☆グループリーグ第2戦マッチプレビュー☆
ベタ引きの南アフリカに苦しめられながらも、久保のゴールでなんとか1-0で勝利した日本。
1戦目は硬さが見られましたが、メキシコ戦ではいつものようなダイナミックな攻撃が見たいところ。
メキシコは第1戦でフランスに4-1と大勝。
Aグループで随一の力を持ったチームだと思います。
ロンドンオリンピックでも金メダルを獲っており、ユース~U23世代では世界トップレベルの実力を持っている国だと思います。
メキシコ戦に先立って行われたフランスVS南アフリカ戦ではフランスが乱打戦を制して4-3で勝利。
引き分けで終われば日本にとっておいしい展開でしたが、第3戦まで日本、フランス、メキシコにグループリーグ突破の可能性が残る展開になりそうですね。
メキシコとしては、最終戦がグループリーグ突破の可能性が潰えた南アフリカとの対戦になり、勝ち点3が計算できるので、日本戦では無理せずに出方を伺う戦い方になるかもしれませんね。
日本にとっても、引き分けで勝ち点1は悪くない結果だと思うので、無理してカウンターを喰らうより、慎重な戦い方を心がけて欲しいです。
スタメンは、冨安が全体練習に復帰したものの、今節もメンバー外。
前節からの変更点は、左サイドに相馬が入ったことでした。
そして、三苫がベンチ入り。
ジョーカーとして、切り札になり得るか?
コンディションに不安はあるものの、後半からの出場に期待が集まります。
☆前半レビュー 望外の展開!!☆
強豪メキシコ。
苦しい戦いが予想された日本でしたが、予想に反した望外の結果が・・・。
前半序盤はボール落ち着かず。
メキシコは4-3-3の右サイドの10番でエースのライネスと左サイドのベガの個人技でサイドから仕掛けようとする意図が見えました。
しかし、6分酒井の縦パスから堂安が右サイドでタテに仕掛けて、中央にグラウンダーのクロス。
ボールの先には後ろから走り込んだ久保。
DFとギリギリのタイミングでしたが、左足のアウトサイドでボールに触りダイレクトシュート!!
ボールはメキシコのレジェンドGKオチョアを破りGOAL!!
日本早い時間帯での先制1-0
続けて左サイドから相馬がタテに仕掛けて、中央の堂安にグラウンダーのクロス。
相手の3番のタックルがエリア内に侵入した相馬の足にかかり、VARを経てPKの判定。
キッカーは堂安。
オチョアの守るゴールに真正面にボールを叩き込みGOAL!!
日本早々に追加店2-0
いやー、盆と正月がいっぺんにキター!!!!!!
焦りの見えるメキシコはライネスの個人技を中心に攻め込みますが、日本の守備陣も冷静に対応します。
無理せずにラインを下げて、キーパーも時間を稼いだり、DFラインでタラタラ回したりと、DFラインにオーバーエイジを入れた効果がこんなとこにも出ていました。
リードしても無理に単調なリズムで攻撃を仕掛けてカウンターを喰らっていたナイーヴな日本代表はもういません。
いやらしいぐらい老練にメキシコの攻撃を捌きながら時計の針を進めていきます。
メキシコのアタッカー陣の質も決して低くはなかったですが、日本が力を発揮させないようにうまく守っていたと思います。
あと、ライネスが最たる例ですが、メキシコは上手くいかなくなると個人技頼みになってしまっていて、余計に守りやすくなってしまうという悪循環になってしまっていました。
☆後半レビュー 終盤はハラハラドキドキ☆
日本は交代選手なし。
前半の勢いそのままに後半に臨みます。
メキシコはどうにかゴールを奪おうと日本のゴールに迫ります。
54分エースのライネスが右サイドでドリブルからクロス。
もうタッチがヤバすぎます。。
ただ、段々ボールクレクレドリブラー的な感じになってしまい、自陣まで下がったりとリズムを乱し始めます。
そして、66分には交代。
エースをベンチに追いやりました。
この日は左サイドバックの中山の好守が光っていたと思います。
攻撃ではイマイチなシーンもありましたが、奮闘していました。
そして、67分田中のパスから堂安がラインの裏に抜けてDFのバスケスがたまらずファール。
決定機でのファールで一発レッドカード。
メキシコはさらなる窮地に追い込まれます。
日本は前田、三苫、上田を次々に投入してリハビリモード。
三苫、上田、冨安の調子をいかに上げられるかは先を見据えたチームマネジメントの上で重要なファクターになりますね。
84分右サイドからのFKのクロスがアンラッキーな形でゴールイン。
2-1。
アディショナルタイムのFKからのヘディングで危うい場面もありましたが谷が好セーブ。
日本は苦しい時間帯を迎えますがクールに乗り切って2-1で勝利!!
グループリーグ突破は決まったわけではありませんが、次のフランス戦で主力を休ませたり、三苫、上田、冨安などの怪我で出遅れている選手のコンディションを上げるための試合に位置づけることができると思います。
多分、この3選手は先発させるのではないでしょうか?
この試合、板倉の落ち着いた守備と最終ラインからのパス回し、中山のディフェンス、遠藤の中盤での守備とそこからの持ち上がりなど守備陣の奮闘が目立ったように思います。
シュートに課題はありますが、1トップの林の守備とポストプレイもチームを大いに助けています。
今大会のラッキーボーイ的存在になりうるかもしれませんね。
次節のフランス戦のゲームマネジメントは先を戦う上での重要な試合になると思います。
久保や堂安などの主力を休ませつつ、怪我で調子が上がってない選手を使って、フランスと引き分けることができれば最高の展開だと思いますが・・・。
選手選考で混乱したとはいえ、相手はフランス。
ジニャクのハットトリックなどで調子を上げているし、次戦はグループリーグ突破をかけて必死でくると思います。
森保監督は悩ましいですねぇ。。
まぁ、とにかく今日は勝てて良かった!!
フランス戦にも期待したいです!!