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【アニメ・映画】『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

1、作品の概要

 

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は2023年11月に公開された日本のアニメ映画。

水木しげる生誕100周年を記念して作られたオリジナルアニメ。

上映時間は104分。

第47回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞した。

2024年5月現在、アマゾンプライムビデオで見放題配信中。

昭和31年の日本を舞台に若かりし頃の鬼太郎の父の活躍を描く。



 

2、あらすじ

 

東京の帝国血液銀行に勤める水木は、上司の命令で政財界を牛耳る龍賀一族住む哭倉村へと向かった。

当主の時貞が死去したことで、懇意にしている「龍賀製薬」の克典が跡を継ぐと思われていたが、時貞の遺言で引きこもりの長男・時麿を当主とすることが決まってしまう。

落胆する水木だったが、時麿が何者かに惨殺されて、妻を探しに来たという1人の男(のちの鬼太郎の父)が犯人だと疑われ、処刑されそうになる。

水木はその男を助ける代わりに見張り役を任され、名前を明かさない男を「ゲゲ郎」と呼ぶことに。

そしてゲゲ郎の奔放さと不思議な能力に徐々に心を開いた水木は、ゲゲ郎と共に村の怪異の謎を解き明かすことを決意する。

龍賀一族の惨殺事件、血液製剤「M」、ゲゲ郎の妻の所在。

真相に迫る2人の前で3つの謎は交錯し、やがておぞましい真実が明かされる・・・。


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3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ

 

日本の妖怪アニメの金字塔「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる大先生。

すでに逝去されていますが、そんな水木しげる先生の生誕100周年を祝う一大プロジェクトで製作されたのがこの『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』でした。

劇場に観に行こうか悩んでいるうちに上映終了パターンだったのですが、Xでもフォロワーさんたちの評判は良好でした。

レンタルまで待つかと思っていたら4月29日よりアマプラで無料配信開始のニュースが!!

アマプラ最高!!

ってなわけで、30日に息子と一緒に視聴しました。



 

4、感想(ネタバレなし)

 

いや、この映画はネタバレなしのほうが楽しめると思うので、珍しくネタバレなしで書いてみます。

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は鬼太郎でありながら鬼太郎でないというか、全然鬼太郎知らない人でも楽しめる映画になっています。

むしろ八ツ墓村的な、ゴリゴリのミステリー映画って感じのテイストです。

 

昭和31年っていう時代背景も丁寧に描かれていて、お子ちゃまアニメではく、大人向けのストーリーにもなっています。

水木が戦争を体験して、生き残ったというのも時代を感じさせますね。

閉鎖的な村で起こる連続殺人事件、なにかおぞましい秘密を抱えた龍賀一族。

いろいろな謎が点と線が繋がるように明かされていくのは興味深かったです。

 

水木と鬼太郎の父であるゲゲ郎のバディ感も良かったですね。

バディものってなんか好きなんですよ。

行くぜ相棒!!的な。

ゲゲ郎の飄々とした感じが魅力的でしたね。

あの感じから、目玉おやじになるのがギャップありすぎでした。

 

そして後半はアクションシーンも増えて一気にクライマックスへ。

ちゃんちゃんこができる瞬間や、若かりし頃のねずみ男や、原作ファンがくすぐられるシーンもありました。

ラストが墓場の鬼太郎の1話と繋がるのもニクイ演出でした。

なるほど、だから鬼太郎の父と母はあんな姿になっていたのか・・・。

 

謎てんこ盛りの大人のミステリーアニメ。

おすすめですよ~。


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5、終わりに

 

PG12も頷ける惨劇シーンの連続。

謎が謎を呼ぶ展開と、水木とゲゲ郎の絆。

見どころ満載のいい映画でした。

 

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