ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【雑記】ヒロ氏の休日♪EHMは今日も晴れ☆天気晴朗ナレド、物価高シ・・・。

☆たまにはフツーの日記っぽいやつを書いてみる☆

 

休日のヒロ氏の朝は、早い。

7時には飛び起きて、動き出します。

今日は、7:45までしっかり眠れました。

 

U-NEXTで欧州サッカーの、セルタ×バルセロナを観戦しつつ朝食を摂ります。

天気が良かったので、布団も干して、シーツも洗う。

朝のうちにランニングもしたかったので、試合を観ながらウォーミングアップ。

太ももの張りが気になり、入念にアップ。

 

シーツを干してから、サッカーは途中まで観て9時頃にランニングへ。

他の家族はようやく起きてきて朝食。

半袖で走り出すも、この日のEHMは最低気温5度で、まあまあ寒かったとですよ!!

しかし、天気は良いしそこそこ良いタイムで10キロラン終了しました。

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シャワーを浴びるついでにお風呂掃除のミッションもこなし、息子×2とランチ、ショッピングへ。

奥様はカットしに外出されました。

次男氏が焼き肉が食べたいと言うので「じゃんじゃか」へ。

3人で、6600円也。

たっかー(;^ω^)

物価高騰ヤバス。

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EHM最大のショッピングモール「エミフル松前」では、ブラックフライデーセールが開催中。

いっちょ服でも買うか!!って思っていたのですが、結局チーズケーキとワインを買って帰宅。

いや、食い物ばっかしか買ってないやんけ(笑)

本屋にも寄りましたが、この日は何も買わず。

 

こちらが、ねこねこチーズケーキでございます。

かわいいやんけ!!
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帰宅して、チョイ昼寝してから、コーヒー飲みながら読書タイム。

中村文則『私の消滅』を読んでます。

うん、暗い(笑)良く晴れた日曜日の午後にピッタリです(?)f:id:hiro0706chang:20241124195353j:image

 

その後、17時開始のジムの「BODY COMBAT」のレッスンへと向かう。

格闘技のエクササイズです。

少し前に行って、マシントレで上半身のトレーニングも行う。

でも、あんま筋肉つかないな~(;^ω^)

 

エクササイズ中に靴の底がベロっと剥けるアクシデントが。。

いや、ボンドで補強していたけど限界がありました(笑)

 

アクシデントがありつつもたっぷり汗を流しました。

アッパーの突き上げ方がだんだんいい感じになってきたっすなぁ。

スクワット多めで、太ももがヤバいことになりました(;^ω^)

 

シャワーを浴びて、帰宅。

奥様に作っていただいたビーフシチューを頂きました。

赤ワインは、フランスのラングドック、チョコレートムースっていうカベルネソーヴィニヨン100%の赤ワインです。

チョコレート、ブラックベリー、スパイスのニュアンスが感じられる濃厚なワインで、しっかりしたタンニンを楽しめます。

カルディで1400円で売ってますよ~。

寒くなってくると、濃厚な赤ワインが飲みたくなるっすなぁ。

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そんな或る地方都市在住の47歳のオッサンの、何の変哲もない休日の記録でした。

これからの時間は、サッカー観たり、本読んだりして過ごしたいと思います。

あと、ワイン飲み終わってワイングラスにビール注ぐと、種類によっていはまろやかになって美味しいんやで~♪

淡々と書きましたが、これ読んでて面白いのかな?(;^ω^)

現場からは以上です。

 

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【雑記】長男氏の修学旅行が豪華すぎてうらやま案件!!ついでにヒロ氏の修学旅行を振り返ってみた!!

☆私立高校に通う長男氏の修学旅行が豪華すぎて裏山鹿☆

 

ハロー、はてなブログ!!(ヒカキン風ヒロキン)

いやー、びっくりしましたよ。

何がって?

うちの長男氏(高校2年生)の修学旅行ですよ、あーた!!

 

私立高校に通っているんですがね、来週行く修学旅行のしおりを見ておったまげーですよ。

3泊4日らしいのですが、行先はTOKYOとYOKOHAMA!!

そーいや、僕も高校生の時の修学旅行は東京だったなとか思ってたら、なんと飛行機移動。

いやいやいやいやいやいやいやいや、俺らん時はBUSだったぜ!?

EHMからえっちらおっちらバス移動したんすよ?

なんなら、車酔いしたしさぁ。

それを飛行機ってマジかぁ。

 

1日目は、中華街、八景島シーパラダイスで、ホテルはなんか東京ドームの近くの良さげのとこで、夕食はすげえ豪華なバイキング。

2,3日目は東京ディズニーランド近くのヒルトンに連泊しやがって、TDRで1日豪遊。

最終日は豊洲、築地を回ってアフタヌーンクルーズ後に、お台場で浮かれて、最終便の飛行機で、ご帰宅あそばせる次第にございますよ?

クソがっ!!

俺も行きたいがなっ!!

ヒルトン泊まりたいがなっ!!

 

しかもさぁ~。

スマホ持って行っていいみたいだし、小遣いは上限なしだし、2,3日目は私服で出歩いてOKみたいだし、めっちゃええやん!!

