ヒロの本棚

本、映画、音楽、写真などについて書きます!!

【フィットネス】コロナ禍で、筋肉被害!?コロナ太りを回避セヨ☆

新型コロナウィルスの被害が拡大しておりますね。

ここ愛媛でも、感染経路不明の感染者が増えつつあり、戦々恐々としております。

観光業、飲食業をはじめ様々な業種で影響が出て、医療職の皆さんや運送業の皆さんも感染の恐怖と戦いながら頑張ってくださっています。

 

いつになったら収束するのか?

なかなか出口の見えない戦いですが、STAY HOMEを楽しむ動きなんかも出ていてどんな状況でも工夫して楽しもうとする姿勢はよいなぁと思います(^O^)

 

僕も3密を避けるべく2ヶ月ほどジムを自粛したりでトレーニングができておりません。。

ジョギングしたりして、体重はなんとか増加しないようにしていますが、体脂肪率が上昇しているし、お腹も引き締まっていたのに少しふっくらしてきた気が(>_<)

筋肉被害ですね。。

 

アカン。

ブログ界の抱かれたい男(自称)NO.1のこの僕が・・・。

今年中にananの表紙をセミヌードで飾る(妄想)はずだったこの僕が・・・。

こんなことで良いのだろうか?いや、良くない!!(反語)

 

ってなわけで、こんな時はおうちde体幹レーニングしかないっしょ~。

 

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説明しよう!!

体幹レーニングとは!!

体の内側の筋肉、体幹=「インナーマッスル」を鍛えることができるトレーニングだ!!

体幹を鍛え上げることで、バランスの向上や、基礎代謝の向上、運動能力の向上、姿勢の矯正などの効果が期待できるのだ!!

お腹もへこむぞ!!

自重トレーニングで体への負担が少ないから子供でも大丈夫なんだ!!

良い子もマネしろよ!!

 

 

ってなやつです(笑)

ジムに通う前にやってたんですが、あっという間にお腹がへこむし、腰痛防止なんかにも効果がありましたよ。

最近は、あまりやっていなかったのですが、また本を引っ張り出してきました!!

 

僕が持っている本は、木場克己さんの「KOBA式体幹レーニング」の本で、木場さんはあのサッカー長友選手、レアル久保選手、レアルの下部組織の中井選手の体幹レーニングの指導をしているトレーナーなんですね~。

久保選手があの若さ、身長で大人の外国選手にも当たり負けせずに戦えているのはこの体幹レーニングに秘密があると言われています。

 


【KOBA☆トレ】久保建英選手の体幹トレーニングを体験したらやばすぎた、、、、#コバトレ#チューブトレーニング#体幹トレーニング#久保建英#木場克己

 


あさチャン! 今話題のKOBAトレ

 

ボルダリングも効果的に体幹を鍛えることができますが、体幹レーニングは自重で道具なしでできるものも多いのでお手軽です。

1日30分続けるだけで1ヶ月ぐらいで体型が変わってきますよ♪

体幹力を上げるコアトレーニング

体幹力を上げるコアトレーニング

 

↑僕が使っている本はコチラ

 

しばらくジムにも行けないし、僕も久々に体幹レーニングガッツリやってみようと思います!!

明日から!!

明日やろうは、馬鹿野郎・・・。

おあとがよろしいようで(^-^;

 

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【雑記】SHANTI~サンスクリット語で戦争の対義語。憎悪のない感情、友愛~

新型コロナウィルスの流行で経済も、人々の生活も世界レベルでブッ壊れまくっています。

んー、まさかこれほどまでの被害になるとは思いもよらず(^-^;

リーマンの時のように金融だけではなく、実態経済、生活レベルにまで深い影響とダメージを世界規模で与えています。

 

ただ、もうこれは歴史的な出来事で逃れようのない大きな渦に飲み込まれているようなもので・・・。

どうしようも抗えないですね。

 

まぁ、これも今のところ大きな経済的損失とか、身内に感染者、死亡者が出ていないからかもしれませんが。

それでも、最大限の危機感を持って、事の成り行きを見守っています。

仕事も介護、医療系分野のなのでもし感染したらと思うと・・・。

寒気が走ります。

 

医療系、運送業などをはじめ様々な仕事をしながら人々の生活と健康を維持するためにリスクを侵しながら働いている方々がいます。

本当に頭が下がります。

 

簡単には収束しない状況かもしれませんが、今は皆で力を合わせて乗り切る時。

一部では、利己的な行動の報道もありますが、元々日本人のメンタリティーはお互い助け合って、貧しくても美しく生きられる国民のはず。

どうか、もう一度日本人らしくこの苦境を乗り切るべく考えて、襟を正していきましょう!!

