃ楽しみです!!

来週の放送が待ちきれない!!

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【映画】『ウィキッド 永遠の約束』~より善い未来へ。2人が勇気を出して下した決断がオズを変えていく。~

1、作品の概要

 

『ウィキッド 永遠の約束』は、アメリカの映画。

2025年11月21日にアメリカで公開され、2026年3月6日に日本で公開された。

『ウィキッド ふたりの魔女』の続編であり、最終章。

監督は、ジョン・M・チュウ。

シンシア・エリヴァ、アリアナ・グランデが主演。

上映時間は138分。

悪い魔女のレッテルを貼られたエルファバは、オズの魔法使いの嘘を暴こうとするが・・・。



 

 

2、あらすじ

 

西の魔女・エルファバ(シンシア・エリヴァ)はモリブルの暗躍もあり、悪い魔女としてオズの人々から忌み嫌われていた。

動物たちから言葉と自由を奪った、魔力を持たないオズの魔法使いの嘘を暴くために戦い続けるエルファバ。

一方、グリンダ(アリアナ・グランデ)は魔力を持たないままにモリブルの入れ知恵で、善い魔女として民衆の愛情を一心に受けて、フィエロとの結婚も間近かと思われていた。

2人の結婚式前夜、オズの魔法使いと対峙するために城に現れるエルファバ。

グリンダの介入で、一時はオズの魔法使いと和解しかけるが、ある事実に気付いた彼女は・・・。


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3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

前作『ウィキッド ふたりの魔女』がめっちゃ良くて、続編はぜひとも映画館で観ようと思っていました。

やっぱ、こういう音楽と映像に魅力がある映画は映画館で観てみたいですよね。

ののさんの記事を読んで、この時点ではまだ観に行ってなかったのですが、英語のサブタイトルの「FOR GOOD」の意味を考えながら映画鑑賞しました。

nonorikka.hatenablog.com

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

いや、もうまずは音楽が前作から引き続き最高やったで!!

アリアナがだいぶグランデでした。

シンシアも彼女に負けず、同等の輝きを放っていました。

2人のデュエット曲が好きすぎる。

タイトルである『For Good』もめちゃくちゃグッドですわ。

この映像はアマプラのウィキッドのコンサートの配信。

最高のハーモニーっすね!!


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前作のラストでオズと袂を分かって逃走したエルファバ。

悪の西の魔女としてレッテルを貼られてしまいます。

モリブルがエルファバを貶めるようなニュースをばらまき、対抗するように本当は魔力がないグリンダを善い魔女として祭り上げる。

グリンダは笑顔とイメージの良さであっという間に民衆の心を掴みます。

現実でも、こういったイメージ戦略がなされていますし、僕たち一般庶民は騙されていたりするんでしょうね。

 

虐げられた動物たちのために戦うエルファバですが、そんな動物たちも心が折れてオズから出て行ってしまうのはいたたまれなかったですね。

彼女はいったい何のために1人で汚名をかぶりながら戦っているのか・・・。

そして、グリンダとフィエロの結婚のニュース。

一時は、グリンダの仲介でオズの魔法使いと和解しそうになったエルファバでしたが、囚われた動物たちを見つけてぶち切れ。

まあ、このまま和解しちゃうと映画にならないんだと思いますがね(笑)

STAMPEDEで結婚式をぶち壊しですが、まさかのフィエロがエルファバと結ばれる展開は意外でした。

グリンダ、フィエロ、エルファバの三角関係もここに決着。

 

ネッサローズの死は無残でしたが、グリンダとエルファバのバトルはめっちゃ笑いました。

杖で殴り掛かるとか、グリンダめっちゃ原始的やん(笑)

そして、オズの魔法使いに会うためにカンザスの少女が出発。

ここからちょいちょい『オズの魔法使い』のストーリーをなぞる展開になり、ブリキと弱虫ライオンは今までのストーリーで出てきてたんで、うまい伏線だったなと思いました。

ブリキにされたボックが不憫すぎましたが、ちょっと復讐の鬼みたいに怖い感じになってたのがアレでした。

 

