☆リレーマラソンを走り終わって、次は10キロマラソンや!!と、思いきや!?☆
コロナも5類になって、中止になっていたマラソンの大会も続々再開になっていますね~。
先月はまつやまお城下リレーマラソンに参加して勢いに乗るヒロ氏。
次は10キロ走るで!!と思っていたら、愛媛県松山市にある島・興居島(ごごしま)で開催される「瀬戸内しまのわマラソン in GoGoSHIMA」の案内を見つけました!!
興居島は、職場でも何かと縁が深い島。
これは出るしかないっしょ!!
ってな感じでエントリーしました。
チラシもシャレオツすね!!
エントリーして、あとは本番を待つのみ。
しかし、大会3日前になっても案内のお手紙が届かず。
念のために、ランネットのアプリを確認してみたら・・・。
えっ、エントリーされてねぇじゃん。。
・・・。
はい!!
ってなわけで今日のブログはここで終了~。
お疲れサマンサ~♪
って、なりそうだったのですが、茫然自失になりながらもダメ元で事務局に連絡を入れさせていただきました。
「あっ、あのあのですね。っすすうすsみません。マラソンが僕のマラが損で・・・」
「落ち着いてください!!ごごしまのマラソンなら担当者が不在なので申し伝えますが」
「面目ない!!アプリでエントリーしたつもりがサントリーだったみたいな、かくかくしかじか角ハイボールで」
「はい?」
「いえ、たぶんアプリでミスってエントリーできてない感じなんですが、確認してもらって良いですか?名前は福山雅治(嘘)です」
「かしこまりました」
でも通常マラソンの大会とか3~4か月前にエントリーを締めきったりしているのがザラだから、3日前に電話しても無理やろなぁ。
しかも3連休だし。
いや、もうショックだわぁ。
今すぐに地球が滅びればいい。
イケメンは箪笥の角に小指をぶつけて悶絶すればいい。
などど、エレン・イェーガー並みに闇堕ちしていたヒロ氏でしたが・・・。
なんと・・・。
今からでもエントリー可能との電話が!!
えっ、マジっすか!?
奇跡と書いてミラクルやん!!
しかも丁寧にエントリーの仕方までメールをしてくださり。
優しさに包まれたなら目に映るすべてのことがメッセージ、な感じの魔女の宅急便状態でした。
遅い時間にもかかわらず、お電話で対応してくださった運営のナイスガイさん。
この場を借りて感謝の意を表します。(みてねーだろがいっ!!)
ってなわけで、無駄に長い前置きの末に、僕は11月5日に興居島上陸を果たしました。
☆美しい海と暖かい人たち、そしてお尻が僕に力をくれたんだ・・・☆
瀬戸内しまのわマラソン in GoGoSHIMAは今年で第2回の開催。
島おこしも兼ねているっぽくて、島の特産品なんかもアピールして、出店もたくさん出てたりしました。
マラソンの大会とか言っても、ガチランナーばかりではなく、観光半分、走る半分で地元の人たちとの触れ合いや、景色を楽しみに来ている人も多いと思います。
僕にとっても走るだけではなくて、興居島(ごごしま)の自然を味わいながら小旅行気分を味わえる素敵な時間でした。
なんかやっぱ島好きだなぁ~。
興居島は愛媛県松山市の沖合に浮かぶ島で、フェリーで10分ぐらいのところでめっちゃ近いっす。
小さい島ですが、住む人たちも暖かくて良い島でしたね~。
11時スタートなのに、家を9時ぐらいに出たらオッケーな感じで近くてアクセスも良かったですね。
臨時便の高速艇が出ていて、一路興居島へ!!
受付、控室、開会式の場所は興居島の小学校の校庭でした。
この日は、ファミリーマラソンで2キロコースもあったので、元気なキッズがたくさんいました。
でも、ヒロ氏は1人で参加でした(;^ω^)
受付をするとゼッケンは278番で、一番最後のエントリーでしたね(笑)
DAYONE!!
開会式と体操も真面目にさんかしてみました。
しかし、この日の最高気温は27℃。
いや、11月なのにおかしいやろ!?
