1、作品の概要
『THE FIRST SLAM DUNK』は、2022年12月に公開された日本のアニメ映画。
原作は、少年ジャンプに1990~1996年に連載されていたバスケ漫画『SLAM DUNK』で、全31巻で完結している。
1993~1996年に放送していたアニメの声優陣を総とっかえしたことで批判も浴びたが、公開後は口コミで人気が広がり、2月末現在で興行収入112億を超え、韓国などの海外でも大人気となっている。
監督・脚本を原作者の井上雄彦が務めた。
オープニング主題歌にThe Birthday『Love RocKets』が、エンディング主題歌に10FEET『第ゼロ感』が使われた。
原作の山王戦に、単行本未掲載の『ピアス』のエピソードを盛り込み、宮城リョータを主人公として再構成された。
2、あらすじ
バスケットボール・インターハイの全国大会で、神奈川県代表として絶対王者の山王工業高校と対戦することになった湘北高校。
インターハイ3連覇を達成して、高校最強センター・河田、ナンバーワンプレイーヤーと言われる沢北を擁し、下馬評では山王が圧倒的に有利とされていた。
湘北高校のポイントガードの宮城リョータは相手に臆する心を秘して試合に挑もうとしていた。
その胸に去来するのは、バスケットを教えてくれた亡き兄の姿・・・。
第1クォーターこそ互角のスコアで戦っていた湘北高校だったが、第2クォーターからフルコートプレスを仕掛けてきた山王高校になすすべもなく点差を広げ始められてしまう。
点差は絶望的なまでに開くが、桜木のリバウンドをキッカケに湘北高校は反撃を開始する。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
そんなわけで、だいぶ今さら感ありますが、『THE FIRST SLAM DUNK』観に行ってきました!!
ちょっと乗り遅れた感はありましたが、やっぱ映画館で観てよかった!!
すげーカッコイイ映画でした。
先週の金曜日に美容室に行ってカットしてもらいながら『THE FIRST SLAM DUNK』の話になって、矢も盾もたまらなくなり、映画館にダッシュしました。
時間はギリギリでしたが、僕の脳裏には安西先生の声が「諦めたらそこで上映終了ですよ」と響いていました。
着席と同時に本編が開始するという映画の内容さながらにギリギリの展開でした(^_^;)
僕らぐらいの世代は『SLAM DUNK』の影響をめちゃくちゃ受けまくっていて、スラダン読んでバスケ部入る人もめっちゃ多かったですね!!
たぶん僕が中1の時に連載が始まったのかな?
コミックスは1巻だけ買いましたが、あとは毎週ジャンプで読んでいました!!
個人的には流川が好きでしたね~。
この映画ではあんま目立っていませんでしたが(^_^;)
主題歌の2曲も世界観にピッタリでカッコ良かったッス!!
4、感想
もうオープニングからかっこよすぎてノックアウトされた感じ!!
いやー、なんか演出がイチイチカッコ良かったですね~。
バスケのシーンもスピード感あってめちゃくちゃリアルだったし。
やっぱ、アニメ映画は原作者が関わっているほうが良いですね~。
オリジナルの展開にも説得力が増す気がします。
『THE FIRST SLAM DUNK』でも、原作になかったリョータのエピソードが散りばめられていて、子供の頃にバスケを始めた頃の話とか、兄ソータとの思い出や、家族との絆なんかが丁寧に描かれていて良かったですね~。
『ピアス』も読んでみたくなりました。
湘北のメンバー5人のそれぞれのバスケに、この試合に賭ける想い。
それぞれバラバラな個性で問題児揃いだけど、このメンバーだからこそ起こせる化学反応がある。
赤木のこのセリフがめっちゃグッときました。
「オレたちゃ別に仲良しじゃねえしお前らには腹が立ってばかりだ。だが・・・このチームは・・・最高だ・・・」
いや、泣いてまうやろ!!
なんかこの5人って、ホントにバラバラだし友情とかもないんだけど、同じ目標のために戦うメンバーとしては最高っていうところがクールでかっこいいんすよねぇ~。
何げに名言が多いスラムダンク。
安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
三井の「静かにしろい この音が……オレを甦らせる何度でもよ」
などの名言もこの映画で飛び出して、ヒロ氏のテンションもMAX!!
試合中に背中を痛めた桜木がコート外で治療を受け再び戻ろうとするときに、選手生命に関わるからと止めようとした安西先生に言い放ったこの言葉。
「オヤジの栄光時代はいつだよ・・・全日本のときか? オレは・・・オレは今なんだよ!!」
もうクソアツい・・・。
この映画の魅力を一言で表すような桜木のセリフにグッときました!!
子供のころ読んだ時はまだ中学生でわからなかったけど、大人になって冷静に考えてみると、あくまで高校生時代の部活だし、ほとんどのプライヤーが大学やプロなどの先に繋がらずに終わっていく。
それでもこの一瞬に、刹那に賭ける想い。
そんなアツい今に放たれる熱。
そんな打ち上げ花火のようなほんの瞬きの間に終わってしまう輝きと熱こそがこの映画の『SLAM DUNK』の魅力なんだなと改めて感じました。
今まで積み上げたものも、想いも一瞬で終わってしまう。
人生で輝かしい瞬間なんてほんの短い瞬間しかない。
だからこそ魂の迸りのような5人の放熱のあとはとても美しく胸を打つのだと思います。
この1試合にどれだけの想いが込められていたのか・・・。
ラスト1分の攻防。
音も消える演出がめちゃくちゃ痺れました。
手に汗握る緊迫感・・・。
そして、いがみ合っていた桜木と流川のハイタッチ!!
いやー、最高でした!!
5、終わりに
いやー、最高でした。
もっと早く観に行っておけば良かったなぁ。
映画のタイトルが『THE FIRST SLAM DUNK』だっただけにセカンドもあるんかいな?ってちょっと思っちゃいますよね。
まぁ、山王戦やっちゃったらもうネタはないかもですが(^_^;)
原作も第1部完だったので、漫画で続編をやる可能性も0ではないのかな!?
そのまえに『バガボンド』の完結が見たいところですが~。
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