フィエロに指定された古城に籠り、猿も味方につけたエルファバ。

すっかり手なづけちゃって。

味方になると心強い奴らですね。

なんせ空飛ぶ猿なんですから。

そして、前作ふたりの魔女の冒頭に繋がる展開。

オズの魔法使いに命じられて、エルファバを討伐に向かうドロシーと仲間たちとその他の群衆。

 

魔女狩り。

権力を持つ側に悪と断じられた存在は、群衆たちの鬱憤の矛先になる。

現代でもマスメディア、インターネットでよくみられる光景ですよね。

そこから終盤にかけて、ウィキッドの物語はやはりグリンダとエルファバのふたりの友情の物語だったのだなと感じさせられるような展開へ。

 

そして、「For Good」の意味。

劇中でも何度も「善い」という表現が、時にはアイロニーをこめて使われていました。

しかし、エルファバの行動に心を揺さぶられたグリンダが起こした行動は、オズという国を人々をより善い方向へと導くための行動だったのだと思います。

 

まあ、水をかけられて溶けるとかおかしいだろと思ってましたが、やっぱり生きていたエルファバ。

助けに来たフィエロの変貌にビックリ。

魔法、こわぁ。

まあでも、エルファバの肌の色や、動物が喋ることとか、フィエロの変貌なんかも含めて多様性への理解、差別の根絶みたいなテーマもあったように思いました。

 

遠く離れていても、惹きあってお互いを想うエルファバとグリンダ。

それぞれの道を歩いていても、ふたりの心はいつも一緒。

そう思わせらえるようなラストでした。

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5、終わりに

 

いやー、やっぱ音楽が素敵なミュージカル映画っていいっすね~。

ウィキッドは、映像も幻想的でしたし、『オズの魔法使い』の世界観をうまく使って描かれていて浸れました。

ストーリーもちょいちょい伏線が散りばめられていて、奥深かったです。

まさか、オズの魔法使いがエルファバの父親だったとは・・・。

全然気づきませんでした。

 

映画は完結しましたが、サントラも聴いてみたいですし、アマプラのコンサートの配信も視聴してみたいです!!

 

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【雑記】今日は長男氏の入学式でした!!満開の桜と晴天の中、ではなくて土砂降りではじまりはいつも雨状態。そして謎の太鼓が鳴り響く・・・。

☆ってなわけで、今日は入学式でした☆

 

いやー、新年度ですね。

あっという間にもう4月。

関係ないけど、」『4月は君の嘘』はマジで涙腺崩壊ものの名作やから、ハンカチ用意して読む/見るんやで!!

はい、冒頭から脱線。

 

4月といえば、出会いや別れ、新しいステージ、新しい学年やらなんやら、期待と不安が綯い交ぜになったような独特の空気感を持った季節だと思います。

そんな中、高校の調理科を卒業した長男氏が保育士を目指すべく、専門学校に入学。

今日が入学式でした。

ふぐ調理師免許持ちの保育士爆誕なるか?

2年間なんであっちゅうまですね。

 

桜と抜けるような青い空。

ひらひらと、舞い散る花びらの下を、真新しいスーツを着て誇らしげに照れくさそうに歩いていく。

まるで僕たちの未来みたいに世界はどこまでも輝いていた・・・。

みたいな、モノローグが付きそうなイメージなのが入学式。

しかし、ここで残念なお知らせがあります。

入学式当日は、大雨でした。

 

それでは、聴いてください。

ASKAで「はじまりはいつも雨」

ネタがワンパターンですみません。


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桜の下で親子で記念撮影とか全然できないレベルのHARD RAINでした。

ガッデム!!

長男氏の新品の青山のスーツがびしょびしょじゃねえか!!