もちろん僕も、そうします!!

 

さて、僕は無宗教ですが、よい言葉があるので皆さんにお伝えしたいです。

サンスクリット語「SHANTI(シャンティ)」という言葉です。

平和、安らぎ、平穏などの意味で僕の好きな言葉です。

言葉の響きも良いですね。

 

過去にトランス系のイベントで東京湾岸の島でやってたトランスのパーティー「SHANTI」ってのもありましたが。

うん、一回行ってみたかったかな。

 

いろいろありますが、SHANTIで生きましょう。

どうか、心穏やかに♪

 

 

 

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【映画】楽園

1、作品の概要

 

吉田修一の短編小説『犯罪小説集』の中から、「青田Y字路」、「万屋善次郎」の2作をリメイクしてひとつの話にまとめた映画。

同じ街で起きた二つの事件を描く。

2019年10月公開。

監督は、瀬々敬久

 

12年前の未解決幼女誘拐事件の容疑者の青年を綾野剛、その事件で心に傷を負った少女を杉咲花、故郷の限界集落で養蜂家として暮らす男性を佐藤浩市が演じる

 

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2、あらすじ

 

とある過疎地の村で、小学生の女の子が誘拐されて行方不明になる事件が起こる。

事件は未解決のまま、川から女の子のランドセルだけが見つかった。

一緒に下校していた紡(杉咲花)は、Y字路で彼女を見送った最後の目撃者となり、被害者の祖父から非難されて心に傷を持ちながら生きるようになる。

 

12年後、紡はひょんなことから知り合った豪士(綾野剛)と心を通わせ、彼女が笛を演奏する祭りを観てもらう約束をするが、村の住民から誘拐事件の犯人と疑われて焼身自殺をしてしまう。

 

時は流れて、東京の青果市場で働く紡に母からメールが届き地元の祭りに参加することになる。

祭りの場で、幼馴染の広呂(村上虹郎)に強引に言い寄られるが善次郎(佐藤浩市)が通りかかり事なきを得、豪士の死の真相を知る。

 

逃げるように東京に戻った紡に職場に広呂が現れて、同じ職場で働き出したことを告げる。

以前から、想いを寄せられて辟易していた紡だったが、広呂の明るさに少しずつ心を開いていくようになるが、広呂は重い病気にかかり入院してしまう。

 

その頃、村では養蜂家として生計を立てながら、村人から万屋として頼りにされていた善次郎。

区長の娘で未亡人の久子とも親しくなり距離を縮めていくが、行き違いから村八分にされてしまう。

追い詰められた善次郎は、徐々に精神を蝕まれて・・・。

そして、紡は帰郷して豪士母と会う。

 

闇に葬られた誘拐事件の真相は?

紡は痛みを超えて、未来を生きることができるのか?

 


映画『楽園』本予告/綾野剛・杉咲花・佐藤浩市/衝撃のサスペンス大作

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ

 

原作は未読でしたが、綾野剛、わりと好きだしなんとなく面白そうだなーって軽い感じでDVDをレンタルしました。

音楽も映像も綺麗で、作品のテーマは重いですが美しい映画だと思いました。

原作も読んでみたいですね。

犯罪小説集 (角川文庫)

犯罪小説集 (角川文庫)

  • 作者:吉田 修一
  • 発売日: 2018/11/22
  • メディア: 文庫
 

 

 

4、感想・書評(ネタバレ)

 

信じた人は殺人犯なのかー?というキャッチコピー通り、もっとサスペンス色が強い映画なのかなと思いましたが、生き方とか、ヒューマンドラマ要素の強い映画でした。

 

同じ村を舞台にした2つの事件。

痛みを抱えながら前に進みたくてもがく紡と、裏切りによって心を病み過去を抱えて1人で生きていくこうとする善次郎。

この2人の生き方の違いが光と闇のコントラストを描き出します。

 

最初は何故元々2つだった物語が一つになって映画になったのか、単純に尺の問題なのかなと思ってましたが、映画を観終わって感想を書きながら、この2人の生き方を対比させる狙いがあったのかな、と思い当たりました。

 

紡は過去に起こった誘拐事件についての罪悪感、心の傷を抱えて生きています。

「私が幸せになっていいのかな・・・」というセリフから感じられるように、最後の目撃者だったことで被害者の家族から責められていることもあって、理不尽ながらもどこか後暗い気持ちを覚えながら日々を生きています。

 

東京に出たあとも、友達も恋人も作らずに、楽しみもなくただただ生き抜く日々。

親からも、「何を考えているかわからない」という有様です。

でも、一緒に帰っていた同級生が行方不明になって、その家族からも責められるという体験を幼い頃にして、罪悪感を抱えずに生きていけるのでしょうか?

