☆前口上~僕がボーイスカウトに入ったキッカケ~☆
実はここ2週間村上春樹『ノルウェイの森』の書評を書いていたのですが完全に煮詰まり・・・。
なんだか気軽な記事を書きたくなりボーイスカウトネタを書き始めました!!
『ノルウェイの森』は思い入れが強すぎて、なんだか書ききれないっすね。。
6000文字ぐらいは書いてるんですが、サグラダファミリア並に完成が見えませんがなーーーー。
どないしょ。
まぁ、元々気まぐれブログ。
開き直ってお気楽に書きます!!
真面目な文章書くのも良いですが、ちょいとおちゃらけた過去の話を書くのも好きですので~。
ちなみに以前、無人島の体験談を書いた時にそういえばボーイスカウトの経験も記事になるかもっておもいました。
あれは、小学校3~4年生の時でしょうか?
学校の配布物で配られた1枚のプリント・・・。
あの1枚の紙が僕の運命を変えてしまったのです・・・。
いや、大げさですが(๑≧౪≦)
まぁ、田舎で特に刺激もなく、なんかキャンプとかできて面白そうだからっていう理由で友達数人と一緒に始めました!!
そう、僕の人生は大体ノリです。
大事なことを決めるのもノリです。
ゴハン食べるのは海苔です。
封筒くっつけるのは糊です。
yo(σ゚∀゚)σチェケラッ!
RAPというか、オッサンのダジャレwww
まぁ、とりあえずやってみる。
悩むならやってみる。
ってのが、僕の行動規範な気がします。
やらずに後でする後悔はシンドいんで。
そんなわけで、現代のロビンソンクルーソー(大げさw)こと私ヒロのボーイスカウト話の始まりです!!
☆はじまりはいつも雨・・・。隊長が雨男!?何故か雨キャンプの連続。。☆
ボーイスカウトは、幼稚園・小学1~2年生がビーバースカウト、小学3~6年生がカブスカウト、それ以降がボーイスカウトやらシニアスカウトやらなんちゃら。
と昇級していいきます。
僕は、中学生になる前に部活もあったので辞めてしまったのでカブスカウトとしての活動が主でした。
赤い羽根の共同募金をしている青い服の子供達を見たことはありませんか?
あの子達がカブスカウトです。
今は、昔はボーイとガールで分かれていましたが、今は一緒に活動してます(多分)
いざカブスカウト入隊しましたが、僕らの隊はとにかくキャンプ三昧でめちゃくちゃ楽しかったですね!!
近場のチャリで行ける場所が多かったですが、スカウト達が10名とか集合場所に寝袋と米を持って集まってテント立てて、飯盒でゴハンを炊いて、カレー作って、キャンプファイヤーしてとか良かったな~。
大人の隊長の付き添いも1~2人で、今考えるとだいぶカオスでした(笑)
夏場は海とか川の近くでキャンプして泳ぎまくって、素潜りで亀の手とか貝を採ってましたね~。
あっ、貝はニガテで食べられませんでしたが(๑≧౪≦)
楽しかったキャンプですが・・・。
ひとつ大きな問題点がありました・・・
それは・・・。
異常に雨の日のキャンプが多かったことです。。
うろ覚えではありますが、僕が参加した30回ぐらいのキャンプ中に雨が降らなかったのが1~2回とかの確率でした。
いや、盛ってるとか思うかもしれませんがそんな感じだったんですよ!!
なので、僕達はキャンプする前にテントの周りに浸水防止に溝を掘ったり、寝る前に靴をテントの下に入れて濡れないようにしたりと知恵がつきました!!
逆境こそが子供を大人にするのですよ!!
いや、でも晴れキャンプが良かった!!
あまりにも雨キャンプが続くので、ある噂が生まれました・・・。
僕らの隊のM隊長が雨男なのではないかという噂がっ!!