靴とかシャツまで付いて29800円のセットは安かったとです。

まあ入学式の看板の前で撮影はしましたが、個人情報に考慮してアップは控えさせていただきます。

代わりに昨日撮った全く関係ない桜の写真を、イメージ画像としてアップしておきます。

f:id:hiro0706chang:20260404182733j:image

 

そういえば、ヒロ氏の大学の卒業式も雨やったとです。

この時期、まあまあ雨多いっすよね。

 

 

 

☆入学式で謎の太鼓が出現☆

 

専門学校の入学式は、K学園系列の学校いくつか合同でしたので、生徒数だけでも1000人超えの大所帯でした。

なんで、会場もとてもじゃないけど学校ではできず、県民文化会館っつーでかいホールでやりました。

3F一番高い席で民草を睥睨し、あやうく「人がゴミのようだ」と、ムス化しそうな状態になりましたが、どうにかこらえました。

 

そういや、高校時代の時に浜田省吾のコンサートで来たっけな~。

なつかしの路地裏のJBOYやで~。

しかし脳裏によぎったのは、コンサート中ずっと拳を突き上げ続けていた、ガチ浜省ファンのオッサンの姿でした。

 

会場は家から車で20分ぐらいで、受付終了が9:50なのに出発が9:05になってちょい焦りましたが、余裕の現着でした。

長男氏が、イキって美容室で少し髪を染めていて、「怒られないかな・・・」とかビビッてましたが、それほど派手じゃない感じにオシャレにメッシュもうっすら入ってる感じだったので、問題なかったみたいです。

社会人になると、いろいろできなくなるから、今のうちに髪でもなんでも染めたらええと思いますわ。

とか言いつつ、20代で働いていた職場がフリーダムだったので、僕は茶髪とか金髪でしたけどね(笑)

 

10時。

定刻どおり入学式開始。

緞帳が上がり、ステージの上には・・・、太鼓・・・。

ん?

んん?

太鼓だとぉ?

 

入学式とかけまして、太鼓ととく、その心は?

いや、わからんわ!!

困惑するヒロ氏をよそに太鼓の前に立つ高校生5人は一心不乱に太鼓を叩き続けました。

 

なんでやねん。

おお、なんでやねん。

なんで入学式の初っ端でいきなり太鼓の演奏やねん?

あれっ、もしかして間違えて太鼓の学校入った?

異世界に迷い込んだ?

 

後日に長男の専門学校の印象で思い出すのは太鼓かもしれません。

体感時間で10分ぐらいだったでしょうか?

ぽかーんってなってる新入生をよそに、一層激しく太鼓のビートは刻まれてフィニッシュを迎えました。

うん、いい演奏だった。

 

その後、緞帳が閉まって、来賓の方々が移動して、舞台を再セッティング。

再び緞帳が空いたら、太鼓はなくなっていて来賓の方と、各学校の学校長がフツーに座っていました。

オッサンが2ダースと、オバサンがちょっぴり。

緞帳が上がったらガラッと様相が変わっていて、なんとなくドリフを思い出しました。

 

そっからはなんか、色んなオッサンがひたすら喋っていました。

オッサンが、ひたすら。

国歌斉唱とかもあったんで、胸に手を当てながら、目をうるうるさせていてる森保監督の真似をしようかと思いましたが、細かすぎて伝わらないのでやめました。

入学式後は、腹を壊した長男氏がトイレに駆け込んでいました。

入学式前もトイレに行ってましたが、式中に漏らさなくて本当に良かったです。

 

 

 

☆お祝いdeお寿司☆

 

入学したお祝いになんか食いに行こうってことで、寿司を食いに行くことに。

最初は、焼き肉とか行ってたんすけどね、子供らが寿司がいいっつうもんで。

パパは焼き肉のほうが好きなんですけどねぇ。

 

でも、焼き肉行くとさ。

2万円とかフツーにいくんすよね?

まあ、両親がビール飲みまくるっつーのもありますが、中1、高3男子の食欲はエグイっすわ。

焼き肉行くなら、ビールは飲む!!ゼッタイ!!

 

寿司も、結局くら寿司でいいっつーことで、まあまあ安くすんでラッキーでした。

そんでも回転ずしも高くなりましたね~。

はま寿司が平日1皿90円だった時代が懐かしいっすわ( ;∀;)

景気がよくないのに物価が高騰しているスタグフレーション。

これならデフレのほうが良かったやんけって感じっすね。。

 

長男氏は、月曜日から早速授業があるみたいです。

不安もあるかと思いますが、頑張ってほしいですね!!

