1、作品の概要
『シェルブールの雨傘』は、フランス・西ドイツ合作の映画。
1964年に公開された。
上映時間は91分
監督・脚本はジャック・ドゥミ。
音楽はミシェル・ルグラン。
主演はカトリーヌ・ドヌーヴ。
第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。
セリフが一切ないミュージカル映画。
主題歌の「I Will Wait for You」が世界中で大ヒットした。
フランスの港町シェルブールを舞台に、若い2人の恋を描いた。
2023年10月現在、アマゾンプライムビデオで配信中。
2、あらすじ
フランスの港町シェルブールに住む自動車整備工の(カトリーヌ・ドヌーヴ)は恋人同士。
互いに愛し合い結婚を誓う2人だったが、ジュヌヴィギイとジュヌヴィエーヴエーヴの母親は若すぎる娘の結婚に反対していた。
そんな折、ギイに召集令状が届き2年間兵士として戦場に送られることになってしまった。
涙ながらに別れ、永遠の愛を誓う2人。
一方ジュヌヴィエーヴの母親が営むシェルブール雨傘店は、多額の税金を払えず母娘は困窮。
その窮地を救ってくれた宝石商のローラン・カサールを母親は気に入り、やがて彼はジュヌヴィエーヴに惹かれていく。
ギイへの愛を誓いローラン・カサールにつれない態度を取るジュヌヴィエーヴだったが・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
最近、ちょいちょい古い名作映画を観ていて、映画に詳しい知人に勧められたのがこの『シェルブールの雨傘』でした。
セリフ一切なしのミュージカル映画ですが、テンポ良くストーリーが進み、歌と音楽もいい感じでした。
カトリーヌ・ドヌーヴも美しかったですね。
4、感想(ネタバレあり)
古典的なラブストーリーですが、街並みが美しく、テンポも良くて、何より音楽や歌が素晴らしかったです。
王道の悲恋の物語で、なんとなく『ラ・ラ・ランド』もこの映画の影響を受けたのかな?って思いました。
序盤でイチャコラしまくるギイとジュヌヴィエーヴ。
何回ジュテーム言うとんねん!!ってツッコミを入れたくなりました。
そしてカトリーヌ・ドヌーヴの美しいこと美しいこと。
ファッションも見どころですね~。
家の壁紙がカラフルだったり、街並みがそこはかとなくオシャレだったり。
もう映像観ているだけで眼福でございました。
オープニングの上から、いろとりどりの雨傘を撮影しているシーンもとても素敵でオシャレ。
フランス映画いいな~。
ラストのギイとジュヌヴィエーヴの再会。
お互いに幸せになっていて、でもどこか寂しく切なさを感じるようなラストで良かったです。
ギイがジュヌヴィエーヴに語っていたガソリンスタンドを経営する夢が叶った。
でも、隣にいるのはジュヌヴィエーヴじゃなくて・・・。
ギイの息子の名前がジュヌヴィエーヴが子供につけようとしていた名前のフランソワだったのも切なさ倍増でした。
そして、ジュヌヴィエーヴの娘の名前は女の子だったからフランソワーズ。
いや、もう抉られるわ~。
それでも、2人とも幸せになっていてなにか甘苦いラストでした。
5、終わりに
いやー、古さを感じさせない良い映画でした~。
やっぱりミュージカル映画や、音楽がフューチャーされた映画って好きだなぁ。
これからもちょいちょい古い名作映画とか観てみたいですね。
↓ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!