ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【映画】『ミッドナイト・イン・パリ』~真夜中のパリに魔法がかかって、フィッツジェラルドとヘミングウェイとどんちゃん騒ぎ!!~

1、作品の概要

 

『ミッドナイト・イン・パリ』は、アメリカ、スペインの映画。

2011年5月20日にアメリカで公開され、2012年5月26日に日本で公開された。

監督・脚本がウディ・アレン。

主演は、オーウェン・ウィルソン。

レイチェル・マクアダムス、エイドリアン・ブロディらが出演している。

上映時間は94分。

第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、作品賞、監督賞、美術賞でノミネートした。

婚約者と旅行で訪れたパリで、小説家を目指すギルに信じられないような奇跡が起こる。

2026年9月現在、アマゾンプライムビデオで見放題配信中。

 

 

 

2、あらすじ

 

ハリウッド映画の売れっ子脚本家でありながら、小説家を目指しているギル(オーウェン・ウィルソン)。

婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)と、彼女の裕福な両親と旅行でパリを訪れるが、彼女の友達や家族といまいち馴染めないギル。

イネスの友人たちとの会食のあと、1人でパリをぶらついていたギルは目の前に止まったアンティークカーに誘われて、パーティーに赴く。

そこで出会ったのはフィッツジェラルド夫妻で、ジャン・コクトー主催のパーティーであることを知らされる。

あまりの出来事に舞い上がるギルは、フィッツジェラルドに彼が尊敬するヘミングウェイを紹介され、自らの小説の原稿を見て欲しいと頼み込むが・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

映画のポスターがゴッホの星月夜の絵を使っていて、なんか気になる映画でした。

ウディ・アレンの映画は観たことがなかったのですが、前から気になっていたんですよね~。

尺も短いし、ちょっと観てみようかなって軽いノリで観ましたが、すんげーオシャレでウディ・アレンどんだけパリ好きやねんって感じで観ながら、ヒロ氏もパリに恋してラ・ボエームな感じになるような映画で、ちょっと何言っているかわらかない感じでした。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

いや、すんげーパリ最高やんってなる映画でした。

オープニングでこれでもかって、パリの風景が映されていましたが、ええな~。

今、海外に行けるなら絶対にパリに行きたいですね。

そんな気分にさせられる映画でした。

今は、金も暇もないけど、ドロップアウトしたら2週間ぐらいフランス旅行したいな~。

メドックマラソン(ボルドーのシャトーを巡ってワインを飲みながら走るマラソン)も、死ぬまでに絶対に出たいしね。

 

主人公のギルのキャラクターもなんか共感が持てました。

いい歳して、夢見がちな大人になりきれない文学青年。

そんな彼がフィッツジェラルド、ヘミングウェイに出会い、ピカソの愛人のアドリアナに恋してとか、夢があるストーリーですね!!

イエス!!ロマンティック!!

やっぱり、ロマンが大事やろ!!

人生はロマンだぜ!!

ウディ・アレンわかってるね~。

 

イネスの両親と、友達といまいちソリが合わないギル。

ちょっと陽キャでパリピっぽいノリですもんね、わかるわ俺もムリ。

ギルは、日本人で言うと太宰とか中村文則とか読んでそうなタイプなんで、僕は友達になれそうです(笑)

 

夜な夜な過去にタイムスリップ(?)して、ガートルード・スタインに原稿を見てもらって、アドリアナとも恋仲になって、さらに過去にタイムスリップするけど結局は過去に執着しすぎてもしょうがないじゃんっていう展開。

1890年代にタイムスリップして、その時代に残るというアドリアナを残して現代に戻るギル。

 

イネスと決裂して、ホテルを追い出されますが、中古レコードを売っていたガブリエルと再会。

雨を嫌がっていたイネスとは対照的に雨に濡れることを厭わないガブリエル。

めっちゃええ子や~ん。

2人で雨に煙るパリを歩くラストシーンはとても絵になりました。

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、オシャレかつ、しっかりとテーマを感じさせられるようないい映画でした!!

