ヒロの本棚

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【映画】『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』~伝説のDIVA、その激動の半生を描く~

1、作品の概要

 

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は、アメリカの伝説的な女性シンガーの伝記映画。

2022年12月にアメリカで公開された。

上映時間142分。

監督はケイシー・レモンズ、脚本は『ボヘミアン・ラプソディー』を手がけたアンソニー・マクカーテン。

主演をナオミ・アッキーが務めた。

米国の女性歌手ホイットニー・ヒューストンが若くしてデビューし、世界中で愛されながら48歳で亡くなるまでを描いた。

2023年7月よりアマゾンプライムビデオで配信。



 

2、あらすじ

 

ホイットニー・ヒューストン(ナオミ・アッキー)はシンガーの母・シシーから歌を教わり彼女のような歌手になるべく幼いころから教会でゴスペルを歌っていた。

束縛が強い母親に反発して、同性愛関係にあり親友でもあったロビンと同棲を始めるが母親とは強い絆で結ばれていて、彼女のお膳立てでアリスタ・レコードの社長クライブの目に留まり若くしてデビューを果たす。

7曲連続でシングルが全米チャートの1位になるビートルズを超える新記録を打ち立てた彼女はあっという間にスターダムへと上り詰める。

映画『ボディガード』では主題歌『I WILL ALWAYS LOVE YOU』が大ヒットとなりサウンドトラックが世界中で4200万枚を超える大ヒットを記録。

翌年、R&B歌手のボビー・ブラウンと結婚するが、彼の浮気にドラッグ、父親との金銭トラブルなどが続き心身を蝕まれるホイットニー。

2000年には大麻所持で逮捕されてかつての輝きを失っていく彼女。

治療を経て、2009年に復帰したホイットニーだったが・・・。


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3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

DVDのレンタルが始まったら借りようと思っていたら、アマゾンプライムビデオさんで配信開始になるという黄金パターン。

いや、マジでありがたいっすわ!!

ホイットニー・ヒューストンの曲はそれほど知らなかったんですが、『ボヘミアン・ラプソディー』『ロケットマン』『リスペクト』『エルヴィス』など、アーティストの伝記映画って自分的には当たりが多いので、映画で観るか悩むレベルで楽しみにしてました。

それほど話題になっている映画ではありませんでしたが、ホイットニーの全盛期のイケイケ具合とその後の凋落が丁寧に描かれていて良い映画でした。

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4、感想

 

音楽映画で欠かせないのが、ライブシーンですが『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』のライブシーンも素晴らしかったです。

歌声こそほぼホイットニー・ヒューストンのものが使われていたそうでしたが、ナオミ・アッキーの演技がとても情熱的で違和感なく観られました。

「ザ・ヴォイス」の呼び声も高かったホイットニーの歌声はやはり素晴らしかったです。

 

トントン拍子に売れていくホイットニーでしたが、家族とのトラブルや、親友ロビンとの葛藤や同性愛の問題、夫のボビー・ブラウンの浮気やドラッグの問題と多くの問題を抱えてしまいます。

やはりエンターテイメントの世界で成功する強烈な光の影で、闇も深くなってしまうのでしょうか?

大きな成功と引き換えに徐々にホイットニーは正気を失っていき、ドラッグに頼るようになってしまいます。

 

しかし、デビューからの破竹の快進撃でシングルが7枚連続で全米1位になったり、スーパーボウルでの国歌斉唱が高く評価されたり、映画『ボディガード』で異次元の成功を収めたりと、1990年代の中盤ごろまではトップアーティストとして頂点に君臨していたことに改めて驚きました。

ボディガード』の『I WILL ALWAYS LOVE YOU』は僕も高校生の時にシングル買いましたよ(笑)

日本だけでこの曲のシングルが280万枚売れたらしいのですが、これは驚異的なセールスですね。

映画自体も当時話題になっていて、僕もビデオレンタル(古っ)して家で観ましたよ。


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2000年に入ってからのホイットニーは大麻所持の逮捕の後に2009年に復帰しますが、往年の歌声は戻らず・・・。

グラミー賞の前夜祭で歌う時に注目されず、マスコミがアリシア・キースを追っかけているのを見て、今の自分の現状を理解して落胆するというシーンがありましたが、なんか身につまされるようでつらいシーンでした。

2012年に48歳で亡くなったホイットニーですが、惜しい人を亡くしたものです。

朝から彼女の名曲を聴いてましたが、初期の曲はどれも素晴らしかったし、歴史上指折りのDIVAであったと思います。

何はともあれ、彼女の素晴らしい歌声を堪能できる素晴らしい映画でした。

 

 

 

5、終わりに

 

やっぱ個人的に伝記映画で、特にミュージシャンのものはあんまりハズレがないっすね。

日本でも漫画の実写化ばっかりやってないで、音楽が絡んだ映画とか、伝記映画とかもやって欲しいものです。

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