☆ブログを書き始めた理由☆
僕がブログを書き始めた理由は、大体100個ぐらいあって~♪
って、歌ったのはくるりでしたが、僕がブログを書く理由も様々あります。
まず一番の理由は、自分が好きな小説、映画、音楽などの作品のOUTPUTをしたいということでした。
魂が震えるような美しく素晴らしい小説、いつまでも脳裏から離れないような印象的なシーンの数々がある映画、人生すら丸ごと変えられたと感じるような革新的な音楽・・・。
40代になるまで様々な作品との出会いの中、僕は自分の在り方を繰り返し変革してきたと思います。
そうして、自分の感性や人生そのものを変革しうるような素晴らしい何かとの出会いを常に真剣に求めてきたように思います。
そして、そんな素晴らしい作品たちとの出会いが自分の心の中に、荒々しく雷雲の中を飛び回る龍のように蠢いていました。
それはどこにも辿りつかない強い熱を持ったエネルギーで、僕はその熱を、龍たちを解き放つ場を強く求めていました。
そのようにして、辿りつくべく辿りついた場所が「はてなブログ」で、僕は自分の心の中で荒れ狂っていた龍たちを1匹1匹、インターネットの野原に解き放ったのだと思います。
ブログ上で、自分が触れた作品の感想を書くことは自分の中に籠っていた激情を解き放つことでした。
書くことは時に困難を伴って、「いや、誰にも頼まれてもないのに、そんなに多くの人が読んでいるわけでもないのに、俺は貴重なプライべートな時間を使ってなにをやっているんだ・・・」と思ったことは1度や2度ではありません。
それでも、自らの激情=龍を解き放つカタルシスは何にも代えがたい快感でした。
もうひとつの理由は文章が上手に書けるようになって、小説を書いてみたいというのも、もうひとつブログを始めた大きな理由。
小説は、昔から書いてみたいという気持ちはあってショートショートの賞なんかにも応募したことはありますが、箸にも棒にもかからず・・・。
中編ぐらいの長さの小説も書いてみたいと思ってはいるのですが、アイデアはあっても最後まで書くことができずに終わってしまうことばかりでした。
ブログを書いてみることで、文章を書くのが上手になって、なおかつ長く文章が書けるようになるのでは?
そして、ライターが書くみたいな記事もワンチャン書けるようになるのでは?
と、淡く甘い期待もありました。
他にも収益化の期待もありましたが、これは早々に諦めました。
のんびり自分らしく好きなテーマで書くのが性に合っていると思ったからです。
ともあれ、自分が好きな小説、映画、音楽などの作品のOUTPUTをしたいということと、文章が上手に書けるようになって、小説を書いてみたいというのが僕がブログを書く理由でした。
いや、全然100個ぐらいはないですね(笑)
☆ブログを書くことで得たもの☆
そうやって、ブログを書くことで得たものとはなんでしょうか?
貴重なプライベートタイムを使って夜な夜なブログを書くことで、僕にとってなにか良いことがあったのでしょうか?
ひとつ目に得たことは、「ブログを書いて俺が手に入れたもの・・・。それはっ、仲間だっ!!」
ドンッ!!
って、言うとちょっと某ジャンプ漫画みたいですが、それもひとつあったと思います。
そこがはてなブログを選んだ理由で、ブログ仲間ができるのは、横の繋がりが強いはてなブログならではのメリットだったと思います。
Xでも、ブログのリンクを貼って投稿した時、共感のコメントを頂けたときの喜びは大きかったです。
ブログを書くことで、さまざまな作品の感想を書くことで、たくさんの仲間たちと繋がることができたのは本当に僥倖でした。
みんな、愛してるぜっ!!
それと2つ目に得たことは、OUTPUTすることを前提で作品に触れることで、INPUTの精度も上がるということ。
茫漠たるイメージを言語化してOUTPUTするという繰り返しが、INPUTするという行為を変化させたように思います。
OUTPUTすることを前提でINPUTすることで、INPUTするという行為自体の精度と深みが増していく。
作品への理解がより深まり、今までイメージと感性で触れていた作品への目線が言語化を前提により鋭利になりました。
でも、そうすることが絶対的に正しく良いことなのかどうか。
僕はもともと感覚的な人間なので、「何かよくわからないけど好きな作品だし、なんかいい」みたいな見方も好きです。
なにかあまり杓子定規なものの見方は嫌いですし、「こうあるべき、こういうみかたをすべき」みたいなことはあまり好きではないですので。
3つ目に得たことは、文章・文体について考えるようになったこと、ですね。
小説の感想を書く時に文章を引用で書き写すことがありますが、これをすることで作家の文章や文体に触れることができます。
その作家特有の文章のリズムや癖を、模写することでつかむことができる。
小学校教育などで、音読などをしたり、習字の模写をしていましたが、模写をすることは手本のすばらしさを知る上でとても有効な行為なのだなと思いました。
そうして得たヒントによって、自分なりの文章を試行錯誤しながら書いてみる。
時に苦しいけど、楽しい試みです。
僕がわりと気にかけているのが、句読点、です。
僕が文章を書く上で、一番気にかけているのがリズム。
そして文章のリズムに深く関与しているのが、句読点だと思います。
どこで文章を区切るのか。
これは書き手の個性が現れるところで、作家によって違いがあって面白いですね。
ちなみに、僕は読点を多用して文章を区切りたい派だったりします。
中村文則も読点をよく使う作家の印象。
まだこの句読点の使い方、文章のリズムに関しては試行錯誤している真っ最中で悩むこともありますが、それさえも楽しかったりします。
他に、あえて漢字を使わずにひらがなを多用してみたり、語尾を工夫してみたり。
文章を書くという行為は本当に奥が深いし、多くの作家に触れることでたくさんの発見があります。
三島由紀夫、川端康成、平野啓一郎らの文章の美しさを体感として感じられるようになったのは、ブログ始めた上で本当に大きな発見でした。
そんなわけで、こんなにも多くのことをブログを書くことで僕が得ている。
INPUTと、OUTOPUTの循環が、まるで輪舞を踊るようにぐるぐる回っている。
そんな快感が。
僕を奮い立たせて、PCの前に向かわせる理由なのだと思います。
特別お題「僕がブログを書く理由」
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