カミュとか、ゴダールとか、最近フランス関連が好きで、そのうちブログの冒頭の挨拶がボンジュールに変わる日も近いかもしれません。

そして、イヤミばりに「ミーは、おフランス帰りで・・・」とか言い出したりとかさ。

とにかく、オシャレで素敵な映画でした~。

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【本】川上弘美『いとしい』~好きになるということは、好きになると決めること~

1、作品の概要

 

『いとしい』は、川上弘美の長編小説。

1997年10月に幻冬舎より単行本が刊行され、2000年8月に幻冬舎文庫より文庫化された。

芥川賞を受賞した『蛇を踏む』に次ぐ3作目の作品。

書き下ろし。

文庫版で250ページ。

一風変わった環境で成長したユリエとマリエの姉妹の恋愛の物語。

f:id:hiro0706chang:20260830110050j:image

 

 

 

2、あらすじ

 

どこかなまめかしい母親と春画売りの2人目の父親に育てられた、ユリエとマリエの姉妹。

2人目の父親も亡くなり、画家のチダと付き合い始めた母親を尻目に成長した姉妹はそれぞれの恋愛に没頭していく。

高校教師になったマリエは、風変わりな生徒・ミドリ子に、露天商の兄・紅郎を紹介されて、あっという間に恋仲になってしまう。

一方、ユリエは太っていてでたらめばかり話すオトヒコさんと恋に落ちる。

奇妙に絡まり合う人間模様に翻弄されるように、2人の愛は変容していく。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

好きな作家の1人の川上弘美。

ブログ書き始める前にも『ニシノユキヒコの恋と冒険』『古道具 中野商店』『七夜物語』『光ってみええるもの、あれは』なんかも読んでいて、好きな作品です。

『いとしい』は、Xで仲良くさせて頂いている方が読了されていて、たまたまお盆のブックオフセールの時に安かったので買ってみました。

恋愛小説と銘打ちながらも、唯一無二の奇妙で不穏な世界観が堪りませんでした。

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

百鬼夜行。

そう思い浮かぶほど、『いとしい』は恋愛小説と銘打ちながら、奇妙な登場人物たちが次々に登場してきます。

現実と夢の狭間を揺蕩うように物語がすすんでいく。

白昼夢を見ているような薄明の世界。

こういう世界観がなんともいえずいいですね。

 

まずユリエとマリエが育った環境が独特で、最初の父親は姉妹が幼い頃に死んでしまって、2番目の父親の家で同居を始めますがこの父親の職業が春画家っていう。

2人は、春画のポーズを真似する遊びをしたりして成長しますが、非常に教育によろしくないですね(笑)

なかなかぶっ飛んだ環境で、性愛に触れますが、2人目の父親も事故で死に、次は父親の弟子筋の画家・チダさんが日曜日ごとに訪ねてくるという、なんだこれな状況に。

 

母親は、恋多き女性で、2人に恋愛こそ人生の生きる糧みたいな価値観をうっすら植え付けたようにも思えます。

情熱的でもありますが、ちょっと淡白というか、アッサリしたところもあるように思いますが、ユリエとマリエのそれぞれの恋愛模様がとても珍妙で興味深かったです。

そこにチダさんや、ミドリ子、鈴本鈴郎が絡んできて一風変わったドラマが生まれていきますが、それがトレンディードラマなんかであるような恋の鞘当てとか、切ない片想いとかいう感じではなくて、動物的に相手に嚙みついていくような本能を感じるようなものになっていたように感じました。

実際、ミドリ子は突然紅郎に噛みつきましたしね。

いや、比喩ではなくて(笑)

 

『いとしい』では多くの男女の情愛が描かれますが、悲恋、失恋が多く描かれていて、母親も2度も伴侶を若くして亡くすという悲劇を味わっています。

父親の春画のモデルだった、アキラさんとマキさんが心中し、幽霊となって毎夜紅郎が住むアパートに出てくるというエピソードもなんだか物悲しかったです。

なんか、川上弘美って幽霊とか、物の怪が好きですね。

隙あらば出てくる感じがします。

『雨月物語』のどの古典文学の影響なんですかね?