しかも、紡は被害者の女の子が遊びに誘ったのを無下に断ったあとの事件だったので、後悔の念はひとしおだったのだと思います。

 

しかし、豪士に出会って少しずつ心を開いていく中で、彼も疑惑の中命を落とします。

豪士もどこかに行きたいと思ったことはある?という問いに「どこに行っても同じ」と答えたように、自分の国籍や、それによる差別、母親との関係など様々なことで悩みを抱えています。

生きづらさや、惨めな気持ちに打ちのめされるような過去の経験にも苛まされています。

このあたりの綾野剛の演技はリアリティがあります。

さすがですね。

 

同類愛憐れむではないですが、傷を持つもの同士が寄り添う心理だったのでしょうか?

2人は次第にひかれ合っていたのですが・・・。

 

シミックな生き方をして、おそらくこの世が楽園ではなかった豪士。

病を得て、5年後生存率が50%と言われながらも、この世は楽園だと言う広呂。

この2人もまた、対照的な生き方をしている2人で、紡はそれぞれに惹かれながら過去の体験を乗り越えるための力を得ていくように思います。

 

自分の中にある課題や、トラウマなどとても個人的な心の問題を乗り越えるために何が必要か?誰かが助けてくれるのか?

最後に乗り越えるのは自分1人かもしれませんが、触媒になってくれる存在、支えになってくれる存在なら身近にいるのかもしれません。

事をなすのはたとえ1人でも、その行いにたどり着くまでにたくさんの人の心の力を借りていることもあるのではないかなと思います。

 

ラストシーンの紡の心の叫びは圧巻でした。

長年心に積もり積もった鬱憤が一気に炸裂した瞬間。

贖罪、赦しなどありますが、いつまでも過去にとらわれて生きてはいけない。

紡にとって前に向かって踏み出すための一歩であり、産声のような命の奥底から絞り出されるような本能的な叫びであったのではないかと思います。

杉咲花の演技も良かったと思います。

 

対して、善次郎は器用にうまくやっていたように思えていたのに暗転。

久子が彼のことを案じてくれているのも振り払って、自分の過去に浸り現実から逃げ続けます。

彼の死んだ両親、死んだ妻との思い出を反芻して精神にも異常をきたし始めます。

マネキンに亡き妻の服を着せて屋外に並べたりして、未来や現実を見ることができず、やがて破滅的な連続殺人事件を起こしてしまいます。

 

事件をキッカケに心に闇を抱えながらも、未来に向かって前を向いて生きていった紡とは本当に対照的です。

この世は楽園でしょうか?

生まれてきた意味は?

やり直したい過去は?

 

この世界が楽園じゃなくても先に進んでいく。

ポジティブかネガティブかの聞き飽きた単純な二元論ではなく、苦しみだったり、過去の昇華できない想いも、まとめて抱えて生きるしかないのだと思います。

だって、それが生きるということだから。

この世が楽園じゃなくたっていい。

そんなことどうでもいい。

だって生まれたから。

この世に生まれたんだから。

 

そんな紡の叫びが聞こえたように思えた映画でした。

 

 

 

5、終わりに

 

毎度のことながら、とても的はずれなことを言っている気がしてならないのですが(笑)

僕はこう感じたということで(ーー;)

でも、ここ最近の小説、映画は「生きにくさ」を扱った作品が多いように思います。

そういう時代なのでしょうね。

 

重松清さんが赦し赦される3部作的な「かあちゃん」「カシオペアの丘で」「十字架」の3作を書かれましたが、どれも重く人生の深淵をえぐりとるような凄まじい作品でした。

楽園に流れる空気もこの3作と共通したものを感じました。

過去に起こってしまった取り返しのつかない過失、罪、偽り・・・。

そして、そこから再生して生きていくことができるのか?

