ヒロの本棚

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【映画】『ノーザン・ソウル』~1974年のイギリスを舞台に若者たちが熱狂した『ノーザン・ソウル』にまつわる青春物語~

1、作品の概要

 

ノーザン・ソウル』2014年にイギリスで公開された映画。

2019年に日本でも公開された。

監督はエレイン・コンスタンティン、主演はエリオット・ジェームズ・ラングリッジ。

1974年のイギリス北部の田舎町バーンズワースを舞台に、若者たちを虜にした音楽ムーヴメント『ノーザン・ソウル』にまつわる青春物語を描いた。



 

2、あらすじ

 

1974年イギリス北部、ダサくて学校でもバカにされていたジョンは、優しい祖父との時間と、バスで一緒になる看護師への恋が唯一の救いだった。

母の勧めで何気なく行ったユースクラブでソウル・ミュージックと激しくダンスしていたマットに出会ったジョンの日常は変化し始める。

マットから音楽、ファッション、ダンスなどのカルチャーを教えられた彼は『ノーザンソウル』に傾倒し、心躍らされる未知のレコードを求めてDJを始める。

高校をドロップ・アウトし家から飛び出し、マットの家に転がり込む。

2人はアメリカに行って、大量のソウルのレコードを見つけ大金を手にすることを夢見て、ソウルのパーティーを開催することを画策する。

しかし、ドラッグ、アルコール、仲間割れなどのトラブルが2人の行く先を塞いでいく。


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3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

アマゾンプライムで『ソウル・パワー』を観て、関連の音楽映画をチェックしていたら『ノーザン・ソウル』が出てきました。

予告編を観たあと、「うっわ、コレめっちゃ俺の好きそうなやつやん!!好きそうなやつやん!!」ってなりました。

実際に観たら、ぶっちぎりでめっちゃ好きそうなやつ、っていうか好きな映画でした。

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4、感想(ネタバレあり)

 

ソウルといえばアメリカっていうイメージがあって、イギリスはUKロックやパンクのイメージが強くありました。

しかし、映画『ノーザン・ソウル』では1974年当時にイギリス北部で流行していたソウルミュージックのムーヴメント『ノーザン・ソウル』を描き若者たちが60年代のソウルで踊り狂う姿が描かれました。

この『ノーザン・ソウル』のムーヴメントのことを僕は全く知りませんでしたので、とても新鮮でした。

 

そういえばロックDJのイベントでそれらしき音をかけていた人がいたかもってちょっと思い返したりもして。

よくあるレコードのサイズの12インチではなくてレゲエなどでよく使われている7インチのレコードが使われているのもなんか良かったですね。

ちょっと僕も7インチのレコード集めたくなったりしました(๑≧౪≦)

 

取り柄がなくてダサくて鬱屈していた少年が音楽を通じて、友達や、夢や、生きがいなどのたくさんのものを手に入れていく。

青春物語としてもとても好きな映画でした。

主人公がダサくて、音楽を通じて変わっていくっていうのがめちゃくちゃ好きな感じのストーリーですねぇ。

ちょっと漫画『BECK』を彷彿とさせるような感じもありました。

 

ジョンとマットの友情物語もこの映画の軸のひとつで、ジョンはマットがいたからノーザン・ソウルに傾倒していったのですし、音楽、ファッション、夢などたくさんの影響を受けました。

僕も、ずっと友達からカルチャーごとたくさん影響を受けて(パクって)いたので、すげージョンの気持ちがわかるし、暗く閉ざされいた部屋の窓がバンバン138枚ぐらい一斉に開いていくぐらい世界の見え方が変わっていくその感じが理解できます。

クラブに行き始めたころもどんなクラブでどういうDJがいて、どんな音がかかっているのか。

海外のDJや、シンガーのことや、そもそものダンスミュージックやHOUSEミュージックのルーツなど。

たくさんのことを教えてもらって、影響を受けました。

 

一緒に渋谷から西麻布まで歩きながら音楽の話をしたのは僕の人生の中でも一番キラキラした思い出です。

DJとかクラブっていうとチャラチャラしたイメージがあるかもしれませんが、だいぶマジメに活動していて、なんか部活感もありましたね(๑≧౪≦)

ジョンとマットの音楽に対してはシリアスで情熱的な感じもすごく共感できます。

 

話を『ノーザン・ソウル』に戻すと、ダンスとかファッションも今からするととても独特で、1974年当時のイギリスのカルチャーを感じます。

でもみんな楽しんでいて、どこか真剣でなんだか好感が持てました。

変な言葉かもしれないけど、真剣に楽しむってなんかいい。

いや、それしんどいよね、って言われるかもしれないけど。

僕は楽しむのにも真剣に何かしたいシンケンジャーで、松坂桃李もビックリなぐらいに真剣なんですよ。

真剣にやるのが楽しいシンケンレッドなんだなって思います。

 

ジョンもたぶん僕と同じシンケンジャータイプで、DJとしてもなんたらっていう有名なDJのカバーアップ(タイトルが隠されていたレコード)を見つけてクラブでプレイし、DJとしてキャリアアップしていきます。

バスで会っていた看護師とも付き合えるようになっていろんなものを手に入れたジョンでしたが、マットと大喧嘩して袂をわかってしまいます。

友人の死もあり、同居していたマットの家を出て実家に帰ったジョン。

 

道路工事をしていたマットに声をかけますが、けんもほろろ

その後に2人が仲直りするラストシーンは秀逸でしたし、ここからまた物語が始まっていくんだなって思わせるようないいラストだったと思います!!

 

 

 

 

5、終わりに

 

いやー、音楽、友情、恋など青春がキラキラしていていい映画でした!!

ノーザン・ソウルが流行っていた頃のカルチャーを感じられたのも良かったですね!!

またソウル・ミュージックを色々聴いてみたいっす♪

 

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