1、作品の概要
『MEMENTO』は、2000年に公開されたアメリカ映画。
クリストファー・ノーラン監督・脚本作品。
弟のジョナサン・ノーランが書いた短編小説『Memento Mori』が元になっている。
主演ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノらが出演している。
アカデミー賞で脚本賞、編集賞にノミネートされるなど、クリストファー・ノーラン監督の出世作になった。
妻を殺した犯人を追う記憶障害を持った男を、時系列を逆に辿りながら描く。
2、あらすじ
妻をジョン・Gという男に殺されたレナード(ガイ・ピアース)は、真犯人と思われるテディ(ジョー・パントリアーノ)を撃ち殺す。
記憶障害の彼の記憶を彼のポラロイド写真のメモと、彼自身の身体に刻まれたタトゥーのメモを元に逆行して辿る。
彼にテディ=ジョン・Gの情報を流したナタリー(キャリー=アン・モス)、テディ、レナードを襲うドッド、ナタリーの元恋人のジミー。
記憶を失くし続けているレナードを利用していたのは誰なのか?
彼の妻を殺したのは本当にジョン・Gだったのか?
2つの記憶が逆行しながら交わる時に、靄の中から真実が現れる。
3、この作品に対する思い入れ、観たキッカケ
マイブラザー(妄想)であるクリストファー・ノーラン監督の作品で、彼の出世作ということで「オラ、ワクワクすっぞぉ!!」とか言いながら、銭湯民族の血を引くヒロ氏はGEOでレンタルした『MEMENTO』を観てみました。
以前、はてなブログの盟友・nonoさんからもオススメしていただいたこの映画。
期待に違わぬ名作でした!!教えて頂いてあざす!!
4、感想・書評
サスペンスとか、SFとかって映画も小説もあんまり観たり読んだりすることないんですが、クリストファー・ノーラン監督の作品はなんか好きです。
時間を逆行する感じとか、映像とか、音楽の使い方とかめちゃくちゃクセになるっていうか・・・。
いや、ストーリーととてつもなく難解なんですけどねぇ。
僕も、全部は理解できてなくて「たぶんこんな感じよね?えっ、違うん?えっ、鼻毛出てる?えっ?」って感じですね。
『MEMENTO』は短期記憶が失われ続ける男・レナードを描くことで、オープニング(現在)からラスト(過去)へと逆行していく物語です。
それと、もう一つモノクロで別の時間軸で語られる物語があるから、さぁ大変。
ナタリー、テディもなんだか本当のことを言っているのか怪しいし、いきなり銃撃戦があったりとか、もうしっちゃかめっちゃかですがな!!
しかし、区切られた記憶ごとの物語を観ていくごとに「あっ、ここはこういうことだったんだ!!」とか徐々に謎が解けていくんだけど、また謎が増えて結局のところどないやねん!!って感じでした。
ちょっと自分でも何を言っているかわからない(笑)
モノクロのシーンがカラフルに変化する演出にトリハダが・・・。
そして2つの時間軸は交わり、受け入れがたい真実が。
めちゃくちゃ斬新でミステリアスな映画でした!!
5、終わりに
こういう難解な物語をちゃんと考察する人とかって偉いなぁと思います(笑)
僕には無理ですねぇ。。
知恵熱出るわっ!!
この作品にもノーラン監督が好んで使う「無限音階」が少し使われていて、初期から使ってたんだなぁって思いました。
「無限音階」ってアレですよ。
ノーラン監督作品でよく使われている音のデレデレデレデレってやつです。
より不穏さとミステリアスさが感じられて音だと思いますし、ざわざわしてきますね。
僕もコロナ前に飲み会で、2日酔いで目覚めて記憶がぶっ飛びまくっていてということがよくありましたが、レナードもそんな感じだったのかなぁとか共感しながら観てました。
いや、一緒にしちゃいけないですね(笑)
気づいたら夜中の神社にいたこともあったっけなぁ・・・。
そんなわけで、何を言っているかよくわからない感想ですが、『MEMENTO』めっちゃ面白くて斬新な映画でした!!