今週のお題「応援」
はてなブログのお題で、何を応援しているのかというテーマですが、僕は断然東京オリンピック2020サッカー日本代表を応援します!!
先日はU23アジア選手権でグループステージ敗退というしょっぱい結果を残し、開催地のタイを去った森保監督率いるU23サッカー日本代表ですが、本番ではメダル獲得を目指して欲しいです!!
ちなみに五輪のサッカーは、開催時に23歳以下のメンバーで構成され、本大会は特例でオーバーエイジ(23歳以上もOK)も3人呼ぶことができます。
今回のメンバーは、とても良い選手が多く、主力の大半が海外でプレイしています。
もし、この選手たちがうまくチームとして融合できれば・・・。
金メダルだって夢ではないでしょう!!
ちなみに今までの最高位は、1968年のメキシコオリンピックの3位(銅メダル)です。
当時は伝説のストライカー釜本を擁して、世界中を驚かせました。
近年では、2012年のロンドンオリンピックで4位を記録しました。
この世代は下馬評は決して高くありませんでしたが、オーバーエイジでキャプテンを務めた吉田麻也を中心に非常にまとまりがよく、初戦でスペインを相手にジャイアントキリングした勢いで一気にベスト4まで上り詰めました!!
☆チーム作りの難しさ☆
先日のアジアU23選手権での惨敗で森保監督に批判が集まっていますが、彼の采配だけではないチーム作りの難しさの問題が2点あります。
まず1つめの問題点は今までのオリンピック代表に比べて海外組が圧倒的に多いこと。
今までは、せいぜい1~2人いるかいないかで国内組が中心でしたので、キャンプや親善試合が組みやすく、常にベストメンバーで招集が出来ていました。
ところが現在は海外組のメンバーが多いのでベストメンバーを組んでのキャンプ、練習が組みにくくなっています。
ちなみに五輪世代(23歳以下)で海外に移籍している若手は、
堂安 律(オランダ/PSV)
久保 建英(スペイン/マジョルカ*レンタル元はレアル・マドリー)
冨安 健洋 ( イタリア/ボローニャFC)
菅原 由勢(オランダ/AZアルクマール)
安倍 裕葵(スペイン/バルセロナB)
伊藤 達哉(ベルギー/シントトロイデン)
三好 康児(ベルギー/アントワープ)
板倉 晃(オランダ/フローニンゲン*マンチェスターCからレンタル)
食野 亮太郎(スコットランド/ハート・オブ・ミドロシアン)
中村 北斗(オランダトゥウェンテ)
などが、います。
錚々たるメンバーで若い世代がこれだけ海外でプレイしているのは日本サッカー史上初めてのことです。
しかも、このメンバーは所属チームでレギュラー、準レギュラーでやっている選手ばかりでますます先が楽しみですね!!
しかも、現在の所属チームをあくまでステップアップのチームと考えている選手が多いかと思いますので、頼もしいです。
欧州のチームに移籍するのがゴールだった時代は終わり、自分のレベルに合ったリーグ、チームに移籍してから活躍し、4大リーグやチャンピオンズリーグに出場できるチームへの移籍を目指していく時代になってきました。
特に今夏は若い選手が多く海外に渡りました。
欧州サッカーのマーケットに日本人の選手はしっかりと組み込まれて、若いうちから注目されていることがわかりますね。
今の若手の注目は、先日U17ワールドカップを戦った世代で、西川潤にバルサが、若槻和にユーベが熱視線を送っていると報道されています。
そして、2つめの問題点は開催国ですでにオリンピックへの出場権が与えられているということ。
これは2002年の日韓W杯の時にもありましたが、予選を通しての真剣勝負の場がないため、チームの経験値が上がりにくく、個々の選手のモチベーションも上がりにくいことが挙げられます。
唯一、コパアメリカに招待された時にU23のチームで出場したのが真剣勝負の良い機会でしたが、その時も堂安を欠いていました。
相手は南米の格上のA代表選手で、チリ、ウルグアイの強豪に日本がU23で挑む(岡崎などオーバーエイジもいましたが)という非常に失礼な話でしたが、良い経験になりました。
スアレス、カバーニなどの超一流選手を擁するウルグアイ相手に2-2で引き分けたのは大きな収穫だったと思います。
しかし、それ以来実戦経験の場もなくなかなかベストメンバーも揃わず強化が進みませんでした。
ただ、ひとつの光明はオーバーエイジを活用することで、普段A代表でもやっている堂安、久保、富安らが連携を取りやすいチームを作ることが可能だということかもしれませんね。
例えば、大迫をオーバーエイジで呼ぶことで、堂安、久保と組ませるとか、普段A代表で富安CBをしている吉田麻也を呼ぶことで良い連携でプレイさせるとか。
自国開催でもありますし、早めにオーバーエイジを確定して連携を深めて欲しいですね。
正直、今後は昔ほどオリンピック代表に力を入れる選手は少なくなる可能性がありますし、今回はガチ中のガチでいってほしいです。
大丈夫、まだ間に合うはず!!
☆今後のスケジュール☆
今後の東京オリンピックU23サッカー日本代表のスケジュールです。
5/17~5/19 トレーニングキャンプ(国内・Jヴィレッジ)
6/1~6/15 フランス遠征
7/6~7/17 トレーニングキャンプ(兵庫)
7/17 キリンチャレンジカップ(親善試合・対戦相手未定)
7/22~8/8 オリンピック本戦
このスケジュールで考えると、メンバーの最終発表は5月頭ぐらいですかね?