 

そんなわけで、東京&横浜の方々は来週うちの息子が来襲するようですので、よろしくお願いします。

 

 

 

☆ヒロ氏の修学旅行の思い出☆

 

EHMの地方都市在住だったヒロ氏の修学旅行。

小学校が大分の別府で地獄を巡り、中学校で奈良の鹿と格闘し、高校で東京リベンジャーズが定番でした。

あゝ、思い出の修学旅行・・・。

 

さぞや、甘じょっぱい思い出がマイメモリーに残っているかと思い出してみましたが、ほとんどデリートされていました。

脳内のメモリーが3メガバイトぐらいしかないんすよ。

ファミコンレベルなんすよ。

誰か「ふっかつのじゅもん」を入れておくれやす。。

 

まあ、高校時代でも30年以上前になるんだし、しゃーないっすよね?

一番楽しかったのは中学生時代だった気がするけど、バスの中でビーバップハイスクール観てて、ホテルに着いたら男子が全員ヤンキー口調になってて受けた衝撃が1番の思い出でなんじゃこりゃ。

あと、夜に枕投げしたとか。

子供かっ(笑)

 

高校生の時はですね、バスの中でアカペラで尾崎豊『I LOVE YOU』をアカペラで歌ったら、めっちゃウケたのが一番の思い出っす。

いや、地味キャラだったんで、注目を浴びる機会が少なかったんすよ。

あと、東京タワーに行ったとか、渋谷に行ってみたけどそこまで面白くなかったとかですかね。

まさかその10年後にパリピと化して、毎週渋谷のクラブでダンシングオールナイトしているとは夢には思わず。

人生一寸先はダークネスですよ。

 

それどですね。

高速をバスで走っていた時に、なにかお城のような豪華な建物が見えました。

「うわー、すごいね!!めっちゃ豪華な建物があるよ!!さすが都会だね~。なんの建物だろうね?」と大声で言いました。

しかし、誰も反応せずにシーンと気まずい空気が流れました。

・・・?

おわかりいただけただろうか?

その建物とは、今思えばラブホテルでした。

いや、なんでこんなくだらないことしか覚えてないんだろう・・・。

 

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【映画・音楽】『メイキング・オブ・モータウン』~スティービー・ワンダー、ジャクソン5、マーヴィン・ゲイを輩出した伝説のレーベル!!~

1、作品の概要

 

『メイキング・オブ・モータウン』は、アメリカ・イギリスのドキュメンタリー映画

2019年に公開された。

上映時間は、112分。

モータウン創始者・ベリーゴーディーをはじめ、スティービー・ワンダーダイアナ・ロス、ジャクソン5、テンプテーションズマーヴィン・ゲイらが出演している。

MOTOWNレーベルの創設から、名曲誕生の裏話を交えて、いかにして世界を席巻するに至ったかについて語られた。

2024年11月現在、アマゾンプライムビデオで配信中。



 

2、あらすじ

 

MOTOWN創設者のベリー・ゴーディーを紆余曲折を経てレコード会社「MOTOWN」を設立する。

デトロイトの小さな一軒家を住居兼スタジオにして始まったMOTOWNに時代を変える才能が次々と集まり、レーベルはヒットソングを連発する。

スティービー・ワンダージャクソン5マーヴィン・ゲイシュープリームステンプテーションズ・・・。

やがて、彼らの音楽は黒人音楽という枠を超えて、世界中に届くようになる。


www.youtube.com

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

アマプラで、面白そうな映画を探していたらこの『メイキング・オブ・モータウン』を見つけました。

ソウル、ディスコのブラックミュージックと言えば、MOTOWNですよね。

レーベルのロゴ見るだけで嬉ションしちゃいそうなレベルで好きです。

Atlanticも好きですがね。

サルソウルレコードなんかも、レーベルロゴを見ただけで踊りだしたくなります(笑)

そんなMOTOWNのドキュメンタリーということで、興味をそそられて観てみました。

 

 

 

4、感想

 

MOTOWNの歴史と、社長や、プロデュースの話など、興味深い話が多くて面白かったですね。

ヒット曲が生まれた裏側の話とか、ジャクソン5で初めてマイケル・ジャクソンを発見したエピソードとか、11歳のスティービー・ワンダーが天才過ぎて、まさにワンダーな存在だったみたいなエピソードがてんこ盛りでヤバス。

テンプテーションズ、かっこよくて聴きなおしてみたいなとか、

シュープリームスも、ヒット出るまで苦労してたんやなとか、社長とダイアナ・ロスとの確執とか興味深いエピソードがてんこ盛りやったですね。

 

マーヴィン・ゲイの「ワッツ・ゴーイング・オン」がリリースされる時のエピソードなんかも面白かったですね~。

ソウル、ディスコ、ブラックミュージック好きな方は、音楽もたくさん流れるので楽しく観られると思います♪

 

 

 

5、終わりに

 

エディ・ケンドリックス好きな曲が何曲かあるのですが、テンプテーションズのボーカルだったと知らなかったりとか、いくつか「そうだったんだ」って思うところとかあって面白かったっす。

それと、全く何もないところから世界を変えるような大きなムーブメントを起こすような「アメリカンドリーム」の物語は胸が躍りました。

やっぱ、音楽×映画って僕的にはだいぶテッパンで、もれなく楽しめている気がします♪

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【雑記・お題】好きだった絵本について!!ぼくのすきなえほんはね。『地獄』だよ・・・。

今週のお題「絵本」☆

 

はいはい、みなさんご機嫌いかがでしょうか?

はてなブログさん、今週のお題はぁ~~~?

「絵本」ですっ!!

エロ本じゃないですよ?

