☆読書との出会い☆
そのうち書こうと思っていたテーマなのですが、僕が読書するようになったキッカケや、これまでに読んでいた本なんかをユルく紹介しながら僕の読書歴を振り返ってみます。
いや、おもしろいかどうかはわかりませんが(笑)
まぁ、仮にもブログのタイトルに『本棚』と冠しているわけではあるのでたまには真面目に読書のことを話してみましょう。
ただ、ツィッターで読書垢と称されている方々と比べると、僕は読書家と言えるのかどうかわからないぐらいの半端物ですね(^^;;
本も読む時期と読まない時期もあるし、趣味の中のひとつであると思っています。
ただ、読書という行為が特別なのは、たとえ1年に1冊しか読んでいなかったとしても、その1冊が心に深く刺さってその人の人生を変えてしまうこともあるということでしょうか?
映画、音楽、絵画などにもそういった力はあるかと思いますが、読書という行為と本にはより深く刺さって、魂の奥深くまで訴えかける力があるように思います。
エヴァ的に言うと、刺さり方がロンギヌスの槍レベルだと思います(笑)
カヲルくん!!
僕が初めてちゃんと読書と向き合ったのは小学1年生の夏休みでした。
読書感想文の宿題が出ていたのですが、本と読むことに乗り気ではありませんでした。
読書より夢中になっていたのは漫画やアニメで、キン肉マンに夢中でしたね(笑)
そんな僕に母が買い与えてくれた本がジュールヴェルヌの『15少年漂流記』でした。
7歳の僕にとっては、絵本や漫画ではない初めての本で、読み始めるにはなかなかハードルが高かったです(^^;;
そこで、母がまず自分でその本を読んでみて僕にその本の感想を聞かせてくれました。
母が楽しそうに読んでいたので、僕も読みたくなって読み始めて『15少年漂流記』の虜になりました。
物語の先が気になって、延々とページをめくり続けるあの感覚。
読書が好きな方はわかりますよね?
僕はそのようにして初めて「読書」を体験しました。
ちなみにその本はまだ実家にあって、同じような手法で息子たちに読ませようとしましたがうまくいきませんでした(^^;;
残念ですけど、今の時代は昔よりゲームや動画などの刺激が多いので、なかなか読書に対して興味を持つのは難しい時代のような気はしますね・・・。
☆図書館に入り浸ってBOOK WARMだった小学生時代☆
小学生時代は、正に本の虫でした。
図書館に入り浸って片っ端から本を借りまくっていましたね。
最初は何故か伝記にハマってました。
戦国武将とか好きで、織田信長とか、徳川家康とか、豊臣秀吉とか、伊達政宗とか色々読みましたね~。
大河ドラマも『独眼竜政宗』がやってて、僕の出身地が伊達藩から来た大名だったこともあって夢中になっていました。
それから、ロビンソンクルーソーや、ジュールヴェルヌの『海底2万マイル』みたいな冒険小説。
『ズッコケ3人組』みたいな愉快な児童文学。
シャーロック・ホームズの推理シリーズは図書館の本をほぼ読破したような気がしますね(笑)
夢中になって夜遅くまで読んでしまったこともありました。
高学年の時に『三毛猫ホームズ』にハマって親戚から本を借りたりしていました。
まぁ、とにかく片っ端から読みまくっていましたね(笑)
友達とも遊んでましたが、ウチはファミコンを自由にさせてもらえなかったし、テレビもあまり好きじゃなかったので自然と読書の時間が増えていきました。
☆ファンタジーものが多かった中学生・高校生編☆
中学生時代は、宗田理の『ぼくらシリーズ』にハマってましたね~。
『ぼくらの七日間戦争』が映画で大ヒットしたこともあってハマりまくってました。
それから友達に勧められた『ロードス島戦記』を読み始めてファンタジー小説に夢中になりました。
田中芳樹の『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』『創竜伝』に夢中になりましたね~。
『フォーチュン・クエスト』『ルナ・ヴァルガー』シリーズも好きでした。
高校の時は、一番読書していなかったかもですね(^^;;
なんかあまり本を読んだ記憶がないですねぇ。
シドニィ・シェルダンとかミステリーを読んでいたような・・・。
本を読むより、この時期めっちゃドラマ観てたような記憶がありますね。
あとは、洋楽のロックにハマり音楽に夢中でした。
☆純文学との出会い。予備校~大学時代☆
予備校時代に、出会った友人がUKロックや、純文学が好きなナイスガイでめちゃくちゃ影響を受けました。
