1、作品の概要
2019年公開。
三池崇史監督のオリジナル作品。
主演、窪田正孝。
ヤクザもののバイオレンス✖恋愛の日本映画。
2、あらすじ
クズな父親にヤクザに売り飛ばされ、クスリ漬けにされて売春をさせられていたモニカ(小西桜子)と、余命を宣告されたボクサーのレオ(窪田正孝)の恋愛物語。
組のクスリを横流ししようとしていた加瀬(染谷将太)と協力者の刑事・大伴(大森南朋)はモニカに近づくが、大伴は偶然通りかかったのレオにノックアウトされしまう。
不幸な生い立ちのモニカを放っておけおけなかったレオは、子供の頃にモニカを救った同級生の男子を探しに2人で旅に出る。
一方、組のクスリの横流しがバレた加瀬と大伴は組から追われることになり、組の武闘派・権藤(内野聖陽)と因縁があるチャイニーズマフィアも動き出し、三つ巴の争いにレオとモニカは巻き込まれていく・・・。
3、この作品に対する思い入れ
以前、ラストレターを観に行った時に予告映像が面白かったので、前から興味ありました。
何といってもベッキーのキレ役が吹っ切れてて話題になりましたが、味のあるキャストが集結していい感じの映画でした♪
4、感想
ちょっと世界観違いますが、中村文則の作品のミステリー色の強いのを映画にするとこんな 雰囲気にもなりそうだなとおもいました。
まぁ、とにかく凶悪な方々のオンパレードで(笑)
殴るわ蹴るわ殺すわ・・・(^^;;
『ラストサマー』と同時に借りたのですが、『ラストサマー』が重い感じっぽいからちょっとポップなのを観ようと思ってチョイスしたのですがわりとバイオレンスでしたねぇ(^^;;
ただ、『ラストサマー』みたいなグロテスクさはなく、生首が飛んだりしますが、どことなくポップでコミカルな感じもありました。
バイオレンス・ポップみたいな?
そんなジャンルあるんかいっ!!
主演の窪田正孝は派手さや奇抜さはないですが、自然体でシックリくる演技でした。
ボクサーの役もハマってましたし、アクが強くない分色んな役が馴染む役者だなぁと思います。
朝ドラ『エール』の演技も好評でしたが、今作の尖った感じも良かったです。
染谷将太は『ヒミズ』時から好きな役者なのですが、この作品でもインパクトある役柄・演技を見せましたね。
大森南朋との掛け合いも良かったです。
あとは、ベッキーのキレ役がもう本当にヤバすぎ(笑)
ゲス不倫とか色々吹っ切ってる感じでしたねー。
彼氏を殺された復讐の鬼役で、アクションシーンも凄かったですね~。
ハチャメチャの一夜を通り抜けた2人が迎えたエンディングがとても心温まる話でホッコリしましたね♪
不幸な生い立ちで心に欠損を抱えた2人が、お互いの存在を支えに困難を乗り越えて未来を切り開いていく・・・。
混迷の一夜を駆け抜けた先に待っていたのは一筋の希望でした。
5、終わりに
あんまりバイオレンス系の映画は好きじゃないんですが、こういうポップでコメディ要素があるのは嫌いじゃないですね。
俳優も皆ひと癖ある人達ばかりで楽しめました(^O^)