1、作品の概要
モーニング2010年14号より2013年4.5合併号まで連載された。
コミックスは全10巻。
2012年に菜々緒主演でTVドラマ化された。
美人であるがゆえに周囲にトラブルを起こしてしまう泉を中心に巻き起こるドタバタラブコメディ。
2、あらすじ
絶世の美女・紺野泉は、その美貌ゆえに男性には惚れられてストーカーされて、女性には疎まれて、孤独で不幸な人生を送っていた。
彼女は青山仁のヒット作『Iの肖像』のモデルをしていたが、既婚者の彼との道ならぬ恋にどっぷりとはまってしまっていた。
中学生のツネに助けられながら、一緒に絵画教室をしていた彼女の運命は、仁の代理で来た美術家の赤松が来たことで動き始める。
3、この作品に対する思い入れ
東村アキコの作品はどれも好きですが、『主に泣いてます』は暗めのストーリーと、ブッ飛んでいてシュールなギャグのギャップがクセになる感じで好きです(๑≧౪≦)
同世代ゆえの昭和のTV番組のネタとかめっちゃ爆笑しますね(^O^)
4、感想
泉さんの美貌はハンパなくて、彼女を取り合ってその場にいる男たちが殺し合いを始めたり、秒で家庭が崩壊したり、期せずして多くの人達の運命を狂わせてしまいます。
作者の東村アキコが「美人ってきっと男性には言い寄られて、女性にはやっかまれて苦労している人もいるんだろうな」みたいに思って書いた 作品みたいですね。
そこから自分の美貌を武器にのし上がっていくタイプの女性もいるのかもしれませんが、泉さんは自己主張が弱くて、内にこもってしまうタイプで、自分のせいで道を踏み外してしまった人達のことを考えて責任を感じてしまったりしています。
「休日は何をしているのですか?」と聞かれて「主に泣いてます」と答える陰キャっぷり・・・。
↑美人すぎるが故に珍妙なコスプレをしないとうっかり人前に出られない泉さん。
↑普通にしているとこんな絶世の美女で、誰もが秒で恋に落ちてしまいます。
↑自殺しようとしていた泉さんは、画家の仁に村上春樹っぽくくどかれて不倫の恋にドンハマり。
↑仁の嫁・ゆっこと泉さんの2人きりで地獄のドライブ。ゆっこのキャラがぶっ壊れていて好きです(๑≧౪≦)
↑仁の生徒である赤松はなにげに絵の才能があり、泉さんを巡って複雑な関係に・・・。
↑唯一の味方だった妹の結婚式もぶち壊してしまいます・・・。これが後にいう「赤いウェディングドレス事件」
美人に生まれれば得なことが多いんじゃ・・・って思いますが、生き方によってはそうとも限らないってことを描いたユニークな漫画でしたね!!
ギャグシーンがシュールすぎてお腹よじれるぐらいに笑えます。
キャラが個性的すぎる(笑)
僕のブログのお笑いネタも影響を受けてます(๑≧౪≦)
5、終わりに
東村アキコは『海月姫』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などドラマ化などされる作品を連発している売れっ子です。
笑いも、シリアスもありですが、僕はお笑いに走った時の東村アキコが好きですね!!
以前紹介した爆笑育児マンガ『ママはテンパリスト』もめっちゃオススメですよ~。
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