1、作品の概要
1996年に公開されたアメリカの映画。
バズ・ラーマン監督作品。
シェイクスピアの「ロミオ&ジュリエット」が原作。
同作をブラジルを舞台に現代版にした作品。
2、あらすじ
マフィアのモンタギュー家とキャピュレット家は、抗争が絶えず険悪な仲だった。
モンタギューの息子ロミオは、パーティー知り合ったキャピュレット家の娘ジュリエットと恋に落ちる。
2人は悲劇的な境遇を嘆くが、ますます恋の炎は燃え盛っていく。
ロレンス神父の手引きで駆け落ちを決意する2人だったが、ロミオが親友のマキューシオを殺された恨みで、キャピュレット家のディボルトを殺してしまう。
愛しあう2人は障害を超えて結ばれることができるのか?
↑初対面のシーン。素敵すぎます♡
3、この作品に対する思い入れ
大学時代にめっちゃハマった映画です。
当時、一番好きだったバンドRADIOHEADが曲を提供していることをきっかけで観ましたが、斬新で面白かったです。
若き日のレオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズが主演で、2人とも美しくて後光がさしていました。
サントラも買いましたが、音楽も良かったですねー。
- アーティスト:サントラ,マンディ,レディオヘッド,スティナ・ノーゼンスタン,ワナディーズ,クインドン・ターバー,ガービッジ,エバークリア,ギャビン・フライデー,ワン・インチ・パンチ,デズリー
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1997/03/05
- メディア: CD
4、感想・書評(ネタバレあり)
ロミオの初登場シーン。
RADIOHEADの「TALK SHOW HOST」がかかりながら、海辺で詩を書いているシーンが印象的でカッコイイです。
NOTHINGを繰り替えす物悲しい曲です。
キャピュレット家のパーティーに潜入するロミオとマキューシオ。
クスリを決めるシーンもありますね(笑)
映像、音が本当に刺激的です。
アロハシャツの色彩やビーチでの撮影など極彩色の印象が強いですね。
また、劇中で歌を歌うシーンなんかも多くて、ノリノリです。
2人が出会うシーンはとても印象的。
水槽越しに見つめって一目惚れなんて、とってもロマンチックですね。
2人とも天使みたいに美しくて、エレベーターの中でキスをするシーンとか神々しいぐらいのレベルです。
でも、2人はお互いが敵同士の家に生まれてしまったことを知ります。
運命を嘆くロミオでしたが、諦めずにジュリエットの家まで押しかけて愛の告白をします。
情熱的で行動力がありますね!!
恋は、障害が多いほど燃え上がるの典型例ですね。
屋敷のプールに2人で落ちてキスするシーンもとてもロマンチックで綺麗なシーンです♪
ロレンス神父の立会いで一緒になるはずだった2人ですが、すれ違いが悲劇を産みます。
仮死状態にあったジュリエットの死を嘆き、傍らで服毒自殺をするロミオ。
仮死状態から目覚めて、ロミオの死を看取り、自らもピストルの銃口をこめかみに当てます。
この時の表情、自分達を翻弄した運命や大人たちを呪うようなクレア・デーンズの強い視線がとても印象的でした。
このシーンにインスパイアされてRADIOHEADのトム・ヨークは「EXIT MUSIC」を作ったそうです。
トムは哀切な歌声でこう歌います。
We hope that you choke.
(お前らなんて窒息しちまえ)
それは、ジュリエットの絶望と怒りを表現した歌詞だったのだと思います。
Radiohead - Exit Music (For A Film) lyrics
5、終わりに
悲劇的なラストではありますが、全体的にテンポがよくてノリノリな映画です。
セリフ回しも気障でロマンチックですが、レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズが言うと違和感ないですね!!
ちなみにディカプリオ主演の映画は『太陽と月に背いて』も良かったです。
アルチュール・ランボーと、ポール・ヴェルレーヌのゲイ映画ですが(笑)
若き日のランボー役をディカプリオが演じてて、小悪魔のような魅力でヴェルレーヌを翻弄する役でした。
いやー、映画ってほんっとに良いですねー。
それでは、さよならさよならー。
↓良かったら、クリックお願いしまっす♪