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【本】西加奈子『通天閣』~しょうもないクズみたいな日常を肯定する物語~

1、作品の概要

 

『通天閣』は、西加奈子の4作目の長編小説。

2006年11月に筑摩書房より単行本が刊行され、2009年12月にちくま文庫より刊行された。

文庫版で263ページ。

第24回織田作之助賞大賞を受賞した。

大阪ミナミを舞台に、工場勤務の孤独な40代男性と、同棲していた恋人がNYに行ってしまった20代の女性の2つの視点から日常を描いた。

f:id:hiro0706chang:20260331192134j:image

 

 

 

2、あらすじ

 

40代半ばの「俺」は、工場で勤務して通天閣が見えるアパートで一人暮らしをしている。

かつて子連れの女性と結婚していたが別れてしまい、それ以来孤独に淡々と日常を生きてきた。

中華料理屋の店員の女性から想いを寄せられつつも、人と深く関わることを避けるようにひっそりと生きていた。

 

20代の「雪」は、同棲していたマメが映像の勉強をしにNYへと行ってしまい、彼に恋焦がれながらも一人で暮らしていた。

マメからの国際電話は徐々に数が減っていったが、彼のことを諦められない雪。

花屋の仕事を辞めて、スナック「サーディン」で黒服として働き始めた彼女。

奇妙なオーナーと個性的なホステスたちとの混沌とした日常を送りながらも、マメとの日常を反芻しながら生きる雪。

 

大阪ミナミの街で孤独な日常を送る2人。

猥雑で混沌としながらも、人情に溢れて温かい街。

全く触れ合わなかった2人の生活がひとつの記憶によって柔らかに混じりあっていく。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

大好きな作家の1人である西加奈子。

彼女の小説は、まあだいたい読んだでしょ?って思ってたけど、この『通天閣』は未読で、タイミングよくブックオフで110円でゲットできたので読みました。

かがわマラソン前にホテルで読了したので、そんな意味でも思い出深い1冊になりました。

なんか旅しながら読んだりとか、誰かから勧められて読んだ本とか、なにかしらの出来事があったときに読んでいた本って、その時の感情や情景が物語に溶け込んでいくようで面白く感じます。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

いやー、めっちゃ良かったです。

これぞ西加奈子!!って感じでした。

人生のままならなさ。

うまくいかない生活、日常。

底辺を彷徨っているような絶望的な状況。

絶望の果ての希望。

同じ望みなら、すぐに叶えよう~♪って、くるりかいっ!!

 

場所がミナミで通天閣がタイトルなんも良かったすね。

テヘラン生まれ、大阪育ちな西加奈子らしく、大阪が舞台というのはしっくりきます。

最近、又吉直樹『生きとるわ』を読んだんですが、あの小説もミナミが舞台で。

なんかあの街の猥雑さ。

底辺を這いつくばって生きていながらも、どこか楽観的で、なんか優しかったり温かかったりする感じが似通っているように感じました。

キタじゃ、あの感じは出ないでしょうし、西成とかだとディープすぎるんでしょうね(笑)

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「俺」は、工場勤務で毎日変わりない日常を送っていて、通天閣の見える部屋で1人で生活している。

繰り返しの単調な日々での楽しみは、中華料理屋で塩焼きそばを食べたり、喫茶店でコーヒーを飲みながら、左の肘から先がないジイサンがタクシーの交通整理(?)をしているのを眺める。

40歳を過ぎたばかりで老け込む歳でもないと思うのだけれど、残りの人生を「こなす」ことにして、喜びも幸せも追い求めずにただ1人で単調な日々の中に埋没していくことを願っている。

 

いや、もっとアツく生きろや!!

俺と走るか!?

とか、暑苦しく声かけたなるもどかしさを感じましたが、そんな諦念も彼がこれまでの人生で失ったものや、得られなかったものたちへの失望に起因しているのでしょう。

どことなく映画『PERFECT DAYS』の主人公に似通った部分を感じました。

人から称賛される仕事じゃなくても、プロ意識を持って懸命に働いているところも姿が重なりました。

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「俺」が時折反芻する記憶。

短い結婚生活と、連れ子の女の子の姿。

食堂の店員の女性との淡い恋の予感もありますが、過去の失敗が過って踏み出せない。

いや、迷わず行けよ!!行けばわかるさ!!