古風な言葉遣いも多い川上弘美ですので、そのへんの影響もあるように思います。

 

結局、紅郎はミドリ子と結ばれて(あだち充の漫画『みゆき』かよっ)、マリエは彼を失ってしまいます。

ユリエもオトヒコさんが膜につつまれてよくわからないものになってしまい、出芽物が出てきて新しいものに変容して以前のオトヒコさんは失われてしまいます。

姉妹揃って失恋してしまったわけですが、ユリエは「あたらしいもの」を好きになることに決めました。

「決めたから」姉はごしごし雑巾がけをしながら、答えた。

「何を」

「好きでいようって」

「なんだかわからないものでも?」

「どんなに不確かだとしても、決めたからいいの」

「そういうもの」

「そういうもの好きになるって、そういうもの」

 

たしかに恋愛って不確かな相手に気持ちを寄せるわけで、どれだけ相手のことをわかっているかわからないけど、惹かれていくのはどこかで「決めている」からかもしれないと思います。

ただ、家族であっても実はどれほど他者のことを理解しているかはわからない。

相手のことを理解して惹かれていくっていうプロセスが恋愛の基本なのかもしれないけど、どこかの時点でこの人を愛そうって決めきるのもまた一つの恋愛の形なのかもしれないと思いました。

 

 

 

5、終わりに

 

女性3人の一家ってどんな感じなんだろうって思いましたし、勇敢に男を愛す姿はなにか江國香織の小説のエッセンスに近しいものも感じました。

なんとなく『なつのひかり』と似た空気感を感じるな~って思いながら読んでいたんです。

マリエは、紅郎に失恋しましたが、また敢然と恋愛するのだろうと思いました。

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【映画】『8番出口』

1、作品の概要

 

『8番出口』は、日本の映画。

2025年8月29日に公開された。

監督は川村元気。

主演は二宮和也。

小松菜奈、河内大知、ヒカキンらが出演している。

音楽を中田ヤスタカ、綱守将平が担当。

上映時間は95分。

国内での興行収入は51億円。

原作はゲーム『8番出口』。

2026年8月29日に金曜ロードショーで放送された。

 

 

 

2、あらすじ

 

付き合ってた彼女から妊娠を知らせる電話を、地下鉄構内で受ける男(二宮和也)は、いつのまにか異様な空間に迷い込んでいた。

ループし続ける空間のルールは、「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から外に出ること」だった。

失敗を繰り返しながら、迷う男は少年に出会うが・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

公開当時話題になっていた映画で、ちょっと観てみたくて配信とかでやらないかな~とか思っていました。

そしたらなんと、公開わずか1年で金曜ロードショーで地上波放送だとぉ!?

イカス!!

って、感じのライトなノリで観てみました。

なかなか面白かったとです!!

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

「異変を見逃さないこと」

「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」

「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」

「8番出口から外に出ること」

 

なんだかよくわからないけど、ループする異空間に迷い込んでしまった男。

脱出するためのルールはシンプルに4つ。

原作はゲームで、ゲーム好きのニノもプレイしていたみたいですね。

 

ゲームにはなかった迷い込んだ男のバックグラウンドと、抱えている問題なんかも表現されていて興味深かったですね。

『VIVANT』にも出演していた「おじさん」こと河内大知のキャラクターも良かったですね~。

かつて迷い込んだ男だった「おじさん」も、間違った出口から出てしまったため、通路を歩き続けるモブキャラと化してしまったというこわ~な展開ですが。

 

少年の存在はとても面白かったですね。

この通路が時空を超えて存在するものだとすると、「迷う男」の息子なのかなと思いました。

パパはいないと言ったのは、「迷う男」が通路に入らなければ下した決断が彼女と別れるというもので、彼女は1人で子供を産むという決断をしたという未来だったのかな?

 

でも、その未来は通路での試練を乗り越えて、成長した「迷う男」が彼女と共に歩む未来を選ぶことで変わったのではないかと思いました。

象徴的だったのが、冒頭と同じ電車の中で赤ちゃんが泣き叫び、サラリーマンの男が母親を大声で罵倒するシーン。

迷い込んだ時間から少し巻き戻っていて、その時と違う行動をおそらく「迷う男」が取ることを示唆するラストが印象的でした。

ちょっと逡巡して、それでも思い切る二宮和也のリアリティある演技が良かったです。

 

尺も短くて、ホラー、ミステリー要素もありながら、起承転結がわりとはっきりしていて面白い映画だったと思います。

 

 

 

5、終わりに

 

通路に迷い込むまでの「迷う男」視点の映像とか、面白かったですね。

津波みたいなのには「はっ?」ってなりましたが・・・。

ちょっとゲームもやってみたくなりました。

 