彼から、三島由紀夫、太宰治、川端康成などを進められて深く傾倒していきました。
なんせ予備校の寮はやることもなくて、図書館から借りてきた本を読みふけってましたね~。(いや、勉強しろよ)
全集で太宰治読んでましたしね(笑)
この時期に村上春樹『ノルウェイの森』、村上龍『限りなく透明に近いブルー』を読みW村上を愛読することとなっていきます。
山田詠美もよく読んでましたね。
大学に進学しても村上龍が一番のお気に入りでした『イン・ザ・ミソスープ』を書いたときなんかはめちゃくちゃカッコよくて、エッセイなども含めて時代のアイコンみたいな存在だったと思います。
この時期にドストエフスキーを読んでみたりしてました。
でも、文学を読む自分というアイデンティティを確立しようとしていたというか、「カフェで罪と罰を読んでる俺って尖ってるぜ」みたいな謎の自己アピールなんかがあったりもして難しい時期でしたね(笑)
純文学しか読まねーとか言ってましたし、音楽も映画も偏っていてめんどくさい人間だったと思います。
それでも、花村萬月、平野啓一郎、田口ランディなんかの作家が出てきて、江國香織をサークルの先輩に勧められて読み始めたりとか読書の幅が広がった時期でもあったと思います。
☆いろいろ読み始める社会人編。実用書、自己啓発本とかも☆
社会人になってから電車とバスで片道の通勤1時間半。。
ほとんど通勤中に読んでた気がしますね~。
20代中盤に村上春樹『海辺のカフカ』が発売されてめちゃくちゃハマりましたね!!
職場に村上春樹とRADIOHEADが好きな先輩もいて、仲良くしていただいてました。
笑顔が素敵なナイスガイで、カフカの話をしたり、RADIOHEADのライブも一緒に行ったりしました♪
30代になって子供も産まれたあたりから実用書、自己啓発本、育児書なんかも幅広く読み始めました。
パリピの介護職で、政治経済や世の中のことに疎かったのですが、子供が産まれて愛媛に帰ってきたりして、環境の変化もあったことで興味を持つ対象が広がっていきました。
藤原正彦『国家の品格』、藻谷浩介『デフレの正体』、Dカーネギー『人を動かす』やら色々。
育児本は、明橋大二『子育てハッピーアドバイス』、高濱正伸『わが子を「メシが食える大人」に育てる』などに影響を受けて、今でも自分の育児に対する考え方のベースになっています。
小説も30~40代では、中村文則、西加奈子、平野啓一郎、重松清に夢中になり、川上弘美、小川洋子、小川糸、川上未映子、今村夏子、村田沙耶香などの作家もお気に入りになりました。
最近になって読む本の幅も広がって、読書するときのインプットの精度もあがってきているように思います。
まぁ、楽しんで読んでりゃいいと思うんですが・・・。
これもブログというアウトプットの場所を作った効果だと思いますので、細々とでも続けていけたらと思います。
☆まとめ。読書という行為を通じて他人の世界観を読み取る☆
読書とは何か?
という問いに対して、僕が思うのはその本を書いた人の考え方、知識や、経験を(時には物語を通して)文章を通じて読み取っていく行為だと思います。
文字だけで記されている文、読書している時には想像力が駆使されてその文章、物語の奥に隠されている何かを読み取ろうします。
今は動画とか、視覚・聴覚に訴えかけるものも多いですが、文章で何かを訴えることもとても大事なことだと思います。
また、他人の本棚ってすごく興味があって、他人の家に行った時などついつい目で追ってしまいます。
何かその人の人間性の一端が現れているように思えてとても興味深いのです。
興味を持っている相手の好きな本を読むということは、その人の人間性や世界観を理解する一番の近道なのかもしれませんね。
もし、好意を持っている異性が読書家なら、その人が好きな本を片っ端から読むと考え方や感性のあらましが理解できるかもしれませんね(笑)
例え、その本に対して違う感想や意見を持ったとしても、きっと相手は親近感を持ってくれることでしょう。
とりとめもない文章ですが、僕の読書歴でした。
改めて文章にしてみると、だいぶ読んでいる本も変化していっていますね。
文章ではないですが、写真集(風景)や、画集も好きですね。
今後の人生でどんな本と出会って、どういうふうに人生が変わっていくか・・・。
そう思うととてもワクワクします。
15少年漂流記を初めて読んだあの時みたいに。