明らかにマラソンを走るコンディションではなく、快晴の空も恨めしかったです。
まぁ、雨が降るよりいいけどねー。
スタート地点に移動してカウントダウン。
このスタート前の緊張感が毎回ほんとうにたまらくシビレます。
音楽を聴きながら、時間を測るラン用のアプリをセット。
パーン。
乾いたピストルの音が秋空に吸い込まれ、278名が一斉に走り出します。
真ん中より少し後ろからスタートしたヒロ氏ですが、興奮状態で先頭めがけてダッシュ。
わりとスタート直後って、まわりに吞まれるというか乗せられるというか、僕はマイペースで行けないほうですね。
この日の目標タイムは1時間を切ること。
ひさびさのレースで、あまり走りこめていないことを考えると高い目標にも思えたぐらいでした。
1時間を切るには単純計算で1キロ6分を切ること。
最初の1キロのタイムは5分5秒ぐらい。
えっ、いや早すぎやろ。
だいぶ人もばらけていたこともあり、ここからは少しペースを落としました。
1キロ5分50秒で十分やなとか思いつつペースを落としますが、後ろから抜かれるとちょっと冷静でいられないんですよね~。
中村文則『列』の書評で偉そうに人と比べる相対化の呪いがどうたら言っていたヒロ氏でしたが、まさに『列』の作品中の人々のように他者との競争に興じまくり、抜きつ抜かれつのデッドヒートで体力を消耗しました。
久々のレースということもあり、試合勘みたいなもんも不足していたように思いますね。
3キロ地点ぐらいからちょっと股関節も痛みはじめていました。
いや、先長いのにやば!!
こういう時は、自分とペースが同じぐらいの人を勝手にペースメーカーに決めてくっついて走っていくことが多いです。
ただ、自分より遅かったり速かったりしてなかなかペースが合うランナーが見つからずに4キロを過ぎました。
ここで初めて1キロ6分を上回り、冷や汗。
だいぶペースが落ちていました。
しかし、ここで救世主が僕の前に現れました。
綺麗なお姉さんが、僕を、追い越したのです。
僕はこのお姉さんを追いかけることに決めました。
日常生活ならストーカー乙ですが、これはマラソンです。
きっと許されることでしょう。
5キロの折り返し地点で、水をちょっとだけ飲みましたが、汗は滝のように流れて日差しはじりじり照り付けていました。
走るペースは落ち始めていて、このままガクンとタイムが落ちてしまいそうに思いましたが僕は必死に喰らいつきました。
お姉さんの、お尻に。
もうどこまでも高い秋の青空も、太陽の光を受けて煌めく紺碧の海も。
なにもかも僕の目に入りませんでした。
僕はただお姉さんのお尻を凝視しながら走っていました。
朦朧とする意識の中で、確かなものはお尻だけでした。
この頃から全体のペースが落ち着き、追い抜くことも追い抜かれることもなくなりました。
お姉さんと僕を含めて4人ほどの集団が等間隔で走り続けていました。
大体1キロ5分45秒で僕にとっては理想的なペース。
僕は、勝手にお姉さんに5分45秒のお姉さんと名前を付けてみました。
虫の息だった僕も、無我夢中でお姉さんのあとを追っているうちにいい感じのペースで走れるようになりました。
まるで音も色も消えて、世界にお姉さんのお尻しかないような。
そんなZONEのような究極の集中状態でお尻を凝視し続けました。
そして9キロ地点。
自分に余力があるかどうか不安でしたが、ラストスパートで何人かぶち抜いてドヤるのが好きなヒロ氏は力を振り絞ってペースを上げ始めました。
行く先には最後に上り坂もあり、ここで失速したらだいぶピエロなので必死で飛ばしました。
ずっと眺めつづけていたお尻の先へ。
俺は、お尻を越えて、その先へ行くんだ・・・。
と、かっこいいんだか変態なんだかよくわからないことを思いながら疾走しました。
かたまって走っていた3人を抜いて、最後の坂を駆け上がり1人抜き、ゴール前でも1人抜いてGOOOOOOAAAAAALLLLLLLLLL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
5人抜きって、マラドーナかよ!?
その瞬間だけはヒロドーナで、俺ってカッコイイって思いましたが、僕のことは誰も見ていませんでした。
そこにはオエオエ言っているメガネのオッサンが1人いるだけした。
しかし、タイムは10キロで57分。
久々のレースにしては望外の結果と言えるタイムでした。
こんな感じでレース後にはバザーもやってましたが、ちょっと脱水っぽくなっていて食欲無くてすぐに帰っちゃいました(;^ω^)
また、釣りとか行った際には興居島グルメを楽しみたいですね~♪
ひさびさのマラソン大会楽しかったです!!
また他の大会にもエントリーしたいですね~。
ラストスパートがたたって今日は膝が痛いですが、また鍛えて来年も瀬戸内しまのわマラソン in GoGoSHIMAに参加したいですね!!
来年は50分切るぜ!!
ハーフマラソンも走りたい!!
しばらくはラン熱が高まりそうです♪
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