1、作品の概要
『パレード』は川上弘美の短編小説。
2002年に新潮社より刊行され、2007年に新潮文庫より文庫版が刊行された。
『センセイの鞄』の番外編。
『センセイの鞄』でも装丁を担当した吉富貴子の絵が挿入されている。

2、あらすじ
センセイの家で、そうめんを食べていたツキコ。
センセイから「昔の話をしてください」と、言われる。
彼女が語りだした話は、遠い昔のとても不思議な話だった。
3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ
実家の近くにですね。
「ブックランド」っていう古本屋があるんすよ。
ここがめっちゃ安くてですね、掘り出し物もあったりするのでちょいちょい行ってます。
江國香織の文庫本が5冊で100円で投げ売りされていた時には、ファンとしてはなんだか複雑な気持ちになりましたが(;'∀')
買取りもわりと良心的な値段で買い取ってくれていて、実家にあった弟の漫画を勝手に売りにいった時もわりといいお値段がついて、息子たちのお小遣いになりました。
最近、帰省した時に「ブックランド」に寄ったのですが、その時に見つけたのが川上弘美『パレード』でした。
えっ、『センセイの鞄』のスピンオフ的な作品ですってぇ!?
しかも、100円だったので即GETしました♪
4、感想(ネタバレあり)
正直、ストーリーどうのこうのとかより、センセイとツキコさんともう一度会えたのが嬉しくてそれだけで良かったなっていう作品でした♪
あー、そうそうこの距離感!!って懐かしく思いました。
吉富貴子さんの絵も、ほっこりな感じで良かったですね~。

作者も知らなかった、物語の背後にある世界。そんなものを思いながら、本書を作りました。終わってしまった物語のよすがとして読んでくだされば、さいわいです。
と、作者の川上弘美さんはおっしゃっていますが、こういうのって読者としては嬉しいですね~。
「終わってしまった物語のよすが」って、なんだか胸の奥がポッと温かくなるような良い表現だなと思いました。
ツキコの過去の話は、だいぶファンタジー寄りで、本編の『センセイの鞄』とはだいぶ違っていましたが、子供のころの葛藤なんかも盛り込まれていて胸が締め付けられるような話でした。
そして、やっぱりセンセイとツキコさんのやり取りが、なんだか独特のリズムで良いなぁ。
センセイは優しくて紳士的なんだけど、シニカルで頑固で。
ツキコさんは、どこか甘ったれで放っておけない感じがして。
思いがけず、2人にまた会えた短編。
旧友に久しぶりに再会したみたいな、あたたかい気持ちになりました。
イラストも含めたすてきな作品でした。
5、終わりに
やっぱ、川上弘美ええな~。
ブログを始める前にたくさん読んでいて、好きな作家です。
重松清、宮本輝とかも最近は読んでないけどブログ始める前にたくさん読んでいた作家んさんです。
なにかの機会にまた感想を書いてみたいと思っています。
川上弘美のWikipediaをひさびさに読んでいたら、『七夜物語』の続編も最近刊行されたと知って、めっちゃ読みたくなりました!!
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