1、作品の概要
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は、アメリカの伝記映画。
2024年10月11日にアメリカで公開され、2025年1月17日に日本で公開された。
監督は、アリ・アッバシ。
主演は、セバスチャン・スタン。
ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァらが出演している。
上映時間は123分。
若きドナルド・トランプが、師となる人物を得て、のし上がっていく。

2、あらすじ
1980年代、父親の不動産会社を手伝う若き実業家だったドナルド・トランプはまだ何者でもなく、気弱で繊細な性格だった。
父の会社も政府に訴えられて破産寸前に。
そのピンチを救うべく、高級クラブで知り合った悪名高いが腕利きの弁護士・ロイ・コーンに弁護を頼む。
あらゆる手を使って裁判に勝利したロイは若きトランプのことを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授し、彼の成功を助ける。
イヴァナと結婚し、実業家として成長していくが、やがてロイの想像も超えるような怪物へと成長していく。
2025年5月現在、アマゾンプライムビデオで見放題独占配信中。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
先日、髪をカットしていただきに美容室に行った時に、お世話になっている美容師さんからこの映画の話を聞いて、おもしろそうだなと思い観てみました。
トランプの若いころと、彼を育てた師匠はどのような人物だったのか?と興味が湧きました。
どんな手を使ってものし上がる、金がすべてやで!!みたいな映画。
どことなく、スコセッシ監督×ディカプリオの『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を彷彿とさせるような映画でした。
4、感想(ネタバレあり)
20代の頃の何物でもなかったドナルド・トランプ。
父親の不動産会社で働くも、悪態をつかれながら家賃を回収して回ったり、会社も政府から訴えられて危機に陥っていたりと、いまいちうだつが上りません。
いまでこそ、傍若無人で向かうところ敵なしなトランプですが、映画ではナイーヴで髪型を常に気にしているようなかよわいお坊ちゃん青年って感じでした。
それが、ロイ・コーンで出会ったことで変貌していく。
ちょっと違うかもしれませんが、『セッション』の師弟関係を思い出しました。
伝染していく狂気。
勝つために何でもやる。
絶対にあきらめない。
勝つために、どんな手も使え。
みたいなコーンの教えは、現在のプレジデントの振る舞いそのもののように思いました。
前半は、微笑ましいシーンも多く、自信たっぷりではあるけどどこか頼りなくて、イヴァナを必死にくどいていたトランプ。
しかし、金と成功が彼を狂わせ、怪物へと育てていきます。
兄を冷酷に突き放し、妻への愛を否定し、認知症の父を騙そうとして母の怒りを買う・・・。
そして、師匠であり恩人であるはずのロイ・コーンも冷たく突き放します。
不治の病に侵されているロイに対しても、やさしさのかけらもない対応をするトランプ。
天上天下唯我独尊なのかな?
かつて、怖いものなしで向かうところ敵なしといった態度で自信に満ち溢れていたロイが、病と老いで見る影もなくみすぼらしくなっていくのが、トランプの変貌と併せて時の流れを感じさせられました。
金と権力を求めて突き進み続けるトランプ。
ロイの教えに忠実に従っていた実業家の卵だった青年は、アメリカの経済界において巨大な存在へと変貌していきます。
そして、肉親すら寄せ付けないような怪物になってしまう・・・。
すべてが真実だとは限りませんが、現在のドナルド・トランプの姿を見るにつけ、納得してしまうような内容の映画でした。
5、終わりに
現任の大統領の映画を作るとか、さすがアメリカだなと思います。
公開されたのは就任前とは言えね。
日本では考えられないっすよね。
まあ、『石破茂の創り方』は誰も観たいとは思わないでしょうけど(笑)
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