と、猪木先生になりそうなヒロ氏ですが、全日本非モテ奥手男子連合会副会長の僕としては、まあ痛いほど気持ちがわかりました。

 

雪は、2年間同棲していた恋人のマメが半年前にNYに留学して、かすかな希望にすがりながらも、陰鬱な日々を送っている。

本来、2人で家賃を出し合って暮らしていた部屋の家賃を1人で払うために、スナック「サーディン」で黒服のバイトを始める。

母親がいる実家に帰って、マメのことは諦めるのが正解なのだと思うのですが、彼が戻ってくることに、その微かな希望に縋ってしまう。

 

読んでていたたまれないです。

マメからの電話もどんどん減っていく。

2人で住んでいた部屋に住み続けることは愛という呪いに縛られているようです。

いっそのこと、NYに行く時にスッパリ別れてくれれば良かったのにね、って思ってしまう。

こういうハンパな優しさ is クソです。

 

マメ以外の人間関係は全部切って、女友達もいない雪。

恋愛に全振りしちゃったんすね。。

そんな彼女の人間関係は職場の人たちに集約されるわけで、スナック「サーディン」の人たちがまあ濃すぎるし、お水の仕事するにしても底辺な感じがします。

キラキラした感じのキタのキャバクラとは全然違う。

一言で言えば、魑魅魍魎。

あるいは、百鬼夜行。

まあ、水木しげる系です。

 

そんな濃い人にわちゃわちゃされながらも、恋人の連絡を待つ日々は唐突に終わりを告げる。

NYのマメに好きな人できたとかさ。

エヌワイだもんね、しゃーないよね。

映像やってるクリエイター同士で盛り上がっちゃって、さぞかしクリエイティブな恋に落ちたんでございましょうね。

 

予感はしながらも圧倒的な絶望で出社拒否して部屋に引きこもります。

いたたまれないこと、この上なし。

しかし、恋愛に依存したらいけませんな。

そんな時に雪の心を救おうと動いてくれたのがサーディンのママで、一緒に昇った通天閣での出来事が彼女が立ち直るキッカケを与えてくれます。

 

「俺」がかつて結婚していた女性の連れ子が実は雪だった。

全く関係ないようにミナミの街で進んでいた2つの物語は、通天閣で合流します。

結局2人の人生は再び交わることなくすれ違っていきますが、しょうもない救いのないような人生に一条の光が射して、また立ち上がって生き続ける力を得るようなキッカケを得ます。

 

いつも西加奈子の作品から感じる力強くて優しいメッセージ。

どうしようもない人生でも、絶望から抜けられてなくて、不器用にこんがらがっていても生きていていいんだよ。

そんな圧倒的に人生を肯定されるようなメッセージを感じる物語。

がつんと体当たりをくらったような、ほとんどフィジカルレベルで感じるような彼女の力強い渾身の言葉。

生きづらさを描いて、前向きなメッセージが送られる物語を僕は愛していますが、西加奈子ほど体当たりで、全身全霊でそんなメッセージを伝えてくる作家を僕は他に知りません。

だからこそ、読後にいつも温かくて勇気づけられるような優しい気持ちになれるのだと思います。

 

登場人物たちも、どこか脛に傷持つ人たちばかりというか、変人ばかりで。

クズみたいな人ばっかなんだけど、クズっぷりまで肯定してくれるというか、寄り添ってくれるような優しさと強さがいつも彼女の物語の中核にあるように思います。

そんな要素がとてもストレートに、読者の心に突き刺さるのが『通天閣』という小説だったのだと思います。

 

 

 

5、終わりに

 

ちょっと『漁港の肉子ちゃん』っぽい話でもありましたね。

もっと濃い人たちが出てきますが(笑)

ミナミのディープな夜の世界とか、1回体験してみたい気にもなりましたが、「サーディン」は勘弁ですね。

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