確かに、30回中の1~2回の晴れキャンプの1回はM隊長が休みで、別の体調が代わりに来た時で、そのキャンプの時はずっと晴れだったことを今でも覚えています。
あの時の晴れキャンプの快適さといったら・・・。
靴や靴下が濡れることもなく・・・。
テントをたたむ時に汚れることもなく・・・。
帰り道で、寝袋が濡れて母親に怒られることもなく・・・。
僕達は明るい光のしたで存分にキャンプを楽しんだのでした☆
そんな、M隊長の雨男の疑惑が確信に変わり、そして伝説へと昇華した忘れられない瞬間がありました・・・。
動画撮ってたら、TV番組『ザ・ベストハウス123』バリに、「これだぁ~ワン・ツー・スリー」とか言ってるとこですよ!!
あれは、年に1回の2泊3日の九州キャンプのことでした・・・。
夏祭りにバザー店を出店してかき氷とかところてんを売りまくり、その資金を元手に愛媛から九州(どこだっけ?大分かな?)に2泊3日の旅行キャンプに出かけるという年に一度の超ビッグイベント!!
それが、九州キャンプでした♪
なぜかはっきりは覚えてないんですが、めちゃくちゃ楽しみだったことは覚えています。
ただ、これから話す場面はしっかりと脳裏に刻み込まれていて、その後も伝説として僕達の間で長らくネタになりました。
その年の九州キャンプは僕達のキャンプには珍しく晴れのキャンプでした。
太陽の光は燦々と降り注ぎ、僕たちをのびのびとキャンプをたのしんでいました。
夜はキャンプファイヤーをして『遠き山に日は落ちて』を歌い、肝試しをして雨にテントが濡れることなく(ビニールのカバーはありましたが)キャンプを楽しんでいました。
賢明な読者の皆様にはお分かりまもしれませんが、この時もちろんM隊長は不在でした。
用事があるとのことで、2日目からの合流になるとのことでした。
どこまでも明るく僕達を照らしていた陽光は、2日目に入って厚い叢雲に覆われていきました。
「もっと光を」
ゲーテの最期の言葉だと言われていますが、僕もそのとき時空も距離も超えてゲーテを同じ言葉を共有していました。
しかし。
ゲーテと僕の願いは天に聞き遂げられることはありませんでした。
空を覆う雲は暗さを増していき、湿気を含んだ大気が降雨の予兆を感じさせていました。
「あゝ」
僕は天を仰いで祈りました。
「あんなに楽しみにしていた九州キャンプなんです!!神様!!どうかどうか!!雨を降らさないでください!!」
その時。
僕の視界の隅に1人の男が現れました。
「おおおおおいいいいぃいぃぃ!!!!!」
満面の笑顔で、手を振るその男が現れたその瞬間・・・。
天は堪えていた涙を零すように、堰を切ったように地表に雨を降らせました。
それは、ただの雨ではありませんでした。
豪雨。
叩きつけるように雨は降り注ぎ、僕達は蜘蛛の子を散らすように逃げ惑いました。
激しい雨の中、M隊長は満面の笑みで歩き続けていました。
そして・・・。
M隊長の雨男が・・・。
生まれた!!
☆って、ブログでイジったけど、M隊長はめっちゃいい人!!☆
いや、マジだかんね!?
この『九州キャンプ豪雨事件』で僕達の間での『M隊長雨男伝説』は奇跡や神話の領域へと昇華されたのでした・・・。
どんだけやねん!!
でも、スカウト活動の引率と指導をしている隊長達はボランティアで活動していて、貴重な休みもスカウトの活動に使ってくれていて本当に頭が下がります。
また今度書きますが、長男もカブスカウトでお世話になりましたが、隊長さん達にはマジでリスペクトでした。
M隊長とは20年後とかにバッタリと地元に帰省した際に友達と寄った場末のスナックでお会いして昔話に花を咲かせましたが、子供達が楽しい想い出を作れるようにと考えてくださっていました。
「他にも色々必要な活動があるけど、やっぱりキャンプが一番楽しいだろ?だから活動のメインはなるべくキャンプにしてたんだよ。」
みたいな会話をして、めっちゃ感動しました。
大人になった今ならわかるけど、やっぱり愛媛の豊かな自然に触れながらキャンプして、みんなで笑いあった経験って僕の中でかけがえのない経験になっています。
隊長にまた会ったら伝えたい。
「でも、やっぱり雨男だよね!!」
って(笑)
「この野郎っ」て、あの頃みたいに小突かれるかなぁ(๑≧౪≦)