今日は、朝からDAZNでサッカー観てました。
スペインリーグ「ラ・リーガ」バルセロナ対マジョルカの試合です。
なんと、弱冠18歳(高校3年生)で日本代表。
久保選手は元々バルセロナのカンテラ(下部組織)出身で途中までは順調にカテゴリーを上がっていたのですが、移籍問題でFIFAから裁定がくだり、バルセロナのカンテラで公式戦に出場できなくなり、15歳の時に日本に戻ってきました。
それでも腐らずにFC東京で努力を続けて、今年の春にはJリーグでスタメンを張るようになり急成長。
FC東京の中心選手としてチームを牽引しました。
Jリーグの活躍で日本代表にも選出されて、海外のビッグクラブからも注目が集まりマンチェスターC、バルサ、レアルマドリーからオファーが殺到。
バルサ復帰が既定路線と思われていましたが、オファーがBチーム(スペイン3部リーグ)だったため、久保はより給与が高くトップチームでも活躍できる可能性が高いレアルマドリー行きを選びました。
自分を育ててくれたバルサからのオファーを蹴ってより良い条件と、高い評価を下したレアルマドリー行きを決断した久保。
まさにプロフェッショナルの極みと言える決断でした。
しかも、移籍先がバルサの天敵のレアルマドリーっていうのが凄いですね。
バルサファンの僕としてはちょっと寂しかったですが(^_^;)
メッシと一緒にピッチに立つ姿を見たかったような気もします。
そのような経緯があったため、今回のバルサ対マジョルカは注目を浴びていました。
バルサの公式動画でも、「また君に会えるのを楽しみにしてるよ」と、久保のことに触れた記事もあったようです。
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?292163-292163-fl
まぁ、一番の注目はメッシのバロンドールのお披露目でしたが。
今回で6回目のバロンドール・・・。
凄すぎる。。
☆久保はカンプ・ノウで爪痕を残せたのか?☆
ゲームはメッシのバロンドール(欧州最優秀選手)の受賞セレモニーのあと開始しました。
カンプ・ノウ(バルセロナのホームスタジアム)に立つ久保の姿。
ああ、やはり青とエンジのユニフォームで観たかったなと思ってしまいます。
でも、ここでプレイできるだけ凄い。
久保は5試合連続先発出場で、2試合連続フル出場。
前節はかなりいいプレイをしていて、コンディションも良さそう。
期待が持てます。
この試合も右サイドで先発出場。
5分にサードチェンジからボールを受けた久保にカンプ・ノウの観客からブーイングが!!
解説の倉敷さんも、久保も言っていましたが、これはバルサのファンに敵として認識されている証拠なので嬉しいことです。
今後、選手として大きくなっていく毎にブーイングは激しさを増していくでしょう。
かつてバルサからレアルマドリーに移籍したフィーゴには観客席から豚の頭が投げられました(笑)
鋭い軌道のアーリークロスをゴール前に送りますが、惜しくも味方には合わず。
そのゴールキックを素早くリスタートし、前線にテア・シュテーゲンがフィード。
マジョルカのバックラインの隙をついたグリーズマンが抜け出してキーパーのレイナをチップキックで破りゴール!!【1-0】
久保もあとで振り返ってましたが、各したのチームがフエラ(アウェイ)で先に失点するのはヒジョーにまずいですね(^_^;)
テア・シュテーゲンのキックも素晴らしかったですが、マジョルカはちょっと不用意でした。
7分、久保はSロベルトと競り合い、体を前に入れてゴール前付近でファールを獲得。
フィジカルが強くなって、競り合いでも負けなくなってきましたね!!
9分、自陣左でメッシとマッチアップする久保!!
最高にエモいシーンですねー。
この辺りから徐々にバルサが圧力を強め、右サイドからメッシ、Sロベルトを中心にマジョルカの左サイドを蹂躙していきます。
美しいパスパーク、フリーランニング、ボールが定められたレールを走っていくようになめらかに動いていきます。
16分、中央でグリーズマンのパスを受けたメッシがPA手前からシュート。
ボールは美しい曲線を描き、ネットに吸い込まれていきました。
超絶ビューティフルシュート!!
ゴール!!【2-0】
フォームにも全く力みがなくまるで練習で蹴っているかのようです。
コースも完璧でゴールキーパーはノーチャンスでした。
久保は18分右サイドをドリブルで突破し、クロスを送ります。この試合再三ドリブルで鋭い突破をみせてチャンスメイクしていました。
押され気味の中、守備もしっかりやって特にパスカットが4~5回ありました。
ちょっと寄せが甘いかなという場面もありましたが、運動量も豊富に上下に動いて、切り替えも早くかなりいい出来だったのではないかと思います。
圧巻は、25分自陣のパスカットから3人を交わし30~40メートルほど独走!!