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【アート】草間彌生さんが亡くなる。彼女の偉大な足跡を辿る。

☆草間彌生さん亡くなる。☆

 

昨日、97歳で芸術家の草間彌生が亡くなったとの訃報がニュースで流れました。

97歳で亡くなって、しかも直前まで絵も描いてたっていうんだから大往生だと思いますね。

ご冥福をお祈りいたします。

 

そこまでアートに詳しくはないですが、草間彌生作品も、生き様も好きでした。

最初に彼女の作品を知ったのは、ベタですが瀬戸内の島の直島に行った時でした。

あれは、15~16年前でしたでしょうか?

実家に長男氏を預けて、奥様と2人で直島旅行に出かけたのですが、前日に飲みに行って起きるのがギリギリになって険悪ムードのまま直島に向かったのも今となってはよい思い出(?)です。

 

なんか水玉のカボチャが直島の港にあってさー。

なにこれ、めっちゃええやんって感じでした。

チャリで島を回りましたが、安藤忠雄の地中海美術館とかもめっちゃ良かったっすね~。

 

ショップで、カボチャの置物やら、キーホルダーを買ったのは言うまでもありません。

独特のデザインで良いっすよね。

直島観光おススメっすよ。

うどん食って、フェリー乗って、カボチャ見ようぜ!!

www.my-kagawa.jp

 

直島後に、草間彌生に興味湧いてドキュメンタリー映画観ました。

渡米した話とか、クソファンキーでファンキー加藤もビックリやで!!

アンディ・ウォーフォールとかと、同時代にNYで活躍してたとかマジ凄すぎやろがい!!

配信やってるかはわかんないっすけど、TSUTAYAとかで借りられたんで、みんな観ようぜ!!

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あと、愛媛県美術館で「川端康成と東山魁夷のなんたらコレクション」みたいな展示会があって、変態的妄執的美のコレクターたる川端康成パイセンが所蔵している美術品のコレクションが展示されていたのですが、これがまあ最高で。

東山魁夷の作品が多かったのですが、その中で初期の草間彌生の作品『不知火』が展示されていました。

『伊豆の踊子』で、大作家になっていた川端康成が26歳の新進気鋭の作家・草間彌生の絵をお買い上げ。

さすがのセンスですね。

価値とか1000倍くらいになってるんちゃうんって感じですが。

この『不知火』が幽玄な感じの絵で、すごく良かったですね。

 

3年前ぐらいに『Casa BRUTUS』で草間彌生特集をやってたんで買いました。

若いころの写真とかもあってめちゃいいっすよ。

若いころの草間彌生って、ちょっとビョークっぽくてアーティスティックな感じがしていいっすね。

原宿のルイ・ヴィトンの、巨大な草間彌生オブジェとか、ガンダムかよって感じでした(笑)

こいつ動くぞ!!って、夜中に動いてそうですね。

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改めて、美術館で彼女の作品に触れてみたいです。

長野県松本市の美術館も機会があればぜひ行ってみたいな~。

 

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【雑記・お題】10年後のわたしへ「おたより」をというテーマで、10年後の自分にラップ調でメッセージを送ってみたyo!!

☆10年後の君へ☆

 

はい、なんかはてなブログさんのお題の『10年後のわたしへ「おたより」を』を、いっちょやってみます。

なんかアンジェラ・アキの歌みたいなテーマやな!!

2千年後の君へだったら、進撃の巨人状態ですわ。

ヒロ氏と次男氏は進撃の巨人大好きボーイズです。

ちなみに推しはリヴァイ兵長です。

 

まあ、でもさあ。

49歳のオッサンがよ?

10年後の僕へ・・・。

宿題やりましたか?

歯は磨きました?

って、ドリフかよ!?って感じで書いてもアレだし。

 

お涙頂戴で、家族のLOVEと世界へのLOVEを託す感じでもなんだかなぁ・・・、だしどうしたらよかんべ。

こういうのをストレートに書けなくなっちまったっていのが、よごれちまった悲しみに状態ですね。

ヒロ氏の心はダークグレーで、もう汚れに汚れちまって中原中也もビックリなんです。

 

だから、俺は決めたよ。

10年後のわたしへの「おたより」は、ラップで刻むってね・・・。

それでは、聴いてください。

ヒロ氏のデビュー曲『Ten years ago』!!イエア!!