たった1文字でエロい違い・・・、じゃなくてえらい違いなので要注意です。

ニホンゴムズカシイネ(定期)

 

ってなわけで、絵本なのですが最近は大人も読める絵本などもあって、子供のためのものだけでもなくなってきましたねぇ。

実際に今日紹介したようと思っている絵本のいくつかは大人も子供も楽しめる絵本だったりします。

まず、どうしても紹介しておきたい最恐の絵本がぁぁあぁぁあぁ!!!!!!

これだぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁqぁあxqqsぁqぁqq!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

ドンッ!!

 

 

 

 

 

『地獄』です(ニチャア)

 

 

 

この絵本はですねぇ。

その名の通り、地獄について書かれていて、主人公が死んで地獄に行くという話なのですが、もうね絵柄がリアルすぎてヤバい。

表紙でおわかりいただけたかと思います。

 

ヒロ家にもあったので、内容も写真で撮ろうかと思ったら、アプリがバグって動かなくなりました。

これも地獄の呪いでしょうか?

ちなみにこの絵本は、『東京タラレバ娘』『偽装不倫』『海月姫』の東村アキコ先生『ママはテンパリスト』という超笑える育児ギャグマンガで紹介されて話題になりました。

この漫画もめちゃおすすめですよ!!

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まともな親なら読ませるのを躊躇させるような陰惨な内容ですが、毒親のヒロ氏は息子達に地獄教育を施しました。

「悪いことをすると地獄に堕ちて、真っ逆さまに落ちてデザイア」「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」などと、水木しげる先生の「のんのんばあ」のように地獄や妖怪を用いて倫理観を植え付けようと試みました。

「早く寝ないと牛頭と馬頭が迎えに来るぞっ!!」って言うと効果てきめんでありました。

奪衣婆なる、三途の川を渡ったあとに服を剥ぎ取る鬼婆など、愉快な仲間たちがたくさん描かれているのでおすすめですよ!!

 

 

 

☆大人も楽しめる絵本☆

 

先日、谷川俊太郎さんがお亡くなりになりましたが、彼の関連の絵本も素敵な作品があります。

Xで、フォローさせていただいている方がポストしていたのですが、『クレーの絵本』とか、大学生の時に友達の部屋にあって何度も読みました。

パウル・クレーの絵と、谷川俊太郎さんの詩のコラボレーション。

 

ディジュリドゥのミュージシャンであり、交通事故がきっかけでサヴァン症候群となり、突然絵画の才能に目覚めたGOMAと、谷川俊太郎さんがコラボした『Monad』も良い絵本です。

GOMAさんの絵もめっちゃおすすめですよ~。

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葉祥明さんの『地雷ではなく花をください』も好きです。

葉祥明さんの絵も好きですし、平和への願いも感じます。

以前、葉祥明博物館にも行ったことがあります。

 

輪廻転生を繰り返す「生」をみつめた田口ランディの絵本。

「転生」は彼女らしいスピリチュアルな内容です。

 

 

 

☆子供の頃に読んだ絵本☆

 

子供の頃には、寝る前に絵本をよく読んでもらっていた気がします。

うちにあったのは、日本昔話とか、アンデルセンの童話とかスタンダードなものが多かったですね。

ただ、親父が「これからは英語が大事だ!!」とか言って、セサミストリートの絵本とカセットテープのセットを買ってくれたので、それをよく聴いてました。

その絵本とカセットテープがめっちゃ高額で、母親と揉めたと聞いたのは大人になってからでした。

 

でも、そのカセットテープのお陰で僕の英語力はめきめきと上達。

TOEICでは893点を獲得し、英検は1級どころか初段。

イギリスのハーバード大学に留年して、首席で卒業。

今は、グーグルで勤務できているのもあの時のセサミストリートの絵本のお陰、だったら父親も泣いて喜んだと思いますが・・・。

英語力は関係ない介護職員で、好きな英語はインザハウスです。

おあとがよろしいようで。

TOEICは5点刻みや!!っていうツッコミもお待ちしております。

 

そんなわけで、「今週のお題は絵本か~。絵本のネタとかそんなないなぁ・・・。パスかな?」とか思ったらまあまあネタありました。

特に『地獄』は衝撃的な内容なので、ぜひ一読くださいませ☆

 

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【本】三島由紀夫『金閣寺』~幼少期から繰り返された美との断絶、そして滅びによる同化~

1、作品の概要

 

金閣寺』は三島由紀夫の長編小説。

1956年に刊行された。

三島由紀夫の代表作で、世界的にも評価が高い作品。

新潮1956年1月~10月号に連載された。

文庫本で257ページ。

第8回読売文学賞を受賞。

2020年時点で361万部を記録している。

1950年に実際にあった「金閣寺放火事件」をモデルに描かれた作品。

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2、あらすじ

 

京都の北の地、僧侶の息子として生まれた「私」は、父親から繰り返し金閣寺の美しさを聞かされて育った。

身体も弱く、生まれつき吃音があった「私」は極度の引っ込み思案の持ち主として成長し、ほのかに想いを寄せていた有為子にも相手にされなかった。

病弱だった父の勧めで、「私」はやがて父の知人が住職を勤める金閣寺で徒弟として修行するようになる。

同じく徒弟として住み込みで修行していた純粋で明るい少年・鶴川のお陰で「私」も日々を穏やかに送っていた。

真面目な「私」は父の死後も住職から目をかけられて、大学に進学し、後継者と目されるまでに成長していく。

しかし、大学で内反足の障害を持つ柏木と出会い、彼のゆがんだ思想に触れるうちに堕落していく。

鶴川の死、女性を愛し抱こうとする時に金閣が目の前に立ち塞がることに絶望を感じた「私」は、やがてある計画を思い描くようになる・・・。

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ

 

