☆坂本龍一のニューアルバム『12』について☆
2023年1月17日に、坂本龍一21枚目のアルバム『12』が発売されました。
前作『async』から6年ぶりのアルバムリリース。
ガンを患って闘病中の坂本龍一が手術後に長い入院を経ての退院後、自宅でシンセサイザーやピアノを触りながら、まるでスケッチをするように作り上げた12の音のスケッチ。
それが今作『12』であります。
ジャケットデザインは、李 禹煥(Lee Ufan)っていう韓国のアーティストが描いた『遥かなるサウンド』という絵が使われています。
李 禹煥は直島で安藤忠雄とコラボで美術館も作っているみたいですね。
さて、今作の曲のタイトルは全て日付を表した数字で、「20210310」みたいに、2021年の3月から2022年3月までの12の音のスケッチをアルバムとして纏めています。
なにかとてもパーソナルでささやかな印象の音で、音の感じとしては『async』と通ずるものがあってアンビエントっぽいピアノ音楽って感じがするのですが、どこか荘厳でかつスケールの大きさを感じさせた『async』と比べて、とても慎ましくささやかな印象があります。
『async』が油絵で描いた宗教画だとしたら、『12』は近所の土手などの身近な風景を描いた水彩画みたいな感じでしょうか?
病気のこともあり、あとどれだけ彼が作り出す新しい音楽を聴くことができるのだろうと思うと、新作にこめた思いが伝わってくるようです。
元YMOの高橋幸宏さんも先日お亡くなりになりましたが、日本の音楽シーンを牽引したレジェンドの逝去は寂しいかぎりです。
☆好きな坂本龍一のアルバムとか☆
改めて調べてみるととんでもない数の名曲を生み出している教授こと坂本龍一。
映画の音楽も『戦場のメリークリスマス』『ラスト・エンペラー』を始め数多くの作品に携わっていますね。
そんな中から僕がよく聴いている坂本龍一のアルバムを紹介します~。
まずは『1996』ですね。
コレは初期の代表曲をピアノ、ヴァイオリン、チェロで再編集したベスト盤的な内容です。
『Music For Yohji Yamamoto Collection1995』もめっちゃ好きなアルバム、っていうか1曲で30分ぐらい弾いてるやつ。
MORENBAUM2/SAKAMOTO『CASA』もめちゃくちゃ好きやねん。
教授のボサノバ。
何げに一番好きかもなのが『OUT OF NOISE』ですね。
ピアノとアンビエントの配分が絶妙です。
夜に1人で聴く感じの音楽。
教会でパイプオルガンを聴いてる感じの荘厳さがいいかんじの『async』も好きっす。
☆最近公開されたこの動画に魂が震えました☆
教授の代表曲ですが、最近アップされたこの動画の演奏が、魂を絞り出して演奏している感じでもう涙が出そうになりました。
圧巻です。
それでは聴いてください。
坂本龍一で、『Merry Christamas Mr. Lawrence』
先日、NHKでも坂本龍一の特集がやっていましたが、見逃してしまいました(^_^;)
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