1、作品の概要
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』は2019年に公開されたスイス・イギリス・アメリカ合同製作のドキュメンタリー映画。
世界中にファンを持つ伝説的なジャズレーベル『ブルーノート・レコード』の80周年を記念して製作された。
監督は、ソフィー・フーバー。
ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターが出演している。
上映時間は85分。
2、あらすじ
1939年、ナチス統治下のドイツよりアメリカで音楽レーベルを作るために渡ってきたアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。
2人は『ブルーノート・レコード』というレーベルを立ち上げ、売上は度外視して、いいジャズ、最高の音楽のレコードをリリースすることを目標に活動を続けていた。
良い音楽を生むために、アーティスト達を支え、完全な自由を与えた2人のお陰で、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、セロニアス・モンクら多くのジャズ・ミュージシャン達がブルーノートからレコードをリリースし、世に知れ渡ることとなった。
しかし、やがて経営が立ち行かなくなりレーベルを身売りすることなってしまう・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
ジャズの素人の僕でも名前ぐらいは聞いたことがあるレコードレーベル『ブルーノート・レコード』
アマゾン・プライム・ビデオで見つけて興味が湧いて観てみました。
ジャケットのアートワークや、レーベルの変遷、ジャズからヒップホップへの繋がりなど、見どころが多い映画でした。
4、感想
ジャズは一度しっかり聴いてみたいなと思っている音楽ですが、ちょっと敷居が高いイメージもありまして、クラシックなジャズを腰を据えて聞く機会が今まであまりありませんでした。
でも、この『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』でジャズに情熱を注ぎ、歴史に残る数々の名曲を残したアーティスト達の姿を観て、ジャズという音楽に触れていみたいと強く思いました。
マイルス・デイヴィス、ジョンコルトレーン、ハービー・ハンコック、セロニアス・モンクらの演奏は熱くカッコよかった。
そして、そんな彼ら伝説的なジャズミュージシャンが生まれるキッカケとなったブルーノートレコードを創設したアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフの2人。
彼らの情熱は、いい音楽、いいレコードを作りたいという純粋なもので、多くのアーティストと共鳴し、世界中を熱狂させるようなレコードレーベルを作るに至ったのだと思います。
音楽だけではなくて、ジャケットのアートワークもスタイリッシュで、これぞブルーノートとという独自のデザインでした。
アートワークも音楽と共にたくさんの人達の脳裏に深く刻まれているのだと思います。
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』は、ドキュメンタリー映画としての映像の構成も秀逸だったと思います。
往年の名曲が流れながら、ジャケットのアートワークの映像が次々に挿入されていく感じがグルーヴィーでカッコよかった!!
夜中にリビングで観ていて小踊りしたくなりました(笑)
『ブルーノート・レコード』の創設から買収、一度はレーベルが休止の憂き目に遭いますが、再び復活。
アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフの理念を受け継いで、アーティストたちと良い音楽を作ることに注力したレーベルに再び生まれ変わったようです。
そして80年代からアメリカのスラムから台頭した新しい音楽ヒップホップも、ブルーノートのジャズのサンプリングを多く使って、その魂を継承し融合しながら新しい音楽を生み出していました。
時代は変わって、表現の方法が変わっても、ブルーノートの、ジャズの魂は受け継がれていく・・・。
『ブルーノート・レコード』の80年を俯瞰でみることは、まさにジャズを超えて広く大きなカルチャーの広がりを表現していくことでもあったのだと思いました。
5、終わりに
ジャズと言えば、ジャズ漫画の『BLUE GIANT』も大人気ですね。
今度、アニメ映画化されるとのことで、観に行ってみたくなりました。
映画中の演奏はプロのジャズミュージシャンが演奏しているみたいですね。
やっぱ、
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