☆ついにマイナス金利政策が終了。大規模金融緩和政策の終わり☆
日銀の金融政策決定会合が今月18日、19日に行われました。
今回の会合では、マイナス金利がどうなるか、利上げはどの程度されるのかに注目が集まっていました。
今年の春闘で各企業が高い水準の賃上げを行ったことで、なんらかの動きがあることが予測されていましたね。
会合後の日銀の植田総裁は以下のように語りました。
「賃金と物価の好循環を確認し、2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断した。これまでのイールドカーブ・コントロール、およびマイナス金利政策といった、大規模な金融緩和策は、その役割を果たしたと考えている」
長引くデフレで失われた30年を過ごした日本経済。
アベノミクスによる異次元の金融緩和政策は終わりを迎えました。
マイナス金利による株高、物価上昇がみられたことで、これからは徐々に金利を引き上げバランスをみながら金融政策を実施していくことになります。
大企業は5%の賃上げとかあって景気が良さげですが、中小企業や、介護医療などの業種は恩恵が少なく、いまいち景気が良くなっている実感はないのですがね(;^ω^)
まあ、それでもバブル以後息も絶え絶えだった日本経済が息を吹き返すきっかけとなるのか注視していきたいですね。
☆利上げでなにが変わるのか?☆
今まで銀行の金利の指標となる政策金利が低かったことで、銀行にお金を預けていても利子は年間0.01%みたいな鼻くそみたいな利息しかありませんでした。
定期預金でも0.1%とかで、100万円定期に3年入れても、利息が3000円とかでした。
いやいやいや。
ショボすぎやろがいっ!!
半面、お金を借りる時は金利が低くて済むので、例えば住宅ローンを組む時は比較的安く済んできました。
企業でしたら設備投資などをする時に借りるお金の利子が低くて済むので大規模な設備投資をすることができます。
そのため一般的には金利が下がると景気が良くなると言われているみたいですね。
ただ、賃金が上昇して、物価が上昇して、好景気になるのはいいのですが、いきすぎるとインフレになってしまうので、金利を上げることでコントロールしたりするみたいですね。
逆に言うと、ある程度好景気にならないと金利の引き上げをすることは難しいということでしょうか。
植田総裁が、今回の春闘で企業の賃上げの動向をみてマイナス金利政策の終了に踏み切ったのはどうもそんな背景があるみたいですね。
ちなみに短期金利は0.1%程度みたいなので、大きな一歩であるものの、そんなに大きな動きではないようですね。
ちなみにバブルの時は金利が8%とかあって、銀行の普通預金に預けていれば10年で倍になっていた時代だったようですね( *´艸`)
どんだけ~。
改めていい時代だったのだなと思います。
☆金利、債券、為替、株価、物価、景気の関係性☆
一概には言えないようですが、金利、債券、為替、株価、物価、景気の動きは連動していて、一般的には金利が上がると債券、株価、物価、景気は下がって、円高になるようです。
えっ、ダメじゃん。
そんなら金利上げなくて良くね?
ってなりますが、金利を上げないと過熱感が出てインフレになってしまうみたいですね。
理由は難しくてよくわかりませんが、前項に書いたように金利が上がることで企業の設備投資がしづらくなり、景気が減速するということみたいですね。
金利があがるとローンで支払う額も増えるので、家や車を買う人も減って消費が抑制されて、結果企業の収益が減り、景気、株価の低迷に繋がっていくのでしょうね。
そうなると物の値段も下がって、賃金も下がってみたいなデフレスパイラル。
アベノミクスのお陰かどうかはよくわかりませんが、日銀によるETFお買い上げ(日経平均買い支え)やらマイナス金利などの力技もあってようやく日本経済は低迷を脱したのでしょうか?
現在の円安も他国との金利差によるものと言われていただけに、たしかに今後は円高にシフトするのでしょうかね?
とか言っていたら、今日はさらに円安に振れてドル/円が151円に・・・。
いや、どないなっとんねん(;^ω^)
経済ムズカシー。。
なんか、まだまだ緩和政策の範疇と判断されたとのことみたいですね。
日経平均も再び4万円台へ。
それでも今後の追加利上げも含めて、株、為替の動きが乱高下する可能性は否めず、興味深い展開になりそうです。
以上、経済オンチの介護職員ヒロ氏による、へっぽこ経済レポートでした(/ω\)
↓ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!