ヒロの本棚

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【オカルト】『イシナガキクエを探しています』~最恐のモキュメンタリー!!公開捜査番組のはずが徐々にホラー展開に・・・~

☆おら、やべーもん見ちまっただよ・・・☆

 

「モキュメンタリー」という言葉をご存知ですか?

フィクションをドキュメンタリーのように見せかける手法のことで、映画やテレビ番組でもそのような作り方をするものが増えたりしています。

1999年に世界的ヒットになった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がそのはしりで、日本でも近年モキュメンタリー手法で話題を読んだのが『近畿地方のある場所について』でした。

 

近畿地方のある場所について』は、ネットのカクヨムで書かれていたホラー記事です、が。

掲載当初はモキュメンタリーと明かされておらず、「えっ、これ実はリアルなんちゃうん?」って感じにさせられてドキドキが止まりませんでした。

いろんな都市伝説を集約してリミックスしたみたいな書き方で、とても秀逸な演出でした。

書籍化もされて、Xでフォローさせて頂いているかたもみんな読んでいてめっちゃ話題になっていました!!

次は映画化か?

hiro0706chang.hatenablog.com

hiro0706chang.hatenablog.com

 

近畿地方のある場所について』は、友人に教えてもらって激ハマりして、一緒に先の展開の予想とか話をできて楽しかったのですが、そんな彼女から教えてもらった新しいカルト番組が『イシナガキクエを探しています』でした。

テレ東の番組ですが、Tverでもみられます。

さっき最終回観ましたが、胸のザワツキが止まりません。

不整脈with初老inEHM(エヒメ)ですな。

 

 

 

☆『イシナガキクエを探しています』の何がヤバいか☆

 

『イシナガキクエを探しています』は、モキュメンタリーです。

モキュメンタリーということは、完全なフィクションなのですが、それでもドキュメンタリーのような作り方をしていることで、どこか脳が混乱するような、ある種の生理的嫌悪を覚えるような感じがしました。

完全なフィクションでも、ドキュメンタリーでも味わえない不協和音。

フィクションと認識しながらも、作りがそうでないことに形容し難い精神状態に陥りました。

フィクション、なんだよ、ね?

 

番組は昔あったような公開捜索番組をベースとしていて、依頼人米原さんが依頼後に亡くなってしまったけど、その遺志を継ぐようにイシナガキクエさんを探すという内容です。

テレ東で、2024年4月30日、5月11日、5月18日の計3回で放送されました。

1回目は違和感を感じつつも完全に捜索番組のような形で進行し、2回目は心霊系ユーチューバーが出てきてオカルト寄りの展開に。

そして、第3回で・・・。

どうなったかは、あなたの目でお確かめください。

 

期間限定ですが、Tverでも観られます!!

tver.jp

 

個人情報にうるさい令和の時代に、公開捜索番組っていうのもまーまー不適切にもほどがある感じで、昭和と令和のギャップ萌えな感じなのですが、そこから徐々にオカルトっぽい不穏さに移行していく感じが良かったっすね。

 

 

 

☆ネタバレありで、『イシナガキクエを探しています』を語る!!☆

 

はいはい、ここからはネタバレありで『イシナガキクエを探しています』について語っちゃうyo!!

いやー、最終回の展開には呆然唖然。

まぁ、すっきり終わることはないとは思っていましたが、モヤモヤする終わり方で最高でした(笑)

 

いきなり過去の映像で、米原さんが1987年にイシナガキクエを探しに公開捜査番組に出演していたものが流れます。

あー、昭和にこんな番組あったかもな~。

あの時のあの人に会いたいから探して欲しいてきなやつね。

だいたい甘酸っぱい初恋の人とか、生き別れて会えなくなった肉親とか・・・。

感動の展開が待っているやつです。

 

しかし、米原さんが探していたイシナガキクエさんは見つからずに、残念な展開に。

その後の米原さんの言動が不穏MAX☆

「35体も処理したのに」

・・・。

あれ?

イシナガキクエを探していたのは処理するため?

えっ。

35体って・・・?

あれ、写真の番号も35までじゃなかったっけ?

 

繋がりそうで繋がらない点と線。

なにかここで、番組に寄せられた目撃情報を思い浮かべました。

「キクエさーんと、呼ばれる声を聞いた」みたいな、いやいやそれだけでイシナガキクエと断定できないでしょうが、みたいな情報が多く、同姓同名だったとしても、日本人としてはポピュラーな名前(ギボアイコだったら少ないかもだが)なので、それだけでは断定できない、たくさんのイシナガキクエをイメージさせられました。

風貌もわりとどこにでもいそうな標準的な感じで。

 

何所にでも、いる。

「今回も処置をおねがいします」

「イシナガキクエがもうこの世に存在しないことを証明するため、イシナガキクエを探し続けていた」

「このことを本気で受け継ぐ気があるんだな?」

明らかに良くないものとして存在しているイシナガキクエ。

米原さんは、想い人を探すのではなくて、イシナガキクエを処理するために探している、という事実。

 

しかし、イシナガキクエとは一体何者だったのか?

なぜ米原さんが処理しようとしているのか?

なぜたくさんいるのか?

霊能者の稲垣さん、米原さんの死はイシナガキクエと関連があるのか?

などたくさんの謎を残して番組は終了します。

 

いや、予想はしてたけどモヤモヤするがな~。

ラストで司会がたった一人で番組を放送している姿にもゾッとさせられました。

WHY?

 

そして。

本当にイシナガキクエは。

すべて処理されたのでしょうか?

もしかしたら、ほら。

あなたのすぐそ

 

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