それから、国内組でトレーニングキャンプをしてから、6月のフランス遠征で欧州組+オーバーエイジ組が参加してここから本格的なチーム作りが開始ですね。
ほぼぶっつけですが、かえって危機感を煽っている今の現状はチームの危機感が増し、団結する材料になる可能性がありますね。
過去の代表チームでも、メディアがバッシングしてチームの結束が強まり実力以上の力を発揮するケースが日本代表でも、ほかの国の代表チームでもあります。
個々のタレントの質の高さは間違いないと思いますので、瀬戸際での化学反応に期待したいです。
☆五輪世代のエース久保建英!!☆
まだ18歳と、本来は次のパリオリンピック世代なのですが、U20の時から飛び級しまくりで何世代とか関係ない久保建英選手。
元々、バルサの下部組織にいたこともあり、天才と称されていましたが、この一年の活躍、成長ぶりは想像を超えてました!!
こういうのはドヤってるオッサンみたいで嫌いなのですが、僕は彼がバルサに入団した時から追いかけてます(ドヤ!!)
そんで、建英の父親が書いた著書「俺バルサに入る!!」も初版で書い(ドヤ!!ドヤ!!)
バルサの下部組織時代のダイジェストもバルサTV(一時期スカパーで放送)でチェックし(ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!)
その時のチームメイトのアンスー・ファティ(現バルサの1軍でスタメン張ることも)のプレイにも注目していたし(ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!)
彼が、日本に戻ってきてからも常にプレイぶりはチェックしていたのですよ(ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!ドヤ!!)
ちょっとしつこかったですが、とにかく彼の大ファンなのです。
前から思っていましたが、このタイミングで自国開催の五輪代表に入れるなんて久保は「持ってる」選手だなと思いますね。
去年の今頃は、JリーグのFC東京でレギュラーを獲れずにマリノスに移籍してそれでもレギュラーにはなれずにFC東京に戻っていた時期でした。
17歳でJ1のスタメンじゃないから伸び悩みってどんだけハードル高いんて感じですが、その経験からいくらテクニックがあっても、運動量、守備力がなければ使ってもらえないと思ったみたいです。
久保建英選手の最大の魅力はこのインテリジェンスから来る修正力だと思います。
FC東京の長谷川健太監督はハードワークを求める監督だったこともあり、運動量と守備力を磨き、キャンプからアピールを続け、プレシーズンマッチでスタメンを張ることも多くなっていました。
自分はテクニックがあるのだから、守備はしないと言うのではなくどうやったら試合に出られるのかを考えて自己成長を志したその姿勢がとても素晴らしいと思います。
元々、KOBAトレで体幹も鍛えていた久保選手は守備時でも当たり負けせずに、相手選手を吹っ飛ばせる体の強さを身につけていました。
俗に言うサッカーでの「球際の強さ」の要因のひとつはこの体感にあり、メッシやアグエロなどのアルゼンチンの選手などが小柄でも競り負けしないのはこの体幹強さがあるからだと思います。
ちなみにKOBAトレは長友佑都選手、レアルマドリー下部組織のピピこと中井選手もしているそうです。
そして、ヒロ氏もKOBAトレの本を買って、トレーニングしているそうです(笑)
体幹トレーニングの有効性については長くなるのでまたフィットネス記事に書きますが、そんなわけで2019年初春のJ1開幕戦、前年王者・川崎フロンターレVSFC東京の1戦で久保選手はスタメンを飾り、華々しい活躍をみせます。
開幕戦の相手がたまたま王者川崎で、王者相手の開幕戦だったためNHKが地上波で全国放送して、久保選手の活躍はセンセーショナルに取り上げられました。
努力が結実した瞬間でもありますが、持ってます。
久保君が最高に天才なのがよくわかる動画。|久保建英スーパープレー集 Takefusa KUBO - Japanese wonder Kid
それから久保選手は、FC東京の中心的存在となり、攻撃を牽引、J1の首位をキープします。
ゴール、アシストも決めて攻守に効果的なプレイを見せてグングン成長していきました。
そして、A代表に召集されてコパ・アメリカを戦う代表メンバーにも選ばれます。
J1開幕時にはクラブのスタメンも覚束なかった選手が一気にスターダムを駆け上がり、コパアメリカ開幕前にトドメのビッグニュースが!!
な、なんと。
いや、もう現実が漫画を超えちゃった瞬間ですよね(^_^;)
しかも、元バルサの下部組織出身の選手が憎きレアルマドリーに移籍したわけですから、スペイン国内でもビッグニュースでした。
バルサもオファーも出していましたが、あくまでバルサBチームとしてもオファーで給与等の条件面もレアルのほうが上だったみたいです。
それでも、普通の日本人だったらバルサに行くと思うんですが、久保選手はあくまでプロフェッショナルな決断で、レアルマドリー行きを選択します。
どんだけオトナ!!
もちろん、いきなりマドリーで主力としてプレイすることは叶いませんでしたが、現在はラ・リーガのマジョルカで主力級としてプレイしています。
いや、現在高校3年生ですからね。
同級生の大半は、高校選手権とか戦ったりしてるんですよ。
なのに久保選手はスペイン1部リーグで活躍できないと批判されたりしてるんですからねー。
どれだけ厳しい環境で戦っていることか(^_^;)
J1フルで戦って、コパアメリカ、マドリーのアメリカツアー、マジョルカでのラリーガと6月まで1年半フル稼働の久保選手のコンディションは気になりますが、ここまで大きな怪我なくやれているので、無理せずにやって欲しいです。
そして、同じ中盤の堂安選手といいコンビネーションを築いて来年の夏には日本に金メダルをもたらすこと期待したいです!!
頑張れ久保建英!!