20歳ぐらいの時に読んだ三島由紀夫の代表作。

27年ぶりに再読して観ました。

粗野な若者であった当時、美について語られる文学作品はとても新鮮で、観念的で読み取るのが難しい作品であったのですが、とても刺激を受けながら読み終えたのを覚えています。

「美は・・・美的なものはもう僕にとって怨敵なんだ」という「私」の言葉がとても衝撃的だったのを覚えています。

僕が「エロは・・・エロ的なものは僕にとって怨敵なんだ」っていうぐらいのインパクトだったかと思います。

 

少し前から、『金閣寺』を再読してみたいという思いはありましたが、何かしら覚悟というか、自分の中でタイミングが合うのを待っていました。

ちなみにこちらの年季が入った本は、実家の親父の蔵書からくすねたものです。

昭和53年刊行って、46年前ですね。

まだヒロ氏もよちよち歩きの1歳の頃でした。

左上に押された新潮の印鑑にも時代を感じますね~。

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4、感想(ネタバレあり)

①作品の背景

1950年7月2日に実際にあった「金閣寺放火事件」をもとに『金閣寺』は執筆されました。

この時に金閣寺は完全に消失していて、現在建っている金閣寺は1955年に再建された金閣寺Ⅱ世みたいですね。

いや、知らなんだ(;^ω^)

 

金閣寺放火事件」の犯人である林養賢。

三島由紀夫の『金閣寺』は、家庭環境、吃音を持っているということ、鹿苑寺の見習い僧侶であったところなど、実在の事件の設定をほぼそのまま使っています。

いや、パクリやん!!と思われたそこのアナタ。

昨今、小説家は現実にあった事柄をもとに物語を描いたりするものですし、この「金閣寺放火事件」は当時さまざまな話題となり、作家、批評家などが、なぜ林がこのような行為に至ったのかを論じていたようです。

 

様々な意見が飛び交った中で、三島由紀夫が『金閣寺』の中で事件への動機を語ったのは「自分の吃音や不幸な生い立ちに対して金閣における美の憧れと反感を抱いて放火した」というものでした。

林の中にあったであろう、屈折した想い、苦しみ。

それを三島由紀夫が自らの物語へと濾すことで、『金閣寺』という未曾有の文学作品が立ち上がったのだと思います。

 

②変遷していく金閣寺との関係性

「私」がいかにして金閣寺を焼くに至ったか?

三島は、吃音があるためコンプレックスを抱き、他者とうまく関われずに、心に暗いものを抱え込んでしまった「私」が、美しいものの象徴で憧れだった金閣寺に対してどのような想いを抱いていたのかを丹念に描写しています。

*小説の表現上、「私」が吃音があることでコンプレックスを抱いたと表現していますが、吃音があることで誰もがそんなコンプレックスを抱いて、暗い想いを抱えるというわけではないと思いますし、きちんと向き合って前向きに生きている方もいると僕は思います。

 

父親の影響で、まだ見ぬ金閣寺の美しさに胸をときめかせていた「私」は、実際の金閣寺に初めて対面し、イメージの金閣寺と実際の金閣寺にギャップを感じますが、徐々にその美しさの虜になっていきます。

そして、父親の死を契機に父親と交流があった鹿苑寺の住職のもとへ、徒弟として住み込むようになる。

ここは、とても運命的なくだりだと思います。

やがて金閣寺を焼く「私」の父親が鹿苑寺の住職で、父親が早逝したため、金閣寺のすぐそばに住み込むようになる。

破滅的な終末へと、一直線に線が引かれているように感じます。

 

興味深いのは私の中での金閣寺に対する想いの変遷です。

父親から金閣寺の美しさを伝え聞いているうちは、まだ見ぬ金閣時に対して憧れを抱き、「金閣のように美しい」などと見たこともないのに形容詞として使ってしまうほどに、金閣寺の美のイメージに耽溺していきます。

自分が美しくなく、吃音もあることで、この世の美しく明るいものから弾かれている。

そんな想いがより深い美への妄執を生んでいるように感じました。

 

このあたりの薄暗さ、村上春樹が「近代的自我」と語った日本の純文学の内的葛藤と煩悶が丹念に描かれています。

なぜ金閣寺を焼くに至ったのか?

なぜ焼かれるのが金閣寺でなければならなかったのか?

そこに至るまでの心理描写の奥深さは、人間の精神の歪みに対する三島由紀夫の鋭い視線を感じるような思いでした。

 

鹿苑寺で徒弟として住む込むようになって、「私」は金閣寺のすぐそばにいられることに喜びを感じ、心の中で金閣寺に向かって「何故それほど美しいのか、なぜ美しくあらねばならないのか、語っておくれ」と問いかけます。

そして、やがて戦争の火で焼かれて滅びゆくかもしれない金閣寺の存在を身近に感じさえしています。

ある意味、この時期が私と金閣寺にとって蜜月ともいえる時期だったのでしょう。

しかし、戦争と滅びの可能性が私と金閣寺を密に結び付けていた時期は、終戦とともに終わってしまいます。

金閣との、美との、断絶。

金閣と私の関係は絶たれたんだ』と私は考えた。『これで私と金閣とが同じ世界に住んでいるという夢想は崩れた。またもとの、もとよりももっと望みのない事態がはじまる。美がそこにおり、私はこちらにいるという事態。この世のつづくかあぎり変わらぬ事態・・・』

