1、作品の概要
『犬王』は2022年に公開された、日本のアニメ映画。
監督は『夜は短し歩けよ乙女』『夜明けを告げるルーのうた』の湯浅政明。
原作は古川日出男『平家物語 犬王の巻』でミュージカル風にアレンジした。
脚本は『逃げるは恥だか役に立つ』の野木亜紀子。
犬王の声優をロックバンド・女王蜂のアヴちゃん、友魚(ともな)を森山未來が務めた。
第78回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアとして披露された。
第46回日本アカデミー賞で優秀アニメ作品賞を受賞。
実在した能楽師・犬王の若き日々をポップスターとして描いた。
2、あらすじ
600年前の南北朝時代の日本。
源平合戦で海に沈んだ三種の神器のひとつ天叢雲剣を父とともに引き上げた友魚(ともな)は、刀の呪いで盲目となってしまい、父は帰らぬ人となってしまう。
父の亡霊に導かれて、旅に出た友魚は盲目の琵琶法師・谷一と出会い自らも琵琶を習いながら京へと向かう。
その頃京では、猿楽の比叡座の家に生まれた異形の少年・犬王が京を騒がしていた。
犬王と友魚は出会い、やがてお互いの才で京の都をその音楽と踊りで席巻するようになるが・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
以前からその独特な世界観で評判だった『犬王』が気になっていました。
そしたら、またしてもアマゾンプライムビデオ様が配信なさって下さるというニュースを聞きヒロ氏ガッツポーズ。
いやー、公開されて1年ぐらいしか経っていないのにもう配信ってめっちゃいい時代やなぁ~。
4、感想(ちょいネタバレあり?)
まず目を奪われたのが美麗な映像!!
色彩も独特で映像だけでも12分に楽しめる作品でした。
演出も素晴らしくてゾワゾワくるシーンが多かったです。
実在の能楽師・犬王をポップスターとして描くコンセプトも斬新で良かったですね~。
女王蜂のアヴちゃんがめっちゃ役柄にハマっていて、歌もめちゃく良かったです!!
女王蜂は、東京グールRe:のEDとか、チェンソーマンのED、推しの子のEDなども手がけていて気になるバンドっす!!
ストーリーも序盤から張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていく感じで、面白かったです。
2人の少年が京の街で出会って、新しい自分たちの音楽と踊りでムーヴメントを起こしていくっていうストーリーが痛快でした。
プロジェクションマッピングっぽい演出とか、いや室町時代では無理やろ!!っていうツッコミもなくはないですが、まぁそんな細かいところが気にならないぐらいに、能楽のシーンは美しかったです。
なぜ犬王は異形として生まれてきたのか?なぜ平家の怨念が犬王につきまとっているのか?
物語が進むごとに謎が明らかになっていきますが、犬王の父親のクズっぷりにはドン引きでした。
室町時代×能楽×ロック×ミュージカルがとても斬新で、物語も音楽も楽しめるアニメ映画でした!!
5、終わりに
いやー、『犬王』めっちゃ面白かったです。
能楽師・犬王をポップスターとして描くというところがとにかく斬新でしたね~。
湯浅政明監督の『夜は短し歩けよ乙女』も独特の世界観で良かったですが、他の作品も観てみたいです。
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