1、作品の概要
『雨の中の慾情』は、日本と台湾の映画。
2024年11月29日に公開された。
監督・脚本は『さがす』『カンニバル』『岬の兄弟』の片山慎三。
主演は、成田凌。
上映時間は132分。
つげ義春の漫画『雨の中の慾情』が原作。
2025年5月現在、アマゾンプライムビデオで見放題配信中。

2、あらすじ
売れない漫画家の義男(成田凌)は、大家(竹中直人)に誘われて福子の引越しを手伝う。
福子に惚れた義男は、彼女が働くカフェに通うが、知人の伊守(森田剛)と付き合うようになり失望する。
伊守から商店街のPR誌を作る仕事を依頼されるが、トラブルを起こし、福子と一緒に義男の家に転がり込んでくる伊守。
3人の奇妙な同居生活が始まるが・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
以前から観たいと思っていた映画で、劇場で激情しつつ浴場で欲情するはずだったのですが、愛媛県では遠方の映画館で上映回数も変な時間にしかやっておらず、結局映画館で観ることができませんでした。
つげ義春は独特な世界観を持った好きな漫画家で、実写映画も『ねじ式』『リアリズムの宿』などいい感じのものが多かったです。
『雨の中の慾情』は原作は未読でしたが、監督が好きな片山慎三監督と知り、楽しみにしていました。
つげ義春×片山慎三。
推しと推しのコラボはテンション上がりますね~。
4、感想(ネタバレあり)
いやー、想像以上に好きな映画でした。
つげ義春の『雨の中の慾情』が原作とか言っていますが、使われているのは冒頭の3分くらいで、あとは完全なオリジナル脚本ですよね?
でも、不思議とつげ義春作品のエロティックさと、昭和感、現実のねじれ感が感じられて最高でした。
台湾との合作ということもあって、どことなく無国籍感もあり、同じく台湾との合作だった『ホテルアイリス』の世界観と相通ずるものを感じました。
なんか台湾と日本の合作って相性良い気がするな~。
初っ端から性的なシーンで始まりますが、なにか古めかしいエロスがつげ義春的でいい感じです。
作品の世界観がつげ義春的な感じで、片山慎三監督のリスペクトを感じました。
原作、つげ義春とか言いながら、ほぼオリジナルな展開で、でも作品の世界観は随所につげ義春を感じる感じで心地よかったですね。
そして。
後半からの展開がもうどんでん返しでヤバいです。
『さがす』もこんな感じの展開あったな~。
物語の根底からひっくり返るみたいな・・・。
現実と夢が交じり合って、境界線がなくなっていく感じ。
めちゃくちゃ好きな感じでした。
5、終わりに
やっぱ、片山慎三監督の作品好きだな~。
観てて、しんどい作品だったりするんだけど、泥まみれで生きている感じに共感しますし、肌に合う感じがします。
今後の作品にも期待したいです。
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