1、作品の概要
『ディオールと私』は2015年に公開されたフランスの映画。
2012年に世界的なブランド「クリスチャン・ディオール」のデザイナーに就任したラフ・シモンズがショーを開催するまでの8週間を描いたドキュメンタリー映画。
監督はフレデリック・チェン。
上映時間は90分。
2、あらすじ
2012年、クリスチャン・ディオールの新デザイナーに就任したラフ・シモンズ。
それほど有名でなかった彼がディオールのデザイナーに迎えられたのは意外に思われた。
彼が自身初のオートチュクール・コレクションを発表するショーまでわずか8週間。
ラフ・シモンズとディオールの新しい挑戦が始まる・・・。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
はてなブログのオシャレ番長ことmiyakoさん!!
そんな彼女が先日この『ディオールと私』の記事をアップしていて、アマゾンプライムで視聴可能だということで観てみました。
miyakoさんは、ツィッターで自身のコーディネートを載せているほどのオシャレっぷり!!
まぁ、僕もシゲル・ミズキとか、ヨージ・ヤマダ的なファッションを好むオシャレ泥棒からのおしゃれ童子なので、この映画は観なきゃハドソン!!ってなりました。
90分って尺も、この日の映画観たいけど、長くて重いのはむり~~~って気分にもジャストフィットでした。
4、感想
ディオールがどうやって立ち上がった創始者のエピソードが語られた後に、ベルギー人の新鋭デザイナーのラフ・シモンズがクリスチャン・ディオールのデザイナーに就任したことからこの映画は始まります。
ディオールともなると、注目度も高くこの人選はメディアにとって意外性をもって受け入れられます。
ヨージ・ヤマモトと、ヨージ・ヤマダを間違えたり、ポール・スミスとポール・マッカートニーを間違えたりしている僕には理解できない世界ですぅ・・・。
パリやロンドンではやはりファッションの注目度は高いんでしょうね。
世界的なファッション・ブランドのクリスチャン・ディオールですが、そのデザインと品質を支えているのは長らく勤めているおばちゃんスタッフたち。
このおばちゃんたちの技術が凄くてラフ・シモンズよりおばちゃんたちになんとなく感情移入していました。
がんばれおばちゃん!!
ラフ・シモンズと現場のおばちゃんたちの仲介をしていたのはラフの右腕のピーター・ムリエでした。
彼は人あしらいが上手なタイプで、アーティスティックで時には現場に無茶を言うラフとおばちゃんたちの間に立ち、いい緩衝役となります。
そうそう、いい仕事をするにはこういうバランサータイプの人材って不可欠なんだよね~。
ピーターはゲイらしい繊細な感性で(賛辞です)空気を読みまくり、短い期間で現場の空気を読みながらも、ラフのイマジネーションを形にしていく下地を作っていきます。
うん、この作品でMVPをあげるとしたら間違いなくピーター・ムリエやなぁ。
彼がいなかったら、このショーの仕事もピーター・ムリめだったでしょう。
いい仕事をする上で必要な役目のバランサー役。
いなくなると存在の大きさを実感したりするんですよね~。
ショーの直前の感じとか、全然レベルは違うんだろうけど、高校の文化祭とか思い出しちゃったりして(笑)
前日にシャンパン開けたりとか、だんだん一体感が出てきて、すげーキツイんですけどビッグイベントに向けてみんながひとつになっていく感じがめっちゃ良かったです♪
当日のショーは生花を飾りまくりのめちゃくちゃ華麗な演出。
いや、お金かかってんな~(笑)
でもそれだけのインパクトをメディアに与えたのではないでしょうか?
ラフにも、他のスタッフにも大きなプレッシャーが伴うショーでしたが、結果は大成功だったのでしょう。
5、終わりに
なかなか興味深い内容でした。
普段は縁遠いファッションの世界を垣間見えて新鮮でしたね~。
これを機に、僕もファッションセンスを磨きたいですね!!
↓ブログランキング参加中!!良かったらクリックよろしくお願いします!!