重いテーマですが、そういった作品も世の中に必要なのだと思います。

 

ああ、重松清さん好きなのに一作も書評書いてないことに今気づきました(ーー;)

平野啓一郎も、宮本輝も。。

いやー、キリがないなぁ。

ゆっくりマイペースに書いていきます。。

 

今、また新型コロナウィルスの影響もあり、近年稀にみるほど厳しく、先の見えない世の中になっていっています。

これから、人心も荒れ辛い時期が続くかもしれませんが、生き延びていきましょう!!

 

あと、ZOOM飲み会とかやってみたいですね。

ブログじゃなくて、ツイッターのほうが良いのかな?

この時期だからこそ、何か楽しいことやりたいですね~。

音楽系の配信もやれたらと思うのですが、安倍さんがお小遣いくれたらやろうかな(笑)

 

 

 

 

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【漫画】アニメdeキングダム!!秦国に滅亡の危機が迫る合従軍編!!第三期絶賛放送中!!

ちょっと前に実写映画のキングダムを紹介しましたが、今回はNHKでやってるアニメのキングダムの紹介です。

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

4月スタートのキングダムのアニメは現在3期で、今回は合従軍編です。

キングダム史上激アツなエピソード!!

今、2話放送してますが、初っ端から激アツです!!

 

 


5分でわかる!TVアニメ「キングダム」合従軍編

 

 

ってなわけで、盛り上がりまくりなんですよ~。

キングダム史上、最大のスケール。

見なきゃハドソンですよー。

 信と、飛信隊の成長と、秦王政の進化が見られるこのアニメはドーンメセッですよー。

 

今回は原作の25巻から33巻までのエピソードで、秦に対してなんと他の6国が共謀して一斉に攻めてくるという驚愕のエピソードになります!!

趙の三大天の李牧が大将になり、合従軍を起こして突然6国が攻めてくるんですよ。。

そんなん勝てるけないやん(>_<)

 

とてつもない絶望感の中、必死に勝機を探しながら国の存亡をかけて戦う秦の将軍と軍師たちの戦いがアツいです!!

そして、秦王政にも大きな見せ場があり、信もあの宿敵と再びあいまみえます!!

日曜日の夜はキングダムですよ!!

僕も子供達と観てます。

 

キングダム 57 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 57 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者:原 泰久
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: コミック
 

 

そして、OPをBISHが担当してます。

めっちゃカッコイイOPになってますよ~。


BiSH/TOMORROW アニメキングダム主題歌

 

 

 

そして、キングダムのあとには秋から進撃の巨人ファイナルシーズンも始まります!!

NHKのアニメ、激アツです!!

楽しみだなぁ~。


【告知映像】TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season NHK総合にて2020年秋 放送予定

 

 

 

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【音楽】1997年のレディオヘッド♪『OK Computer』と僕。赤坂ブリッツのライヴでぶっ飛ばされた話。

えー、大好きなUKのロックバンド『RADIOHEAD』についてです。

最近はそこまで聴いてないのですが、大学時代に一番好きなバンドでした。

こちらでも触れましたが、この頃はUKロックにめっちゃハマってましたね。

 

RADIOHEADの魅力は内省的でシニカルな詩に、繊細で電子音なども使った多彩なサウンド、トムヨークのファルセットを多用した独特のボーカルが魅力です。

ロックではありますが、オルタナっぽいサウンドでストレートでノリの良いロックがお好きな人からは「暗い」とか敬遠されそうな感じもありますね(ーー;)

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

1stアルバムの『パブロハニー』に収録されている『クリープ』が大ヒットして、その頃はグランジロックの後継者みたいな扱いをされましたが、セカンドアルバム以降は実験的なサウンド

独自の世界観を打ち出していきます。

僕は、2nd『ザ・ベンズ』、3rd『OKコンピューター』、4th『キッドA』あたりがめちゃくちゃ好きで、レディオヘッドならではのサウンド、世界観に圧倒されました。

中でも、1997年発売の『OKコンピューター』はめちゃくちゃ好きで繰り返し聴いていました。

 

 

 

ジャケのアートワークもスゴイ好きだったな~。

アルバム1曲目に収録されている『AIRBAG』

ギターのリフが荘厳でまるで交響曲のようです。

浮遊感があってとても不思議なサウンドです。


Radiohead - Airbag @ Glastonbury 2017

 

 

 

