1、作品の概要
『ファンタスティック・プラネット』は、1973年公開のアニメ映画。
フランスとチェコ・スロバキアの共同制作。
監督はルネ・ラルー。
原作はステファン・ウルの小説『オム族がいっぱい』
上映時間は72分。
1973年のカンヌ国際映画祭・審査員特別グランプリを受賞。
宇宙のどこかにある星での、オム族とドラーグ族の争いを描いたSF映画。
2023年10月現在、U-NEXTで配信中。
2、あらすじ
架空の惑星イガムでは、異形の巨人・ドラーグ族が高度な文明で支配者として君臨していた。
原始的な生活をしていた、小さな人間・オム族はドラーグ族のペットとして飼われるか、虫けらのように殺されていた。
母親をドラーグ族の子供のイタズラで殺されてしまったオム族のテールは、ドラーグ族のティバに拾われて飼われるようになった。
ドラーグ族の1週間はオム族の1年間に相当するため、あっという間に成長したテール。
ティバの学習に用いられる学習器と呼ばれるヘッドフォンで知識をつけて、それを盗み逃げ出してしまう。
同じオム族が隠れ住む集落に辿り着き、ヘッドフォンで皆に知識を広めるテール。
しかし、集落にオム族を駆除すべく、ドラーグ族の魔の手が迫っていた・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
XのTLで見かけて気になっていた映画。
いや、もうビジュアルにインパクトありまくりでめっちゃ気になっていました。
最近契約したU-NEXTで配信していて、観てみました。
4、感想
いや、もうトラウマ間違いなしの名作アニメーション映画です。
めっちゃ夢に出そうな不気味なビジュアルの連続ですが、世界観が強烈で目が離せなくなります。
こんなん思いついたクリエーターは最高に狂ってると思います(笑)
50年前の作品というのが信じられないほどのクオリティですね。
世界中のクリエーターに今も影響を与え続けているカルト・アニメ。
GANTZのラストのカタストロフィーの展開を思い出しましたし、作者の奥先生もこの映画に影響を受けたのかな?と思いました。
惑星イガムの生態系も、まるでダリらのシュルレアリスムの絵画のようで、気持ち悪さ全開です。
ドラーグ族の生態、瞑想とかなんかもうシュール過ぎて「俺はいったい何を見せられてるんだろう」と白目を剝きそうになりました。
5、終わりに
いやぁ、もうなんと言っていいのか・・・。
もう気持ち悪さ全開ですが、あのイマジネーションはどっから来るのか疑問なぐらい狂った世界観が最高でした。
シュールすぎるにも程があるっ!!
ぜひ皆さんもこのアニメを観て、トラウマを植え付けられてくださいませ♪
ちょっとポンキッキの「かぜひいてねんね」を思い出しました・・・。
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