☆メキシコ戦プレビュー☆
準決勝スペイン戦の敗北。
残念ではありましたが、格上の相手によくやったと思います。
そもそものメンバー選考については思うところもありますが、主軸の上田、冨安の回復を待ちたい気持ちや、Jで無双していた三苫に期待する気持ちもわかります。
それに今回のオーバーエイジの吉田、酒井、遠藤の3選手と、久保、堂安、田中らの選手と控え選手とのレベル差が大きくなってしまったことも采配が難しくなった一因ではあるかと思います。
スペイン戦での上田のパフォーマンスや、堂安、久保を下げた森保監督の采配に批判も集まっていますが、じゃあ林を出し続けて、堂安、久保を下げなかったら勝てたのかというとそうとも思えませんし、トータルで考えてこのチームの限界だったのだと思います。
次のメキシコ戦は銅メダルのチャレンジ。
金メダルを逃したのは残念ですが、銅メダルでも十分な偉業です!!
精神的、体力的にも大変だと思いますがチャレンジして欲しいですね♪
メキシコは、グループステージでも対戦して2-1で勝利した相手ですが、勝てたのが信じられないくらいの強いチームです。
細かいパスワークから、サイドの突破力で仕掛けてきます。
前回の対戦では、うまくエースのライネスを抑えることができましたが今回はどうか?
ゴールマウスにはオーバーエイジでレジェンドGKのオチョアが立ちはだかります。
カンポスといい、メキシコのGKって良い選手が多いですね。
メキシコも日本も前の試合で延長戦を戦っていて、この暑さの中で中2日で6試合目・・・。
いや、サッカーで有り得ない日程ですからね(笑)
基本は週に1試合で多くても、週に2試合。
ヨーロッパでは、夏に試合は行わずに秋にシーズンが始まって春に終わります。
真夏の中2日の試合がどれだけ過酷な環境か・・。
冨安も言っている通り、ここまで来たら気持ちかもしれませんね。
スペイン戦のショックは大きいと思いますが、身もココロもリカバリーして何とか銅メダルをもぎ取って欲しいですね!!
☆メキシコ戦レビュー☆
いや、もう細かく書く気力が湧きません(笑)
メキシコは、久保と堂安を徹底的にマークして、ボールを失ったあとも素早く帰陣して守備を固めていました。
左サイドから相馬が果敢に突破を試みましたがなかなか決定機に至りませんでしたね。
中山も守備では良くやってましたが、攻撃力ではさすがに本職ではないですし限界がありました。
メキシコは第1戦での経験も含めて日本をスカウティングしてきて、左サイドから攻めさせていたのかなと思います。
今大会替えのきかない久保、堂安、田中、遠藤、吉田、酒井。
最期の試合で主力の選手たちに頼りすぎていたツケが回ってきたように思います。
13分のメキシコのPKにつながった遠藤のファールは象徴的だったと思います。
力が突出していたがゆえに頼らざるを得ませんでしたし、上田、三苫、冨安らが怪我から復帰して思うようにコンディションを上げられなかったなどの誤算もありました。
でも、替えの利かない選手たちの突出した力に頼ってこそのベスト4でもあったかと思うので、森保監督の采配には疑問も残りますが、致し方なかった部分もあったのかなとは思います。
最後に三苫らしさが見られたのが、この試合の唯一の救いでしたね。
でも、ちょっと遅かったよ!!
フランス戦、フルで使ってみて欲しかったなぁ。
1-3で敗戦後の久保の涙。
彼がどれだけこの大会に賭けていたのか?
どれほどの重圧を感じていたのかが痛いほど伝わってきました。
☆オリンピック総括☆
間違いなく歴代最強のメンバーで、早めにオーバーエイジを招聘して準備し、ホームで戦うこともできました。
やれることはやったと思いますが、それでもメダル獲得は難しかったですね・・・。
監督の采配、主力と控えの実力差が大きかったこと、怪我明けの選手のコンディションが整わなかったことなどの要因もありあと一歩メダルに手が届きませんでした。
絶対的なエースストライカーの不在もベスト8以降で響いてきましたね。
オリンピック後にヨーロッパのクラブに合流する選手たちは疲弊した状態で開幕に向けて準備するチームに合流して、開幕に向けてコンディションを上げていかなければなりません。
久保や冨安など、次のチームがまだ決まっていない選手もいて五輪に参加して6試合を戦ったことのデメリットは大きく、所属するクラブチームでレギュラーを取る上で大きなハンデにはなるかと思います。
しかし、この悔しさをバネにさらなる飛躍を遂げて欲しいと願ってます。