2曲目収録の『パラノイド・アンドロイド』は何度も転調を繰り返しながら展開していく長い曲で、複数の曲をまとめたような不思議な作りになってます。

とても実験的で野心的な曲で、僕も初めて聴いた時は「なんじゃこりゃ!?」ってなりました。


Radiohead - Paranoid Android | Live at Glastonbury 2003 (HQ)

 

 

 

4曲目収録『エグジット・ミュージック』は映画『ロミオ&ジュリエット』で使われました。

若き日のディカプリオとクレア・デーンズがナイスカップルです。

ジュリエットが自殺する場面にインスパイアされた曲です。

暗いですが、好きです(笑)


Radiohead - Exit Music (For A Film) lyrics

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

10曲目の『ノー・サプライゼス』ですが、この美しく、キラキラした曲にもトムのアイロニーがたっぷり込められています(笑)


Radiohead - No Surprises

 

 

 

そんで、1997年に観た赤坂ブリッツのライヴ。

後年に千葉の幕張メッセのライヴにも行きましたが、ブリッツのオールスタンディングの狭めのハコでやった時とはやっぱり迫力が違いましたね。

 

友達と2人で行ったのですが、メンバーが出てきてギターのノイズ音が『エアー・バッグ』のイントロに変わった瞬間、暴動が起きたみたいに前に殺到する群衆に飲み込まれて散り散りになりました。

 

小惑星の爆発みたいなサウンド

うねるグルーヴ。

もうトリハダ立ちまくり。

今だにあの衝撃は忘れません。

その後、物販でツアーTシャツを買ったのも良い思い出です(笑)

 

 

 

画像は、『OKコンピューター』が何故か見当たらなかったので、『KID A』ですw

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【雑記・お題】ワイの部屋大公開♪ちょっとだけよ~ん。やっぱり椅子が好き☆

今週のお題「わたしの部屋」

 

ははい。

ってなわけで、お部屋大公開でござんす。

お題、久々ですね~。

 

 

 

ちょっとだけ、み・せ・て・ア・ゲ・ル♡

 

 

 

 

 

 

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村上春樹の『騎士団長殺し』発売記念にシャンパンと生ハムでお祝いしながら部屋にて読書♪

飲みすぎて、100ページぐらいしか読めず。

これぞ本末転倒ナリ。。

 

 


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物欲があんまりない僕の唯一の宝物♪

ヤコブセンのエッグチェアの赤!!

コレを手に入れるのが夢でした!!

もちろんリプロダクトですが(笑)

黒のタイルに映えます♪

 

それと、マリメッコのファブリックと、ライトがお気に入りです☆

あとは、ほとんど何も置いてないですね。

まぁ、部屋というか寝室なんでシンプルなもんですよ。

 

 

 

以上です。

 

 

 

えっ。

終わりですが何か?

結局ただの椅子自慢になりましたね(笑)

 

でも、大体リビングに生息しているので、自室にいるのは寝る時ぐらいですかね~。

しばらくは、STAY HOMEな日々になりそうなので、お部屋でおこもりが多くなりそうですね(^O^)

 

 

 

 

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【本】川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』~どうして真夜中には光しかないのですか~

 

1、作品の概要

 

川上未映子の4作目の長編。

2011年刊行。

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2、あらすじ

 

入江冬子は、フリーで校閲をして生計を立てている30代の独身女性。

これといった趣味もなく、人と繋がることも苦手でひっそりと日々を暮らしていた。

唯一、友人と呼べそうな人間は、仕事仲間で冬子とは反対に美人で主張が強い聖だけだった。

ほとんど、恋という恋も経験していなかった冬子だったが、偶然出会った三束さんに惹かれて彼との逢瀬の時間をたまらなく大切なものにかんじるようになる。

恋というにはあまりにひそやかな冬子の想いはどこにたどり着くのだろうか。

 

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

 

 

 

3、この作品に対する思い入れ

 

ヘヴンに続き、僕が読んだ2作目の川上未映子さんの作品になります。

タイトルがとてもよいですね。

すべて真夜中の恋人たち。

なんだかわかるようなわかんないような言葉(笑)

 

彼女の小説の主人公って決してメインストリームにいる人間ではなくて、とても頼りない存在なんだけれど、何だかとても必死で心の奥底で何かを探し続けて、求め続けているような印象があります。

時にとても痛々しいのだけど、繊細な感性によって描き出されたこの作品はまた僕にとって特別な作品になりました。

 

