前回のあらすじ。
大学受験に落ちたぁぁぁぁあ。
んで、予備校に通うことになったっぺよ!!
んでもなぁ、愛媛にはいい予備校がながったがらぁ。
高知の寮に入ることになっだっぺ~~~。
奴(予備校の校長)は言った・・・。
「皆さん、浪人おめでとうございます!!」
おぃ。
オッサン、わかってんのかい?
そりゃ、イチバンいっちゃいけないやつだぜ?
この空気、どうすんだよぉ?
まぁ、大体予備校の入学式って何って感じですよね?
負け犬集めてコングッチュレーション?
そりゃ、どんなシチュエーション?
欺瞞だらけのイニシエーション?
それは、形だけのイミテーション?
これから始まる浪人生活!!たまり続けるフラストレーション!!
よろしくチェケラ!!
ドーン!!
おっと、思わず紡いじゃったyo!!
リリックが脳内に溢れて止まんないyo!!
才能って怖いze!!
凍りついた空気のまま、予備校の入学式はつつがなく進行した。
桜は咲いてるのに、メタファーとしてはもう散っている僕たちの物語はここらからスタートしました。
それから、予備校に移動してそれぞれのクラスに別れてホームルームが始まった。
そうなんですよ。
予備校にもクラスがあって、席替えとかもありました(笑)
なんだよ、その学校感!?
みんな、適当に座っていたが、僕の隣の席は空いていた。
コツコツ・・・。
靴音がが響いて彼が教室に入ってきた。
長髪に色白イケメンで、なんか高そうなシャツを着てる。
まるでフランスの貴族みたいなオーラを漂わせながら彼(A)は歩いてきて、僕の隣に座った。
な、何者だぁ~。
田舎のダサメンだった僕はなんだかビビリまくり。。
まぁ、みんな浪人生なんですね(笑)
ホームルームが終わり、席替えのくじ引きがありなんと僕はまた彼(A)の隣の席に。
なんたるディスティニー。
いや、可愛い女の子とのほうが良かったんだけどぉ~。
ここで舐められてはイカンと僕も平静を装ってAと会話しました。
僕「おおおおお、お洒落なシャツだねぇええええええ」
A「ありがとう。ポール・スミスだよ」
僕「おおおおおおお。知ってる知ってる。ビートルズの人だよねぇぇぇぇ」
A「それはポール・マッカートニー」
とまぁ、そんな感じで僕はスマートにAと親睦を深めていきました。
このAくんからは文学、音楽など色々と大きな影響を受けました。
彼がいなかったら、今の僕はなかったと思います。
いや、たいした「今」ではないんですが(笑)
Aは女子にもモテるし、自分の確固たるファッションとか、カルチャーがあって眩しかったですね。
何故か彼も僕のことを気に入ってくれて2人でカフェでずっと音楽と文学について語り合ったりして得難い時間を過ごしました。
あの頃、純文学に出会い、ロックもさらに深くすきになり、表現だったり芸術がもたらす素晴らしい何かを享受していました。
僕は、本当にダサくて、モテなくて、不器用な人間でしたがあの時代にAと過ごして感性的な刺激を受けた経験は僕にとって大きなものでした。
今回は割と、しんみりした内容になりましたが、次回はお下劣で笑えるやつを書きたいですw