1、作品の概要
『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』は作者・ツジトモ、原案・綱本将也のサッカー漫画。
2007年よりモーンニングで連載されている。
現在、61巻まで発売されている。
2010年に全26話でテレビアニメも放送された。
日本の弱小サッカーチームETUの監督に就任した達海猛が、智略を駆使して格上のチームをなぎ倒す。
2、あらすじ
ジャパンフットボールリーグ1部所属のETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)はいつも残留ギリギリの弱小チーム。
そんなチームが今シーズンの命運を託す監督は、かつて「ETUの星」と呼ばれたプレイヤー達海猛だった。
キャンプからベテランと若手の軋轢が生み、カンファレンスでは大口を叩いて注目を浴びる達海。
しかし、開幕から公式戦5連敗を喫し解任の危機に!!
果たして達海の狙いは!?チームをまとめ巻き返すことができるのか!?
3、この作品に対する思い入れ
なんかNumberとかで紹介してて買ってみたのですが、初期が特にめちゃくちゃ面白くて、ずっと集めている漫画です。
監督が主役ってとこが斬新ですし、サポーターやフロントの想いや物語もしっかり描いているところが最高です。
トリッキーな行動をする達海猛ですが、実は考え抜かれた行動だったりして、仕掛けが多くて面白いです。
カタールワールドカップ2022の日本対ドイツはまさにジャイアントキリングで、監督のリスクを取った大胆な采配が試合をひっくり返しました。
森保監督が主人公の達海猛とダブって見えた瞬間でした。
最近は、ETUの若手選手・椿大介が主人公っぽくなってきていますが、椿も好きなキャラクターですし、今後の展開も楽しみです!!
4、感想・書評
『GIANT KILLING』の醍醐味はやはり監督が主人公であるということ。
試合ではあっと驚く戦術を仕掛け、日々の練習では選手たちの成長を促す。
何が起こるかわからない試合中の勝負師のような監督・達海猛にはこれまでのサッカー漫画では描かれなかったかっこよさがあります。
↑プレイヤーのプレッシャーを軽減するのも監督の仕事。実はジョゼ・モウリーニョは悪役を演じることでプレイヤーのプレッシャーと批判を全部自分に向けているという説もありますね。
↑フットボール(サッカー)シーンの主役であるサポーターについても丁寧に描かれています。
↑リーグ2位のダルファー監督にギラギラと敵意剥き出しの達海監督。普段はぼんやりなのにいきなりスイッチが入るところがめっちゃカッコイイ!!
↑開幕前に夜のグラウンドで集中する達海猛。が、このあと公式戦5連敗。
↑若手の成長株・椿大介はかつて達海が背負った7番を背負って圧倒的な成長を遂げていきます。
↑ダルファーVS達海猛。前半のヤマ場です。
↑ドイツ戦の森保監督もベンチでこんな悪い顔をしていたのでしょうか?
↑なにげに名言も多く。「磨いて輝かないものなんてない。だから期待するんだ俺は。そういう奴が才能ってもんを凌駕すんのを」最高の上司やなぁ。
ってなわけで、監督が主人公の異色のサッカー漫画『GIANT KILLING』の紹介でした!!
大番狂わせは、ロースコアスポーツであるサッカーの魅力のひとつだと思います!!
5、終わりに
『GIANT KILLING』の長い物語もおそらく終盤間近ですかね?
リーグ優勝をかけた天王山の鹿島戦に突入しています。
監督にスポットを当てた作品ってあまりなかったですし、監督同士の駆け引きなんかも楽しめるサッカー漫画です!!
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