盛り上げていこうぜ~~~~~!!!!!!

 

 

 

☆唐突に始まる素人ラップ!!沁みるぜ五臓六腑!!再就職した弟の会社はサランラップ!!☆

 

『Ten years ago』

イエア。

10年後の俺に捧げぇる。

渾身の魂のライム。

EHM屈指のラッパー。

PS(プレイステーション)で鍛えたパラッパラッパー。

チョッチョッチョッ!!

 

2026!!

時代の波を感じて起こすレボリューション!!

この波にライドオン!!

天井知らずのモチベーション!!

新しい世界へ飛び込むためのイニシエーション!!

 

イエア!!

Ten years ago!!

過ぎ去りし時、抜ける髪の毛!!

イエア!!

お前のディックはどうなんだい?

まだまだエレクトしとるんかぃ?

 

Ten years ago!!

お前はまだまだ走っているかい?

夢を追い続けているかい?

イエア。

これはそんな10年後の俺に送る魂のライム。

 

Ten years ago!!

長男28歳。

次男23歳。

猫15歳。

孫の顔は拝めたかい。

日和ってなんてねえよな?

あの日の約束覚えてるよな?

俺は信じてる。

10年後のお前は最高に輝いているって!!

 

・・・。

えっと。

もう、このへんでいいっすかね?

あっ、いいっすか。

いや、ホントすみません。

ちょっと飲んで勢いついちゃって(笑)

ラッパーって即興でリリック作れてすごいっすよね。

僕もEHM生まれヒップホップ育ちエロそうな奴はだいたい友達、ですがなかなかスムーズにはいきません。

 

まあ、そんなわけで10年後どうなっているんでしょうね?

10年後もまだブログやっているのか?

なんかやってそうな気もしますが、人生一寸先はダークネスなんでね。

ワンチャン死んでるかもですしね。

でも、孫の顔は見たいので、子供たちに結婚を強要してウザがられている未来が見えますね。

ヒロじいになって、このブログを孫の育児日記にするのもいいかもっすね。

毎日、ヒロじいと孫が公園とかで遊ぶ様子を書いたブログ。

誰が読むん(笑)

 

アーリーリタイアして、細々食っていけてたらいいですが、10年後もまだまだハードワークしてそうな予感ですね。

10年後にブログ続けていて、10年前の君からっていうタイトルで進撃の巨人ばりに答え合わせできたらいいですね~。

 

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【本】金原ひとみ『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』~もう安全地帯なんてない。厳罰化された魔女狩り社会では、誰もがタイトロープの上を歩いている~

1、作品の概要

 

『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』は、金原ひとみの長編小説。

2025年4月10日に文藝春秋より単行本が刊行された。

528ページ。

『文學界』2022年9月号~2024年7月号に連載された。

第79回毎日出版文化賞文学・芸術部門受賞。

8人の登場人物の視点で、性加害、SNS、マッチングアプリ、ハラスメントなどの社会問題を論じた。

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2、あらすじ

 

橋山美津によって、数年前の性加害を告発された文芸誌「叢雲」の元編集長・木戸悠介。

彼の部下である編集者の五松武夫、かつて編集担当してい小説家の長岡友梨奈も出版業界の暗部、性加害、ハラスメント、SNS、マッチングアプリと急激に変わりゆく社会の暗部に飲み込まれていく。

同じ時間を共有していたはずなのに、食い違っていく見解と事実。

そして、真実は藪の中へ・・・。

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3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

Xでいつも仲良くさせて頂いてる方が読んでいたので、初めて読んだの金原ひとみの本が『アンソーシャルディスタンス』でした。

いやー、衝撃でした。

テンプルに、捻りがきいたフックをかまされたぐらいに、脳が揺れました。

こんなに今という時代を切り取って、フィジカルレベルに物語に叩き込んでくるような作家は、金原ひとみ以外に僕は知りません。

Xでのやり取りの中で、『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』をおすすめされて調べてみたら、これまたとんでもなく刺さりそうな内容で、なんか装幀も赤と黒でかっこよくて、近々読んでみたいと思っていました。

まだ文庫版は出ていなかったので、ブックオフのお盆セールで2割引きでゲットしました!!

