1、作品の概要
『首』は日本の映画。
2023年11月23日に公開された。
原作は、北野武の小説『首』
原作、脚本、編集、監督、主演は北野武。
西島秀俊、加瀬亮、浅野忠信、大森南朋、中村獅童、遠藤憲一、木村祐一、桐谷健太らが出演している。
上映時間は131分。
第76回カンヌ国際映画祭クィア・パルム部門にノミネートされた。
日本の戦国時代を舞台に、織田信長の跡目を狙う武将たちの駆け引きを描いた。
2、あらすじ
主君・織田信長(加瀬亮)に反旗を翻した荒木村重(遠藤憲一)は、戦に負けて敗走、忍びの新左衛門(木村祐一)に捕らえられて、千利休(岸部一徳)に引き渡される。
千利休は、明智光秀(西島秀俊)に村重の身柄を引き渡し、光秀は自らの城に恋仲だった荒木を秘密裏にかくまうことにする。
織田信長の跡目争いとともに、信長、光秀、村重の三角関係のもつれの争いでもあった一連の内乱は、やがて本能寺の変へと繋がっていく。
そして、その裏では中国攻めを行いながら、光秀に謀反を起こすように仕向けた羽柴秀吉(北野武)の暗躍があった・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
北野武6年ぶりの映画ということで、気になっていました。
ちょうどゲオのレンタル100円セールをやっていたので新作でしたがレンタルしました!!
戦国時代の武将たちを北野武が新解釈で描く、興味深い映画でした。
4、感想(ネタバレあり)
織田信長は、美少年だったとされる森蘭丸を常に傍に侍らせており、男色家だったとの噂もありました。
それに実は戦国時代などは男色家も珍しくなかったと言っている人もいて、信長、光秀、村重の三角関係もあながちなくもなかったのかな?とかちょっと思ったり思わなかったり(;^ω^)
しかし、まあまあ露骨に描かれるボーイズラブならぬ、おっさんずラブはなかなか強烈でした。。
暴君ハバネロもビックリな暴君だったと言われている織田信長のパワハラっぷりは強烈。
こんな上司は絶対いやだ!!
まさにキャッチコピーの「狂ってやがる」状態でしたね。
そりゃ、謀反も起こすわ。
武将たちがまためちゃくちゃ個性的で、個性豊かな演技を見ているだけで面白かったです。
北野武は北野武のまんまで秀吉を演じている印象で、一瞬『風雲たけし城』を思い浮かべました。
殿っ!!
信長の跡目を狙う武将たちの水面下での駆け引き、遠慮策謀の数々にハラハラドキドキでした。
5、終わりに
男色といえば、監督が大島渚で新選組の男色の話を映画化した『ご法度』を思い出しました。
この映画には、北野武、浅野忠信も出ていましたが、なんといっても衝撃デビューの松田龍平のインパクトが絶大でした。
色気がハンパなかった。
『首』は商業的にはそこまで成功とは言えなかったようですが、北野武の戦国時代ものは面白い気がしたので、また撮ってほしいですね~。
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