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

 

4、感想・書評(ネタバレあり)

 

①自分の気持ちがわからずに自発的に行動できない冬子。

ツィッターや、ブログで書評などを見かけて気になっていた作品なのですが、通常の恋愛小説ってもう少し、劇的な展開があったりするのだと思いますが、主人公の冬子はどこまでも地味で恋愛経験自体皆無といってよい存在です。

 

彼女自身、色々と日々感じるかことはあるのですが、それをオンタイムで表現することが苦手で自分の殻に篭ってしまいがちです。

少し共感できる部分があるのですが、僕も何かしら起こった出来事に対して即時に言葉にして表現することが上手くいかない時があって時間をおいて考え直したり、文章にしたりするほうがより正確に自分の想いを表現できると感じることがあります。

 

そういった意味では、冬子は世間一般の人間とは違う時間軸の中で生きている人間であり、何かを表現したり理解した入りするのに時間がかかるタイプなのではないかと思います。

でも、世間一般では自分の意志をオンタイムではっきり伝えて、しっかりと自分を表現できる人間のほうが「個性的」で「しっかりしている」と理解されることが多いのではないでしょうか?

そうすることで、もしかしたら自分の気持ちや感じていたことの本質と乖離していっても、わかりやすく表現できる人間のほうがわかりやすいし、受け入れやすいのでしょう。

 

そいういった部分を抜きにしても、最初に勤めていた会社で飲み会などを断ったりしていくうちに孤立していき、居心地の悪い思いをするようになり、「何を楽しみに生きているのか」と揶揄されるようになります。

自己主張が弱く、何を考えているかわからない存在は、集団に置いて迫害されやすいですね。

冬子もそういうタイプで、会社に居心地が悪くなったところで、縁があり校閲の仕事で独立します。

 

 

②冬子と対照的な聖。聖は冬子に対して何を求めていたのか?

聖は冬子とは対照的なタイプで自分の言いたいことははっきり言うし、自分に自信があって、才色兼備な女性です。

恋愛に関しても奔放で、色んな男性と深入りせずに付き合っているような感じです。

 

仕事に対しても完璧主義で、相手にも高いレベルを求める聖は、冬子のコツコツとプロフェッショナルに仕事をこなす姿勢に好感を覚えて仕事上の付き合いだけではなく、プライベートでも距離を縮めていきます。

 

暗くて地味に見える冬子と、明るく華やかな聖。

一見するとちぐはぐな2人ですが、色々と色眼鏡で見られる存在であったのだろう聖にとって、フラットな目線で接してくれて、いつも自然体の冬子の存在は眩しく見えたのではないでしょうか。

それと、恭子さんが言った通り、自分の承認欲求を満たすために自分の存在を損得なしで肯定してくれる冬子は聖にとって段々と大きな存在になっていったのではないでしょうか?

 

終盤、三束さんとのデートの後で冬子に浴びせた罵詈雑言は読んでいて胸が痛くなりそうだした。

冬子の痛みもそうだし、そんなふうに言ってしまってこれまで何度も人間関係を壊してきていた聖の生きにくさみたいなものも伝わってきました。

冬子が自分から離れて言っていると感じて、存在の大きさに気付いて待ち伏せをしたり、付き合い方とか距離感の取り方が上手じゃないのでしょう。

 

冬子は聖の言うことを正面から受けとめて、三束さんへの想いと綯交ぜになって泣き出してしまいます。

あくまで、素直でピュアな冬子をみて聖も我に返って自分の気持ちを吐露します。

この時、初めて2人は腹の底を割って友達になれたのではないでしょうか?

 

女性同士の友情って、男性同士のそれと比べると複雑だし、いろいろと打算もあるように思える時もありますが、とても繊細で繋がりが強いように思えます。

江國香織さんとかそのあたりの繊細な関係を書くのが上手だと思いますが、僕は女性同士の繊細な友情を描いた作品が好きです。

 

この作品は、冬子と三束さんのひそやかな恋愛の他に、冬子と聖の友情も大事な要素なのだと思います。

 

 

③三束さんと出会って。光について。

学生時代も含めて恋愛経験がほぼ皆無な冬子。

高校生時代に少し仲良くなった水野くんと流れから体の関係をもってしまいますが、逆に言動を軽蔑されてしまいそれきりの関係になってしまいます。

それ以来、誰とも 深く関わらずに生きてきた冬子でしたが、偶然出会った三束さんに惹かれて、いつもの喫茶店で逢瀬を繰り返すようになりました。

 