マウント取られて、上からガンガン殴られているような衝撃と痛みを感じながら読了しました。

いや、とんでもなく刺激的な内容でした!!

また大好きな作家が1人増えて嬉しいです。

books.bunshun.jp

 

 

4、感想(ネタバレあり)

①ハラスメント

性加害、ハラスメント、SNS、マッチングアプリなど、非常に現代的なテーマが散見されて、改めて金原ひとみという作家は「今」を切り取るのがとても上手な作家だなと思いながら読み進めていました。

それも、無理に引っ張ってきて話題性を作りましたよって感じではなくて、リアルに今自分が感じていて、腹の奥底に渦巻いている何かを、小説と言う媒体に叩きつけているようなフィーリングをずっと感じていました。

フィジカルレベルで体感しているような生々しさ。

これは、金原ひとみという作家が、臓腑に染み渡るように吸い込んだ今の空気を、自身のエモーションと共に吐き出しているからなのかなと思います。

 

興奮状態で、ちょっと何を言っているのかわからない感じですが、今回の感想はこんな感じで僕もエモーション丸出しで書き綴るyo!!

足りてないエデュケーションで、ひねり出せイマジネーション!!

それじゃ独りよがりのマスタベーション!!

・・・ん?なんの話だっけ?

 

この現代社会を切り取った物語を描いている感じ。

1990年代の全盛期の村上龍に対して感じた印象に近しくて、『イン・ザ・ミソスープ』を読んだ時に作品自体が時代のアイコンのように感じた感覚を思い出しました。

『YABUNONAKA』も、例えば20年後に再読して、「ああ、2025年ごろってこんな雰囲気だったよな」って、思い返せるような作品なんじゃないかなと思います。

文章、文体がどうのとか、物語の展開がどうのっていうより、なにか使命感みたいなものを感じさせられるような魂が乗った物語です。

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作中でしきりに描かれているハラスメント。

もちろん以前からセクシャルハラスメントなどの概念はありましたが、それほど人々の行動に、社会に強い影響は与えていなかったように思います。

しかし、ここ10年ぐらいで地方の介護職員のヒロ氏も強く意識せざるをえないような社会的変化が起こっているように思います。

社会への影響って、水面に放り込まれた小石が起こすさざ波のようなもので、伝播していくには時間差があると思います。

都内の一流企業に勤めている人と、田舎でぼんやり暮らしいてるヒロ氏とでは伝播していく波の到達に時間差と意識の差は大きいと思いますし、物語の中での語られていますが、いまだに昭和の感覚で生きているオッサンもいると思います。

 

いちおうヘッポコ管理者のヒロ氏は、管理者向けハラスメント研修を受ける機会もあるのですが、セクハラ、パワハラ、マタハラ、カスハラやら近年、ハラスメントの数は飛躍的に増えてきています。

今まで不当に踏みにじられてきた人権を鑑みると、ハラスメントといった定義がはっきりと提示されて、不当な行為にNOを言いやすくなったのは本当に良いことだと思います。

今年10月からはカスタマーハラスメントの規定などの作成を企業に義務付けられた法律が施行されますし、働き方改革と併せて「お客様は神様です」の時代から日本も大きく変わろうとしているんだな、としみじみ感じています。

 

ハラスメントが社会に広く認知されて、蹂躙されていた個人の権利が守られる。

それは、とても素晴らしいことなのですが、一方で過剰なハラスメントを訴える「ハラスメントハラスメント」も問題になっています。

通称ハラハラ。

なんか笑ってしまいますが、ガチな話ですし、権利意識と被害者意識が強いアブノーマルな方たちが幅を利かせているケースもあるということなのでしょう。

 

こういったバックグラウンドで生まれたこの物語。

急激な変化をするこの社会でどう生き抜いていくのか?

