1、作品の概要
2020年9月に公開された米英共同制作のSF映画。
『ダークナイト』『インターステラー』『ダンケルク』などのクリストファー・ノーラン監督作品。
ジョン・デヴィット・ワシントン、ロバート・パティンソンなどが出演している。
時間の逆行をテーマにしている。
2、あらすじ
CIAの特殊工作員である主人公はウクライナのテロ事件の後に捕獲され、テストをクリアした後に謎の組織TENETにスカウトされる。
時間の逆行と、世界を破滅へと向かわせる9つのアルゴリズムの存在を知り、相棒のニールと共に世界を救うために動き出す。
インドの武器商人プリヤから、ロシア人のセイターが未来人と関与して時を逆行させていると聞き、彼の妻のキャットに近づくが・・・。
3、この作品を観たきっかけ
タイムリープとかSFっぽい映画好きだし、監督もクリストファー・ノーランだし面白そうだからちょっくら観てみるか、ってな軽いノリで観ました(笑)
いや、内容が超難解でしたね(^_^;)
しかし、逆行シーンの映像も斬新だし、謎に満ちたストーリーなどめっちゃハマりました。
4、感想・書評(ネタバレあり)
いや、もうとにかく難解なストーリーで観ながら?マークが飛びまくりました(笑)
ですが、ぼんやりとした筋は理解できましたし、映像や演出のかっこよさもあり最後まで夢中で観ました。
逆行している映像も斬新でかっこよかったですし、世界観が独特でしたね。
クリストファー・ノーラン監督が着想を20年にわたって温め続けて、脚本も6~7年に渡って練り続けただけあってすごく完成されてリアリティが高い世界観でした。
この作品の最大のウリである、時間が逆行する不思議なシーンも見所で高速道路で車が逆走していくアクションシーンなんかもカッコよかったですね!!
そしてただでさえ難解なストーリーなのに、じっくりとした説明をしている暇もないほどの速さで物語は急速に展開していきます。
一瞬でも目を離すと置いていかれる。
ってか、ちゃんと観てても置いていかれてました(笑)
時間の逆行が物語のキーとして存在する為にちょっとした出来事やエピソードも後の重要な伏線になっていったりしています。
冒頭の場面でも変な跳ね方をする銃弾、主人公を救った兵士のリュックに付いていたコインのストラップ。
なんか怪しいとは思いましたが、予想外の繋がり方をしました。
徐々にTENETの作戦の全容が明らかになっていきますが、未来からと過去からセイターを挟み撃ちするとかめちゃくちゃ壮大な作戦ですね!!
ラストシーンの順行組と、逆行組に別れてのアクションも独特でスリリングでした。
ちょっと脳みそが混乱しすぎて頭痛くなりそうでしたが(笑)
最後まで観終わっても、何かまだたくさんの謎が残されているような・・・。
ニールのキャラクターが好きでしたが、不自然に思えるぐらいに主人公をバックアップしていたように感じましたが本当に未来のボスをサポートしていただけなのでしょうか?
考察で書いていた人もいましたが、僕もニールはキャットの息子なのではと思いましたが真相は?
うーん、もう一回観てみたいですねぇ!!
5、終わりに
いや、もうクリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなってるんでしょうか?ってなぐらいにすごい世界観を持った独特で難解な映画でした。
『ダンケルク』しか観たことなかったけど、他の作品も観てみたくなりました。
あと、なにげに音楽も不穏な感じでカッコよかったですね。
作品の雰囲気にピッタリでした♪