☆日本VSペルー マッチプレビュー☆
6月に2試合行われる日本代表の親善試合。
15日に行われたエルサルバドル戦では相手が格下なことと、序盤に退場者が出たこともあり6-0の圧勝劇。
久保、旗手らが躍動し、上田、中村らが初ゴールを決めました。
しばらく公式戦もない時期で、色々な選手、戦術を試したい時期で、森保監督も4-1-4-1のフォーメーションで様々な選手を起用しています。
いや、4-3-3とどこが違うん?っていうのはありますが、なんとなく旗手、堂安のセンターハーフの2枚がより攻撃的に振舞っているような印象がありました。
日本代表歴代の中でも一番タレント豊富な2列目のアタッカーの選手たちを多く起用し、化学反応を起こさせる。
三苫、久保、堂安、鎌田、伊東、旗手。
彼らを2列目で起用して、中央の2枚をより高い位置でプレ-させる。
それが4-1-4-1を採用した森保監督の意図のように思います。
☆日本対ペルー 前半マッチレビュー☆
さて、先発のメンバーはコチラ。
古橋
三苫 旗手 鎌田 伊東
遠藤
伊藤 谷口 板倉 菅原
中村
ペルーは決して弱いチームではないと思うのですが、日本が豊富な運動量と素早いパスワークで圧倒していました。
個人的に伊東と菅原の右サイドが激アツで、個人的には菅原が前半のMVPですね!!
攻撃力ではず抜けていますし、WBでも起用できるが良いですね。
オーバーラップもインナーラップもタイミングがよく、中でも外でも的確なプレーができる。
特筆は13分でカンセロのようにボランチの位置でボールを受けて右サイトの伊東にロングパスを出したシーン。
いや、センスの塊かっ!!
その後に伊東が鋭いクロスを中央に送り、古橋のヘッドは惜しくもゴールに繋がりませんでしたが、個人的にゾクゾク来た場面でした。
うーん、菅原イチ推しですねぇ。
20分にはショートカウンターで鎌田が左の三苫にスルーパスを出し、マイナス気味で折り返したグラウンダーのクロスに菅原がシュート!!
いや、サイドバックがショートカウンターで最前線にいるってどういうこと(笑)
青井葦人もビックリです。
そこからクリアボールを拾って繋いで左サイドバックの伊藤のミドルシュートが決まる。
GOAL!!1-0!!
37分には鎌田のパスから三苫のゴールが相手DFに当たりながらもゴール!!
2-0!!
内容も結果も充実の前半でした。
☆日本対ペルー 後半マッチレビュー☆
後半、削られた旗手に替えて守田。
後半も、タテに速い攻撃と、ボールを失ったあとのゲーゲンプレスからの2次攻撃が効いて日本のペースが続きます。
ホームで親善試合で、4日前に韓国で親善試合してからの移動とか、高温多湿のアジア特有の気候みたいなエクスキューズはありましたが、それでも韓国に1-0で勝ったペルーを圧倒したのは良い内容でしたし、選手たちものびのびとプレーしてましたね。
18分には伊東のゴールが決まり相手の戦意も喪失。
菅原のプレーを褒めましたが、トータル的には伊東が僕的にはMOMでしたね。
プレーの量も質もレベルが高かったです。
この試合を観てて日本の中盤の4枚の選手たちに感じたことは、個でも勝負できて、スピードも豊富な選手も多いけど、運動量も多く奪われたあとの切り替えが早くプレスバックが鋭い選手が多いということ。
伊東も三苫もあれだけ攻撃的な選手でスピードもあって攻撃で相手を圧倒できるのに、守備もDFラインまでかえって積極的にして、何度でも前線に出ていけるスタミナもあるということ。
これは驚異的ですし、ヨーロッパで戦える選手が増えたことによる収穫だと思います。
昔はテクニックやスピードがある選手は、スタミナや守備力フィジカルに難があるというのが定番でした。
でもこれは日本だけではなくて、世界的な潮流なのかもしれませんね。
バッジョもグラルディオラも、今のサッカーシーンではもしかしたら活躍の場がなかったのかもしれません。
そして前田大善のゴールで4-0!!
ケーキにイチゴがのりましたというやつですね(笑)
元祖高速プレスバック王。
今後はA代表より2024年のパリ五輪を目指すオリンピック代表のほうに興味がありますが、A代表の活躍は刺激になっていると思います。
そして、A代表を牛耳りつつある久保建英が実はまだパリ五輪世代だということ。
いや、これはメダル狙いにいっちゃいましょうよ!!
それにはまずアジアの予選を勝ち抜くところから頑張って欲しいですね!!