2人の逢瀬の場面がとても好きで、まるで世界に2人しかいないような閉じられた空間の中で会話をかわして少しずつ距離を縮めていきます。

でも、恋愛というにはとてもプラトニックだし、静かでひそやかな感情が2人の間を流れていきます。

三束さんは、とても知的で物静かで包容力がある男性のように思えます。

 

会話も物理やクラシック音楽についてなど、あまり色気があるものとは言えずとても不思議な感じがします。

最後の場面で2人で食事に行きますが、それまでお互い喫茶店以外出かけたこともなく、お互い一定の距離を取りながら慎重に関わっているように思えます。

まるで臆病な2匹の野生動物のように。

 

冬子はそれまでの人生で何も選ばず、求めず空っぽのようにように生きてきて、三束さんもおそらく何かを抱えて生きてきたのでしょう。

高校の教師と嘘をついていたことなどの心苦しさもあったのでしょう。

全ては語られませんが、最後に冬子に出した手紙からそのことが伺えます。

 

2人の間では光についての話が度々出て、冬子は毎年誕生日に光にあふれた真夜中を散歩し、いつか誰かとその夜の中を歩きたいと願っていることを窺わせます。

昼の明るい光の中では目立たない、ひそやかな地上の星々が夜の闇の中で煌めいてまるで自分を祝福しているかのように冬子には感じられたのでしょうか?

たとえ、誰からも祝福されなくても真夜中の光は自分に対して輝いてくれている。

それは孤独の日々の中での慰めだったのだと思います。

 

真夜中は、なぜこんなにきれいなんですか。真夜中はどうしてこんなに輝いているんですか。どうして真夜中には光しかないのですか。

 

昼間のおおきな光が去って、残された半分がありったけのちからで光ってみせるから、真夜中の光はとくべつなんですよ。

 

 

④冬子が通り過ぎたもの。

とても繊細でプラトニックな冬子の恋は実らず、結局三束は冬子の前から去っていき、

2度と会うことはありませんでした。

 

人生で初めて誰かを真剣に誰かを求める経験は冬子を揺り動かし、今までとは違う地平に導いたのではないかと思います。

真夜中や、光、ショパンの『子守歌』など三束さんに繋がるいくつかの痛みと、だけどかけがえのない思い出を冬子にもたらして。

 

それらキラキラとした記憶の粒子の中で漂いながら冬子は進んでいくのでしょう。

聖と真正面から向き合ったことで、本当の意味での友人になれたことも大きな経験だったのだと思います。

 

わたしはいつのまにか、誕生日の夜だけではなく、ほかのなんでもない夜でも、それから昼でも、朝でも、家をでて散歩をすようになった。なんでもない光の中を、あの夜と同じような気持ちで歩くようになった。

 

わたしは三束さんのことを思い出して行きを止め、ふたりで話したことを思いだし、とてもすきだったことを思いだし、ときどき泣き、また思いだし、それから、ゆっくりと忘れていった。

 

最後にノートに書いた「すべて真夜中の恋人たち」という言葉。

これまで校閲という、人が手がけた文章に手を加える仕事で何かを生み出したことがなかった冬子の中のどこかから自然と溢れてきた言葉。

空っぽだったはずの冬子の胸の中に三束さんとの出会いと別れが、新しい光を灯した瞬間だったのだと思います。

 

失って通り過ぎたあとに見出した希望。

最後に感じさせた再生に生きていくことへの光を感じました。

 

 

 

5、終わりに

 

光の描写がとても綺麗だったり、繊細な心理描写や生きにくさなどをとても印象的な場面が多かったです。

感じが少なく、ひらがなを多く使った女性らしいやわらかな文章もすきです。

川上未映子さんのほかの作品も、また読んでみたいと思いました。

 

最近は、ランニングですが、僕も夜の散歩が好きで若い頃はよくブラブラ散歩をしていました。

地元が海の近くなので、外灯や、対岸の街の灯り、行き交う船の灯り、星と月の光。

夜の光は優しくてとても温かくて、気持ちが落ち着いて安らいだことを覚えています。

 

生きていく上で失っていくものも多いですが、そういった優しい光を心に感じながら、また前を向いて生きていくことが、きっとできる。

そういった川上未映子さんのメッセージが込められているように感じました。

 

 

 

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