ヒロの本棚

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【映画】『バグダッド・カフェ』

1、作品の概要

 

バグダッド・カフェ』は、ドイツの映画。

1987年11月12日にドイツで公開され、1989年3月4日に日本で公開された。

監督・脚本はパーシー・アドロン。

主演は、マリアンネ・ゼーゲブレヒト

主題歌のジェヴェッタ・スティール『コーリング・ユー』が第61回アカデミー賞の歌曲賞部門にノミネートされた。

上映時間は91分。(再編集版は108分)

2025年11月に日本でミュージカル化された。

アメリカの砂漠地帯にある寂れたバグダッド・カフェを舞台にジャスミンとブレンダの友情を描いた。

2026年1月現在、U-NEXTで無料配信中。

 

 

 

2、あらすじ

 

ドイツからアメリカに来た夫婦は、ラスベガスを目指す砂漠の真ん中で大げんかを始め、妻のジャスミンは車から降りてしまう。

彼女は、カフェ兼モーテル兼ガソリンスタンドの寂れたバグダッド・カフェに宿を取り、長期滞在するようになる。

カフェのオーナーのブレンダは、一向に働かない夫のサルを追い出し、ピアノばかり弾いている息子のサロモと、遊びまわっている娘のフィリスにもイライラをぶつけていた。

暇を持て余して勝手に掃除を始めたジャスミンに怒りと不信を覚えるブレンダだったが、陽気でよく働くジャスミンに心を許し始める。

夫の手品セットで手品の腕を磨いたジャスミンが、手品ショーを披露することで店は大繁盛しブレンダにも笑顔が戻る。

しかし、ビザの期限切れを保安官に指摘され、ジャスミンは帰国を余儀なくされるが・・・。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

バグダッド・カフェ』は、以前から観たいと思っていた映画のひとつで、miyakoさんも以前に記事で紹介していたのでアマプラで観ようと思ったら配信終了になってました。

ガッデム!!

それから2年、U-NEXTで配信していることに最近気付いて観ました。

miyakoさんが記事をアップされてからもう2年経つのですね。

映画を観たあとに記事を読み返しましたが、Calling Youに神の啓示という意味があるとか深い考察でなるほど!!と思いました。

絵の2つの光も女性2人が輝くことへのメタファーだったりするんですかね。

www.421miyako.com

 

 

 

4、感想(ネタバレあり)

 

日本でもミニシアターで上映されただけあって、決して派手な映画ではないです。

僕が好きな「何も起こらない系の映画」だと思います。

派手なアクションも、あっと驚くどんでん返しもなくて淡々と物語が紡がれていく。

最近だと、『PERFECT DAYS』とかがそんな感じでしたが、日常のささやかな情景や、繊細な心の機微が刺さりまくるんですよ。

 

バグダッド・カフェ』はメランコリックな雰囲気の主題歌『コーリング・ユー』が何度も流れて、なんだかもの悲しい気分になりながら観ました。

この曲のメロディーが独特で、世界の果てみたいなバグダッド・カフェ周辺の情景と相まってメランコリーの川下り状態でした。

こんなに主題歌が何度も繰り返し流れる映画はあんまないような気がしますね。

ちなみに、ティミーのミックスCDでHOUSEミックスコーリング・ユーは聴いたことあったんで、「あの曲やん!!」ってちょっとテンションあがりました。

『レオン』の主題歌も物悲しくて好きですが、なんとなくイメージが重なりました。


www.youtube.com

 

最初は、中東のバグダッドにあるカフェの話かと思っていましたが、アメリカのカリフォルニア州にあるバグダッドという地名みたいですね。

今も営業しているかはわかりませんが、映画の撮影は実際のダイナーで行われて、撮影後はバグダッド・カフェという店名で営業しているみたいですね。

砂漠のど真ん中のバグダッド

見渡す限り砂漠で道路が1本通っているだけの世界の果てみたいな場所です。

NUMBER GIRLだったら、殺風景ぃぃぃぃ!!って向井秀徳が歌いそうな殺風景ぶりでした。

 

なんてことない、車が通過していくシーンとか流れるんですけど、みんな通り過ぎていくだけの寂しい場所なんだなと思わせられました。

移動の途中にただ立ち寄るだけの場所。

それがバグダッド・カフェ

そんな風景に遠くから呼びかけるような『コーリング・ユー』が何度も流れてメランコリック2重殺状態。

でも、空はとても美しくて夕焼けのシーンとかめちゃくちゃ綺麗でした。

 

誰もが通り過ぎていくだけの場所に、立ち止まったジャスミン

通過と滞留。

それがこの映画のひとつのテーマのように感じました。

ジャスミンバグダッド・カフェに居ついた理由はよくわかりませんが、ルディや、デビーらの常連たちとも交流が始まり奇妙なコミュニティが生まれます。

 

ジャスミンとブレンダの交流と友情も映画の大きな見どころだと思います。

ビザが切れて帰国を余儀なくされたジャスミンが、戻ってくるシーンにはじんわり感動させられました。

 

 

 

5、終わりに

 

カフェの常連たちもキャラが濃くて、なんだか「めぞん一刻」の住人達みたいだなとか思いながら観てました。

特にデビーが謎キャラでしたが、「仲が良すぎるわ」とか言い残して去っていったのはバグダッド・カフェの寂れっぷりと、通り過ぎていくだけの人間関係が逆に好ましかったのかなとも思いました。

hiro0706chang.hatenablog.com

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