1、作品の概要
『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』は、ドン・キホーテ社長である安田隆夫の著書。
2024年6月に刊行された。
文春新書。
ドン・キホーテがいかにして年商2兆円の企業へと成長したのか、その秘密を探る。

2、内容
三十四期連続で増収増益を成し遂げ、売上二兆円のドン・キホーテ。
無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。
私は「運任せ」という言葉が嫌いだ。自らの運をコントロールし、人生を切り拓け。
生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」を惜しみなく伝授する!
3、読んだキッカケ
職場で読むように言われて、回ってきたから読みました。
と、言うと身も蓋もないですが、たまに読んでおくようにとオーナーから本が回ってきたりします。
本読むのは苦じゃないので、わりと楽しんで読んでいたりします。
あまつさえ、ブログのネタにまでしてしまうという(笑)
これで、あとで感想レポートを書けとか言われても慌てずにすみますね。
4、感想
ドン・キホーテは好きな店で、通っているジムの帰り道にあることもあってよく寄っています。
愛媛でも大繁盛していて、土、日などはドンキ渋滞ができるほどの人気っぷりですわ。
僕が買っているのは食料品、酒が中心ですが、思わぬ掘り出し物があったりして楽しく買い物してます。
わりと、いらんもんも買ってしまうのですがね(笑)
最近は、あの世界的スターのブルーノ・マーズがCMソングを作って、自ら出演して話題にもなりました!!
彼もドンキファンみたいですね。
そんな大好きなドン・キホーテの経営者・安田隆夫さんってどんなひとだろうと興味を持って読み進めましたが、だいぶ独特の考え方を持った方で興味深かったです。
大成功してる創業経営者の方だけあって、面白い考え方をしていましたね。
彼が一番大事にしているのは、本タイトル通りに「運」でした。
でも、それはただ何もせずにツキが来るのを待つということではなくて、幸運を勝ち取るために努力をして、幸運を最大化して、不運を最小化するという考え方でした。
そうすることで、運をコントロールして、負けのダメージを少なくして、勝つときは大勝できるということでした。
楽観論者でいることも、幸運に恵まれるうえで重要なファクターであるということ。
ふむ、なるほどですね~。
個人の運である「個運」と、組織全体の運である「全体運」についても言及されていて、組織全体が前向きに戦えることで全体運が上がっていき成果が出てくる。
ドンキの具体的な取り組みとしては徹底的な「権限委譲」を行って、個人に仕入れや陳列なども任せることで、やる気を引き出し、自発的に仕事をして自燃する集団を作るというものでした。
確かに、ドンキの仕入れとかって独特で、商品が短期間で入れ替わるんで面白いんですよね~。
それも、個人への「権限移譲」による独自仕入れによるものなんでしょうかね?
いろんなビジネス書でも言われていますが、経営者が自分の利益だけを優先して、欲を出し過ぎないということ。
「主語の転換」を行うことで、相手の立場に立って考えるくせをつけること。
このことが顧客優先の店づくりに繋がっていき、お客が店に足を運んでくれるようになる。
言うは易しですが、このことをドンキでは徹底して意識づけしているということでした。
スタッフに対しても、経営者の独裁ではなく、一人一人の目線に立って共感による声掛けでやる気を喚起するということ。
経営者を、管理者、上司などに置き換えてもいいと思うのですが、以前のような終身雇用制はすでに崩壊していて、「愛社精神」という言葉もすでに死語になってしまいました。
そんな中でどうスタッフ一人一人に寄り添って、自発的に仕事をしてもらえるようにしていくのか?
そんなヒントがここに書かれていたように思います。
人手不足倒産も増えており、良い人材の確保はどの企業にとっても死活問題になってくると思います。
もちろんすべては真似できないとは思いますが、参考になるところも多々ありました。
安田隆夫さんは、20代の頃は定職に就かずにギャンブルで食いつないでいた時期もあったり、30歳で小売り産業に参入するも、なかなかうまくいかない時期も長かったようです。
軌道に乗り始めたのは40代で、大きく飛躍したのは50代とのこと。
50代になって、我欲を捨てて、相手を立てて幸せになってほしいと願うようになってからうまくいき始めたと書かれていたのが印象的でしたね。
やはり利他の心が成功の秘訣なのだなと、改めて実感しました。
5、終わりに
最近、小説ばっか読んでててビジネス書とかあんま読んでなかったので新鮮で面白かったです。
別に経営者じゃないんですが、運を呼び込むための姿勢とか、主語の転換とか、スタッフとの関わり方とか、なるほどと思わされるところが多かったですね。
まあ、こういう本って実際に自分の行動に落とし込むのが難しいんですが・・・。
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