いや、相手はバルサっすからね。
走るスピードは決して早くないんですが、ドリブルのスピードは早く感じますね。
しかし、その後もバルサは猛攻。
27分にSロベルトが右サイドをえぐり、スアレスがポストに当たる惜しいシュート。
29分メッシとスアレスがパス交換から、メッシがシュートもキーパーがセーブ。
30分にスアレスが相手のミスパスからキーパーをかわしてシュートもミス。
右サイドを中心に、スルーパスありの、サイドアタックありの、中央でのパス交換からメッシとスアレスの「仲良しコンビワンツーアタック」ありのこれでもかとバリエーション豊かにマジョルカゴールを脅かします。
マジョルカは、34分セビージャのスルーパスから抜け出したブディミルがシュート。DFにあたりループ気味でテア・シュテ-ゲンを破りゴール!!【2-1】
久保の単独突破ぐらいしかチャンスがなかったマジョルカですが、幸運もありゴールできました。
でも、マジョルカの攻撃はステーションパスが多く、行き当たりバッタリで、パスをもらった選手がどこに出そうか探しながらプレイしている感じで流れが澱んでいました。
バルサが清流の流れだとしたら、マジョルカの攻撃はドブ川ぐらい流れが澱んでいましたね。。
40分、セビージャのミスパスからバルサの高速ショートカウンターが発動。
閃光のようなパスワーク!!
ラキティッチの絶妙のワンタッチパスからメッシがDFの外側を巻いてコースを突く絶妙のゴール!!【3-1】
今日のバルサ、メッシは神がかっています!!
ラキティッチ、デヨングの中盤もポジショニングが良く、効果的なプレイをしていましたね。
42分、中盤のニューリーダー・デヨングを中心にした高速パスワークから、スアレスのヒールループシュート(!?)が炸裂しゴール!!超絶トリッキー!!【4-1】
ここでほぼ勝敗は決しました(^_^;)
前線のトリデンテがそろい踏み☆
デヨング、1年目からバルサに馴染みまくってますねー。
まだ22歳。
末恐ろしい選手です。
後半開始もメンバー交代はなし。
この点差だと、もう久保の活躍と、メッシのハットトリックくらいしか興味がありませね(^_^;)
46分、久保が右サイドを抜け出して、右足でクロス。
キーパーにキャッチされました。
50分には右サイドでパスカットして中央に切り込み前線にスルーパス。
すぐに全力で帰陣し、中央付近でサイドパスカット。
この一連のプレイは、連続性のあるプレイで、動き出しの早さ、切り替えの早さがあったプレイで久保の成長が感じ取れました。
シーズン序盤は切り替え、動き出しの遅さが目立っていたり、一つのプレイで完結してしまってた場面も多くあったような気がしますが、成長しましたね。
61分には、ショートコーナーから切り込んで、右足でシュート。
シュートは枠を外れましたが、右足でも果敢に打っていきます。
63分には久保が右サイドでキープし、サイドバックのガメスにパス。
ガメスのクロスからブディミルのヘディングシュートが決まりゴール!!【4-2】
その後も久保は突破を試みますが、最後のところで味方と息があわずバルサの守備を破れません。
しかし、左サイドバックのフィルポよりは格上な感じで、マッチアップする姿には貫禄すら感じました。
82分に、スアレスのポストからメッシが鋭くダイレクトシュート。ボールはネットに突き刺さりゴール!!
メッシはこれでハットトリック!!
しかも、全てビューティフルゴール!!
自らのバロンドール受賞に花を添えます。
よっ、千両役者!!
【5-2】
試合はこのまま終わり、トータルスコアは5-2。
バルサ・メッシのゴールラッシュでした。
まぁ、順当な結果ですね。
バルサは、左サイドが機能不全に陥ってて、左サイドバックのフィルポは攻め上がりのタイミングが全くつかめてはいませんでした。
この辺は課題で残りましたね。
マジョルカは、左サイドハーフのラゴ・ジュニオールが不在でドリブルの突破ができなかったのが痛かったですね。
攻撃の形が全く見えないし、セビージャを経由すると攻撃のテンポが遅くなってましたね。。
久保はそんな中、最後まで運動量を落とさずに攻守に走り回ってました。
この試合は不用意なボールロストもほとんどみられず、プレイの判断も良く劣勢の中、効果的なプレイができていたと思います。
なんとかインパクトを残してやろうとモチベーションの高さが伺えましたね。
十分にカンプ・ノウで爪痕を残せたのではないでしょうか?
これで3試合連続フル出場。
マジョルカは問題が多いですが、久保は順調に成長できていると思います。
いつの日か、レアルマドリーのユニフォームをまとって特大のブーイングの中ゴールを決める久保の姿を観てみたいです!!
頑張れ!!久保建英選手!!