 

もしもこの時、空襲で金閣が焼かれていたら。

「私」はこのような断絶を感じることもなかったのでしょう。

中村文則が『遮光』で、主人公がどうしようもなく明るく温かいものから弾かれている感覚を描写していましたが、金閣寺でも「私」が決定的に美と隔たれている、焼けつくような強い絶望が描かれています。

 

憧れ、滅亡の予感から時には身近にさえ感じた金閣寺は、生き永らえることに永遠の美を体現し、「私」は断絶を感じます。

しかし、「私」が人生に触れようと(下宿の娘とイチャラブ)する時、忽然と現れて娘を拒み、「私」が人生へと、月並みな営みへと手を伸ばすのを妨げもしました。

「私」の疎外を取り消し、圧倒的な美と永遠で包むことで、人生を断念させた。

「そんな娘より、私の美のほうが圧倒的なんだからねっ」っていう、ツンデレ娘を思わずイメージしてしまいましたが、いったん拒んでおきながら肝心な時に邪魔するとか、どないやねんって感じです。

 

ただ、もちろん金閣寺が本当に現れたのではなく、「私」の中の美の象徴である金閣寺が、永遠とも言うべき美に触れる境遇にありながら、月並みな幸福を手に入れて「あちら側」に行ってしまうことを拒絶した。

自己の中の美なるものの規範ともいうべき存在の金閣寺が立ち現れたのは、そのような「私」の中の観念的な葛藤に原因があったのではないかと思います。

人並みに恋愛をして、女性と結ばれることを拒否する「私」の自我の象徴が、金閣寺であったとも言えるのかもしれません。

娘が金閣から拒まれた以上、私の人生も拒まれていた。隈なく美に包まれながら、人生へ手を伸ばすことがどうしてできよう。美の立場からしても、私に断念を要求する権利があったであろう。

 

金閣のせいで、自分は人生から隔てられ続ける。

憧れから始まって、断絶を経て、人生を断念させる障壁のような存在へと変化していった「私」の中の金閣寺

出奔して、世界の果てのような荒々しい日本海を眺めながら、彼が捉われた想念は衝撃的なものでした。

金閣を焼かねばならぬ』

それは青天の霹靂のように閃いたようにみえて、やはりどこか運命的でもあり、「私」と金閣寺との関係性の変遷の中で、滓のように少しずつ溜まっていったいった悪意が、意識の中で表面化し言語化してものであったのだと思います。

そうしてついに「私」はかつて憧れた美に対して、金閣寺に対して強い憎しみさえいだくようになります。

「美は・・・美的なものはもう僕にとって怨敵なんだ」

「私」と金閣寺の関係の変化を追っていくと、なぜ放火事件を起こすに至ったのかが伝わってくるように思います。

 

③鶴川と柏木

「私」の思想、情緒に大きな影響を与える2人の友人、鶴川と柏木。

対照的な2人ですが、2人との交流は「私」の精神に大きな影響を与えます。

この2人との交流の場面と、その影響が僕にとってとても興味深かったです。

 

鶴川は優しく繊細な感性を持った男で、鹿苑寺の徒弟として寝食を共にします。

「私」の吃りを馬鹿にせずに、受け入れる優しさ。

「私」の闇をも光へと転化させるような、純粋で明るい存在。

もしも彼が生きていたら、違った未来があったのではないかと思わせるような存在でした。

2人の交流の場面は読んでいてとても楽しかったですし、僕も過去の友人との交流を思い出しました。

青年の時期は交流する友人から受ける影響はとても大きく、時には人生の行く末すら左右してしまうものだと思います。

 

柏木はとてもトリッキーでアクの強い存在で、私と同じように障害(内翻足)を持ちながらも、不適で独自の思想を持っています。

どことなく太宰治人間失格』の堀木を思わせるような、斜に構えた不良な感じが魅力的です。

 

作品の後半で、実は鶴川と柏木が友人で、手紙をやり取りするような親密な仲だったというのは大きな驚きでした。

しかも、鶴川の死因が自殺であり、明るく陽の存在だと思っていた彼が実は心に暗いものを抱えて生きていた。

親友だと思った彼の内面を知り得なかった「私」の落胆と絶望はいかばかりか・・・。

そんな「私」に柏木が投げかけた言葉がこちら。

「どうだ。君の中で何かが壊れたろう。俺は友だちが壊れやすいものを抱いて生きているのを見るに耐えない。俺の親切は、ひたすらそれを壊すことだ」

いや、悪魔かお前は(笑)

光だと思っていた鶴川の心が暗く汚されていた。

そして、そのことを知り得なかった絶望がより強く破滅へと駆り立てたように思います。

 

④美とは?滅びの美学とは?