そんな問いかけを感じさせられました。

 

②魔女狩り

個人間のトラブルがあっという間に「社会」に拡散されて、多勢無勢で一方的に裁かれる。

木戸も、五松も大衆からの裁きを受けます。

裁判のような事実の精査もなしで、個人情報を晒されて、大衆の審判にかけられる。

 

これはまるで現代の魔女狩りですね。

一般人が衆目の眼前に晒されて、匿名の人々に一方的に裁かれるなんてことは恐怖でしかありません。

これも、ネットとSNS普及の負の功罪だと思います。

木戸と五松に非がなかったとは言いませんが、こんなふうに大衆に一方的にリンチされるのは間違っていると思いますし、中世ヨーロッパの魔女狩りのようだと思いました。

 

そんなわけで、Radiohead『Buran The Witch』が脳内に流れていました。

これも、SNSでの炎上と断罪を皮肉った曲なんでしょうね。

魔女を燃やせ

魔女を燃やせ

お前の居場所はわかってるぞ


www.youtube.com

 

ただ、木戸の性加害を公表した橋山美津もの主張が100%の正当性があったわけではなくて、彼女自身も風評被害に遭って痛手をこうむります。

初めは恋愛だったものがグロテスクに変容していく。

木戸が自分の立場を利用したのはもちろん最悪ですが、橋山自身も利益を得ていたことは確かなのでしょう。

お互いの主張のどっちが正しいかなんてわかりえないように思いますし、たぶんお互いに少しずつ間違っていた部分もあったのはないでしょうか?

でも、まあ自分の立場を利用した木戸はイカンと思いますが。

 

③真実は藪の中へ。ディスコミュニケーションの嵐

芥川龍之介の名作『藪の中』が、『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』でフューチャーされています。

音楽的に言うとサンプリングみたいな。

芥川龍之介の『藪の中』はマジで名作だと思いますし、多視点でぼやけていく真実という要旨を拡大解釈して、世界全体にコピー&ペーストしたような『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』はマジすげーエキサイティングだなって思いました。

 

音楽の世界では頻繁に行われているカバー曲と、サンプリング。

名作へのリスペクトと、リビルド。

文学界もこの流れにライドオン!!って思いますし、日本人って組み合わせたり、作り変えたりするのが上手な民族だと思っているので、こういうのいいんじゃないかと思いますが。

九段理江も『School Girl』で太宰治の『女性徒』をサンプリングしていましたが、こういう流れは続いて欲しいです。

 

「人は主観の呪いから逃れられず、自らを客観視することはできない」というのは僕の人生哲学のひとつです。

「自己を客観視する」なんて概念は、夢物語です。

人は主観でしか物事を認知できずに、主観で捉えられた事象はどこまでも物語化していく、というのが僕の考え方です。

事実に主体の「こうあって欲しい」という想いが重なって現実が変容していく。

そうやって、同じ時間を共有したはずの人たちが全く違った真実を見出していく。

 

芥川が『藪の中』を執筆した時は、そういった変事が起きたのはあくまで現実的な藪の中だけでした。

しかし、現代においてはこの世界全体が藪の中に埋没していると言えるように思います。

監視カメラや、スマホでの録音や、客観的な事実を集める手段は増えている。

なのに、相反して当事者たちの認識のズレは広がっていっているように思えるのは、皮肉なことですね。

 

④タイトロープみたいなこの世界をサバイブする

『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』は、主に男性側の性加害、ハラスメントを一方的に断罪した作品ではなく、厳罰化した世の中のルールから少しはみ出ると誰もが断罪されうるという危うさを描いた作品だと感じました。

現に、木戸を告発した橋山美津も攻撃されましたし、五松武夫を恐喝した優美は逮捕されて、長岡友梨奈も実は木戸と変わらない位置にいたんじゃないかと思う節もあり、あのタイミングで亡くなっていなければ糾弾されていた可能性もあったかと思います。

性的搾取というと、男性側のイメージが強いですが、今後は女性から男性へのハラスメントも問題になってくるのではないでしょうか?

 

木戸と橋山美津の関係性と、長岡友梨奈と横山一哉の関係性がそれほど遠いものだったのかどうか。

最後まではっきりしませんでしたが、長岡の越山恵斗への関わりとか、だいぶグレーな感じを受けました。

「もう安全地帯なんてない。厳罰化された魔女狩り社会では、誰もがタイトロープの上を歩いている」って、金原ひとみが耳元でがなり続けているように感じました。

 

ここ数年で急激なパラダイムシフトが起きている。

変化は性急かつ冷徹で、変化に気付かずに対応できない人間は奈落の底に突き落とされる。

そんなメッセージを感じました。

 

そんな酷薄な世界で贄の山羊にならないためにどのように振る舞えばいいのか?

