☆ダンスミュージックの目覚め!!☆
大学生の頃、ロック好きの合唱部員で「バッハはロックだ!!」とかよくわからないことを言っていたヒロ青年。
現在もよくわからないことばかり言ってますが、ずっとよくわからない感じです。
よくわからない人生を送ってきました。
大学生時代は、クラシック、ロックを始めたくさんの音楽に触れた時期でした。
関東の大学に通っていましたが、やはり東京、神奈川などの首都圏はカルチャーの中心で、様々な音楽のイベントがあって刺激的でしたね。
特に大学4年生の時は文系サークルの文連会の係みたいなのをやっていた関係もあって、お友達がたくさん増えて音楽関係のイベントで刺激を受ける機会が多くて、やっぱり関東の大学に行けて良かったな~って思います。
って、就職活動は・・・?
フジロック、WIREなどのビッグイベントに参加して感銘を受けて、当時徐々にロックとダンスミュージックの融合がなされていたこともあり、徐々にダンスミュージックに傾倒していきました。
電気グルーヴの石野卓球がやっていたパーティー『LOOPA』に行ったのもこの頃で、友達のクラブイベントにも行ったり、徐々にクラブシーンへの興味が高まっていました。
で、就職活動は・・・?
ちなみに就職活動はしたことなくて、当時アルバイトで働いていたグループホーム(福祉系の施設)で大根切っていたら、管理者の人から「ここで働かない?」って聞かれて秒で決まりました。
職を探している人は、ハローワークなんて行かなくても大根を切ってると上手くいくと思いますよ。
当時のことを考えると、何だかテキトーでぼんやりしていて、だいぶドン引きですね(^_^;)
☆西麻布のyellowで本格的にダンスミュージックに魅了され、クラブ好きな介護職員になるの巻☆
大根を切っていたおかげでなんとか就職をしたヒロ青年。
いや、もう大学なんて行かずにずっと大根切ってりゃ良かったんじゃ・・・。
父ちゃん母ちゃんごめん。
とか、思ったりもしましたがまぁ結果オーライ、発車オーライですよね。
この頃は、電グル、ブンブンサテライツからエレクトロニカ、テクノ、ハウス、クラブジャズとか何だかごちゃごちゃ聴いてました。
横浜のHMVのダンスミュージックコーナーで1時間以上延々視聴したりとか楽しかったなぁ。
あと、コアなCDショップとかあってそこでコンピュータースープとか好きになったりとか。
JAZZTRONIK、CALMになどのクロスオーヴァージャズにハマったのもこの頃でした。
その頃、ネットも繋がってなくて、スマホなんて影形もなくまだまだ情報を得る手段は雑誌やTVが主流で、ダンスミュージックの情報は主に雑誌『remix』で得ていました。
クラブのイベント情報も『remix』で読んでいたのですが、なんとCALM、JAZZTRONIK、半野喜弘、田中フミヤらが出演するイベントの情報が・・・。
例えるなら、KING GNU、米津玄師、藤井風が一緒にイベントやるぐらいの衝撃!!
本読みながらゴロゴロして悶絶しました。
しかし、会場は西麻布にあるスペース・ラボ・イエローとか言うどちゃくそオシャレなクラブ。
田舎出身のダサダサ介護職員ヒロには高すぎるハードルでした。
あはは、やっぱり場違いだよな・・・。
俺みたいなダサいやつが、西麻布のオシャレなクラブに行くなんてさ・・・。
行っても、恥をかくだけだよな・・・。
だから・・・。
行っとくか!!
迷ったら、やる。
悩む前に、飛ぶ。
恥はいつもかいてるから、今さら全然ヘーキ。
死ぬこと以外カスリ傷。
それがヒロスタイル!!
かんなむスタイル!!
イエア!!
☆ってなわけで突入したら天国みたいに素敵なクラブだったyellow!!今はもうないけどずっと忘れないよ☆
なんせ本格的なクラブ活動デビュー。
チケットが売り切れて入れなかったらイカンと思って、雑誌に載っていた電話番号に電話しました。
事前に電話して、スムーズに行動するのが大人の対応だと思います。
ヒロ「すすすすすすすすすす、すみまみみjしあみまいません」
イエロー「はい?」
ヒロ「あのしぢえじしあいdみえじ」
イエロー「お、落ち着いて下さい!!」
ヒロ「○月○日のイベントなんですが」
イエロー「はい」
ヒロ「予約できますか?」
イエロー「えっ、いや予約とかないんですが・・・」
ヒロ「じゃあ、並んだらいいですか?」
イエロー「いや、フツーに夜に来て頂ければ・・・」
ヒロ「何時に行けばいいんですか?」
イエロー「22時オープンで・・・」
ヒロ「わかりました、22時に行きます!!」
そして、クラブに興味があって合唱部時代の友人Oパイセンと22時キッカリにイエローにインするヒロ氏の姿がそこにありました。
クラブ慣れしている人にはわかると思いますが、当然一番乗りでした(๑≧౪≦)
イエローは、B1Fがエントランスとバーで、フロアともうひとつのバーがB2Fで雰囲気がめっちゃオシャレでイイ感じでした!!
鼻息荒くエントランスでお金を払ったヒロ青年はバーのスタッフさんに勢いよく聞きました。
「踊るとこはどこでしょうか!!どこで踊れば良いのでしょうか?」
素人感、丸出し!!
でも、イエローのスタッフさんはにっこり笑って「あちらになりますよ」って「踊るとこ」を教えてくれました。
今考えると赤面ものですが、やっぱり一流の場所のスタッフってホスピタリティも良いし、緊張していた僕も彼の笑顔でリラックスできました。
最初は閑散としていたフロアも、23時を回る頃には埋まってきて、僕がCDでしか聴いたことなかった憧れの方たちのライブとDJを堪能しました。
本当に素晴らしい夜でしたし、イエローの音の素晴らしさ、スタッフの方のホスピタリティの高さ、そしてそこに集まってくる人達の遊び慣れた感じが最高でした。
もう20年も前のことになりますが、忘れられません。
そして、この夜から毎週末のクラブ通いが始まって、DJもするようになって、音楽とお酒と人に酔いしれる日々が始まりました。
それは僕の人生の中でも特別にキラキラした日々で、紡いでいた音楽は止まらずにいまだに鳴り続けています。
コロナ禍でクラブには行けていませんが、僕はおじいちゃんになってもダンスミュージックがすきなのだと思いますし、クラブ通いはやめられない気がしますね♪
そんなクラブにハマるキッカケを作ってくれた西麻布の「Space Lab YELLOW」の思い出でした!!