☆年末恒例!!2023年読んだ本ベスト10冊☆
さてさて、年末といえばこの企画。
「2023年読んだ本ベスト10冊」です。
この時期になるとXの読書垢の皆さんがこのハッシュタグで投稿されていて、ニヤニヤしながら読んでいます。
「ふーん、こういうの好きなんだね」とかニヤニヤしながら読んでいるにやけがちな中年のヒロ氏ですが、みんなやってたら僕もやんなきゃとか思っちゃうよね!!
まぁ、たいして熱心な読書家ではないのですが、それでも今年も40~50冊ぐらいは読んでいるはず。
たぶん。
そんな中から珠玉の10冊をセレクトとか思いましたが、選考は難航し10冊に収まりませんでした。
そんなわけで、2023年読んだ本ベスト10冊の発表です~♪
☆2023年読んだ本ベスト10冊というか12冊の発表☆
ってなわけで、12冊になっちゃいましたが3年目の浮気ぐらい大目に見ろよ~、みたいな感じで大目に見てください。
ちなみにあくまで僕が2023年に読んだ本という基準なので、必ずしも2023年に刊行された本ではありません。
ちなみに再読も含みます。
それではスタート!!
○村上春樹『街とその不確かな壁』
まあ、まずはこの1冊でしょう!!
村上春樹の集大成とも言うべき物語でした。
○川上未映子『黄色い家』
川上未映子のスリリングなノアール小説。
彼女の新境地とも言うべき作品でした。
〇中村文則『列』
沈黙を破り、第3期の始まりを高らかに宣言したこの作品。
初期を思わせるようなテイストながら、現代社会における幸福の在り方を辛辣に描いた意欲作。
○西加奈子『くもをさがす』
カナダでがんになった自身の経験を描いたノンフィクション作品。
自身の感情や経験を赤裸々に表現しつつ、鋭い感性で生きることに対するメッセージを発信した素晴らしい作品でした。
○村上龍『インザミソスープ』(再読)
刊行当時に読みましたが、今も色褪せない村上龍の傑作。
鋭い感性で時代を切り取ったような、日本社会を批判しつつもあいまいに肯定するような多面性を持った作品だと思います。
○夏目漱石『こころ』
罪と罰。
死の影を抱えながら生きてくこと。
名作でした。
○小川洋子『密やかな結晶』
だいぶ前の作品ですが、とても小川洋子らしさが出ている作品で、かつナチスドイツを思わせるような作品でした。
彼女の作品の中でも白眉だと思います。
○中上健次『19歳の地図』
はじめて読んだ中上健次の作品に強い衝撃を受けました。
自分の内臓を抉りだすような、私小説的な感じに強く惹かれました。
〇李龍徳『死にたくなったら電話して』
はじめて読んだ李龍徳の作品。
コエー感じの作品ですが、なにか中毒性がありました。
〇ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』
インドにルーツを持つイギリス人の彼女が描く物語はとてもエキゾチックで、グローバルなものでした。
夫婦や、家族の在り方を違った角度で見直せられるような作品たち。
大学生時代に読み通せず、ずっと読み直してみたいと思っていた平野啓一郎のデビュー作。
三島由紀夫の再来と謳われたのも納得の幻想的で甘美な文体と、全てが照射され焼き尽くされるような圧倒的な刹那。
川端康成のデビュー作。
最近刊行された『少年』と併せて読むと当時の川端康成の状況や、作品のバッググラウンドが理解でき、より深く物語に没入できた。
抒情的な伊豆の風景と、踊子との交流が混じりあって淡く切ない。
ってな感じでした~。
いや、選ぶんめっちゃ悩んだっすわ~。
2024年も素敵な読書体験ができますように!!
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