1、作品の概要
『サブスタンス』はアメリカ、イギリス、フランス合作のSFスリラー映画。
監督・脚本はコラリー・ファルジャ。
デミ・ムーア主演。
マーガレット・クアリー、デニス・クエイドらが出演している。
上映時間は142分。
カンヌ国際映画祭でコラリー・ファルジャが脚本賞、ゴールデングローブ賞でデミ・ムーアが主演女優賞、アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞し5部門でノミネートした。
年老いて輝きを失ったかつてのスター女優が、「サブスタンス」で自らの若い姿のクローンを生み出す。

2、あらすじ
かつてハリウッド女優として注目を浴びたエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)も50歳になり、人気に陰りがみえていた。
長年レギュラーだったエアロビクス番組からも降板させられて、失意のエリザベスは自らの若く美しいクローンを生み出す薬品「サブスタンス」の存在を知り、訝しく思いながらも使用する。
エリザベスの体内から生まれたクローンであるスー(マーガレット・クアリー)は若く美しく、エリザベスのエアロビクス番組の後釜になり、やがてプロデューサーのハーヴェイ(デニス・クエイド)より大みそか番組の司会に抜擢される。
順調に思えたエリザベスとスーの共同生活だったが、1週間で交代すること、栄養を与えることなどのルールがあり、華やかな生活をしていたスーはルールを破り始める。
やがて、エリザベスとスーはお互いに憎しみあうようになり・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
『サブスタンス』は日本での公開が2025年5月16日で、XのTLでその衝撃を伝えるポストが多く、気になる映画でした。
ただ、まあグロい感じを伝える内容で、どうなんやろ?って二の足を踏んでおりました。
でもやはり気になり、ゲオでレンタルして観ました。
いや、想像以上のおぞましさ!!
4、感想(ネタバレあり)
いやー、わかってはいたけど、グロい映画でした。
何度か目を背けてしまいましたが、映画全体の演出の巧みさ、カメラワークの斬新さなどもあって引き込まれました。
なんか、音楽もかっこよかったなぁ。
いろいろセンスが光る映画でしたが、ストーリーはわりとクラシカルというか、『世に奇妙な物語』とかにありそうな話ではありました。
しかし、結末もなんとなく予想できてしまう展開ながら、エリザベスの心情の掘り下げ方が秀逸でした。
スーの身勝手な言動に苛立ちながらも、若く美しい彼女にエリザベス自身の希望を託してしまう。
かつて美しかったのに、老いがかつての輝きを奪ってしまう。
個人的には50歳のスパークルも素敵だと思いましたが、かつての輝きが強烈だったこと、他者の賞賛の中で自己を評価して生きてしまっていたことが災いして彼女は自信を失ってしまいます。
「サブスタンス」の目的は明かされませんが、その驚異的な技術を無償で提供していることも怪しいですね。
タダほど怖いものはない。
エリザベスも実験に使われたような印象でした。
ラストはB級ホラー映画のようで、僕は辟易しましたが、全体としては面白い映画でした。
ちょっと持ち味は違うけど、A24的な要素もあったりなかったりして。
後味は最悪でしたが、印象に残る映画でした。
5、終わりに
・・・。
いや、もう1回観ろって言われると、絶対に嫌だと答える映画ですね。
だいぶキツかったっすわ。
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