昨日の深夜、サッカーで世界一のクラブチームを決めるクラブワールドカップの決勝戦がありました。
昔、トヨタカップの名目で南米と欧州の代表が対戦していた大会が、ここ数年はグレードアップして、各大陸の代表が総当たりする大会になっています。
欧州の代表チームにとっては、オマケタイトルみたいなもんだとは思いますが(^_^;)
欧州のチームにとっての最高峰はあくまでチャンピオンズリーグなのでしょう。
☆躍進リヴァプール☆
近年、リヴァプールの躍進が著しく、昨年はチャンピオンズリーグ優勝で、プレミアはマンCに引き続き2位。
今シーズンはプレミアリーグで独走状態です。
サラー、マネ、フィルミーノの3トップが注目されがちですが、各ポジションのバランスがよく、組織的です。
CBのヴァン・ダイクは高さあり、スピードもあり、昨シーズンは一度もドリブルで抜かれたことがなかったようです。
ブラジル代表キーパーのアリソンは、昨シーズンキーパーの最高優秀賞ヤシン賞を受賞しました。
右サイドバックのアレクサンダー・アーノルドはサイドバックとは思えないほどの高い精度のクロスが蹴れる超攻撃的なサイドバックで、左サイドバックのロバートソンもダイナミック攻め上がりが印象的です。
監督はユルゲン・クロップで、代名詞となったゲーゲンプレスからの高速カウンターを武器にチームを上手くまとめています。
2018-19 UEFAチャンピオンズリーグ優勝 リバプール全ゴール
今年はカタールで開催のクラブワールドカップ決勝。
キックオフは深夜の開催だったので、朝早起きして録画でTV観戦しました。
下馬評ではリヴァプールが有利とのことでしたが、南米のチームの方が概してモチベーションが高いですし、番狂わせも十分有りうるとのことでした。
また、気候の違いなどもあり、コンディションの調整が難しかったと思います。
現に、ヴァンダイクもコンディションを崩して、1試合欠場していました。
また欧州はシーズン途中での開催のため、リヴァプールは余計に調整が難しかったと思います。
キックオフ!!
試合は、序盤リヴァプールのペースで動きます。
1分DFライン裏にロブ気味のパスが入り、ブロックしながら抜け出したフィルミーノがシュートも枠を外れます。
4分にもアーノルドのパスからサラーが抜け出して、折り返しをケイタがシュート。
5分にアーノルドのミドルシュート。
序盤、フラメンゴのラインの裏を突いて、リヴァプールが立て続けに決定機を迎えますがゴールならず。
これ以降、徐々にフラメンゴが落ち着きを取り戻し、試合は膠着状態に。
リヴァプールの素早いプレスに最初は戸惑いがあったフラメンゴでしたが、徐々に個人技でプレスの網をかいくぐるようになります。
ただ、リヴァプールの守備も分厚く、なかなかフラメンゴも決定機を迎えることができません。
フラメンゴはちょっと押し上げのタイミングが遅い印象がありましたね。
リヴァプールもフィルミーノが中盤まで下がって起点になりますが、相手を崩すようなプレイに乏しくフラミンゴのDFを崩せません。
19分、フラメンゴのブルーノ・エンリケがパス交換からサイドを突破。これはDFに阻まれますが、ここから徐々にフラメンゴペースに。
22分、パスカットからブルーノ・エンリケが右サイドを突破。ドリブルがキレキレでした!!
25分、DFラインからのパスに抜け出したブルーノ・エンリケがシュート。ブルーノ・エンリケが鋭いドリブルでフラメンゴの攻撃を牽引します。
フラメンゴのサポーターは盛り上がりまくります!!
リヴァプールのプレスが掻い潜られて、フラメンゴがペースを握られてましたが、フラメンゴのパス回しも良かったですが、リヴァプールのプレスもいつもより鋭さに欠け、コンディション面からか運動量が少なかったように思います。
カタールのこの時期の気温が最高気温26℃ぐらいで、リヴァプールの最高気温が7℃ぐらい。
20℃近く気温が違いますね(^_^;)
これに湿度も加わるし、移動の疲れなどもあるので、コンディションの調整はかなり難しかったと思います。
31分、フラメンゴのガブリエルがワンツーの応酬でPA内に侵入し、シュート。南米らしいリズミカルなパスワークでした。
その後もフラメンゴが個人技と、細かいパスワークで波状攻撃。
自慢の3トップも沈黙していました。
44分、ガブリエルがDFの裏に抜け出すも、アリソンがPA内に飛び出しクリア。アリソン、さすがです。
ハーフタイム。後半開始!!
46分、ヘンダーソンのロブパスをフィルミーノが上手くコントロールしてボレーシュート。ポスト直撃!!惜しかった~。
49分、ファン・ダイクのロングボールからアーノルドが抜け出し、クロスからサラーがシュート。
後半の序盤はリヴァプールが畳み掛けますが、またペースは徐々にフラメンゴへ。
52分、ガブリエルが立て続けにシュート。アリソンがセーブ。ガブリエル、危険なストライカーですね。常にシュートを狙っていきます。
リヴァプールも負けじと58分にサラーが混戦からシュート。
激しいカウンターの応酬になります。
お互い、一歩も譲らず74分にはチェンバレンが負傷し、ララーナがイン。
リヴァプールは、中盤からチャンスを作り出すコンダクタータイプがいません。
しかし、80分あたりから地力の差が出始め、リヴァプールが攻勢を強めます。
80分、アーノルドがシュート。83分、アーノルド、ケイタと繋ぎ、サラーがシュート。
84分、カウンターからヘンダーソンがミドル。
サイドチェンジなど、長いボールを使ったダイナミックな攻撃にフラメンゴが上手く対応できなくなってきます。
91分、裏に抜けたマネを、ラフィーニャがPA付近で後ろからタックル。
一時PKの判定も、VARで判定が覆りノーファウルでした。
VARは賛否両論ありますが、勝敗に直結するシーンでも正しく判定することができ良いのではないかと思います。
後半終了。延長戦キックオフ!!
98分、自陣からのカウンター。ヘンダーソンが前線のマネにパスを送り、抜け出したマネが中央のフィルミーノにパス。フィルミーノが落ち着いて、シュート。
ゴーーーーール!!!!!!
このゴールが決勝点になり、リヴァプールが勝利しました!!
苦しみましたが、最終的には自力に勝るリヴァプールが勝利しました。
リヴァプール対フラメンゴ 1-0 | クラブワールドカップ決勝 (2019/12/22) リバプールが初のクラブ世界一に。欧州王者が延長戦の末に南米王者を下す【クラブW杯】
☆南野選手、リヴァプールに移籍決定!!☆
世界最強クラブになったリヴァプールになんと日本人選手が加入することになりました!!
これは、ビッグニュースですね!!
今シーズンは、中島がポルトに、堂安がPSVに、久保建英がレアル・マドリー(現在はマジョルカに移籍中)しましたが、それに続くビッグディールになりました。
チャンピオンズリーグでザルツブルクと対戦した時に強いインパクトを与えたようです。
運動量豊富で、ポリバレントで、得点感覚もある南野はリヴァプールにフィットするかもしれませんね。
ただ、前線はほぼ入り込む隙間がないような(^_^;)
もしかしたら、クロップは中盤での起用を考えているのかなと思います。
レギュラー奪取はハードルが高いですが、チャレンジして欲しいです。
チェンバレンも負傷したし、中盤でフィットすれば出番が回ってくるかもですね。
期待したいです!!
【ユルゲン・クロップを驚かせた試合】南野拓実 リヴァプール戦タッチ集 2019 HD 1080p