音楽を聴く時に、今の自分の気分にベストの音は何なのか悩んで、何回もCDを入れ替えたり、何を聴くのか考え込んでしまうことがあります。
なんか、バカみたいですが、今の自分が求めている音、気分にしっかりあう音楽があるはずなのに見つからないというのがとても歯がゆいのです。
季節、時間、天候によっても合う音楽が違ってくると思います。
まぁ、単純に夏のこと歌ってる曲を夏に聴くとか、この曲は夜っぽいとか朝っぽいとかそんな感じです。
DJをやってるせい(最近は、たまーにしかやってませんが)もあるかもしれませんが、そういう音楽のチョイスの仕方をするのがなんとなく好きなのです。
完全に自己満足の世界ですっ(^_^;)
本を読む時も季節を意識することがあります。例えば村上春樹だと『ノルウェイの森』は春のイメージで、『風の歌を聴け』は夏、『1973年のピンボール』は秋で、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は冬に読み返すことが多いです。
あとは、ワインも、夏は白ワインとスパークリングが飲みたくなるし、秋は軽めの赤ワインで、冬はフルボディの重めの赤ワインが飲みたくなります。
前置きが長くなりましたが、今日は教授の最高傑作とも言われている坂本 龍『Music For Yohji Yamamoto Collection 1995』の紹介をしたいと思います。
Music for Yohji Yamamoto Collection 1995 THE SHOW vol.7
- アーティスト: Ryuichi Sakamoto,坂本龍一
- 出版社/メーカー: アゲント・コンシピオ
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: CD
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Ryuichi Sakamoto - Music for Yohji Yamamoto (1995)
ヨウジ・ヤマモトのコレクションで使われた音楽らしいのですが、アンビエント+ピアノが果てしなく美しいです。
大学生の時に友達に教えてもらったのですが、以降ずっと好きな1枚です。
収録曲は「BRIDGE」1曲のみで、1曲が35分あります。
序盤、静かな立ち上がりでピアノと電子音が入り混じったアンビエントっぽい展開。
不協和音が多く不穏な感じがします。
7分頃からはピアノの音のみで繊細で美しい旋律が流れます。
同じメロディーの繰り返しですが、雨が降り注いでくるイメージがあります。
アンビエントっぽいパートと、ピアノの旋律のパートを繰り返しながら徐々に抑制から解き放たれるようにピアノの音色が力強く響いていきます。
ラスト付近の音の奔流とも言うべきピアノの音色が降り注いできます。
個人的には、雨の夜にピッタリの曲で、リビングで読書しながら聴いたりしてます(^-^)
オススメです♪