吃音を持って生まれてしまった自分と、美との隔たり。

それは、金閣寺と出会う前にも描写されています。

中学校に遊びに来ていた海軍兵士の刀に醜い傷をつけたこと。

美しいもの、自分とは隔てられた輝かしい何かに対して行う卑劣で暗い復讐。

思えば、この頃から「美」への復讐の芽が育っていたように思います。

のちの金閣寺放火にも繋がるような、象徴的なエピソードだったのではないでしょうか。

 

そして、有為子の存在。

何度も執拗なまでに出てくる、「私」がかつて淡い想いを寄せていた少女。

私を拒絶し、やがて死に至った。

「私」は有為子が死に滅びることで、彼女を手に入れることができたと妄信し、その幻影を追い続けます。

 

本来、あちら側にいて「私」が触れ得ない遠い存在だった有為子。

しかし、彼女が失われることで、「私」は永遠に彼女を手に入れることができる。

サイコパスの思考ですが、私はそのように考えた。

そして、女性の美の象徴的存在のように重ね続けたように感じました。

 

失われることで、永遠に対象を手に入れることができる。

滅することで、金閣寺を、美を永遠に手に入れることができる。

金閣寺を手に入れて、支配し、自らの人生を超越するには、認識では生ぬるく行為に至らなければならない。

金閣寺を焼かねばならぬ。

という、思考の変遷だったかのように思います。

 

幼少期から繰り返された、美との断絶、そして滅びによる同化。

それは、もちろん彼の精神の中での妄執であったに違いないのですが、まごうことなき真理でもあったのだと思います。

ですので、金閣寺を焼くという行為には、怨敵となった美への復讐という意味以外にも、滅びによって、金閣寺を、美を手に入れようとしたのではないかと思いました。

 

滅びることによってその本質を最大限に開花させるような美学。

しかし、「私」が生きようと思ったと綴る最後は、もはや眼前に広がる泥濘の中を歩き続けるような昏く救いがない人生をそれでも受け入れるような、決意のように感じました。

 

 

 

5、終わりに

 

いや、だいぶ今回の感想記事は難産でした。

読後1週間以上経ったかな?

なにか書きたいテーマが散らばりまくって、まとまらないし、書けば書くほど『金閣寺』の物語の本質から外れていくようで歯痒かったです。

また10年後ぐらいに読み返すとまた違った側面が見えたりするのかな?

 

硬質な文体で描かれている作品だけに、初読時の読みにくいイメージが残っていましたが、今回再読するに当たってはわりとするする読めました。

難解な文体で、「実は」平易な物語を描いているような印象すら受けました。

平易な文体で、難解な物語を描いている村上春樹とは対照的ですね。

文体が易しすぎると、物語が陳腐になってしまうことを恐れたゆえでの文体だったのでしょうか?

文章、文体と物語の相関関係って面白いですね。

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【サッカー】日本代表VS中国代表!!アジア最終予選年内最後の試合!!アウェイでの戦い!!

☆日本代表VS中国代表マッチプレビュー☆

 

アウェイのインドネシア戦も4-0で大勝した日本代表。

高温多湿な環境、激しい雨、熱狂的なインドネシアサポーターの応援などの逆境もありましたが、逞しく乗り越えてくれました!!

ちょっと良すぎて、W杯本番になる前に失速しないか心配になるぐらいですね(;^ω^)

いや、あるんすよね。

予選で絶好調だったチームが仕上がりが早すぎて本選で失速しちゃうことが。

98W杯のブラジルとか。

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インドネシアから中国に移動して、中3日での試合。

アウェイ2連戦ということで、なかなかにハードですね。

ホームでは7-0で大勝している中国ですが、油断はできません。

ラフプレーも怖いですしね~(;^ω^)

 

久保はおそらくスタメンだと思いますが、どんなメンバーで来るんだろ?

ガラッと入れ替えてもいいと思いますが、メディアはあまり変更がない予想でした。

前節でゴールの菅原は使って欲しい!!

あと、高井!!

どんなメンバーで来るかな?

本当に層が厚くなりましたね。

日本代表。

そして、今回のマッチデーの画像はこの人♪

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☆日本代表VS中国代表前半マッチレビュー☆

 

まずは、日本代表のスタメンがこちら。

前節のインドネシア戦から5名を入れ替えてきました。

両ウィングバックのランス兄弟こと、中村・伊東のコンビに期待ですね!!

クラブで連携が取れている選手をセットで使う起用は、定番ですがナイスです。

んー、高井~。

 

      小川

    

    南野  久保

中村          伊東

    田中  遠藤

 

  町田  板倉  瀬古  

 

      鈴木

 

前節お休みだった久保さんは、運動量豊富に日本代表の攻撃を牽引します。

テクニックと突破力はやはり異次元ですね。

しかし、中国DFに阻まれてほとんど決定的な形が作れませんでした。

 

お互いにほぼ決定機を作れずに、お互いの決定機を潰し合う典型的な塩試合の前半。

中国のラフプレーは、思ったほどじゃありませんでしたがやはりヒヤッとする場面もありました(;^ω^)

それほど決定的な場面を作れないまま得た前半39分のコーナーキック

久保のボールを小川がヘッドでゴーーーーーール!!!!!!!

日本1-0中国

値千金の先制ゴール!!

 

そしてアディショナルタイムに突入した51分には、CKから町田がすらしたボールを板倉がダイビングヘッドでゴール!!

日本2-0中国

いまいち崩しきれない展開でしたが、セットプレイから2ゴールを奪う上々の展開でした。

 

 

 

☆日本代表VS中国代表後半マッチレビュー☆

 

後半は選手交代なしでキックオフ。

すると3分に中国のリンがゴール!!

日本2-1中国。

 

1点差に追いつかれて苦しむ日本代表。

右サイドを久保とのワンツーで抜けだした伊東がクロスを上げて中央へ。

小川がヘッドで叩き込んでゴール!!

