☆村上春樹とJAZZ☆
JAZZ好きな作家は多くて、中上健次、平野啓一郎らもJAZZ好きですが、村上春樹ほどJAZZ好きのイメージが強い作家もいないように思います。
クラシック音楽への造詣が深く、たびたび物語そのものに深く関わってきますが、JAZZも村上春樹の物語に大きく関与していて、短編では特にJAZZやJAZZミュージシャン、レコードなどにまつわるエピソードが描かれたりしています。
音楽が絡むエピソードが多くてビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズ、スライ&ザ・ファミリーストーンなど、短編でタイトルになっていたりもしますね。
ジャズも『アフターダーク』はカーティス・フラーの『ファイブ・スポット・アフター・ダーク』からタイトルを取っていますし、『一人称単数』では『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』なんてタイトルの短編も収録されています。
音楽好きな村上春樹ですが、中でもJAZZとは深い縁を感じますね。
それもそのはず、彼は作家になる前に国分寺でピーター・キャットというジャズ喫茶を経営していたみたいですね。
けっこう流行っていたみたいですが、『羊をめぐる冒険』を執筆する前に専業小説家としてやっていくために店を閉めたみたいですね。
1970年代。
当時はジャズ喫茶みたいなお店が多かったみたいですね~。
☆JAZZ関連の書籍☆
そんなジャズと関わりの深い村上春樹は、ジャズ関連のエッセイなども数多く刊行しています。
ビル・エヴァンスのアルバムのタイトルからもじった『ポートレート・イン・ジャズ』は和田誠のイラストも素晴らしくてジャズと村上春樹の関りを語るに最適の1冊と言えるでしょう。
とか言いながら未読ですがな!!
読みたい!!
ちなみに2も出ているみたいですね!!
しかも、この本で紹介されたジャズの名曲がまとめられたサントラ?的なCDまでリリースされているとか!!
ニクイね春樹!!
ジャケは、和田アキ子!!ではなくてビリーホリデイです!!
ヒロ氏も大好きな、ジャズ史に残る偏屈修行僧ピアニストのセロニアス・モンク。
彼のインタビューを翻訳して村上春樹自身ののエッセイやらなんやらかんやらしたのが『セロニアス・モンクのいた風景』も気になりますね。
モンクはめちゃくちゃ独特の演奏をするジャズ・ピアニストでめっちゃおススメですわ~。
最近では、『デヴィット・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』を刊行した村上春樹。
デヴィット・ストーン・マーティンはジャズのレコードのジャケのデザインを手がけたアーティストで、この本では彼が手がけたジャズレコード188枚が解説されているみたいですね。
スタン・ゲッツ、チャーリー・パーカー、カウント・ベイシーなどのレジェンドたちのジャケットデザインを手がけたデヴィット・ストーン・マーティン。
この本も興味ありますね。
そんなわけで村上春樹とジャズについてでした!!
最近、ジャズ聴き始めて村上春樹のジャズ関連の書籍はあまり読んでないのでこれから読んでみたいと思います!!
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