☆江國香織の略歴☆
江國香織は、1987年『草之丞の話』で童話作家としてデビュー。
1991年『きらきらひかる』で小説家としてデビューし、紫式部文学賞を受賞。
以来、小説、エッセイ、童話、詩集、翻訳など幅広く活躍している。
父親はエッセイストの江國滋。
代表作は『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』『冷静と情熱のあいだRosso』など。
↑ヒロ氏の本棚にある江國香織の著作
☆江國香織の魅力☆
彼女の作品を評してよく使われる言葉は「透明な~」という言葉ですが文体も、そこからイメージされる世界観も透明感がとても独特だと思います。
一方、ただ綺麗なだけではなくて毒や、狂気をひと握り含ませているところが彼女を他の女性恋愛作家と一線を画しているところだと思います。
繊細な心理描写による、定義するのが難しいような不確かで緩やかなつながり。
そんな唯一無二の世界観を持つ作家だと思います。
僕は大学生時代に先輩から『きらきらひかる』をすすめられて読んで以来、彼女の作品の魅力にどっぷり浸かりました。
25年前はまだLGBTなんて言葉も影形もなくて、そういった意味でも斬新でしたね。
登場人物たちのどこか日本人離れした自由さも魅力のひとつで、江國香織さん自身がきっと自由な方なんだろうなと思います(笑)
☆江國香織作品の書評まとめ☆
江國香織作品の書評のリンクを貼ります。
〇なつのひかり
〇流しの下の骨
〇すいかの匂い
〇神様のボート
〇赤い長靴
〇がらくた
〇抱擁、あるいはライスには塩を
〇犬とハモニカ
〇金平糖のふるところ
〇彼女たちの場合は
〇去年の雪
〇ひとりでカラカサさしてゆく
まだまだ先は長いですが、小説の書評コンプリートを目指して頑張りたいです。
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