日本3-1中国。

 

中国も攻撃は仕掛けますが、日本のDF崩せずにそのままタイムアップ。

危うかったですが、とりあえずアウェイで勝利できたの大きかった思います!!

 

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【フィットネス】三豊市うらしまマラソン大会に出場してきました!!浦島太郎に遭遇し、ルフィに励まされながら、21キロを走りぬきました!!

☆愛媛マラソンに向けて、久万高原マラソン大会から3週間後にハーフを走る☆

 

激坂に苦しめられつつ、わりと手ごたえを感じた3週間前の久万高原マラソン大会からはや3週間。

今度は、11月17日の三豊市うらしまマラソン大会に出場してきました。

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ラソンを走る上で、僕にとって大きな問題になっている膝問題。

人より半月板が大きくて水が溜まりやすいみたいなことを病院でも言われました。

手術するなど以外は特に対処法がなく、ランニング中は常に膝のご機嫌を伺いながら走っています。

家にいる時は、奥様のご機嫌を常に伺い、走っているときは膝のご機嫌を常に伺わなければならない・・・。

しょっぱい人生ですね。

 

膝に関しては、僕の足が極度のO脚ということも良くないのかなと思います。

でも、まあ嘆いてもしょうがなし、クッション性の高いランニングシューズをチョイスして、新たに膝などを保護してくれる高性能なスポーツタイツを購入したり、アップ・ダウンのやりかたを見直したりと工夫をしています。

 

久万高原マラソン大会の時はほとんど膝の痛みがなかったのですが、次の日に痛みが強く出ました(;^ω^)

筋肉痛とかもですが、初老になると1~2日後に出たりするので辛いっすねぇ。

久万高原マラソン大会のあと、早く練習を再開せねばと謎のあせりを感じて、中2日でトレーニングを再開したのですが、これが良くなかったのかここ3週間はあっちゃこっちゃ痛くなったりしていました。

走りたいのに痛みで走れないっていうのはなかなかのストレスで、無理をしては痛めてしまう感じが悪循環でした(;^ω^)

 

あまり万全とは言えない状態で大会前日まで来てしまいましたが、月曜日に走ってから念のため走ることは一切していなかったので、日曜日にはいい状態になるよねと楽観的に思っていました。

そして、今日の朝6時に目覚めると、昨日全然痛くなかった左膝に痛みがありました。

いや、なんでやね~ん!!

 

 

 

☆初の県外遠征!!三豊へGO!!☆

 

とりあえず残ってたロキソプロフェンテープを左膝に貼って、そのまま走ることにしました。

いや、テンション下がるわ~。

ラソンを走る日の朝は、米をがっつり食べて、出走1時間前にゼリーを食べるのが僕の定番です。

ご飯を食べて車で三豊市へ。

 

ナビで調べたら、自宅から会場まで1時間半で到着するとのこと。

県外と言っても、三豊は愛媛よりなので近かったです。

高速をぶっ飛ばして、下道に降りてからはナビを頼りに会場に到着!!

おお、順調やんけ。

出走は10時だし、ゆっくり準備できるなと駐車場に向かったヒロ氏。

そこには、車の列が・・・。

なんじゃこりゃあ!!

 

駐車場が1か所なのと、三豊うらしまマラソン大会がわりと規模が大きいので、駐車場までが大渋滞。

やっと車を停めましたが、会場の詫間町弓道場までのシャトルバスにも長蛇の列が・・・。

まあ、時間もあるしアップがてら歩くか~、なんてのんきに歩いていたらがっつり20分ぐらいかかりました。

遠いわっ!!

アップで、もうあっぷあっぷやわ!!

 

しかも、目の前で手をつなぎながら歩いているカップルがいたので、イライラして危うく「はい、ごめんなさいよ」と真ん中を通り過ぎそうになりましたが、遠慮がちに外回りで追い越しました。

会場までの道のりで相当数の警察、消防関係者の方々を見かけて、なんと道路を封鎖して大会を行うことを知りました。

えっ、マジで!!

知らなんだわ。

なんかかっちょええやん。

そうなんです、今まで山の中とか、島とか、僻地で行われる小さな大会ばかり出ていたので、これだけ大規模に道路を封鎖して行われる大会は初めてだったのですよ。

 

左膝の謀反で、ちょっとテンションが下がっていたヒロ氏はにわかにやる気を出し始めました。

三豊市うらしまマラソン大会は、海岸通りを走る大会で、ほとんどアップダウンがないコースだと聞いていなので、2時間20分を切って、自己ベストタイムを虎視眈々と狙っていました。

会場でゼッケンをつけてアップ。

いや、めっちゃ人多い。

参加人数は合計でなんと1391人もいたみたいですね!!

ハーフだけでも803名。

 

なので、トイレは激混みでしたね。

仮設トイレも長蛇の列。

ちなみに、玉手箱の形をしたトイレがありました(笑)

三豊は、全国でたくさんある浦島太郎伝説が残る土地で、それゆえにうらしまマラソンと銘打っているようなのですね。

浦島太郎と、乙姫のコスプレをしているランナーを見かけましたが、コミュ障なので一緒に撮ってくださいの一言が言えませんでした。

 

なんやかんや、してたら整列の時間に。

えっ、もうっすか?