金原ひとみはこの作品の中で、その答えを示してはいないと思いますが、急激に変容した世界に対してガンガン警鐘を鳴らしていると思います。

「変わりゆく世界を共にサバイブしよう」

そんなメッセージが籠められた作品。

中村文則の「共に生きましょう」にも通ずるようなメッセージ。

それだけ、現代社会が生きづらい世の中になってきているということではないでしょうか?

一昔前に夏目漱石と芥川龍之介が「一緒に生きよう!!」みたいなメッセージを書くことはなかったわけですし。

戦争や飢餓で死ぬことが亡くなった代わりに、悪意や生きる意欲の希薄さで死ぬ可能性があるのが現代社会。

それでも生き抜いていくことへの願いを感じた物語でした。

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5、終わりに

 

あんまり物語の内容に触れてなくて、書評としては失敗な気もしますが、まあ自分の熱を放出できたので自分的には書いてて楽しかったです。

切り口がたくさんあって語り尽くせない素晴らしい作品だと思いますね~。

読書会とかあったらぜひ参加してみたいっすわ。

だれか主宰してください(笑)

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【音楽】マドンナ『Confessions II』が最高すぎる!!爆音で聴けばそこはもうダンスフロアな最高の1枚!!

☆マドンナのニューアルバムが最高にかっこええ!!☆

 

最近、今年7月3日に発売されたマドンナのニューアルバムにハマっています。

彼女の15枚目のアルバムで、7年ぶりのアルバムリリースになるそうですね。

タイトルは『Confessions II』で、2005年にリリースされたアルバム『Confessions on a Dance Floor』の続編的なアルバムだそうです。

『Confessions on a Dance Floor』は世界40か国で1位のセールスを記録し、全世界で1200万枚売れたみたいですね!!

すげーなマドンナ!!

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そこまでマドンナをちゃんと聴いたことなかったんですけど、今回のアルバムのプロモ的な短編フィルムを観て、かっけーってなって気付いたらネットでポチってました。

この短編フィルムではアルバムの1~6曲を中心に構成された13分の映像で、めっちゃダンサブルでかっこええですわ。

1曲目の『I Feel So Free』でお股からやたらとレーザービームが出たり、お股が光ってたり、股の演出がすごいのですが、この曲は荘厳な感じがして好きです。


www.youtube.com

 

4曲目の『Bring Your Love』は、サブリナ・カーペンターとのコラボ曲で、この曲もクソかっこええです。

『Confessions on a Dance Floor』もそうだったようですが、DJのミックスみたいにノンストップ・ミックス・アルバムになっていて、繋ぎの部分もめっちゃセンスがあってかっこええっすわ。

音作りもハウス、ディスコっぽい感じで、リル・ルイスのフレンチ・キスとかサンプリングしてたりとかいい感じっす。

全16曲ですが、最近ずっと聴いてますね~。

01. I Feel So Free / アイ・フィール・ソー・フリー
02. Good for the Soul / グッド・フォー・ザ・ソウル
03.One Step Away / ワン・ステップ・アウェイ
04. Bring Your Love (Madonna & Sabrina Carpenter) / ブリング・ユア・ラヴ(マドンナ & サブリナ・カーペンター)
05. Danceteria / ダンステリア 
06. Read My Lips  (Madonna & Feid) / リード・マイ・リップス  (マドンナ & フェイド)
07. Everything / エヴリシング
08. Love Sensation / ラヴ・センセーション
09. Love Without Words / ラヴ・ウィズアウト・ワーズ
10. Bizarre (Madonna & Martin Garrix) / ビザール (マドンナ & マーティン・ギャリックス)
11. School / スクール
12. Fragile / フラジャイル
13. My Sins Are My Savior (feat. Stromae) / マイ・シンズ・アー・マイ・セイヴィア (feat. ストロマエ)
14. Betrayal / ビトレイアル
15. The Test (Madonna & Lola Leon)/ ザ・テスト (マドンナ & ローラ・レオン)
16. L.E.S. Girl / L.E.S. ガール

 

もう御年68歳になるマドンナですが、破廉恥な格好でキレキレのダンスを踊っていてカッコイイっすわ。

僕も、あんな68歳になりたいっす!!

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