ヒロの本棚

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【雑談】連続スイカ殺人事件!?~殺意は甘い果肉に乗せて~

ここにある一枚の写真がある・・・。

男がどこかの部屋で砕けたスイカと一緒に真紅に染まり倒れている。

周りには数人の男女の狼狽した様子が映し出されている・・・。

ミステリと言う勿れ。

イカについての思い出と共に彼の行動の謎を探ろうと思う・・・。

 

 

☆スイカについてのエトセトラ☆

 

夏といえばスイカですね~。

最近全然食べてないですが、幼少のみぎりには危うくスイカ人間になるぐらい喰いまくってましたよ!!

大体、そのへんで1個丸ごともらってきていて、スイカとかミカンは買うものじゃなくてそのへんでもらうもんだと思っていました。

スーパーなんかで買うとわりと高いですよね~。

 

キャンプの時は、川でスイカを冷やしてスイカ割りなんかをしたもんですね!!

最近はあんまやんないのかな~。

夏といえばスイカというほど夏の果物の王様といった印象のスイカですが、栄養学的にも夏に食べるのはとても理にかなっているのです!!

 

イカは水分が90%と豊富で、糖分・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどもふんだんに含まれていて、熱中症予防に大変効果があります。

食塩も加えると、ほとんどスポーツドリンクと同じような成分になるようで、あの定番のスイカに塩の食べ方はとても夏の栄養補給に最適だったんですね!!

イカ、すげえ!!

 

ってな知識は、もちろんネットからのパクリっすわ!!

https://www.hitosuzumi.jp/stylebook/362/

 

 

☆恐怖のスイカ人間☆

 

イカ人間を知ってますか?

加藤茶志村けんがやっていたコント番組、『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』でやっていた伝説的なB級ホラー映画コント。

ゾンビ映画みたいに次々に人々がスイカ人間になってしまうという話ですが、これが子供のころにめっちゃウケてました。

www.nicovideo.jp

 

この頃の2人は勢いがあったし、めっちゃ面白かったなぁ。

しばらく志村のスイカの早食いを真似して、親に怒られていました(笑)

今観ても、わりとよくできたコントで笑えますね~。

 

 

 

☆出来心だったんです・・・。殺意は甘い果肉に乗せて☆

 

ここから冒頭の場面に繋がっていく話をします。

あれは10年ほど前だったでしょうか?

当時、僕は友人Yの主催するワイン会によく参加していました。

 

毎回6~7人で当時独身だったYのマンションでワインを1本ずつ持ち寄ってのホームパーティーをしていました。

ワイン会と言っても、そんなにみんなガチのワイン好きというわけではなくて、鍋とかお好み焼きとかをつつきながら皆で楽しく酔っ払うといったものでした。

結構、酒豪が多くてみんな遅い時間帯まで深酒したいりしていましたね~。

ヒロ家でも2回ほど開催しました。

 

そんないつものワイン会。

和気あいあいと飲んで、みんな程よく酔っ払ってきたところにYが「スイカをもらったんだ」と言って、テーブルの上にスイカを出しました。

 

「せっかくだから、みんなでスイカ割する?」

「いやいや、家の中だし無理っしょー」

「大丈夫だよー」

とか、わいわい言っていた皆。

 

そんな時に僕の中の悪魔が囁きました。

ー叩き割っちまえよー

「そんなことちゃダメだよ。みんなのスイカなんだよ?」

ーいい子ぶってんじゃねぇよ!!お前も、コイツの赤い果肉が飛び散るところが見たいんだろー

「そんなことは・・・」

ーわかってんだよ。さぁ、壊しちまえよ。粉々にー

 

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

突然、雄叫びをあげた僕はスイカに向かって全力で頭突きをしました。

何度も何度も・・・。

赤い果肉が露出し、甘い果汁がテーブルを汚すまで僕はスイカに頭を打ち付けることをやめませんでした。

 

人は、人生で何度罪を犯すのでしょうか?

そして、その罪は赦される日が来るのでしょうか?

僕はこの日スイカを頭でカチ割るという新たな罪を背負いました。

頭をスイカでかち割ったのではなかったことだけが、不幸中の幸いであったのでしょうか?

 

僕が割ったスイカに一斉に手が伸びて皆は一斉にその果肉を貪り食いました。

「ああ、また僕は罪を犯してしまった。この先どれだけの罪を背負って歩いて行かなければならないのだろうか・・・」

そう独りごちてふらつきながら立ち上がった僕は、さながら現代のラスコリーニコフのようでした。

ドストエフスキーもビックリです。

顔をあげた先には、スイカをかち割られた被害者であるYくんの悲しげな瞳がありました。

 

「僕がやりました・・・」

「知っとるわ!!」

 

あの時のことは本当に悪魔にそそのかされたと言うしかありません。

ウケ狙いという僕の中の悪魔が囁いたのです。

僕は全く悪くありません。

 

Yはその後も僕のことをワイン会に誘ってくれて、まるでソーニャのように寛大であったことをここに加えて記したいと思います。

このスイカ事件にも色々とやらかして迷惑をかけましたが、この場を借りて謝罪します。(って、読んでねぇし!!)

これも全てスイカの甘い香りに誘われたが故の事件であります。

皆様もうっかり頭でスイカをかち割ってしまわぬよう、お気を付けください・・・。

 

 

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