ちょっ、まだ膝がアレで・・・。

とか覚悟もないままに後ろのほうに並びました。

いやー、めっちゃ人がいましたね~。

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☆出走!!声援とおばあちゃんのチョコレートで力をもらって限界突破だぜ!!☆

 

大会が大きいわりに、わりとふわっとスタートして、「あっ、もう走っていいのかな?」って感じでスタートしました。

んで、人が多いんで全然進みませんがな(笑)

それでも、スタート地点付近は道路を2車線とも封鎖してコースを作っていて、走りやすかったですね。

道路の真ん中走ったった!!

きんもちいぃぃ!!

 

序盤で飛ばすと、hizaの反乱が起きるので序盤は抑え気味に。

とか言いつつ、2キロ目のタイムはキロ6分8秒と僕的にはハイペースに。

やっぱ、大会だとテンション上がってペース上がりがちなんすよね(笑)

 

沿道に多くの応援の方がいらっしゃって、とても力になりました。

みんな僕のことを応援している、と思い込めるメンタルの強さが僕の長所です。

ただ、5キロぐらいから問題の左膝がちょいちょい痛くなってきていました。

少しペースを落としつつ、キロ6分30秒のペースを目安に走り続けます。

最初の給水はスルーして、タイムを稼ぐ。

この日は、曇っていたのでそこそこ涼しかったです。

 

最初の折り返し地点を過ぎて走り続ける。

ちょいちょい抜かれましたが、タイムはそう悪くなかったので無理せずに自分のペースを維持しました。

この頃から空腹が襲ってきました。

しまった、朝食の量が少なかったのかな。。

友達がエイドとか、食べ物の補給の重要性を言っていましたが、栄養補給大事ですね(;^ω^)

 

三豊市うらしまマラソン大会では、ドリンクのみでエイドはなかたったのですが、沿道でおばあちゃんがチョコレートを配っていたので、ありがたく頂きました。

走りながら食べたチョコレートは、昔懐かしいおばあちゃんの味がしました。

トッポを配ってくれるおばちゃんもいましたので、トッポも頂き、咥えながら疾走しました。

いや、チョコのカロリーは偉大ですね!!

僕が完走できたのも、おばあちゃんと、おばちゃんのお陰だと思います。

この場を借りてお礼申し上げます。

 

スタート地点に戻ってようやく10キロ。

いよいよ左ひざのご機嫌が斜めってきていて、これまたラスト5キロぐらいでグダグダになるいつものやつちゃうん?って心配になりました。

「ねえ、ちょっとごめんって言ってるやん?機嫌直して?」って、付き合いたてのカップルみたいな感じで、脳内で膝に話しかけてみましたが、特に返事はありませんでした。

 

ただ痛みはありながらも、ペースはなんとか落とさずに目安のキロ6分半ペースを維持できていました。

1キロずつ積み上げるように走る。

賽の河原で石を積み上げる子供みたいな気持ちでした。

鬼が来て崩さなかったのは僥倖というべきでしょう。

このへんから歩いちゃっているランナーが増えてきました。

 

折り返し地点はなんか狭い山道に入っていって、近くに養豚場かなんかあるのか、めちゃくちゃな悪臭の中を走りました。

坂道だし、舗装もぼこぼこだし、今回1番の難所でしたね(;^ω^)

そして、実際にこのあたりの15キロ、16キロ地点のタイムが一番良くなくて、1キロ7分台を記録してしまっていました。

いつもならここからズルズルいくところですが、なるべく膝に負担がいかないようなフォームをこころがけながらなんとか元のペースへと戻りました。

 

後半はちょっとランナーズハイ状態というか、俺イケるんじゃね?状態でした。

ラスト3キロは応援もすごく力になりましたね~。

一礼して手を叩くリアクションで返していましたが、そうすると応援の方も喜んでさらに強く応援してくれるので、ワンチャン俺ってスターなんじゃ?って勘違いしていました。

膝は痛いものの、他はそれほど悪いところもなく、このあたりから序盤で抜かれたランナーに吠え面をかかすことにも成功しました。

ルフィの仮装をして走っている人からも励まされて力をもらいました。

僕も介護王を目指して、ありたっけの夢をかき集めようと思います。

 

ラスト1キロは走り終えたランナーも「もう少し!!頑張って!!」と声をかけてくれたりして、世界中のみんなが僕を応援してくれているような気分になって、愛媛が生んだ勘違い初老ランナーは最後の力と加齢臭を振り絞って疾走しました。

でも、翌日の膝のダメージを考慮して、ストライドをなるべく小さくして、回転を速める感じを意識して走りました。

最後の直線で「まだ足残ってる!!いけるよ!!」と言われて、「俺は競馬の競走馬じゃねえ!!」とか思いつつ、ピッチを上げてラストスパートしました。

走り終わったランナーの皆さんも応援してくれていて、いい雰囲気の中フィニッシュできました!!

膝、痛かったけど楽しかった!!

 

タイムもまんまと過去最速でゴールできました。

やったぜ~。

ハーフ男子659人中の433位。

エントリーだけして、走っていない人もいると思いますし、まだまだですが自分なりに楽しみながら頑張っていきたいと思います!!

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完走後は、ひとっ風呂浴びて帰ろうかなとか思ってましたが、疲れてたしうどん食ってそのまま帰りましたわ(;^ω^)

でも、三豊はいいところでしたし、来年は観光がてらもっとゆっくりしたいですね~。

とりあえず、今年はエントリーしている大会もないので、膝の痛みがひいたら練習で走る距離を伸ばしていきたいと思います。

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